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コルク並みの比重しかない惑星が発見される 87

ストーリー by GetSet
エルガイムMkIIといい勝負 部門より

papa-pahoo曰く、"AstroArts によると、とかげ座の方向 450 光年の距離に太陽系外惑星が発見された。この惑星「HAT-P-1」は、直径が木星の1.38倍と観測史上最大である一方で、比重は水のたった4分の1――同じ大きさのコルクより軽いという。
ところで、コルクというのは、コルクガシの樹皮をはぎ取って加工したものであるが、HAT-P-1 と同じ質量のコルクを生産するには何本のコルクガシが必要なのだろうか‥‥。"

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  • 銀河鉄道999 (スコア:5, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2006年09月23日 2時42分 (#1024447)
    「メーテル、この惑星はコルク並みの比重しかないのかい」
    「そう、悲しいコルクの惑星...」
  • 超小型の恒星で作られた、ダイソンスフィアなんだよ!

    // ・・・とゆう電波を受信しますた
    • 面白おかしいのモデが付いてるけど、これひょっとするとありえますよ。
      この単語が出てくるとテッカマンブレードが引き合いに出されてワタクシをイラァとさせてくれるオービタル・リング・システムって概念が在ります。連続して軌道に乗ってる質量を支えにして地表に対して静止したリングを上空に作って、そこから紐を垂らして宇宙空間に出られるといいなあってアレです。
      ORSを考え出したポール・バーチは、これの応用を幾つも考えてまして、そのひとつとして大きな質量を持つ星の上空で地球の重力加速度と同じになる高度にORSを複数たすきがけにして篭のような物を作って隙間の部分にパネルを嵌めれば、言わば裏返しのダイソン球が作れるってのが在ります。
      実際に作られれば見た目大きい割には質量の小さな星になる訳で…。だからこの星はひょっとしたら…。
      尤も、今回の例だとホットジュピターが廻ってるような恒星からの軌道半径が小さい所にそんな物作って住んでるような奴らって何者よって話もありますが。
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      • オービタルリングって不安定じゃないですか?
        衛星と違って軌道上の全要素が繋げられてしまっているんで,
        リングワールドと同じく中心点の移動に対して弱い気がするんですが.
        #パーシャルオービタルリングなら問題ないんですけどね.
        親コメント
        • オービタルリングは単なる剛体のリングではありません。

          その軌道半径にふさわしい速度で周回する「流体」の回りを、
          地表と同じ速度で周回する「殻」でくるんで、
          「殻」が「流体」にぶら下がるような構造になってます。

          中心からのズレに対しては、それを打ち消す(戻る)ように
          流体の方を加減速することで補正できます。

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        • リングワールドが静的に不安定なのは、繋がってるからではなく内面に約1Gの加速度を作るために、その半径での軌道速度をはるかに越えるぶっちぎりの高速で回転してるからです。
          概念的には静止した完全剛体のリングを恒星の周りにポンと置いたのと同じ。一寸でも外力が働いてリングがずれれば、恒星に一番近い所から恒星の重力にずるずる引っ張られて落ちると。
          ORSの芯の(って変な言い方だな)場合は単に繋がって軌道を廻ってるだけなので外力が加わった場合にはそれらしい楕円軌道に落ち着いて終りです。(大気或いは地面を擦っちゃって運動エネルギーを大きく失うまで。)
          尤も地表に対して静止しているORSのガワの分だけ不安定になるし、楕円軌道で落ち着いてもらっても困るので、芯を絶えず加減速してやって円軌道になるように制御する必要はありますね。
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          • > 概念的には静止した完全剛体のリングを恒星の周りにポンと置いたのと同じ。
            > 一寸でも外力が働いてリングがずれれば、恒星に一番近い所から恒星の重力にずるずる引っ張られて落ちると。

            これはちょっと間違いです。
            恒星がそのリング内のどこにあっても、リング全体に及ぼす万有引力の総計は0になります。完全剛体であれば「ずるずる落ちる」ことはありません。

            これは初歩的な物理の計算で求められますが、
            概念的に説明するなら、リングの質量を「近い側」と「遠い側」に分けると、中心からずれるほど、「遠い側」の質量が増えて「近い側」の質量が減るため、「遠くで重い」と「近くで軽い」でバランスは取れる、ということで。

            つまり、リングワールドは恒星に対して、「中心からずれた時に、中心に戻るような安定性」はないが、
            「中心からずれたら、中心から離れていくような力働くような不安定性」もありません。

            完全剛体のリングが外力を受けたら、そのことで得た速度で等速運動し続け、どんどんずれていくことにることになる
            まともに運用するにはコントロールが必要なのはたしかですが。
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            • フォローありがとうございます。
              いやぁほぼ四半世紀誤解して過してましたわ。
              イメージだけで理解してたつもりになるとダメねえ。w
              親コメント
            • by Anonymous Coward on 2006年09月23日 23時38分 (#1025094)

              リング全体に及ぼす万有引力の総計は0になります。

              これは、間違ってます。

              リングの質量を「近い側」と「遠い側」に分けると、中心からずれるほど、「遠い側」の質量が増えて「近い側」の質量が減るため、「遠くで重い」と「近くで軽い」でバランスは取れる

              あなたの言っていることは、ダイソン球については正しい。つまり、リングではなくて球殻の内部にある物体は球殻の重力を感じません。なぜかというと、単位立体角方向の球殻はちょうど距離の2乗に比例しただけの質量があり、重力は距離の逆2乗に比例するため、丁度バランスするからです。これはニュートンが即座に気づいたことです。

              しかし、リングワールドのような1次元の物体については同じことはいえません。単位角方向のリングは距離に比例した質量しかないのに、重力は距離の自乗の逆数に比例するので、近いほうのリングの重力をより強く感じ、そちらへ引かれます。

              親コメント
    • もっとも実在してたとしても可視光じゃ観測は不可能でしょうがw

      案外、赤外線で観測したら、それっぽいのが見つかるかもしれませんが。

      #どっかの酔狂な奴がほんとに調べてたりして
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  • 最近のコルク栓といえば (スコア:2, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2006年09月23日 2時05分 (#1024420)
    http://www.mercian.co.jp/wine/click/ [mercian.co.jp]

    スクリューキャップになっていくようで。
    • by Lurch (10536) on 2006年09月23日 8時06分 (#1024528)
      瓶詰めした後のワインは適度に空気に触れたりする必要があるので、高いワインはスクリューキャップにはならないかと......

      とは言うものの、良質のコルクは品薄でワインの製造者は困ってるって話は聞きますね
      安いワインを買ってくると、屑コルクを固めて作ったコルク栓だったりして、開けようとすると崩壊することがあります。
      --

      ------------
      惑星ケイロンまであと何マイル?
      親コメント
      • >瓶詰めした後のワインは適度に空気に触れたりする必要があるので

        10-20年ぐらい前の論文でこれに関する論文を見たような覚えが.
        #最近でもスクリューキャップの導入に向けいくつか結果が報告されています.
        それによると,瓶詰め後の熟成に必要な酸素はすでに樽熟の段階で
        吸収されており,それ以降の熟成に酸素の透過は必要ない,って
        結果でしたね.
        まあ確かに,質のよいコルクの中でも出来のよいものはスクリューキャップ
        以上に酸素を透過しませんので,そういう意味ではさして差は無いですね.
        蝋栓なり何なりで封をされてる場合はそれこそ通しませんし.
        #コルクの酸素透過量が多い/少ないわけではなく,ばらつきが大きい

        むしろあの,ブショネの瞬間の愕然とする思いがなくなるならありがたい
        ことです.何せ一瞬で何万何十万が無駄になる.泣けます.
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      • 瓶詰め後は (スコア:3, 参考になる)

        by ko-ji.t (21285) on 2006年09月23日 10時05分 (#1024589)
        外気に触れない方がいいのでは?
        その為にちゃんとしたワインセラーは瓶を横にして瓶の口(=コルク)に
        ワインが当たるように保管していると聞きました。

        横にすると内圧の影響で外の空気と攪拌されない。
        縦にすると気圧の変化でコルク部分から外の空気と中の空気が出入りできてしまう。

        からだそうです。
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        • by phason (22006) <mail@molecularscience.jp> on 2006年09月23日 13時09分 (#1024743) 日記
          >ちゃんとしたワインセラーは瓶を横にして

          フランス系はみんな横ですが,イタリアだと地方によっては縦置きです.
          横置き時の説明としてよく「コルクを濡らして膨らませることで
          空気の侵入を防ぐ」といわれますが,実効性には疑問もあります.

          >横にすると内圧の影響で外の空気と攪拌されない。

          横置きでも縦置きでも,(コルクの状態がまったく同じならば)
          同じ程度には透過しますよ.
          気体がどかっと入るようなイメージではなく,分子単位で侵入して
          きますので,気圧差(というか気体の分圧差)があれば同程度には
          侵入します.
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  • コルクマンことサミー=ソーサが喜びそうですね。 しかし質量が低いとはいえコルクのようにソフトなのか、それとも多孔質(?)な物質なんでしょうか?
  • by Anonymous Coward on 2006年09月23日 11時14分 (#1024657)
    もっと大きいこんなのは?情報が古いのかな?
    オシリス (惑星) [wikipedia.org]
    >質量は木星の0.7倍、半径は木星の1.4倍ほどであると推測されている。

    でも、これ以外にも下手すると褐色矮星ってクラスのでかい星、見つかってなかったっけ?
    直径がほぼ確定してる奴の中では、ってこと?
  • by Anonymous Coward on 2006年09月23日 15時14分 (#1024860)
    比重って、そもそも、水との比較ですよね。

    「比重は水のたった4分の1」というふうに比重を水と比較していますが、
    水と比較した結果の値をさらに水と比較しているわけで、なんだか
    違和感があります。

    式で表現してみましょう。この惑星の密度を D [g/cm3]、
    水の密度を d [g/cm3] としたとき、惑星の比重は D / d [無次元]
    となります。水の比重は定義からして1ですが、あえて式で表すと
    d / d となります。

    惑星の比重を水と比較した値は、 (D / d) / (d / d) となります。
    こういうややこしいことをしているわけです。

    • 固体・液体の「比重」は同体積の水との質量比ですが、
      気体の「比重」は同体積の空気との質量比 [niigata-u.ac.jp]です。
      惑星「HAT-P-1」は固体部分とガス部分があると考えられるので、
      引用元記事を踏襲し「水」と記しました。

      細かいことを言えば温度の違いも考慮しなければならないので、
      最近は「密度」を使うことが推奨されていると思います。
      (いまの日本の高校ではどうなったのか分かりませんが‥‥)

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      • by ziqqur (30564) on 2006年09月23日 21時13分 (#1025029)
        惑星全体を現状のまま(温度、圧力等)まるごと平均すれば、私たちが日常接している水より軽くなる、という単なる比喩として考えるべきだと思います。
        地球上の物質同士を比べる場合、等温・等圧ではこちらの方が軽い、などと比較することができますが、ガス惑星を同じ温度にしてみて比較するなど無意味です。
        よくある一般受けをねらった無理やりな比喩と見るべきでしょう。それが先に来てしまうから話がややこしくなってしまう。
        惑星が大部分ガスでできていて、その直系は自己の重力と気体のエネルギーとの状態方程式で決まるとか、そういう解説が先。その上で思考のお遊びとして水に浮くとか、固体のコルクと比較するとか、そういう方向に話を持っていけばよいのかと思われます。
        親コメント
  • 今回の結果の軽いわりに、遮蔽する面積が大きことです。
    もし2重惑星であれば、意外に小さい質量で、遮光する面積は稼げるような気がするのです

    惑星の径に対して、質量は3乗で効いてきますが、面積なら2乗で済みますので、
    2個の惑星ならこのような傾向はでると思います。

    冥王星が発見当初には地球と同じぐらいだと考えられていました。
    しかし実際は、冥王星とカロンを含んだ撮像しか当時はできなかったので
    大きく見積もられた経緯があります。

    まさかそんなホットジュピターで2重惑星の例は聞いた事無いので、
    否定されるべきなのかもしれませんが。
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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

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