auが10月18日、携帯電話端末の新モデルを発表した。ほとんどは従来モデルの焼き直し、もしくは順当なスペックアップ、という面白みに欠けるものだったが、注目したいのはAndroid搭載スマートフォンを一気に3モデルも発表したところ（ニュースリリース、詳細スペック）。

今回発表されたスマートフォンは、富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製の「REGZA Phone IS04」とシャープ製の「IS05」、Pantech製の「SIRIUSα IS06」。REGZA Phone IS04およびIS05はワンセグ、赤外線通信、@ezweb.ne.jpドメインのメール、おサイフケータイといった、いわゆるガラケー向けサービスに対応。IS04のディスプレイは約4インチ、IS05のディスプレイは約3.4インチで解像度はともに854×480ドット。

いっぽうSIRIUSα IS06は上記の「ガラケー機能」を搭載しないモデル。ただし、機能のアップデートで@ezweb.ne.jpドメインのメールについては対応する予定とのこと。ディスプレイは約3.4インチ（解像度800×480ドット）。なお、OSについてはIS04がAndroid 2.1、IS05およびIS06はAndroid 2.2となる。

また、以前から噂されていたとおり、au端末のSkype対応も発表された。まずはAndroid端末向けのSkypeアプリがリリースされ、続いてそれ以外の非スマートフォン端末に向けたSkypeアプリもリリースされるとのこと。ただし一般的なSkypeとは異なり、携帯端末とKDDIのサーバー間は回線交換方式の音声通信が行われるとのことで、無線LAN経由でのSkype通話には対応していない模様。料金についても「Skypeの無料のコンセプトを踏まえつつ、新たな料金体系を設ける」と述べられたのみで、Skype間の通話が無料になるかどうかは不明（ITmediaの記事）。

そのほか、Android 2.2搭載、7インチディスプレイ搭載のタブレット「SMT-i9100」や、電子ペーパー採用の電子書籍リーダー「biblio Leaf SP02」といった「飛び道具」も発表された。