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Palm、「Palm webOS」と「Palm Pre」を発表」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward

    あいまいな記憶では

    1. Palmがソフトウェア開発部隊をPalmSourceという別会社に分離
    2. PalmSourceをACCESSが買収 [srad.jp]
    という流れだったと思うんだが、これは従来からあるPalmOSとは独立して新規に開発されたものなの?

    • by chronatog (8479) on 2009年01月09日 23時02分 (#1488673) 日記
      じゃ、この機会におさらいしますか。
      3comから独立以降の歩みね。

          ┌Handspring─(スマートフォンTreoを確立) ┐
          │                                       │
          │↑ホーキンスがスピンオフ               │↓palmOneに買収
          │                                       │
      Palm┴─(Beを買収)──┬palmOne───────┴─Palm
                            │                       ↑PalmSorceからブランド取得
                            │↓ソフト部門を分離
                            │
                            └Palm Sorce────────(Accessに買収))

      今回目を引くのは、OS開発を一度切り離したはずのハード系Palm社が独自にOSを用意してきた事ですね。

      Palmに関連して、ほぼ死産状態のOSが2つあります。

      一つはPalmOS6。これはCobaltですね。PalmはOS4までの68000系CPUでしか動けないという制限を取り払うべく、ARM上で動かすPalmOS5(Garnet)、さらに3G携帯電話の運用に堪えるマルチタスクのPalmOS6の開発をしましたが、OS6が難航。Palm Sorce分離後に完成が報じられましたが、palmOneが採用を見送っていた事から、かなり問題があったのでは、と予想されます。Beの技術が入っているのは、多分このCobaltでしょう。

      もう一つはALP。これがAccess買収後に「Linux上でPalmOSをエミュレートする」という奴です。こちらも開発は難航。2007年にようやくリリースされましたが採用例はゼロ。NokiaのLinux採用インターネットタブレットを対象にGarnetVM(PalmOS5までの環境がエミュレートされます)を出した位で、製品には一つも……一応開発はしつこく続いているようで、昨年10月にALP v3.0が発表されました。

      肝心要のOS開発が何とも頭の痛い状況にあって、ハード系Palm社はTreoにWindowsMobileを載せるなどして凌いできたのですが、気が付くと他所もWindousMobileにQWERTYキーボードのスマートフォン端末が増えてきてTreoも埋没気味です。

      独自OSという危ない橋(ソフト揃ってないしね)を渡ってでも、自社で責任持って面倒の見られる環境でもって、iPhoneと渡り合いたかったんじゃないですかね。

      # ネットブックブームに、ふとForeoを思い出しつつ、
      # CentroとTreoProをいじりながらこの記事読むと複雑な気分

      親コメント

皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー

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