次世代高速無線通信向け2.5GHz帯割り当てで、ソフトバンクとウィルコムが大舌戦中 71
ストーリー by nabeshin
地下鉄の中にアンテナ張り巡らしてほしい 部門より
地下鉄の中にアンテナ張り巡らしてほしい 部門より
hylom 曰く、
広帯域移動無線アクセスシステム(通称モバイルブロードバンド)向けの2.5GHz帯無線周波数割り当てに向け、ソフトバンクとウィルコムが舌戦を繰り返している。
口火が切られたのは、11月22日に行われた2.5GHz帯の電波割り当てを希望する4社による公開討論だ。この公開討論で、ソフトバンク孫社長の「ウィルコムは2.5GHzではなくアイピーピーモバイルが返上した2GHz帯の電波を使えばよいのではないか」といった旨の発言に対し、ウィルコムの喜久川社長は「非常に心外な発言で、技術的に、あるいは制度的に、われわれが2.0ギガヘルツ帯へ行くべきという根拠はまったくない。いわれのない発言だ。」と反論。さらに、その喜久川社長の反論に対して今度はソフトバンクモバイル取締役副社長の松本氏が、ITmediaやインプレスなどによるインタビューで「ウィルコムに2GHz帯に行け、というのは自社のエゴからの発言ではなく、技術的に根拠のある発言だ」と、その根拠を述べながら反論。
ところが、「この反論は技術的にまったく大ウソだ」という声も場外から上がるなど、どちらの主張が正しいのかまったく分からない状態に発展している。
2.5GHz帯の割り当てはそれぞれNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、ウィルコムを筆頭とする4陣営が希望しているが、実際に割り当てられるのは2陣営。「KDDIとウィルコムが有利」という見方もあるが、最終的にはどのような形に落ち着くのか、まだまだ先は見えない。
追加 (スコア:3, 参考になる)
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0712/04/news075.html [itmedia.co.jp]
一連の主張はどう読んでも、ソフトバンクのブラフにしか聞こえない。
ウィルコムは比較的おとなしいですが、水面下では総務省に色々言ってるでしょうね。
Re:追加 (スコア:0)
とはいえSB的には極少数でも信じてくれればOKなので、名指しにされたWILLCOMは仕方なく反論と。
似たような立場になるはずの他2陣営が無関心な所を見ても価値のある議論じゃないし。
#とうかまあ、端っことはいえ元中の人としては初めの記事で既に吹いた。
そもそも舞台が無くてなら仕方ないけど
わざわざ舞台を用意してくれたのにスルーして場外乱闘って時点でね。
所詮ヒールのやることだといえばそれまでですが。
#しかし急遽舞台を用意した総務省にしたら顔を潰されたようなものじゃないのかね。
反論への反論求む (スコア:2, 参考になる)
だれか検証して
Re:反論への反論求む (スコア:4, おもしろおかしい)
下手すると誰も反論の反論をしないかも知れません。
Re:反論への反論求む (スコア:0)
http://jbbs.livedoor.jp/sports/7869/storage/1154795942.html
http://www.fnf.jp/bbs/mbbs.cgi?mode=tree
http://kissa.tea-nifty.com/
Re:反論への反論求む (スコア:4, 興味深い)
暇?人氏は「周波数を変えるのは簡単」なんて言い方されたからカチンと来た、ってな所じゃないかと。暇?人氏はその方面の技術者 (ドコモ周辺の、だとか聞いたことが) だそうなので、技術的な話はそれなりに信用していいと思ってます。でも経営戦略については全く参考にしていません(というかスルー)。
で、技術的見地以外から、2点だけ。ただし自分はウィルコムユーザであることは表明しておきます。
誤字は突っ込まず、2つ纏めて。ガードバンド排除が可能であるかどうかはさておき、そもそもMobile WiMAXでの申請が3社というのは偶然じゃないんでしょうか。総務省的には様々な技術で申請してほしいから4方式を技術的条件とした [soumu.go.jp]訳で、技術的条件を満たす方式で申請したのにそれを「エゴ」だ何だと言うのは変に思います。
ちなみにソフトバンクは「ガードバンドは5MHzを基本とするべき」(N-STARとBWA、BWAとモバイル放送間だけでなく、BWA事業者間でも)、「技術の統一は強制すべきではない」と意見表明をしています [soumu.go.jp]。また免許方針案について意見募集 [soumu.go.jp]した際には意見表明をしていません(イー・アクセスは賛同している) [soumu.go.jp]。
暇?人氏は取り上げてないけど。30MHz幅(2.5GHzBWA)と15MHz幅(2GHz)だから、充分受け入れ難いレベルだと思います。ま、何れにせよその当該事業者が判断するべきことで、余人が口を出すことじゃないでしょう。
「たられば」だけど、アイピーモバイルの破綻が春先だったら [srad.jp]、高利得FWAを2GHz帯に、2.5GHz帯(80MHz幅)を3社(30、25、25とか)に、とかいう可能性もあったんじゃないかとか妄想してみたり。
Re:反論への反論求む (スコア:2, 興味深い)
補逸。
2点抜けてたので。「(BWA)全国バンド」×2の間に高利得FWAが入っています (免許方針案 [soumu.go.jp])。高利得FWAの免許募集は未だで、どの方式に免許が下りるか判らない為どうしてもガードバンドが必要です。周波数帯の配置を入れ替えても、BWAと高利得FWAの間のガードバンド、5MHz幅は必ず必要となります。これはBWAにどの方式を採用しても変わらないでしょう。
また「(Mobile WiMAX採用のBWA事業者間で)ガードバンドが不要」ということですが、2006年11月の情報通信審議会の一部答申 [soumu.go.jp]では「BWAシステム間で同期が確保される場合1MHz幅、そうでない場合には5MHz幅」とされています。不要と1MHz必要ではちょっと意味が違いますが、まぁ話のノリの誇張としておきましょう。
さて、Mobile WiMAXのチャネル幅ですが、BWAに合わせて改正された無線設備規則 別表第2号第51号 [e-gov.go.jp] (「直交周波数分割多元接続方式広帯域移動無線アクセスシステム」の「送信バースト長が5msのもの」がMobile WiMAXです。ちなみに次世代PHSは「時分割・直交周波数分割多元接続方式広帯域移動無線アクセスシステム」)には、5MHzと10MHzが規定されています (IEEE 802.16e-2005では1.25MHzとか20MHzもあるらしい [impress.co.jp])。
2.5GHz帯 (2545MHzから2625MHz)、80MHz幅で高利得FWAに10MHz幅を変えないとすれば、5MHz幅のガードバンドを差し引いてBWAには総計65MHz幅となります。BWA事業者間でガードバンド不要として、公平に2社に分けると32.5MHz幅づつと2.5MHz幅増えるだけですが、Mobile WiMAXを採用してもこの増えた分に充当できるチャネルが定められていない為利用出来ません (公平に分けなければいいだけですが)。もし前述のとおり1MHz幅のガードバンドを設定すると、Mobile WiMAXを利用する限りどうやっても利用できない周波数帯が5MHz幅出てきてしまいます。
Re:反論への反論求む (スコア:0, 興味深い)
正しい、というのが思考の基点にある人なので、時々それに基づく事実誤認が
見られます。それでも、某ふぇちゅなんとかとか言うキ○ガイじみた信者よりは、
よっぽど冷静だと思いますけど。
鉄道オタクにもいるんですけど、事業者ってのは趣味じゃなくて、いわば
金儲けのためにやってるわけですから、○○が○○だったらいいのに、という
妄想は、何の役にも立たないんですよね。
Willcomも2.5GHz帯が確保できるかは死活問題でしょうから必死ですし、
ソフトバンク・イーモバイルも必死でしょう。なにせ2つの椅子を4人で
争ってるわけですから。技術オタクの戯言とは、真剣度もレベルも違うと
思います。
Re:反論への反論求む (スコア:0)
書けない理由でもあるのでしょうか?
こういうコメントがマイナスモデから浮上するのは不思議
Re:反論への反論求む (スコア:0)
>正しい、というのが思考の基点にある人なので、時々それに基づく事実誤認が
>見られます。
技術的な内容で? それなら具体的に教えて。
OpenWinは当て馬だから。 (スコア:1, すばらしい洞察)
得るのが目的。
SBMに投資余力はない。(さらに投資家を凍死させて資金調達する技はあるか....)
イーアクセスは、アッカ&NTTドコモ陣営に影で参画している。
(イーアクセスはアッカの大株主&イーアクセスのお友達会社もアッカ&NTTドコモ陣営に参画済み)
Willcomが2.5Gを取るのがあるべき姿かは分からないが、OpenWinは傍から見ていてとても見苦しい。
#700Mの方がWiMaxの主戦場になる&なるべきだと思うのだけれどねぇ。
毛が抜ける程ゴネれば何とかなるとか思ってるのかな? (スコア:1, おもしろおかしい)
一人だけ蚊帳の外? (スコア:1)
選定前の状態から蚊帳の外か?(笑)
でもなんか一連の騒動見ていると はg・・・じゃくて、ソフトバンクが一方的に騒いでるだけで、総務省には余計に(過去の悪行も含めてね)印象が悪くなっているような気がしますが・・・
まぁ何かと自分に不利なことがあると、騒いで訴えて(YBBの時とかね)何とか自分の都合の良い様に行政を動かしてきたから今回もそのつもり何でしょうけど、今までそれが出来たのはNTTという既得権のあるところが相手で総務省も新規参入業者よりの政策を採ってきたから出来たわけで、今回のように皆が新規参入では逆効果のような気がしますけどね。
ちなみに皆さんはどこに電波割り当てされて欲しいですか?
私個人的には、ワイヤレスブロードバンド企画
理由は資金が豊富にあって堅実そうだから、
貴重な財産である電波周波数を有効利用して欲しいです、ギャンブルで事業化されても最終的に迷惑するのはユーザですからね。
Re:一人だけ蚊帳の外? (スコア:3, 参考になる)
ワイヤレスブロードバンド企画 = KDDI陣営
オープンワイヤレスネットワーク = ソフトバンク・イーアクセス陣営
アッカ・ワイヤレス = アッカネットワークス・ドコモ陣営
Re:一人だけ蚊帳の外? (スコア:1)
ワイヤレスブロードバンド企画はKDDI主導のグループですよ。
ドコモが参加しているグループはアッカ・ネットワークス主導と言うことになっているので、ドコモは裏方に回らなければなりません。
なぜドコモが裏方に回るのかと言えば、ドコモの次世代無線通信技術の本命はSuper3G(LTE)であり、WiMAXと競合する技術なので、WiMAXが広く普及しないように立ち回る事が明らかだからです。
私は2.5GHzは4Gの技術間競争の前哨戦としてKDDI主導のワイヤレスブロードバンド企画を、価格競争の進展のためにオープンワイヤレスを入れるのが良い結果を生むと考えています。
Re:一人だけ蚊帳の外? (スコア:1, 参考になる)
アレが当て馬ならドコモは相当金が余ってじゃないかなぁ。
#それに伴ってうちに仕事が入ってくるんでどんどんやってくれと思うけど
Re:一人だけ蚊帳の外? (スコア:0)
本当にそんな雰囲気ですね。
http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20362552,00.htm [cnet.com]
こちらでは、行政が割り当てを決めるべきじゃないみたいなことも言い出してますし。
技術論の良い悪い,正しい正しくないは判断できませんが、ソフトバンクさんのこれまでの行動をみていると、
パブリックなリソースを使って遊んでいるようにみえてしまいます。
営利企業だからそんなもんなのかもしれませんが。
Re:一人だけ蚊帳の外? (スコア:1)
政府が割り当てるべきではないと多くの経済学者や多くのOECD諸国が考えているために、周波数割り当てにオークション方式を採用した国が数多くあります。
むしろ周波数割り当てを政府が実施すべき理由が無いと思います。
> 技術論の良い悪い,正しい正しくないは判断できませんが、ソフトバンクさんのこれまでの行動をみていると、パブリックなリソースを使って遊んでいるようにみえてしまいます。
ソフトバンクがADSLや携帯電話に参入したことで生じた料金低下によって公共資源(第一種指定電気通信設備を含む)の利用効率が大幅に向上したと思いますよ。
Re:一人だけ蚊帳の外? (スコア:1, すばらしい洞察)
> 周波数割り当てにオークション方式を採用した国が数多くあります。
> むしろ周波数割り当てを政府が実施すべき理由が無いと思います。
とりあえず現時点でオークション方式を採用すべきでない理由は明らかだよな。
「資金を集める能力」と「消費者を騙す能力」両方が高い企業があって、
誰かが公益の観点で裁定しないと、国民の損害となるから。
そーゆー反社会的企業を予め参加資格無しと出来るなら、
オークション方式も検討の余地があるかも知れない。
> ソフトバンクがADSLや携帯電話に参入したことで生じた料金低下によって
> 公共資源(第一種指定電気通信設備を含む)の利用効率が大幅に向上したと思いますよ。
某社がADSLや携帯電話に参入したことで生じたサポート低下によって、
国民生活センター等の「消費者保護の仕組み」の利用率が大幅に上がったのは喜ばしいが、
将来的には法制を整備し、「消費者保護の仕組み」を運営するためのコストを、
原因となっている企業にペナルティとして負担させる事が望ましいと思う。
Re:一人だけ蚊帳の外? (スコア:0)
> 誰かが公益の観点で裁定しないと、国民の損害となるから。
資金を集める能力が無ければ設備投資はできませんし、(やや極端な言い方ですが)消費者をだます能力が無い企業は顧客を獲得できません。
それらの能力は企業活動を遂行するための必要条件であり、周波数を獲得する企業として望ましい性質だと思います。
周波数割り当てにおいて重要なのは、結果として消費者に広く受け入れられるサービスを提供できるかどうかだであり、オークションよりも政府の割り当てが望ましい理由にはなっていないように思え
国民が全てを知っているとでも? (スコア:2, すばらしい洞察)
「オークションでそれほどの金額を出せるのなら,さぞ立派に運用してくれるだろう」,などというのは観念上の想像で,近年の乗っ取り型ファンドの例を考えれば体力を落とさせ,自分の利益を優先するという構図は明白。
高慢・強欲な金持ちがオークションで買ってしまった場合,国を含めて誰も手出しできなくなり,結局損をするのは国民。
「本当の技術力があり,かつ商売がそこそこ上手い」,これが落とし所のように思われます。
>政府が設定した免許を取得するのが望ましい条件は万人に納得行くものでしょうか。
万人に受けいられれるような口当たりの良い理由だけで良いのですか?
長期的視点は要らないのですか?
鳥瞰的視点は要らないのですか?
業界裏事情的視点は要らないのですか?
完全に承服することが「納得」であるとするならば,それはまったくもって不可能なことでしょう。
>政府は事業者の申請内容からそれを適切に読み取ることができる組織なのでしょうか。
「政府」を「国民」に置き換えてみていただきたい。
国民がそういったことの全てを知っているとでもお考えですか?
多少なりとも専門家が多い部署が案件処理に当たるのは,至極当然のことです。
市場原理には致命的な欠陥,「情報の非対称性 [wikipedia.org]」があります。
それを考慮すれば,短絡的にオークションが最適解であるような結論を導き出すのは困難なはずです。
Re:国民が全てを知っているとでも? (スコア:2, すばらしい洞察)
監督官庁とNTTだけに専門家がいた時代はとうの昔に終わっています。
金融機関やコンサル会社にも専門家は数多くいますし、監督官庁の職員やアナリスト・金融機関も私生活では消費者です。
マクロで言えば、一人一人の影響力は少なくなりますが、「消費者」全体のもつ情報量の方が「監督官庁職員」全体のもつ情報量よりも多くなるのは明らかです。
また、卑近な例を挙げれば、総務省御用達のコンサル新保豊氏よりも優れた能力を持っている総務省職員は極わずかだと思います。
> 市場原理には致命的な欠陥,「情報の非対称性」があります。
> それを考慮すれば,短絡的にオークションが最適解であるような結論を導き出すのは困難なはずです。
周波数オークション方式は「政府」と「企業」の間の情報の非対称性が存在するときに、適切な資源配分を行うために考案された方式ですね。
また、このときには「政府」は「消費者」の情報を必要としません。
比較審査がうまく機能するためには「政府」が「消費者」と「企業」の両方の情報を十分に有していなければならないのに比べれば遙かに「情報の非対称性」の影響が少ない制度です。
また、政府が周波数割り当てを実施する際の「消費者」と「企業」の間の情報の非対称性はオークション・比較審査のどちらでも解消できません。
Re:全体量より実効量。 (スコア:1)
それでは何故融資を行う金融機関よりも監督官庁の方が活用できる情報量が多いと言えるのでしょうか。
> コンサルは「官庁側」の人間として扱うべきです
金融機関は新保氏のような著名コンサルを初めとして、事業者やベンダなど様々な業界の方々から情報を集めて分析を行って投資を行います。
なぜコンサルが政府側の人間と言えるのでしょうか?
> あくまでも,対立している双方の費やせる金額が無限であれば,という前提条件があります。
> 双方の総投資予定額が同一だった場合,技術研究・設備投資の額を削減した方が有利になるというねじれが発生します。
オークション理論は専門外なのですが、無限であるのはオークションが最適配分を実現できる十分条件であり、有限であっても最適配分が実現できる場合もありますよね。
ねじれが生じる例として提示されたように、厳しい流動性制約下にさらに特殊な条件を設定すればオークションが最適配分にはならない事もありますが、日本で周波数オークションを実施した場合にそのような流動性制約がかかってくるとは考えにくいです。
Re:全体量より実効量。 (スコア:1)
効率的ってのが何を指すかによるでしょうね。
高く売ることしか考えてないのであればオークションというのも一つの手だろうけど、
その資源を使って社会的に有益なサービスをいかに提供させるかという点で見れば、オークションは愚策。
Re:実効情報の基準 (スコア:1)
実行情報量の過多なるものが断定できないのであれば、政府が情報を多く有しているから政府が配分を考えるべきと言う論拠が立たなくなります。
それでも政府による比較審査方式に固執する理由があるとすれば、経済効率性以外の何かになるでしょう。
Re:一人だけ蚊帳の外? (スコア:1, すばらしい洞察)
ええ、極端ですね。出来れば撤回して頂きたいです。
> それらの能力は企業活動を遂行するための必要条件であり、
> 周波数を獲得する企業として望ましい性質だと思います。
是非とも詳しい説明を。
私も 「資金を集める能力」は否定しません。
サービス能力が低いのにオークションだけ強い企業は困ると言うだけです。
> 結果として消費者に広く受け入れられるサービスを提供できるかどうかだであり、
> オークションよりも政府の割り当てが望ましい理由にはなっていないように思えます。
政府の割り当てよりもオークションが望ましい理由にもなっていないように思えます。
> 政府が設定した免許を取得するのが望ましい条件は万人に納得行くものでしょうか。
> さらに言えば、政府は事業者の申請内容からそれを適切に読み取ることができる組織なのでしょうか。
「政府が設定した免許を取得するのが望ましい条件」って何?
読点を入れる、括弧で囲むなどで整理してみて頂けませんか。
「てにをは」のミスかと思いましたが、どう直すべきか分からないので、
> 総務省が周波数割り当て審査において慧眼を有しているとは言えなくなったように思えます。
「2年以内の運用開始」を条件にしておいたのは正解だったと思います。
> これまで事業者が提供してきた過剰な品質のサポートが不要な人の利益にも目を向けるべきでしょう。
モノは言い様ですが、Softbank参入以前だって、
「過剰な品質のサポート」が全員に提供されてきたワケではありません。
必要なヒトが追加料金を払って選択したり、それの無い事業者を選んだりしていました。
今は、「基本的な説明不足」(と言うか、嘘・大袈裟・紛らわしい)など、
事業者として不適切なレベルの事が問題になっています。
> 消費者保護等の最低限のルールは税金で賄いますが、
> それ以上のサポートが欲しい人は弁護士を含む有償サポートを購入すればいいわけです。
その線引きを行うのは貴方ではないですよね。
恐らく貴方にとっては身近なのであろう騙す気満々の人達は
「税金で賄われる消費者保護」は邪魔で、最小にしたいでしょうけど、
その様な悪質な事業者が幅を利かせている以上、逆に拡大する必要があると思います。
# 弱者は黙って食い物にされてろ!と、ハッキリ言われた方がマシだなぁ...。
Re:一人だけ蚊帳の外? (スコア:1)
多かれ少なかれはありますが、どのような企業でも自社の製品・サービスの素晴らしさを大げさに喧伝し、デメリットは行政から要請された最低限しか行わないものです。
化粧品等では特に顕著ですが、有名女優がCM主演している大ヒット化粧品が体質に合わず、「だまされた」と思った人は少なくないでしょう。
(アット・コスメのシャンプーの口コミとかは面白いですよ)
しかし、すばらしさをうまく喧伝しなければ顧客を獲得することが出来ないのも他方の事実です。
多くの顧客を獲得できなければ研究開発投資や設備投資の回収が出来ず、企業活動を継続することが出来ません。
特に無線ブロードバンドで顧客が満足できる設備を整えるには数千億円規模の投資が必要ですから、それに見合うだけの顧客(数百万)を獲得する必要があります。
それだけの顧客を獲得するためのマスプロモーションを行う中で、中には「だまされた」と思う人も出てくるでしょう。
> サービス能力が低いのにオークションだけ強い企業は困ると言うだけです。
サービス能力が低くてオークションが強い企業とは、例えば余剰資金を持てあましているドコモやKDDIの事でしょうか?
確かに免許取得業者のサービス能力が低いのは困りますが、内部留保が少なく外部資金を調達しなければならない企業は高いサービス能力を持っていると投資家を納得させることが出来なければいけませんから、外部からの資金調達が出来た事業者のサービス能力は外部資金を調達できなかった事業者よりも高いサービス能力を持ってそうな気がします。
> 政府の割り当てよりもオークションが望ましい理由にもなっていないように思えます。
適切に設計されたオークションは希少資源を利用して最大限の利益を得ることの出来る人が資源を入手出来るとされています。
通常は消費者により広く受け入れられるサービスを行っている事業者がより大きな利益を得るので、オークション方式は周波数割り当て方式として望ましい性質を有していると言われています。
> 「政府が設定した免許を取得するのが望ましい条件」
確かに少々わかりにくいですね。
「政府が設定した、免許を取得するのが望ましい事業者である条件」ではいかがでしょうか。
> 「2年以内の運用開始」を条件にしておいたのは正解だったと思います。
事前に判断ミスをしたときのセーフティネットが機能したわけで、事前の段階での選抜能力の低さが露呈したのは否めません。
新規・既存を問わない比較審査、もしくはオークション方式であれば、ドコモ・KDDI・ソフトバンク等が周波数を獲得し、輻輳低減・価格低下に貢献していたかもしれません。
> 事業者として不適切なレベルの事が問題になっています。
> その線引きを行うのは貴方ではないですよね。
電気通信事業への参入が自由化されたために、「事業者として不適切」の線引きは消費者にゆだねられています。
なので、消費者は自らが「適切な事業者」と考える事業者を選ぶことが出来ます。
また、「商行為として不適切」である線引きは依然として政府が実施しており、消費者保護法や公正取引委員会によって不適切なレベルの行為を排除するようになってます。
> その様な悪質な事業者が幅を利かせている以上、逆に拡大する必要があると思います。その通りです。
政府は規制緩和と共に公正取引委員会の人員・権限は拡大し、消費者保護行政を拡充し、司法試験制度改革によって弁護士数を増加させようとしていますが、まだまだ不十分です。
「だまされた」と思う人が増えないようにする事や「だまされた」時の損害を少なくするために、通信事業者は良く選ばなければいけない事、嘘を嘘と見抜く能力を身につけること、様々な法的措置の存在を告知すること、義務教育にそれらを組み込むこと等やるべき事が数多くあるでしょう。
誤解があるようですが、私の周りには世間並みに消費者を食い物にしようとしている人がいますが、世間並みに不適切な行為を摘発しようという意志と能力を持った人たちもいます。
現在の日本の経済制度は「弱者」が食い物にされるものになってしまっている以上、「弱者」を生まない努力や「弱者」のための様々な施策は怠るべきではないと考えています。
Re:一人だけ蚊帳の外? (スコア:3, すばらしい洞察)
電波資源をオークションで分配したら、入札額が高騰し、その支払いだけで資金が吸われて実際の運用がグダグダに。
という事例が欧州であった気がします。。。
技術がある会社が落札できず、へっぽこな会社が落札して外国から基地局だけ買ってきて設置しておしまい、とう可能性もあって、その場合国内技術力の低下という国/国民からみてとほほな未来もありえます。
役人に任せるのも問題有りですけれど、国民共通の財産で、有限資源である電波帯域を使わせる以上、十分な実現可能性がある企業を選ぶのは必然です。
まぁ、一次審査をして最終選択を入札にするとか、手はあるでしょうけどね。入札額も高騰しないよう何か工夫する必要ありますけど。
Re:一人だけ蚊帳の外? (スコア:0)
グダグダになったらさっさと電波を取り上げてしまえば、オークションで吸い上げた資金と電波帯域の両方が政府のものになるから、もう一度オークションするなりその資金でまともな官営のサービスを提供するなりすればいいだけ。
Re:一人だけ蚊帳の外? (スコア:1)
比較審査を実施する際に、ろくでもない事業者しか応募してこなかったような仕組みにしたのが問題です。
Re:一人だけ蚊帳の外? (スコア:1)
最後の一行が暴論にしても、そういった輩が迷惑なのは間違いないしな。
いつの世の中でも根拠も無しにあれこれ悪く言い立てて、
人の邪魔するばかりの人が居るもんです。
あらゆる対象にケチ付けて回ってるんだから、
そりゃそのうち数割は当たりますわな。
Re:一人だけ蚊帳の外? (スコア:0)
を選定するよりはましだろう。
Re:一人だけ蚊帳の外? (スコア:0)
まだこんな幻想を信じてるやつがいるのかorz
Re:一人だけ蚊帳の外? (スコア:0)
低価格競争の引き金になっていることは
説明するまでもないよね。
Re:一人だけ蚊帳の外? (スコア:0)
Re:一人だけ蚊帳の外? (スコア:0)
NTTの独占は複数の事業者によって崩れていたし、いてもいなくても変わらん。
当時からモデム代などの必須オプションを除いた金額で釣って、実は安くないのがソフトバンク。
Re:一人だけ蚊帳の外? (スコア:1)
ADSLの時は参入数が増えているので価格低下を促したと考えるのが自然でしょう。
競争の構造が変化する引き金になったかどうかの検証はやや難しいですが、ヤフーBBの8Mbpsで2,980円という料金がADSL事業を営む各社から見て衝撃的だったはずです。
携帯電話に関しては参入数が増えていませんが、用途によっては大幅な価格低下となる料金プランが追加され、端末の割賦販売が導入され、「どこもにいてんぜろ」の大げさな反応があったにもかかわらず価格低下へのインパクトがなかったとは考えにくいです。
おそらく、ボーダフォンは3G戦略が迷走しており、ドコモ・KDDIの有力な競争相手となっていなかった(MNPの予測でもボーダフォンは純減ではないかと言われていた)のですが、経営陣がソフトバンクに切り替わり、有意なプレッシャーを与える存在になったために競争が進展したのではないでしょうか。
Re:一人だけ蚊帳の外? (スコア:1)
確かにソフトバンク参入後は寡占化が進むようになりましたね。
1Mbpsあたりの料金も名目速度では低下していますが、実質的な速度あたりの料金は殆ど変わっていない。
しかし、ソフトバンクの参入時の1Mbpsあたりの料金はNTT東西、アッカ、イーアクセスなどの他事業者よりも低く、他事業者もソフトバンクの料金水準に匹敵するような価格付けを余儀なくされたはずです。
ソフトバンクが参入しなくてもいずれはその水準に低下したであろうとは思いますが、ソフトバンクが価格低下に貢献していないとはやはり考えにくいです。
逆に、ソフトバンクが価格を低下させてないとするのであれば、何が価格を低下させたのでしょか。
ソフトバンクが価格を低下させていないと判定した判定基準で、価格低下の原因となったと見なしうる通信事業者は存在するのでしょうか。
> 5%が大幅な低下で10%が現状維持で残りが増加するプラン
低下する人がプランを変え、そうではない人が現状プランを維持することで全員が支出額を低下させることができた事を価格低下と呼ばないのでしょうか?
中にはプラン選択を誤って値上げになった利用者もいるでしょうが、全体としては価格が下がったと言えるはずです。
具体的なデータとして、一人あたりの音声通話の売り上げ額(ARPU)を一人あたり通話分数(MOU)で除した値、すなわち単位通話分数に対する支払額を音声通話の価格と考えれば、2006年度のデータから、
Q1 Q2 Q3 Q4
ARPU 4,230 4,320 4,230 3,830
MOU 140 144 148 145
単位支出額 30.2 30 28.6 26.4
(http://www.softbank.co.jp/irlibrary/annual_report/pdf/softbank_annual_report_2007_001.pdf より計算)
となります。(ずれないで書く方法がわからない・・・)
Q1~Q4の間のARPU/MOUの13%の低下、これを価格低下とは呼ばないのでしょうか。
> 御用学者を駆使したMNPのせいでしょうね。
MNPが導入されてからMNP対策をあわてて実施するほどドコモの経営者は間抜けではないと思いますよ。
ソフトバンクによるボーダフォン買収前ではMNPの影響はドコモ横ばい、KDDI増、Vodafone減と予想されていましたが、結果としてドコモが一人負けするに至ってあわてて投入したキャンペーンに見えます。(長期間検討されたプランとしてはあまりにもお粗末ですからね)
Re:一人だけ蚊帳の外? (スコア:1)
> 「時期」が通信事業者に価格を引き下げさせたんだよ。
統計学の初歩で教わることですが、「見せかけの相関」と「因果関係」の違いに気をつける必要があります。
通信事業者の料金低下の場合、事業者が価格を設定し、自己とライバルの加入者獲得状況を観察して再検討を行い、値下げが必要と考えれば値下げを実施する、それと平行して値下げに耐えうるような技術革新・効率化を実施する、という一連のプロセスにおいて時間が経過したため、時間の経過と共に料金が下がったと見なすのが妥当ではないでしょうか。
このような事業者行動の関与無くして、与件を一定にしても時期が変われば価格が変わるのでしょうか。
Re:一人だけ蚊帳の外? (スコア:0)
じゃ、違法な契約手法を平気でやるような下っ端を監査できない、放置してた(る)責任はどうします?
利用効率以前に、全体的な消費者の視点に立ってください。そういう業者に「公共資源」を使わせるのはおこがましいと言うか。
2Gにいけって簡単に言うが (スコア:1)
どうもソフトバンクはコスト計算のできない阿呆が揃っていそうな気がします。
# コストがかかることをわかってて言っているのかもしれないけどな。
ソフトバンクの"駄々っ子"的な言い分はいいかげん粛清の対象にした方がいいんじゃないかと。
もともと2GHz帯で参入予定だったソフトバンクが2GHz帯使えば (スコア:0, オフトピック)
ソフトバンクが返納したのは1.7GHz帯 (スコア:0)
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0604/28/news065.html [itmedia.co.jp]
#さすがに帯域が5MHzしか無いならBWAには使えないと思うけど…
Re:もともと2GHz帯で参入予定だったソフトバンクが2GHz帯使えば (スコア:0)
舌戦が苦戦に見えた (スコア:0, オフトピック)
Re:舌戦が苦戦に見えた (スコア:1)
すでにイーモバイルが全国制覇をしようとしているのに、後からモバイルブロードバンドに加わろうなんて、苦戦は必至だ。
実際ウィルコムも (スコア:0)
Re:とりあえず日本語が変くない? (スコア:1)
なので、そんなにおかしい日本語ではないとおもいますが。
Re:とりあえず日本語が変くない? (スコア:1)
妖精哲学の三信
「だらしねぇ」という戒めの心、「歪みねぇ」という賛美の心、「仕方ない」という許容の心
Re:とりあえず日本語が変くない? (スコア:0)
おまえが(ry。