T.Sawamoto 曰く、 "3/12の中日新聞朝刊より：英ケンブリッジ大の研究チームが長いカーボンナノチューブの作成方法を開発した、と米国科学雑誌サイエンスに発表されました。 摂氏1050～1200度の加熱炉にエタノールガスを吹き込んで連続的にカーボンナノチューブを作成し、炉から出てきたナノチューブを回転する棒で巻き取って長いひも状とすることに成功されたそうです。
これまで数十センチメートル程度しか伸ばせなかったカーボンナノチューブですが、研究チームによると、「どんなに長いひもでも作れる」とのこと。また、単層／多層の作り分けも可能のようです。
長いカーボンナノチューブと言えば、静止衛星軌道まで伸びる軌道エレベータ実現のために待望されていた素材です。今まで机上の空論／空想の産物でしかなかった軌道エレベータですが、ついにその最大のネックである材料問題が解決されたことになるのでしょうか。続報に期待したいところです。"