イオンエンジン大人気部門より。
yosuke 曰く、 "同乗の商業衛星のために延期されていた、ESAのSMART-1がギアナのKourou宇宙基地からAriane 5によって2003/09/28 08:02 JSTに打ち上げられます。月到着予定は16ヶ月後(!)です。
ESA初の月ミッションであるSMART-1の主な調査目的は、Lunar Prospectorでも調査が行われた月の水になります。しかし、"Small Missions for Advanced Research and Technology"の名前通りこの探査機は実験機の性格が強く、ミッションの主目的はイオンエンジンによる航行と小型化された搭載機器のテストにあります。イオンエンジンはESAとISASの共同ミッションとなる水星探査機BepiColumboでも使われる予定であり、ESAの今後の太陽系探査を占ううえでも重要です。
また、ESAはこのシリーズでは、"more science for less money"というモットーを掲げています。実際SMART-1は開発・打ち上げ・運用・科学実験すべてを含めて1億1,000万ユーロとESAの通常の科学ミッションの1/5しかかかっていないとのこと。1990年代にNASAが掲げた"Faster. Cheaper, Better"は、後になって、行き過ぎたリストラが失敗の遠因になっていると批判されました。ESAはその轍を踏まないようにがんばってほしいものです。"
軽いのね (スコア:2, 参考になる)
質量367kg・・・たしかにこれなら大き目の衛星のおまけで打ち上げられますね。
低推力エンジンですから.. (スコア:2, 参考になる)
16ヶ月も掛けて月に到達するというのは、アポロ計画のサターンVのような超大型ロケットで一気に月に向かうのではなく、少ない推力で楕円軌道の遠地点を徐々に上げて行くためです。この辺の動きはESAのサイトでアニメーション表示が見られます [esa.int]のでご参考に。
#Time stepを数日くらいにしないとなかなか軌道のサイズが大きくなっていう様子が見られませんのでご注意
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もっと低推力 (スコア:2, 興味深い)
な割にはA.C.クラークの「太陽からの風」ではソーラーヨットが地球を2~3周するだけで月に向かっていったと思って調べてみたら, こんなニュース [isas.ac.jp]を見つけました. 今のところは帆を開けるかどうかが問題になるレベルで, 曲がりなりにも観測機に使えるイオンエンジンと比べたら, 成熟度はまだまだみたいですね.
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内容が (スコア:1)
宇宙研の衛星より安いんじゃない? (スコア:1)
NASAの"Faster, Cheaper, Better" の手本とされていたのは昔の話、今の宇宙研の衛星とその打上げロケットはそれぞれ80億円ぐらいはかかると聞いたような。
Re:宇宙研の衛星より安いんじゃない? (スコア:2, 参考になる)
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