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13036 story

JAXAの有人月探査構想、「2020年に月面着陸、2030年に月面基地建設」 62

ストーリー by yosuke
あの葡萄は甘いかもしれない 部門より

elfbin曰く、"毎日新聞の記事によれば、 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、どうやら日本人を月に送り込む計画を立てているようだ。
7/31に行なわれた都内でのシンポジウムで、JAXAが2020年頃に日本人が月面に着陸し、2030年頃には常時2,3人が長期滞在する「独自」の月面基地を建設する構想を発表したらしい。 JAXAでは、来年に月を周回する衛星「SELENE」を打ち上げるが、構想によると、さらにその後継機の無人探査機を2013年ごろに打ち上げて月面着陸を目指す。2015年ごろまでには日本独自の有人輸送機の案も提示するとのこと。"

/.Jの関連記事:

参考URL:
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2006年08月01日 2時50分 (#988245)
    次期宇宙船総合スレッド [2ch.net]より
    633 :セレーネシンポその1:2006/08/01(火) 00:16:00
    昨日の講演の概要です。はやぶさ部分は除外しています。
    ・日本を宇宙科学のトップサイエンスセンターにする。その1つがセレーネ。
    ・2007年以降、日本を筆頭にNASA、ESA、インド、中国が続々と月探査を開始。
    ・ちなみに日本は1990年にすでに月の表面に衛星を送り込んだ。
    ・これは米ソ(ソ米?)に続く3番目の国。制御した上で月面に衝突。
     日の丸は無いが三菱マークあり。
    ・月探査は非常にHOTになってきているが、日本は独自の計画を各国に
     先駆けて立ち上げている(セレーネ1998、ルナA1990頃)。これが
     各国に先駆けて探査を開始できる要因。
    ・セレーネは有人がメインであったアポロ計画を凌ぐ、史上最大の
     最も優れた月探査計画。14のセンサで、15項目の調査。
    ・例えば、月の裏面(世界初)を含めた重力場Mapの作成と、
     地下20kmまでの地層の構造計測。

    ・10年後頃までにセレーネシリーズ!!で月を調べつくす
    ・15年後頃に有人活動の見極め。
    ・20年後頃に国際協力を含めて有人の長期滞在の技術を確立。

    634 :セレーネシンポその2:2006/08/01(火) 00:28:43
    面白かったこと。
    ・セレーネにハイビジョンカメラを載せるかどうか論争があったと
     講演者がうっかり説明。質疑応答でアウトリーチをやっている人から
     「(アウトリーチに重要なハイビジョンで)なぜ揉めたのか?」との
     質問が出る結果に。
    ・回答の前半は技術的なコメント「素子の細かいもの(=ハイビジョン
     カメラ)をもっていっても、当時のものは宇宙環境の劣化で数ヶ月しか
     もたない(画像が穴だれけになる)。そういう不確実なものを持って
     いっていいかという議論があった」(つまり、すぐ壊れるセンサを積む
     なら、他の科学センサを載るという意味と推定)
    ・回答の後半は少し別の視点で「理学側は反対(まあ当然でしょう)、
     当時のプロマネは中立でした」と言った後に「みなさんご存知の方は
     分かると思いますが、言い出したのが的川先生だったので...」
     会場(笑)。的川先生偉大なり。

    635 :セレーネシンポその3:2006/08/01(火) 01:13:52
    月・惑星探査推進チーム事務局長の川口淳一郎先生から、JAXAの太陽系
    惑星探査全般にわたる説明。(早口なのに分かりやすく、ウイックもあり
    すばらしいプレゼン。何でも出来るんですね)

    ・月探査はフロンティア(=人類未踏の地の意味と冒頭にコメント)であり、
     日本の科学技術レベルからすれば、ふさわしいミッション(=使命)である。
     (自分の感想としては、「すぐに実益にならない宇宙科学に日本がお金を
     かけるのか?」という問いに対する1つの回答・あるいは前提となる精神
     (文化)を問いかけたように聞こえました)
    ・月を足がかりに、将来の火星などへの探査につなげる。
    ・月の探査により、先端技術への挑戦により技術力を向上。
    ・ISSの状況を踏まえて(反省してと解釈)、国際状況に左右されない取り組みが必要。
     (他国に頼らなくても、一定の成果を出せることが必要と解釈)
    ・日本は1992年に月周回、93年に月面衝突を実施しており、単に月に行く段階は
     過ぎている。これからは探査に挑む時期である(やっと始めた他国と同列に
     扱って欲しくない、というメディアへのアピールと受け取りました)。
    ・9月4日のESAの探査機による月面衝突を各国が観測する予定だが、日本は
     10年以上前にすでに実施済みである(メディアが、また日本が負けたと
     騒がないように釘を指したと推測。川口先生はやっぱり負けず嫌い)。
    ・セレーネ2で月着陸、セレーネ3でサンプルリターンを今後10年で
     やるように出来ないものかと模索中。配布試料ではセレーネ2,3
     となっていましたが、未決定のことなのでプレゼンはセレーネ×、××と
     修正して発表していました。

    637 :セレーネシンポその4:2006/08/01(火) 01:41:42
    ・セレーネ2案(2008年立ち上げ、2013打ち上げ を検討中。未承認)
      ピンポイント着陸。着陸船+ローバー+科学観測、月震計設置。
      (ルナAについてははやぶさ板参照。ルナAに対する質問者のレスあり)
     科学:深部探査、近接観測
     有人:2週間の夜への対応、
    ・セレーネ3案(プラン1)月着陸&資源探査
     科学:今後検討
     実用:水・酸素の直接探査
     有人:ミニローバ
     意義:酸素製造の検証
    ・セレーネ3案(プラン2)サンプルリターン
     科学:科学探査の先進的キーテクノロジー
     実用:なし
     有人:帰還技術の基礎
     意義:地球型惑星探査の基礎技術。火星へ応用。
    • by Anonymous Coward on 2006年08月01日 3時27分 (#988250)
      別スレにあった続き、見落としてたorz
      惑星探査機を見守るスレ 4 [2ch.net]
      521 :セレーネシンポその5(最後):2006/08/01(火) 02:14:48
      中国が2007に月周回、2010に月着陸、2012にサンプルリターン。
      インドが2008に月周回、2012に月着陸。両者とも2012の探査は
      先週の中国でのシンポで公式表明とのコメント。(日本は
      これを受けてスケジュールを変えるのかが注目点?)

      このシンポ以降、長期的な議論が出来るようになると思います。
      これはJAXAになった1つのメリットと受け止め、前向きな議論が
      出来る土壌を私たちも作っていく必要があると思います。
      シンポの資料は議論を進める上での良いたたき台になると思います。
      Webでの公表を要望しましょう(私は環境が無い)。
      単年度会計での長期開発や予算規模等問題は山積していますが、
      時代は動き始めました。これからが楽しみです。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2006年08月01日 6時55分 (#988279)
      >ISSの状況を踏まえて、国際状況に左右されない取り組みが必要

      Robustということばで強く訴えていた。これから10年月を無人探査機で徹底的に調べつくす。その上で、NASAのCEVやCLVをつかった月探査の進捗状況、持続可能性を含めて、「国際協力」をつうじて有人活動を月面上で展開することを展望していますが、NASAのように全て自分でできる訳ではなく、「周辺に他国の月面拠点が存在し」ていることが前提です。
      月科学で得られたデーターを2015年ころまでにまとめ、納税者政府に提示し、月に進出する事の是非を「政策決定してもらう。」くらいであって、既に決定ではない。
      pb165時評 [umin.ac.jp]
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2006年08月01日 17時32分 (#988791)
      月探査の話じゃないけど、続きなのでこれも貼っとく。
      【イトカワ】小惑星探査機はやぶさ Part21【ISAS】 [2ch.net]
      112 :セレーネシンポ(はやぶさ関連):2006/08/01(火) 02:33:26 ID:riwiU2nk
      セレーネシンポでハヤブサシリーズ!!を出すとの正式コメントあり。

      ・わが国の優位性を生かし、サンプルリターンを実施。
      ・2010代初期にハヤブサ姉妹機(ハヤブサNEXT)。
        (ただし、打上げ機未定、生産中止の部品あり等課題あり)
      ・2010代中期にハヤブサの改良版「ハヤブサMarkⅡ」
      ・ESAから国際協力打診があり。JAXAはESAや他の機構からの
       協力要請を歓迎する。

      みなさんハヤブサをファーストハヤブサと呼べる時代が到来
      しそうです。衛星を日本、打上げをESAとかもあるかも。
      国際協力なら予算分担も。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年08月01日 9時54分 (#988405)
    次期大型ロケットH2Bに搭載予定のHTB計画図に
    (国際宇宙ステーション補給機)
    にひっそりと与圧区画を設けている辺り、既に
    独自の有人宇宙計画に対する密かなる野心が
    伺えましたが、現場はスペースシャトル頼みの
    有人宇宙開発に他力本願の限界を感じたんでしょうね。

    しかし、大型計画はプランと携わる人がしっかり
    していても政治家の肝と軸足がしっかりしていないと
    巨額の損失を出した上での頓挫の憂き目を見ます。
    日本が最も弱いのはこの部分でしょう。

    有人宇宙開発はもとより、今日のM-Vの騒動に代表
    される方針定まらないロケット開発で、
    一番とばっちりを受けている宇宙科学分野の現状を
    見ると、日本の課題は技術ではなく、宇宙開発で何を
    目指し、何をしたいのかという根本を問われる
    気がします。

    成果を挙げても、先行きに不安を感じてしまう
    今の環境をなんとかしてもらいたいです。
    • > 次期大型ロケットH2Bに搭載予定のHTB計画図に
      > (国際宇宙ステーション補給機)

      HTVですね。Vehicleだから。つかH2Bサイズのロケットは今まで日本になかったんだから
      次期も何も無いわけですが。

      > にひっそりと与圧区画を設けている辺り、既に
      > 独自の有人宇宙計画に対する密かなる野心が
      > 伺えましたが、現場はスペースシャトル頼みの
      > 有人宇宙開発に他力本願の限界を感じたんでしょうね。

      そりゃ与圧区画に補給品運ぶんだから与圧区画は要るでしょう。
      ひっそりも何もそれがHTVの目的だし。暴露部にペイロードを運ぶ部分もあるけど。
      それに、現在のコストだと他力本願でもなけりゃ日本政府として独自に有人を目指すことに
      そこまでプライオリティは無い気がします。個々の要素技術は蓄積せにゃならんでしょうが。

      > しかし、大型計画はプランと携わる人がしっかり
      > していても政治家の肝と軸足がしっかりしていないと
      > 巨額の損失を出した上での頓挫の憂き目を見ます。
      > 日本が最も弱いのはこの部分でしょう。

      その政治家を選んでいるのはあなたでありわたしです。

      > 有人宇宙開発はもとより、今日のM-Vの騒動に代表
      > される方針定まらないロケット開発で、
      > 一番とばっちりを受けている宇宙科学分野の現状を
      > 見ると、日本の課題は技術ではなく、宇宙開発で何を
      > 目指し、何をしたいのかという根本を問われる
      > 気がします。

      とばっちりならM-Vが出来た時点で受けているような。論文とI(旧N)のために作られたでかくて
      安くないロケットを何かしらのペイロードで埋めて打ち上げなきゃいけないんだから。
      工学試験なり技術実証なりの衛星を上げるには大きすぎるし、宇宙科学目的で実運用する衛星に
      とってはM-Vでもまだ小さい。それが証拠に、今回のM-V話で計画変更される前でさえ
      SELENEはH2Aで上げる予定だったし、もっと小型の衛星はほかのロケットで上げてたし、
      M-Vを使うミッションは2010年のPLANET-Cまで丸4年も間が開く予定だったわけで。
      LUNAR-A? いつ上がるのそれ。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2006年08月01日 17時09分 (#988769)
      > 日本の課題は技術ではなく

      ハードウェアに関しては問題ないと思いますが、
      ソフトウェアに関しては問題があると思います。
      日本の会社から出ていて、世界で評価の高いハードウェアは沢山ありますが、
      日本の会社から出ていて、世界で評価の高いソフトウェアはほとんどありません。
      親コメント
      • >>日本の会社から出ていて、世界で評価の高いハードウェアは沢山ありますが、
        >>日本の会社から出ていて、世界で評価の高いソフトウェアはほとんどありません。

        すばらしいハードウエアってのは、すばらしい組み込みソフトウエアあってのもので、
        オイルショック後、日本の工業製品は、
        コンピュータの組み込みにより高い付加価値と顧客満足度を実現し、
        世界市場での高い評価を築いてきたのですが、
        そういうのは無視ですか。

        親コメント
      • by Anonymous Coward
        スラドで開発話になると、いつの間にかデスマ自慢
        になってしまうのはそのためですね。
  • by wassy (14212) on 2006年08月01日 4時00分 (#988255)
    タレコミ文だけ見ると、日本ってアメリカよりも
    技術レベル(科学技術政策レベル?)では半世紀ほど
    遅れてるように読めてしまうのは

    …気のせいでしょうか。
    --
    ・−− ・− ・・・ ・・・ −・−−
    • そりゃ、予算が一桁どころでは無く違いますからね(T_T)
      有人飛行に関するノウハウ以外のどちらかというとロボット的な部分で日本はやってきた訳ですし。

      # とはいえ、NASAは空軍などの先端研究を請け負ったり
      # 軍事関連の打ち上げ請負もしていますから、純粋にJAXAと全て被る
      # 訳では無いですが
      …しかし、宇宙研究に使う予算が桁違い(と言うか日本が少ない)ではありますが。
      親コメント
      • 金だけの問題ではないでしょうね。根本はそこに行き着くかもしれませんが、金さえ無尽蔵にあればすぐに自力で月に人を送り込めるかというと、そういうわけでもないでしょう。

        技術もいろいろやってみないとわからないことだらけですから、それに時間がかかるし、まず宇宙開発に携わる人数が少なすぎる。教育からはじめないと。

        それにしても、JAXAが2020年までに有人月面着陸なんて、夢のまた夢でしょうね。こんなあからさまな嘘ついていいんでしょうか。
        • それにしても、JAXAが2020年までに有人月面着陸なんて、夢のまた夢でしょうね。こんなあからさまな嘘ついていいんでしょうか。
          所詮は予算獲得の為のハッタリなんでしょうけど、昔と違って国民でもちょっと興味があれば調べられるってのにそんな状況では、お粗末っていうかやっぱりお役所根性が抜けないってか。

          ってか、国はそろそろ出来もしない理想論ブチ上げて予算を分捕ろうなんてところには、きちんと現実的計画と必要な予算を請求するように指導しないと。
          結局は水増し予算とか使い込みと根っこは何ら変わらないんだから。

    • by Lurch (10536) on 2006年08月01日 9時20分 (#988364)
      かなり危ない橋を渡ったアポロ計画より、安全な計画になれば遅れてるって事にはならないかも.....

      プロジェクト管理者やシステム担当以外に死人が出るような計画だと問題になりそう^_^;
      --

      ------------
      惑星ケイロンまであと何マイル?
      親コメント
      • by Namany (19002) on 2006年08月01日 10時06分 (#988413) 日記
        >プロジェクト管理者やシステム担当以外に死人が出るような計画だと問題になりそう^_^;

        ちょっと待て。
        プロジェクト管理者やシステム担当は死んでも構わないのか?
        親コメント
        • by Lurch (10536) on 2006年08月01日 12時39分 (#988553)
          現場で死ぬと事故ですが、過労死は事故と言われないので
          世の中的には問題にならない傾向にある^_^;
          --

          ------------
          惑星ケイロンまであと何マイル?
          親コメント
          • by Lurch (10536) on 2006年08月01日 12時53分 (#988570)
            自己レスですが
            特にエンドが決まっていて、どーんと発表とかしたプロジェクトほど、開発現場は修羅場になる傾向が......

            人知れず、何人か犠牲者が出るような気がする
            --

            ------------
            惑星ケイロンまであと何マイル?
            親コメント
        • by Anonymous Coward
          消耗品なので問題なし。
    • たった60年前に焼け野原だったのを、福祉や航空宇宙や防衛にまわす資源を素材産業や自動車なんかに
      傾斜配分出来たから曲がりなりにも今日の日本の地位があるわけですよ。そうでなければ年金だ介護だ格差是正だ、
      なんて政策課題が贅沢すぎて政策課題になりようも無い国だったかも分かりません。
      まあ、世の中なべて等価交換でトレードオフてえのが真理だったりしますから、
      終戦~高度成長期に金を払ってこなかった分野のツケを今支払っている、とも言えなくは無いのでは。

      # 明治期なんかアメリカより丸1世紀は遅れていたのを考えると、ねえ。
      親コメント
  • 日本は宇宙に人を送り込むというダサい発想を捨てて、
    得意のロボット技術で無人・遠隔操作による宇宙開発に徹してほしい。
    低予算で済むし、
    それに何よりもそういう技術さえあれば
    世界も宇宙も日本のもの♪

    ただ、宇宙の平和を脅かす存在として
    どこかの星人に狙われても知らないけど。
    • >ただ、宇宙の平和を脅かす存在として
      >どこかの星人に狙われても知らないけど。

      アメリカに狙われる方が先でしょう
    • 無人・遠隔操作のロボットを30年も前に太陽系の外に向けて飛ばして、今でも運用している国があるわけですが
      21世紀になっても月に人間を送る程度のことさえ出来ない国のどこに勝ち目があるというのでしょうか
  • by Anonymous Coward on 2006年08月01日 10時13分 (#988421)
    というのが積年の疑問なんですが。

    観測衛星やGPS打ち上げはともかく、人が億単位の金かけて宇宙へ行って何が得られるのか。
    宇宙の謎がちょっと解明したところで地球に住む人間の生活が何か変わるのか。
    月や火星の資源構成が分かったところでそれを利用するまでに何十年といくらかかるのか。
    まさか宇宙に植民地を作るなんてまだ考えているのか。

    知的好奇心や「小さいころの夢」に払う金としてはあまりに高すぎませんか?
    同じ金を使うなら今住んでいる地球(南極や海底火山)の観測のほうが
    人間の役に立つと思います。

    #自腹で観光に行く人は勝手にどうぞw
    • by tiatia (22244) on 2006年08月01日 11時12分 (#988476) 日記
      地球は消耗品です。
      大事に使えばあと数十億年使えるかもしれません。
      でも、突然の事であと数万年で大変な事になる可能性もあります。

      地球の未来を予測するにも、地球外へ生活を移すにも、宇宙開発は重要な事ですね。

      これはとても長期的なプランなのだと思いましょう。
      もちろん、短期の重要なプランもあるでしょうが、どちらか片方ではなく、両方をバランス良くこなすのが良いと思います。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2006年08月01日 11時48分 (#988500)
        > 大事に使えばあと数十億年使えるかもしれません。

        確かに、エネルギー源が切れたらおしまいですね。
        理論上、あと50億年以上は使える [nagoya-u.ac.jp]と言われていますが。

        > 突然の事であと数万年で大変な事になる

        突然の事なのに大変なことになるまでに数万年も余裕があるんですか?
        どういうケースでしょうか。他の天体との衝突、例えば彗星の衝突などが起きる場合、
        衝突コースにある天体を見つけてから数年もしないうちに全て終わっているような
        気がします。
        親コメント
        • >理論上、あと50億年以上は使えると言われていますが。

          太陽が燃え尽きる前に、地球は巨大化した太陽に飲み込まれちゃいますけどね。

          >突然の事なのに大変なことになるまでに数万年も余裕があるんですか?

          余裕が数万年あるんじゃなくて、数万年もあれば、大きな変化はありえるという事です。

          もちろん、他の天体との衝突も考えられますし、他にも、地球規模の大噴火 [wikipedia.org]で劇的に環境が変わる可能性もあります。
          そこまで大きな変化でなくても、数万年単位で繰り返される氷河期 [wikipedia.org]とかありますしね。
          ほんの最近まで、アフリカは森林で、日本は大陸と地続きだったりするし。
          人間が温暖化を促進させなくても、けっこうダイナミックに地球の環境は変化する。
          親コメント
          • >地球は巨大化した太陽に飲み込まれちゃいますけどね。

            最近は飲み込まれはしないんじゃないかといわれてますね。
            まあ住めないことにはかわりありませんが。
    • by gg_pic (10157) on 2006年08月01日 12時09分 (#988518)
      >観測衛星やGPS

      この辺も、数十年前の当時の一般市民には無意味だと考えられていた宇宙開発によって基盤を作られたと思うんですが、違いますか?


      >それを利用するまでに何十年といくらかかるのか。

      今開発をしなければ、いつまで経っても利用できません。
      現在地球上に存在するどの技術も、長年の積み重ねによって生まれたものでしょう。宇宙開発もそういうものです。
      親コメント
      • まあ御説ごもっともではあるんですが、打ち上げ機のペイロードが1桁増えて
        単位質量当たりのコストが1桁安くなって安全性が1桁向上、とかにならなきゃ
        有人宇宙活動なんかいつまで経っても国家の面子目的か金持ちの道楽にしかならんわけで。
        それに、「今開発をしなければ、いつまで経っても利用できません。」なんてのは
        核融合だってリニア中央新幹線だって国産旅客機だって高速増殖炉だって深海や南極の開発だって
        みんな同じことを言えますよね。それを「そういうもの」で済ますのはいささか慎重さに
        欠けるのではないか、とも思うのですよ。
        親コメント
        • >打ち上げ機のペイロードが1桁増えて単位質量当たりの
          >コストが1桁安くなって安全性が1桁向上、とかにならなきゃ

          そうするために今開発をしている、と言いたいのですが・・・
          開発しなければコストが下がるわけがありませんね。


          >核融合だってリニア中央新幹線だって国産旅客機だって
          >高速増殖炉だって深海や南極の開発だってみんな同じことを言えますよね。
          >それを「そういうもの」で済ます

          やっぱりそういうものですよ。
          実益重視の開発は民間に任せればいいじゃないって言う考えは駄目でしょうか。
          核融合もそうですし、宇宙開発も今のところ国レベルでないと行えないのが現実です。
          民間でも運用できるようにするまで(=安定して利益が出るレベルまで)が国の仕事なんじゃないでしょうか。
          親コメント
          • いや、誤解させたのなら申し訳ないです。えっと、金かけるならかけるで先にやるべき事があるでしょ、
            てことを言いたかったんです。人間が宇宙に行った先の事をやるのはいいけど、その前に人間が
            宇宙に行くための事を先にやんなきゃ。その技術は人間以外のものを上げるのにも使えるでしょ、と。

            で、宇宙開発も核融合もリニアも(あるいはそこに高速道路や高齢者福祉をいれてもいいんだけど)、
            その分野の専門家なりマニアなりは「必要だ」「予算つけろ」「今やらないと」
            「民間で出来るまでは国がやってもらわんと……」と同じこと言うに決まってるし、
            研究者や学者のすべての要求にこたえる予算なんかないのだから、そこは客観的に比較検討して
            今やるべきことと後に回すこと、重点をつけることと予算を減らすことを民主的に議論するべきで、
            要求する方もする方で適当なバラ色の未来とか出したって国民や納税者の理解は得られないよね、
            もっと客観的に議論の出来る青写真や要求を出してもらわないと、ってことで。
            親コメント
    • by Anonymous Coward on 2006年08月01日 11時08分 (#988472)
      貴方のように地に足の付いた人は、自分の人生のみを考えて下さい。
      宇宙も政治も貴方とは無縁のものです。
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      • by TarZ (28055) on 2006年08月01日 12時34分 (#988546) 日記
        それなりに大きな予算を使うのだから、疑問を呈する人を「あなたには関係ない」で切り捨てるのはおかしいで
        しょう。そして、説明責任があるのは予算を使う側です。(ということは以前も遠まわしに書いたけど、趣旨を
        理解されなかったな…)

        ただでさえ今後は国家予算の縮小が予想され、国民の不公平感も増していく傾向にあるところです。本気で実行
        するつもりなら、推進者側には「仮に事故が起きても計画を進めていく」強い意志が必要だし、それには推進力
        のあるリーダーと目的意識が必要です。
        加えて、有人宇宙計画ともなれば大きなカネが動くわけで、周囲(納税者)にははっきりとした意義や目標を
        示さないことには賛同を得られるわけがない。対話を拒否して大きな計画は推進できませんよ。

        # 予算が通りやすそうな理由で「中国がやるから(日本も対抗で)」ってのがあるが、国威発揚目的で有人宇宙
        # 開発とはあまりに空しい。
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        • 賛成.何か新しい事をやるときにはまず「大事な事は他にもある.」って声の説得から始めるんだから. 大衆の同意を取り付けなきゃ国策は動かないんだから,大衆のレベルに合わせた想定問答集をつくりましょう,というわけだね?
          --
          人之性猫,其賢者偽也.
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    • by Anonymous Coward on 2006年08月01日 13時09分 (#988580)
      50年後、子供(あなたの子という意味ではありませんが)が「中国のひとやインドのひとはいっぱい宇宙に行ってるのに、どうして日本のひとはちょっとしか宇宙に行けないの?」と尋ねられたら、「むかしは宇宙に行くなんて無駄だと思ってお金をかけなかったことが、いまになって響いてるんだよ」と答えてあげてください。

      # 「そのかわり、南極や海底のことはよくわかったからいいでしょ」というのは勝手にどうぞw
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    • >人が宇宙に行って何するの?
      人工衛星の修理
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    • 知的好奇心は経過、小さい頃の夢というのは結果でしかありません。

      巷にあふれる資源は有限です。これらは現在を見れば容易く入手可能ですが…100年後はもしかしてガソリン1リットル10万円になるかもしれない。
      天然ガスの月々の支払いは1万倍に跳ね上がるかもしれない。

      億単位のお金は決して無駄ではなく、今後への投資です。
      膨大な費用を費やした結果、宇宙飛行士は宇宙へ飛び出して月に眠る膨大な資源を入手して未来に起きるかもしれない資源不足によるインフレを予防できる、そんな可能性を掴んでくるわけです。
      いや、それ以外にも色々あると思うけどね…
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    • by home_card (26229) on 2006年08月06日 12時55分 (#991949)
      >#自腹で観光に行く人は勝手にどうぞw

      それはビジネスとして価値を認めてる事になるだろ。

      http://www.spaceadventures.jp/web/topics.html [spaceadventures.jp]
      http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20030120301.html [goo.ne.jp]
      http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060718-00000381-reu-ent [yahoo.co.jp]
      http://www.liveinspace.net/tospace/present/ [liveinspace.net]
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    • 確かに、SF映画のような鉱物採取などは、現理論の発展上でも、ナンセンス。 ・・・とすると。 きっと、いつか。近い将来。 この地球を捨てることになる危機を、人間自身が起す可能性が高いから。 ・・・現実的には、軍事技術・予算の隠れ蓑かな。
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  • by Anonymous Coward on 2006年08月01日 16時15分 (#988723)
    蓬莱学園の生徒が恒久的な居住区作ってなかったっけ?
  • by Anonymous Coward on 2006年08月01日 19時34分 (#988888)
    みたいなのが出来ないと、そのうち美しい満月が拝めなくなってしまいそうな悪寒
  • 荒し+オフトピ (スコア:0, オフトピック)

    by Takahiro_Chou (21972) on 2006年08月01日 22時12分 (#989012) 日記
    副島隆彦センセ [google.com]、大人しくしとけよ。 出番ですよ。
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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者

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