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冥王星に新たに2つの月を発見 8

ストーリー by yosuke
渡し守の小さな弟たち 部門より

本家記事より。NASAは、ハッブル宇宙望遠鏡による観測で冥王星新たに2個の衛星を発見したことを発表した(ハッブル宇宙望遠鏡ニュース・リリース, SPACE.comの記事)。発見されている冥王星の衛星の数は、カロンをあわせて3個となる。
予備的な解析によると、発見された衛星S/2005 P1とS/2005 P2は、カロンの軌道平面とほぼおなじ面内で、冥王星から約44,000km(カロンの2〜3倍)のほぼ円軌道を順行している。明るさはカロンの1/5000程度であり、大きさは50〜100km程度と見られている。なお、今回の観測はかなり高精度だったようで、発見したチームの研究者らは"冥王星には大きさが約15kmを超える衛星はもうないだろう"と発言している。チームでは、2月にもう一度確認のための観測を行う予定。
惑星かどうかで論争されている冥王星だが、これが確認されれば、現在のところカイパーベルト天体の中で2個以上の衛星が発見されているただ一つのものとなる。ただし、同じような精度で探せば他のカイパーベルト天体にも2個以上の衛星をもつものがあるだろう、とのこと。
カイパーベルト天体は遠いところにあり、現在までに探査機による探査が行なわれたこともないのでわかっていないことが多い。冥王星への初の探査機New Horizonは、来年1月に打ち上げの予定である。

【追記 11/4 14:30 by yosuke】SWRIのサイトに発見者による詳報がある。

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