米Amazon、電子書籍リーダー「Kindle」発売 65
最後のアナログメディアの砦へメスがはいる 部門より
YOUsuke 曰く、
ITmedia Newsの記事より。米Amazonは電子インクを採用した電子書籍リーダ「Amazon Kindle」を発売した。3Gデータ通信方式に対応し、コンテンツをPCなしで直接ダウンロード可能。解像度は600×800ピクセルのモノクロ4階調。サイズは19.05×13.46×1.78センチ、重さ292グラム。価格は399ドルで、対応書籍はAmazon.comの「Kindle Store」で購入可能で、現時点で9万冊以上の書籍を取り扱っている。価格は現状1冊 10ドル程度のようだ。また、新聞や雑誌、blogの定期購読なども可能になっている。
主な機能としては書籍の購入と閲覧の他、辞書「New Oxford American Dictionary」やWikipediaをネットワーク経由で利用でき、QWERTYキーボードで語彙の検索が可能。 特定アドレスにコンテンツをメールすることでのファイル転送も可能(但し有料)。 また、Kindle Store内や購入した書籍内の検索ができ、書籍にメモを付け加えることもできる。文字サイズが変更可能で、自動的なしおり機能も備える。バッテリー持続時間は、ワイヤレス接続待ち受け状態で2日間、ワイヤレスをオフにした状態での読書なら1週間以上。ソフトウェアのインストールなどは不要で、購入後すぐに利用できる。ネットワーク接続料金は無料で、通信プランへの加入なども不要。
電子データで持ち歩きたいものというと、文庫や辞書。かさばる本はかさばるなりに現物で欲しいものが多い。辞書は電子辞書の方が圧倒的に使いやすいとして、文庫の値段が問題か。データ通信に3Gを利用するとなると日本での展開が難しくなりそうだが、はてさて。
解像度が足りない (スコア:3, 興味深い)
ブックフェアで実物に触って結構読めると思った松下のワーズギア [panasonic.co.jp]と比べると、横方向の解像度は同じみたいなので、階調の問題なのかな。
電池の持ちが比べ物にならないくらい違いますけど。
Re:解像度が足りない (スコア:2, 興味深い)
ただ、4階調ではマンガの表示はかなりあやしかったという話を当時聞いた覚えがあります。まあ、解像度と色数がこれではスクリーントーンがモアレまくったり、グラデーションがいやんなことになるのはどうしようもないですな。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:解像度が足りない (スコア:2, 興味深い)
・ 水木しげる点描も攻殻機動隊欄外も宮崎駿の雑想ノートも読めない
・ 「見開きの面白さ(直近の例:最近のSとM)」がぶち壊し
・ ページをめくる楽しみがない(岡田芽武作品を読むときにはいいかもね、指が汚れなくて)
というのが思いつきますな。今紙で出ている漫画を置き換えるには、まだまだ電子ペーパーは解像度も諧調も足らないのではないかなあ。
あと、4色カラーページは諦めるにしても、黒赤2色刷りも表現できないのでは……
Re:解像度が足りない(オフトピ-1) (スコア:1)
新書サイズを600x800だと120dpiぐらいだから、たぶん30MBぐらいにまでいけるかな?
そうすると、100冊でたったの3GB。
4階調あれば、解像度的には、細かい描き文字ぐらいはなんとか読めると思います。
Re:解像度が足りない(オフトピ-1) (スコア:1)
当然、かすれ気味の線とかも全部飛んじゃいます。
#これは、携帯端末という限定された条件の下での話なのでその辺は割り切りが必要なんですが、紙の本のデジタル入稿でもしばしば似たようなことが起きるのが頭痛の種。
Re:解像度が足りない(オフトピ-1) (スコア:1)
パソコン向け電子書籍として販売されているコミックスが大体20~30Mですが、Kindle向けに減色して調整すればかなり圧縮されるはず。まあ10Mだっとして、1GのSDカード一枚で100冊くらいは持ち歩けるという計算になりますね。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:解像度が足りない (スコア:1)
同意です。ギザギザの漢字フォントしか出ないのでしたら、まだ文庫本の方にメリットがある気がします。
# 画面の下部に「この本を読んだ人はこんな本も読んでいます」とか出たりして、まさか。
Re:解像度が足りない (スコア:4, 興味深い)
文庫本程度の文章量でしたら十分読めるレベルの解像度です。
4諧調なので、それなりにジャギーも抑えられます。
写植をそのままなら文庫~新書サイズくらいが限度でしょうか。
ただたしかに、技術書などは無理があるので、こちら [impress.co.jp]の
新しいデバイスが(UXGAらしい)出てきたらいいなと思いますが。
#Librieの問題点だった、書籍の購入の煩わしさ、本の少なさが
#解決されているなら、かなり有望ですね>Kindle
#別枝の話題なのでPS
Re:解像度が足りない (スコア:4, 興味深い)
「画像としてスキャンして」「640x480の解像度に変換して表示」してるわけですが、
文字主体の本の場合文庫ぐらいなら全然問題ないですね。
漫画とか絵が主体ならB5版でもいけます。
でも、コンピュータ系雑誌とかの場合はA5でもかなり厳しい…
今ちょっと思いついて、UNIX MAGAZINE Classic [srad.jp]をW-ZERO3で表示させてみたのですが、製版データを直接PDF化したからでしょうか? かなり読みやすいです。
「縦画面で、1ページを480x640に全画面表示」→文字は判読可能だが、小さすぎて「文章として読み進める」気にはならない
「横画面で、640に横幅を合わせて表示」→ちょっと文字は小さいが読めないこともない。ただし、スクロールさせながら読むのは「読み進める」操作が非常に面倒
って感じでした。これなら、解像度が768x1024もあれば十分読めそうです。
Re:解像度が足りない (スコア:1)
さらにその対策か、Librieではページめくるたびに画面が白黒反転して
黒地に白文字になってから次のページが表示されるので、読書に集中できない。
#ついつい電子ペーパーの手綱さばきで苦労するファーム開発者のことを
#案じてしまうのがイケナイのか!?
本物の紙みたいに薄かったら、裏ページが透けて見えるような感じで
違和感ないのかもしれないですがね・・・。
いきなり9万冊ってあたりがすごいな (スコア:3, 興味深い)
ワーズギアの最強読書生活も販売タイトル数10,000冊突破記念キャンペーンとかやってる状態だったりする。この調子でKindleが日本向けタイトルそろえて上陸なんてことになると、iTMSが日本上陸した直後みたいな状態になったりするかも……。
#そういえば、SonyReaderはどうなんですかね。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:いきなり9万冊ってあたりがすごいな (スコア:1)
さすがは小売主体だけのことはある。
他にも
・価格がハードカバーの5割~7割びきと安い。(まぁもとが高いから)
・雑誌、新聞などの定期購読コンテンツがある
という特徴があります。この辺は、ネットワーク接続可能な端末を持って来た
理由でもあるんでしょうけど。
日本なら、あふれかえっている週刊雑誌や漫画雑誌などを配信するだけで、
飛びつく人がいるんじゃないでしょうか。(自宅に雑誌を積んでおけないので)
3Gとはいわず、WiFiオンリーでもいいから日本でもやってくれないかなぁ。
Re:いきなり9万冊ってあたりがすごいな (スコア:1)
有料の電子雑誌 [fujisan.co.jp]は今も販売されていて、置き場所や検索を含めてやっぱり便利です。ソフトの出来もそこそこ悪くないんですが、ただどうしてもPCのディスプレイは紙面より読みにくくはあります。
Re:いきなり9万冊ってあたりがすごいな (スコア:0)
和書の電子書籍化をAmazonがバリバリやってくれるんなら大歓迎です。日本語の書籍って英語の書籍と
違ってOCRが自動化しにくいのでなかなか電子書籍化が進まないんですよね。
ペーパーバックって (スコア:3, 興味深い)
電子化によってプレミアムが付いているわけじゃないですよね。
私は日本の文庫の方が良いです。
〜後悔先に立たず・後悔役に立たず・後悔後を絶たず〜
むしろ日本向きでは? (スコア:2, 参考になる)
Re:むしろ日本向きでは? (スコア:3, 参考になる)
日本向けの端末を別途開発する必要があります。
アメリカのように携帯のデータ通信がそれほど流行ってなくて、
帯域に余裕があればこそ可能なサービスでしょう。
同じビジネスモデルを日本で実現するのは難しそうな気がします。
Re:むしろ日本向きでは? (スコア:1)
「W-SIM対応化+Willcom定額プランで楽勝」
・・・に思えるのは気のせいですよねそうですね
#単なる1.9GHzつながりでしかない
Re:むしろ日本向きでは? (スコア:2, すばらしい洞察)
妖精哲学の三信
「だらしねぇ」という戒めの心、「歪みねぇ」という賛美の心、「仕方ない」という許容の心
Re:むしろ日本向きでは? (スコア:1)
# キーボードは頻繁に使うわけではないから HID 限定 USB ホストと統一デザインのオプションキーボードでほぼ全面表示エリアがよかったなぁ……
# タッチスクリーンではないから頁を繰れないのか。ちょっと残念。
Re:むしろ日本向きでは? (スコア:1)
接続業者(Auとか)次第じゃないでしょうかね?
Re:むしろ日本向きでは? (スコア:0)
SONYの出してるような(別に通信経路を用意しないといけない)電子ブックリーダーと、
Amazonの出すような通信経路にお金のかからない電子ブックリーダーがあれば、
どちらを選ぶかは目に見えてるでしょ?
#まあ、日本の悪いところはその選択肢自体があまり出てこないところかな…
かるい (スコア:1)
テキストや画像をメールで送っとけばこれで読めるよ、と書いてあるけど、もしそれが一般のメールの読み書きができるっていうんだったら、今すぐほしいなぁ。
#まぁ、んなこたぁねぇだろうと思いますが。
重いよ!!! (スコア:3, すばらしい洞察)
だが、良くモバイルしてみるんだ!
こんなデカイ液晶が割れない様に持ち運ぶためのカバーやハードカバーが、一体何百グラムあると思ってるんだっつ!!!
持ち運べない電子ブックリーダーなんて携帯電話で十分すぎるんですよ!!!
Re:重いよ!!! (スコア:1)
この価格帯ではカバーつけずにはモバれない。
普及価格に落ちてきてくれれば、毎年買い替える前提で素使いしても割り切れるんですが。
:強化ガラスを過信して素使いしてたら、iPod touchのガラス面に切り傷がついてます。
:なにか知らないうちに俺の身でも守ってくれたんだろうか?
Re:重いよ!!! (スコア:1)
値段高いけど。
ていうか iPod touch か。うん、そうしよう。
Re:重いよ!!! (スコア:1, 参考になる)
リブリエ持っているし2ちゃんねるの専用スレも見ているが、
割ったという報告は見たことないよ。丈夫。
Re:重いよ!!! (スコア:2, 参考になる)
e Ink部品が双方同じかどうかは知らないが、ガラスの如く割れる心配はないとも思われる。
--
三相はACで。反撃は1Dで。ガルマボーナスは壺。
Re:重いよ!!! (スコア:1)
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ガルマボーナスはバラ!ツボはいいもの!逆襲はシャア!
Re:重いよ!!! (スコア:1)
AIXとかのマニュアル類もこれで読めるようにしてくれるととてもうれしいです。
あ、RFCもよろしく。
あ、Linux kernel のソースコードも…
あ、FreeBSD とかの manpage 全部…
あ、Emacs の info...
"Applied Cryptography" と "PRACTICAL CRYPTOGRAPHY" も…
…なんだ、結構使い手あるじゃん。
fjの教祖様
Web ブラウザ非搭載 (スコア:1, 参考になる)
Re:Web ブラウザ非搭載 (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:Web ブラウザ非搭載 (スコア:1)
#Web over Wikipedia(WoW)の方がかっこいいかもしれん。
/K
Re:Web ブラウザ非搭載 (スコア:0)
アクセスが限定的というからproxyがあるでしょうから、すぐに対応されてWikipediaもアクセス禁止に、というのが普通でしょ。
あるいは、変な書き込みに業を煮やしたWikipedia側がアクセス禁止にするか。
Re:Web ブラウザ非搭載 (スコア:0)
# いたちごっこ
Re:Web ブラウザ非搭載 (スコア:1)
とかできるんでないかな?
3Gでなくても (スコア:1)
日本で相手にしなきゃならん「本」はペーパーバックではなく文庫本。
他に携帯電話も相手にせにゃならん。
自前の端末作るより携帯電話に対応する方がよいような気がするけどな。
# 電子ペーパー屋は一般小売にも流すべきだと思う。でないとこんな使われ方しかされないよ?
日本で使えたら買ってたかも (スコア:1)
読み捨てにする人が多そうな漫画週刊誌が1冊200円で提供できたら売れると思うんですけど,いかがでしょう?
Re:日本で使えたら買ってたかも (スコア:0)
近未来、毎週火曜日(だっけ?>サンデーだかマガジンだかの発売日は)
あたりに電車内でこんなアナウンスがかかるわけですね。
「本日は車内網棚の上の電子ブックのお忘れ物が大変多くなっております」
アレゲな人じゃなくても忘れられてるのを失敬する衝動に駆られそう。
今までは紙ベースの奴が網棚に忘れ(捨て?)られていたわけで、
それは殆ど無価値と見なされていましたが…。
キンドル (スコア:1, 興味深い)
本家 /. でもいくつか [slashdot.org] 聞こえ [slashdot.org]ます。
Kindle を日本語に直すと「点火」くらいの意味になりますが、火 + 本の
組み合わせはどうしても「焚書」を連想させるんですよね…
Re:キンドル (スコア:1)
Re:キンドル (スコア:2, すばらしい洞察)
この手の電子文書リーダー端末ってなかなか根付かないのは、
コンテンツが揃わないのせいでもあるが、そもそも「そういうデバイス」が、
普及しなかったことが問題では無いかと思う。
PalmもCLIEも事実上尻切れトンボ、一般には広まらず
任天堂DSの電子ノベルは出るのが遅すぎたと思った。
任天堂のモバイルチックなゲーム端末の技術力は
ゲームウヲッチ(単画面・二画面)の頃に培われたと思うね
#ダメ人間ども集まれ。
#Palm文庫はなかなか良いぞ。
#それとHot Sync でメモ帳に流し込むとか(1件あたりに限界容量あり)
Re:キンドル (スコア:3, 興味深い)
携帯で読んでいる層は無視できないのではないかと。
国内では、XDMFビューワー乗せている
シャープの携帯の年間販売台数で
おそらくPalm一党の累計台数超えてます。
閲覧用アプリを自分でインストールしている人を含めれば
電子文書リーダー機能のインストールベースは
かなりの数になりますね。
#Visor,clie使ってたころはCrs-MeDocを活用してましたけど
#XDMFビューワーが生テキストも扱えるのが大層便利で、Palm離れの一因になりました。
#ところがシャープ以外だと、TXT読むのには割と苦労する。
#WORD形式やPDFに変換しても
#ドキュメントビューワーがしおりに対応してないし。
〜後悔先に立たず・後悔役に立たず・後悔後を絶たず〜
ほう (スコア:0)
どう考えても (スコア:0)
文庫の方が小さいでしょ。出張でもかばんの中に入れやすいし。
1,2泊程度じゃ、何冊分も入ったところでメリットにはならないし。
Re:どう考えても (スコア:2, 興味深い)
文庫本は大きさが106mm×156mm×10mm~30mm、重さが150g~400gってところなので(手元の本で実測)薄めの文庫と比べて「体積3倍、重さ2倍」ですね。
「薄めの文庫3冊」や「ちょっと厚めの文庫2冊」を持ち歩くぐらいなら、こっちの方が軽いです。
通勤片道1時間で、薄めの文庫1冊ぐらいは読めるので、いつも3冊ぐらい持ち歩いてます。
たまに入れ替えを忘れてただの重りにしてしまうことがあるので、そうなることと比べれば、
私はこのぐらいの仕様でも、購入を検討するに値すると思ってるのですが、最大の問題は、入手できる本(ソフト)のラインナップです。
読みたい本が手に入らないんだったら買う価値ない…
Re:どう考えても (スコア:2, 興味深い)
このへんが賛否の分かれ目なんでしょう。
ITmediaのkindleの記事でも
「情報は電子端末でいいが、物語は紙で読みたい」
という意見が多いため普及しないようだとのこと。
個人的には全く同感です。
何度も読まない新聞なら携帯ニュースでいいけど
小説などは同じ物つかんで出かけてもまた普通に読みますから。
「重石になる」という感覚がありません。
つまり「じっくり何度でも読み返したい」と思うものを
持ち歩く人は紙を好み、
「次々と新しいものを読みたい」と思うものを持ち歩く人は
電子端末で差し支えない、むしろメリットと思うと。
これは、内容の消化も含め「読む」というプロセスを重視する人と、
読んだ中身をデータとして重視する人という表現もできるかもしれません。
Re:どう考えても (スコア:1, すばらしい洞察)
ホント日本はデバイスばかり先立ってコンテンツが揃わないよね。
まずは文庫本新刊を発売と同時に電子版も発売するぐらいの意気込み見せてからデバイス売れっつーの。
いつまで印刷業界に遠慮し続けるのかねぇ。
Re:どう考えても (スコア:2, 興味深い)
iPodを使い始めたときにCD棚を持ち歩いている感覚になったのと同じようなものです。
#出張前のあわただしい時に持っていく本を選ぶ必要も無いので快適です。;-D
キンドルって (スコア:0)