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11960 story

次世代1万m級深海無人探査機の開発へ 29

ストーリー by mhatta
Deep In A Dream 部門より

あるAnonymous Coward曰く、"東京新聞の記事によると、海洋開発研究機構(JAMSTEC)は、深度11000mまで潜行できる無人深海探査機を今後10年以内の完成を目指す構想を明らかにした。海底は、最近でも1000m級において日本近海におけるメタンハイドレード採取の成功(読売記事) (JAMSTECプレスリリース)や、相模湾で新種と見られるゴカイを採取(京都新聞記事)(JAMSTECプレスリリース)など未知なるフロンティアとして残されているが、1万m級の深海は先代の『かいこう』(1万m級無人探査機「かいこう」物語)が 2003/5/29に亡失(JST失敗知識データベース)後、かいこう7000を代替機として深海研究に用いられてきたものの10kg程度の重量しか扱えず限界があった。東京新聞の記事によると次世代機は200から300kgの重量も持ち上げられる仕様とし、資源探査などに利用する計画のようだ。"

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  • 有人で (スコア:3, 興味深い)

    by aprilian (27887) on 2006年03月01日 19時05分 (#892275) 日記
    6500メートルも潜航できるしんかい6500のことも
    たまには思い出してあげてください。

    #なんかのTV番組で、しんかい6500の耐圧球が
    #限りなく真球に近いというのを観た記憶が。
    --
    We believe you can fly.
    • 電子ビーム溶接 (スコア:4, 参考になる)

      by HellMaster (30022) on 2006年03月01日 19時35分 (#892294)
      #なんかのTV番組で、しんかい6500の耐圧球が
      #限りなく真球に近いというのを観た記憶が。

      「しんかい6500」では電子ビーム溶接法及び3次元機械加工法が開発され、
      真球度が「しんかい2000」の1.07から1.01以下に抑えられたそうです。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2006年03月02日 12時45分 (#892743)
        しんかい2000は、大事な臓物のほとんどがおフランス製だったと中の人に聞いたけど、内製率は上がったのかな。
        親コメント
    • Re:有人で (スコア:4, 興味深い)

      by tatsuki (1863) on 2006年03月02日 14時36分 (#892826) ホームページ
      人工物で最も丸いのは、今のところGravity Probe-Bのジャイロスコープだそうです。
      直径約1.5インチで、真球と表面の誤差は40原子以内。さらに最高4926rpmでスピンします。
      ミッションは相対性理論の実証。いろんな意味でスゴすぎ。
      Highlights [stanford.edu]
      The World's Roundest Gyroscopes [stanford.edu](PDF)
      親コメント
    • by isi (4853) on 2006年03月01日 19時23分 (#892288) 日記
      トリエステ2号が10916mに到達したのが1960年のこと.
      近いようで遠いのは,宇宙と同じですね.
      親コメント
    • Re:有人で (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2006年03月01日 20時13分 (#892312)
      でも、いろいろ出た中で一番真球度が高かったのはハードディスク用のベアリングボールじゃなかったっけ?
      とはいえ、対圧殻は大きさからするとすごい工作精度なのだが。

      # 泥団子の真球度が意外に高くてワロタ。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年03月02日 20時53分 (#892993)
    未知の海洋資源探査に力を入れるのは、大いに結構だが
    発見しても東シナ海の海底ガス鉱脈のように
    掠め取られたり、海底油田が眠る尖閣諸島のように
    実効支配が脆弱では、全く意味をなさない。
    海洋開発と海洋権益の防衛は車の両輪でなければ。

    今後政府は、自前の資源確保と同時に、開発に伴う
    他国との対立や衝突への覚悟をしなければならない。
    でなければ、今後起きるであろう既存の先進国や
    台頭してくる新興工業国などとの資源争奪で
    生き残る事は出来ない。
  • by Anonymous Coward on 2006年03月01日 16時22分 (#892154)
    斑鳩君 [websunday.net]の育成も必要…と思ったら無人ですか。

    #早い者勝ちネタ
  • by HellMaster (30022) on 2006年03月01日 16時57分 (#892187)
    謎の新生物とかも発見してもらいたいですね!
  • 誤読 (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2006年03月02日 11時31分 (#892695)
    タイトルを見て、1万メートルの大きさの無人探査機を作るのかと思った。
    • Re:誤読 (スコア:1, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2006年03月02日 14時04分 (#892801)
      それを縦に沈めれば深海探査も容易ですね!
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      私は、「次世代1万m級深海魚人探査機」と空目しました。
  • by Anonymous Coward on 2006年03月01日 16時57分 (#892188)
    超合金「アンオプタニウム」、
    あと超音波で粉砕するものさえあれば」…
    • ぜひ (スコア:0, 余計なもの)

      by Anonymous Coward
      ガンダニウム合金で。
      • Re:ぜひ (スコア:0, すばらしい洞察)

        by Anonymous Coward
        いい加減に「余計なもの」モデの使い道をちゃんと理解してよ。 >モデレータ
  • by Anonymous Coward on 2006年03月01日 22時33分 (#892421)
    確認された最も深い海溝はマリアナ海溝で深さ10,911メートルらしい。
  • by Anonymous Coward on 2006年03月02日 3時06分 (#892576)
    大衆魚の資源モデルを確立するためにも、ここは是非、河井さんに使ってほしいです。

    健康な魚は死なないのでAC

    • by Anonymous Coward
      河井さんって誰か存じ上げませんが、
      普通に食っている大衆魚はそんな深いところにはいないと思います。
      • by Anonymous Coward
        魚類生態学を研究している河井智康博士です。
        大衆魚は確かに表層に生息していますが、その爆発的な数の変動は海洋資源全体に影響を与えます。また、これだけ多いにもかかわらず、深海の海底に魚の死骸がないことから、魚が自然死しないということを考察しています。というか、しんかいに乗って実験してます。
        それ以外にも、プランクトンと幼魚との食物連鎖(でいいの?)についても調査されているので、ここはぜひと思った次第です。
        まぁ、深ければいいというものではないでしょうが、深ければ分かることもあるかと思うので。

        #美味い真鰯が食べたいなぁ。
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