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14065 story

「はやぶさ」プロジェクトサイトが「はやぶさ2」の来期予算計上を強く訴える 43

ストーリー by yosuke
世界初にこだわるのは理解できる 部門より

SS1 曰く

はやぶさプロジェクトサイトで,はやぶさ近況報告とともに,「はやぶさ2」の実現のために,来期概算要求での「はやぶさ2」予算計上を強く訴えている。「はやぶさ2」ミッションは,C型の小惑星を「はやぶさ」とほぼ同一の構成で探査する,はやぶさプロジェクトマネージャーの川口淳一郎氏が提案している計画である。
これまで米国で「はやぶさ」がとても高く評価されているのは,ご存知のとおり。NASAでは,JAXAの「はやぶさ2」計画とほぼ同じOSIRIS(The Origins Spectral Interpretation, Resource Identification and Security)ミッションの検討開始に着手している(2006/10/30のNASA発表)。OSIRIS予算は「はやぶさ2」計画の4倍である。そして,OSIRISの目的として,NASAは「世界初の小惑星サンプルリターン」を公然と掲げており。前述のサイトでは

「はやぶさ2」が2007年に開始できないと、OSIRIS が最終選抜された時点では、追いつけません。

と悲痛な意見を表明している。

このまま来期予算がつかず、2011年にはやぶさ2ミッションを開始できないとどうなるのか。
まず,(サンプルリターンについては)はやぶさミッションは失敗する(あるいはすでに失敗している)可能性が高くなっていることがあげられる。そして,再突入/回収技術においてNASAは大きくリードしている。この場合,世界で初の小惑星サンプルリターンに成功する可能性は,NASAのほうがより大きくなる。
では,OSIRISミッションに協力すればよいのではないかという考えもある。が,その場合のJAXAは,要素技術を提供するだけの立場になるだろう。また,実際にOSIRISミッションに参加することになれば,当然「はやぶさ2」の予算は削られることになる。そうして,ミッションの独自性,先行性が失われた結果,「はやぶさ2」ミッションの価値も減ずることになる。そのとき,はたして「はやぶさ2」があるのか? といえば,けっこう微妙になっているわけだ。

もちろん探査を継続的に行なうことは重要である。
小惑星探査に関しては、2000年5月に始まった小惑星探査フォーラムでのいくつかの検討案や2004年3月に発足した次期小天体探査ワーキンググループのマルチサンプルリターン案もある。他にも、例えば同じスペクトル型既知NEOでもD型を目指す手もあるだろう。個人的にはこのはやぶさ2じゃなくてもはやぶさの成果は生かせるとも思うのだが。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by naopon (25700) on 2006年12月02日 3時52分 (#1068543)
    プロジェクトのページは「応援してください」とあいまいなことしか書いていませんが、
    松浦晋也氏によると財務省に要望をメールで送るというのが効果的な応援方法の一つだそうです。
    松浦晋也の L/D:財務省のご意見箱に投稿する [air-nifty.com]
    MEF: 財務省のご意見箱に投稿しよう! [as-exploration.com]
    はやぶさまとめ:「はやぶさ2を実現させよう」勝手にキャンペーン [hayabusamatome.xrea.jp]

    # 時期的にはもうそろそろタイムリミットが来そうな気がしますが…。

    • うーーん、読まされる側の感情を考えると逆効果な気もするが。(汗

      要は主計官が「国力の維持に欠かせない」と理解すれば比較的
      すんなり通る、あわよくば主計官の側から文科省に対し予算配分の
      再考を促してくれる希望も持てる訳で、だらだら長い文章を読ませ
      るよりは、タレコミ文にあるJAXAのページでハヤブサの現状を知
      らしめ、意見者はこれに同調するとともに国力(技術立国)の先行き
      を憂うことを強調したほうがいいんじゃないかな?

  • by pongchang (31613) on 2006年12月02日 8時09分 (#1068559) 日記
    12/1の日刊工業新聞は一面Top「2010年11月打ち上げに向けて予算請求を2007年度予算で行う(数億)。総額は120億円の先代より少し安くなる、フライホイールと燃料タンクの改善を行う。」とあります。 申し訳ないが、H-IIAで打ち上げとなれば重量面での制約が緩くなり、冗長性に配慮可能となります。 H-IIA前提なら再点火の利点も考慮して、軌道投入にも柔軟性が出る筈なのですが、この軌道計算は配慮されたのもなのでしょうか?。
    • > H-IIAで打ち上げとなれば重量面での制約が緩くなり、冗長性に配慮可能となります。
      各所での関係者の講演によると(私が聞いたのはロケットまつり「はやぶさは飛翔した」にて)、開発時間がないので「はやぶさ2」の基本設計は「はやぶさ」と同じになるそうです。
      ただし「はやぶさ」で致命的な問題を起こした箇所は改善するとのこと。具体的には
      ・リアクションホイール(3基中2基故障)
      ・燃料タンク(推進剤漏れ)
      ・化学スラスタ(全機故障)
      ・バッテリ(現在準短絡状態)
      辺りでしょうか。

      で、基本設計から新しくするのが「はやぶさマーク2(Mk II)」。
      名前が似ているんでちょっと紛らわしいですね。

      参考:「はやぶさまとめ:はやぶさ2・はやぶさマーク2 [xrea.com]」
      --
      Someday, somehow, gonna make it alright but not right now.
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2006年12月02日 13時31分 (#1068605)
        なるほど。つまりガンダムで言えばRX-78-2とRX-78-3の違いと。
        そしてマークIIが出て、それが敵に奪われるわけですね。
        親コメント
      • >で、基本設計から新しくするのが「はやぶさマーク2(Mk II)」。
        >名前が似ているんでちょっと紛らわしいですね。

        はやぶさ2号(実現の暁にはマスコミはきっとこう呼ぶでしょう)は同一設計の利点もあるし、その名がふさわしいと思いますが、「マーク2」はちょっとねぇ。

        「はやぶさ」の経験をふまえて改良強化した新型ということであれば中島つながりで「はやて」の名が相応しいような気もしますが、故障続出だとしゃれにならないのでこれはまずいですね。となるとここは一つ強運にあやかって「ゆきかぜ」とでも名付けてもらうのがよいのではないかと。

        そういえば、「雪風」は「味方を犠牲にしても情報を収集して生還せよ」という命令に沿って完全自律制御で飛行したりもしていましたね。タイタンに墜ちたのは整備不十分で出撃したからで、不運とかそういう問題ではありません。うん、これしかない。トレッキーたちはNASAを動かしてスペースシャトルオービター滑空試験機に「エンタープライズ」という名前を付けましたが、日本では是非JAXAを動かして…って、それよりはやぶさ2号のために財務省を動かすのが先でした。

        =====================

        蛇の足1本目:
        旧陸軍一式戦闘機「隼」の後継機は四式戦「疾風」だそうですが、高性能でも故障が多くて稼働率が低かったとか。
        蛇の足2本目:
        旧海軍の陽炎型駆逐艦「雪風」は、ミッドウェイをはじめ沖縄水上特攻作戦に至る幾多の戦いをくぐり抜け終戦まで生き残りました。
        蛇の足3本目:
        「戦闘妖精・雪風」において、フェアリィ空軍特殊戦第5飛行戦隊に所属する戦術戦闘電子偵察機スーパーシルフの3番機「雪風」は、偵察機として戦術戦闘情報を持ち帰ることを任務として上記の命令を実行しており、同戦隊は帰還率100%の実績から「ブーメラン戦隊」の異名をとっていました。
        蛇の足4本目:
        「宇宙戦艦ヤマト」において、地球防衛軍のミサイル駆逐艦「ゆきかぜ」は整備が不完全で地球帰還が望めない状態で出撃していたため、後にヤマト艦長となる沖田司令らを帰還させるための盾となって戦い、ガミラス艦隊に撃破されタイタンに墜落しました。

        あーこれで「蛇の足」に突っ込まれでもしたらアレゲすぎるなぁ。しかもなんかどっかで同じネタを書いたような気がするし。

        --
        Jubilee
        親コメント
        • 旧海軍の「雪風」は「僚艦の運を吸い取る船」として味方から忌まれておりましたゆえ、その名はどうか勘弁して下さい。
          セレーネが巻き添えになったらどうなさいます(涙)。
          # 同じ艦隊に所属した船は沈んだり大破したりしてるのに雪風だけいつも無傷に近かった

          オフトピなのでAC投稿だけどTakeshima
    • by Takeshima (20459) on 2006年12月03日 12時58分 (#1068923)
      H-IIA前提なら再点火の利点も考慮して、軌道投入にも柔軟性が出る筈なのですが、この軌道計算は配慮されたのもなのでしょうか?

      先の書き込みにてこの点のフォローを失念しました。
      タレコミ文「はやぶさプロジェクトサイト」リンク先を見ますと
      打ち上げ : 11月, 2010? (EDVEGA) または11月, 2011 (Direct)
      となっています。
      EDVEGAというのは簡単に言うと直接ターゲットに向かわず1年間地球付近で速度を稼ぐことだと思って下さい。
      ターゲットは地球軌道よりも太陽系の外側なので太陽電池出力が落ちます(はやぶさは電気推進です)。
      そのため地球付近で速度を稼ぎ、地球スィングバイで軌道を変えるわけで。

      H-II A の再点火による加速をそれに加算しながらスィングバイに必要な軌道制御精度を維持できるかには興味のあるところ。
      ただ、EDVEGAを使わず直接ターゲットへ向かうケースも上で提示されています。
      これは H-II A の再点火を利用したものと考えていい気がします(詳しい方フォローお願いします)。

      「じゃ、なんで最初からダイレクトにしないのさ、到着時期はどっちも一緒で打上げ準備に1年余裕できるじゃん」
      という疑問については
      • EDVEGAは「はやぶさ」でうまくいっているのでヘタに別手法をとらないほうが無難
      • 2度のチャンスをわざわざ最初から1つに減らす必要はない
      • OSIRIS ミッションに対する意地として早期に打ち上げたい
      • 国民が「はやぶさ」で持った関心がある内に打ち上げたい
      • 亡き M-V ロケットへの愛
      お好きな想像をお選び下さい :-)
      --
      Someday, somehow, gonna make it alright but not right now.
      親コメント
  • by jmz-yam (5393) on 2006年12月01日 15時51分 (#1068296) 日記
    はやぶさプロジェクトサイト読みました。jaxaというかISAS、本気になりましたね!
    自分が応援メッセージ [srad.jp]を書いたときにはjaxa本体からの「はやぶさ2」の情報が出ていなくて、ソース集めに苦労しました。

    こんなにいいページがあると、もっと説得力をもってアピールできそうですね。

    自分ももう一回書いてみることにします。
    --
    jmz
    • by Anonymous Coward on 2006年12月02日 17時43分 (#1068658)
      後継機「はやぶさ2」ミッション立ち上げの速度は目を見張るばかりですね。
      大抵、ミッションは構想から実現に至るまで最低10年というのが相場の世界で、
      例えば「ひので」は「ようこう」打ち上げ直後から。「はやぶさ」に至っては
      世間がハレー彗星に湧き、日本が初めて惑星間空間へ二機の探査機を送り込んだ
      80年代に構想が持ち上がり、実際の打ち上げは2003年5月9日と、
      実現までに20年近い歳月が掛かっています。
      (金星探査に至ってはもっと歳月が掛かっています。一時は労力の掛かる火星探査よりも
      重視され、「のぞみ」は火星ではなく金星探査のミッションになっていたかも。)

      今までで最短と言うだけなら、2000年にASTRO-E打ち上げ失敗の
      リカバリーの為、急遽エンジニアリングモデルの部品を流用してASTRO-EII
      「すざく」を2005年に打ち上げた約5年がおそらく最短記録でしょうか。

      「はやぶさ2」は初代「はやぶさ」がイトカワ到着前にリアクション
      ホイールの不調で、ミッションの先行きが危ぶまれた時に構想が表に
      出てきたようです。
      と、すると構想から約5年の打ち上げは「すざく」と同等かそれ以下の最速記録でしょう。
      「すざく」と違うのは、実際の運用によって得られた経験を元に、探査機そのものの
      改良が施されたバージョンアップ版になっている事でしょうか。
      (「すざく」はM-Ⅴロケットが改良されましたが・・・。)

      しかも、「すざく」と違って今回はミッションそのものの完全失敗のリカバリー
      という単に消極的なものではなく、米国という最強のライバルの挑戦を受けて立つ
      ような形です。小惑星探査を日本が脈々と続けてきた電波天文、X線天文、太陽観測、
      地磁気観測と並ぶ、日本の宇宙科学のライフワークとする決意を感じました。
      更に現在、僅かながら日本に勝機のあるジャンルの地歩を固め、先駆者たらんとする
      野心をも感じます。

      国際協調もいいですが、やはり競争が最も発展を促進させる要素ですね。
      王座は獲る事より守る事の方が遙かに難しいという言葉をも思い出します。
      惑星探査の盟主とも言える米国が牙を剥くぐらい本気にさせた「はやぶさ」
      ミッションの凄さを今更ながら再確認する次第です。
      親コメント
      • はやぶさが20年もかかっているとは知りませんでした。驚きです。
        プロジェクトの回転が早くなっているのは、
        それだけノウハウが貯まってきている証左なのかもしれませんね。

        米国が本気になっていることが伺えるので、
        ここは間違いなく打って出るべき所でしょう。

        #この場合、アメリカと共同(?)なんて言ったら国際協調じゃなくて……
        #何だ、相応しい言葉が出てこない。無条件降伏とかか?
        #見返りもないので賄賂とかじゃないしな。敵に塩を送るでもない。
        --
        =-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
        親コメント
    • 応援メッセージ読みました。ただ,概算要求をつけるのは文科省の予算 [mext.go.jp]なんで,いきなり財務省より,文科省に送ったほうがよかったかも。ただもう,12月ですから,概算要求には間に合いそうもないので地元議員に要望するほうが効果的ではないかと。
      --
      斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
      親コメント
      • 「文科省に予算をつけてくれ」と財務省にお願いしたつもりでしたが、文科省側に「「予算をくれ」とお願いしろ」と書くべきでした?

        もう「予算はくれ」と言ってるモンだと思いました。

        今度はJAXAですかねー。あほなロケットに予算回すより探査機に予算を回せと。

        議員なんて無理でしょう。宇宙族いませんもん。
        --
        jmz
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2006年12月02日 9時48分 (#1068570)
          仮に文科省に前年を上回る予算を付けてくれたとしても
          その予算は文科省が財務省に要求した予算要求の内訳に
          準じて付けられるから、そもそも文科省が宇宙関連予算
          の増額を理解し、内部調整して要求していなければ意味
          がない。そこのところどうなのだろう?
          いじめ対策、児童に対する防犯等、旧文部省系にも火急
          な問題があるからどうなるかな?

          宇宙族議員は居ないだろうけど、大臣折衝で予算が復活
          する場合もあるから、財務大臣と文科大臣くらいには
          大きな声で訴えた方が良いと思う。

          ただ、上で
          >あほなロケットに予算回すより探査機に予算を回せと。
          なんて話があるように、宇宙関連部門でも予算の取り合
          いがあるはずだから、予算分捕り合戦はまずそこから始
          める必要があるな。
          国の予算は、現場から要求された予算を文科省の各課、
          各部、各局が取りまとめて、最終的に文科省内で調整、
          それを「文科省の予算要求はこれこれで、内訳は.....」
          と財務省主計官に説明することになる。ここで主計官が
          「はやぶさ? あー、ダメダメ」なんて感じに要求の意義
          を全く理解できない場合はばっさり削られる可能性もある。

          そこで予算が削られると、主計官のところに文科省の
          お偉いさんが次々に(小者から順に)説明に来ることになり、
          予算の復活をお願いすることになる。
          そのお偉いさん軍団の最終兵器が大臣なので、現文科大臣
          が「はやぶさ」をどう思っているかってのは非常に重要と
          思うけどね。

          「主計官」でぐぐると面白い話がたくさん出てくるよ。

          ま、そんな時間的余裕はもうないから、電通、博報堂を
          通じて広告という名の寄付を募ったり、探査機の命名権
          を売りに出したりするほうが庶民から寄付金を集めるより
          効率がいいような気もするけど。

          でも、やはぶさ2計画の意義や現状を解りやすく纏めて
          広く一般に知らしめる努力をしているJAXAの姿勢には
          感心した。
          ちょっと前までの研究者脳に犯された人たちだったら
          こんな金の話なんて、ネットの隅で愚痴ってるだけだっ
          たからな。
          これが祭りにでもなれば大臣連中や野党議員をも動かす
          大きな原動力にもなるかもしれない。
          親コメント
  • やらんといかんよねぇ (スコア:3, すばらしい洞察)

    by WindKnight (1253) on 2006年12月02日 7時58分 (#1068557) 日記
    米国と正々堂々とフロンティアで競争できるってのは、色々な意味があると思います。
    シグマ計画もどきより、はるかに健全だしね。

    でも、この予算の差は悲しいなぁ。
    何故、こんなに金を掛けられないだろうか。
  • by kcg (26566) on 2006年12月02日 2時21分 (#1068536) ホームページ 日記
    いまなら前回の好印象が残っているので、そこそこ集まるんじゃないですかね。
    目標金額と、集まった金額を明示して、使い道の明細も開示して行えば、多くの人が参加気分も味わえるのではないでしょうか。
    死ぬ死ぬ詐欺なんかじゃない夢への投資に、一万円ぐらいなら出していい気分ですよ。

  • by pongchang (31613) on 2006年12月02日 8時16分 (#1068561) 日記
    木曽の東大のシュミットカメラ [u-tokyo.ac.jp]が、イトカワの撮影に2年ぶりに成功 [isas.jaxa.jp]しておりますが、10分積分の画像を9枚重ね合わせてという荒技。
  • 失敗? 成功? (スコア:1, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2006年12月02日 11時19分 (#1068580)
    はやぶさミッションはすでに成功している [srad.jp]と以前聞いたんですけど、今回のタレコミでは...

    >はやぶさミッションは失敗する(あるいはすでに失敗している)可能性が高くなっている

    アレ?と思ったんですがはやぶさ近況 [isas.jaxa.jp]を見ると

    >・すでに重大な故障にみまわられていますが、何とか、地球への航行をさせるべく、努力しています。

    とのことで、家路半ばで力尽きそう、ということなんですね。すみません、状況忘れてました。
  • by Anonymous Coward on 2006年12月02日 19時45分 (#1068676)
    明石海峡大橋(5000億円)を作らなかったら。
     ・ひまわり7号 [h2a.jp]の47回分の打ち上げ費用をまかなえます。(107億円×47)
     ・だいち [satnavi.jaxa.jp]を9基作れます。(550億円×9)

    りそな銀行へお金(3兆1280億円)を投入しなかったら。
     ・JAXAは11年間食っていけます。(2845億円×11)
     ・はやぶさ [isas.jaxa.jp]を246基作れます。(127億円×246)
    • 映画会社?がお金を出して、はやぶさを作ればいいのにな
      プロジェクトXっぽくやればそこそこ売れると思うけど。

      どうでもいい映画作るよりよっぽど社会貢献になると思う。
      親コメント
    • りそな銀行に注入された公的資金は返済される予定ですから、
      それと比べるのは不適切では?
      親コメント
    • > もし〜しなかったら
      他の事に予算まわされるだけで結局、今回の所にはお金は落ちてこないのではないのかな。
      結局は、それが何の役に立つのか、を明確に提示しないと人とお金は動かない、という事じゃないですかね。
      何処の現場も、自分の担当こそ最重要、と思って仕事してるんだろうし。
      • たしかに全体で5000億円予算が増えたとしても、宇宙開発にどれほど回してもらえるか疑問ですね。
        国民の民意を得るには将来実るかもしれない研究より、目の前のモノのほうが即効性があるでしょう。
        国民の一部は、ひまわりがダメになったらアメリカの衛生を使えばいいじゃないかと思っている人もいるでしょう。
        宇宙開発が、国民の生活にどれほどの影響を与えているかということをもっとアピールする必要があると思います。
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年12月04日 0時35分 (#1069078)
    世界初、火星からのサンプルリターンに挑戦だ!
    • プロジェクトサイトにはこんなことも書いてあるわけだが。。。
      国益なんつうもんまで持ち出さないと研究を進められない現状に同情するね。
      本気で国益なんて考えてんならアホだな。


      ●アメリカとの関係

      日本がNASAのOSIRISに参加することは、日本が持つ有利性や独自性を
      放棄することを意味しており、日本にとって益がないばかりか、惑星探査に
      おいて大きな損失につながるものです。

      逆に、日本が「はやぶさ2」を実施し、そこにNASAを参加させれば、日本の
      先進性を維持しながら、惑星探査分野における国益を維持することがで
      きます。

      アメリカが有人小惑星探査を提案してくると、サンプル採取については、
      無人探査機の比ではなくなりますが、事前の詳細な調査なしに有人探査が
      行えるとは思えないところです。人類が到達できそうな小惑星を日本が先行
      して探査をしておくことは、将来に有人小惑星探査が行われる場合におい
      ても、日本の優位性を確保しておくことにつながります。
      親コメント
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家

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