パスワードを忘れた? アカウント作成
14585 story

科学雑誌に春は来るか?3月26日「RikaTan」創刊 89

ストーリー by yosuke
新しい理科の雑誌 部門より

Mooolyeee 曰く

科学雑誌の休刊が相次ぐ中、星の環会という版元から「理科の探検(RikaTan)」という雑誌が創刊されるらしい。
Webの記事を見たところ、教育雑誌らしい雰囲気で、一般の書店で目にすることははなかなか無いかもしれないが、科学雑誌冬の時代に創刊する科学雑誌には頑張って欲しいところ。
ところで、創刊号予告(jpegファイル)を見ると、「高度な科学が小学生にもわかる!?アインシュタインの相対性理論」という記事があって、とても気になる。相対性理論を小学生にどう説明するのか、とても興味深い。

なお、新雑誌の編集長は、新理科教育MLの代表で「新しい科学の教科書」シリーズなどの執筆者でもある、同志社女子大学の左巻健男教授である。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • RikaTanという書名を見て (スコア:2, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2007年02月08日 15時14分 (#1106481)
    また新たな萌え系雑誌かよ、と早合点した自分に○| ̄|_

    #既に頭の中が春真っ盛りなAC
  • by asanagi (22217) on 2007年02月08日 15時17分 (#1106486) 日記
    NHKの「アインシュタインロマン」 [nhk.or.jp]は、当時小学生の私にも
    一般常識では推し量れない法則が世の中にあるんだ、と言うことがおぼろげながら理解できた記憶があります。
    演出のせいかSFホラーを見てるかのような恐怖感も覚えました。
    • by Anonymous Coward on 2007年02月08日 16時02分 (#1106525)
      当時、理系大学初年度生でしたが周りの評判は大悪評でしたよ。
      ただし、文系学生には好評。

      「時空 悪魔の方程式」の回を一般相対論の解説が聞けるかとwktkしながら待って見てみたら
      方程式は読み上げただけで中身の解説に入らなかったorz
      親コメント
  • 中学時代 (スコア:2, 興味深い)

    by Rem (17869) on 2007年02月08日 20時23分 (#1106635) 日記
    今はなき、Quark(講談社のやつ?)を中学校の図書館で読んでました。
    数学系の連載や、1円玉(円)を敷き詰める問題とか、未解決問題の記事とかも
    あったように記憶しています。

    なので、きっと興味のある小学生や中学生には受けるんじゃないでしょうか。
    今はなさ杉ですし。
    小学生・中学生でも手に取れる雑誌が出てくるのはよいと思います。
  • by Anonymous Coward on 2007年02月08日 21時18分 (#1106664)
    どんな内容やレベルになるかはどうでもいいです。

    そんなことより、フジテレビで放映された如き、エセ科学にひっかからない人が
    一人でも増えるきっかけとなるのなら、十分価値あるものでしょう。
    それこそが、科学を専業としない人にとっての、科学を学ぶ一番の意義なのですから。
    • 一般的通念に反しますが、たとえ科学的知識が増えてもエセ科学は減らないと私は思ってます。

      たとえば、私の両親はフジテレビの某番組を嬉嬉として見るような人間ですが、
      あの番組がヘマやらかしたときも、"ウソだと分かっていたよ。テレビなんてウソばっかだしね。"程度の反応しかしませんでした。
      騙されていたことに怒りもしなければ、そこから学びもしない。おそらく2年後にはまた同じような番組を嬉々として見てるでしょう。

      つまるところ、私には理解不能な態度ですが、彼らはその情報がウソだろうと知っていながらもそれの正誤を考えようとしてないのです。
      この態度を安井至教授 [yasuienv.net]は"気持ちよく騙されて、何か効く気になれば、それ良い。(と考えているのではないか)"と推察されています。

      つまり、問題は科学的知識の不足ではなく、物事を突き詰め、調べ、考えていこうとしない態度にあるのではないでしょうか?
      確かに科学的知識はウソを見分ける便利なツールですが、そのツールを使おうという意思がなければ、ツールは錆びるだけでしょう。
      親コメント
      • >たとえば、私の両親はフジテレビの某番組を嬉嬉として見るような人間ですが、
        >あの番組がヘマやらかしたときも、"ウソだと分かっていたよ。テレビなんてウソばっかだしね。"程度の反応しかしませんでした。
        >騙されていたことに怒りもしなければ、そこから学びもしない。おそらく2年後にはまた同じような番組を嬉々として見てるでしょう。

        しかも、その情報をそのまま使って子供のしつけにも使いますからね。
        冷静に考えれば恐ろしい話ですね。

        #大人はみんなうそつきだ!!
        --
        =-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
        親コメント
      • ウソだと知っているなら、だまされてないから、それで良いのでは?
        要するに、科学知識がなくても、「テレビなんてウソばっかし」という常識があれば問題ないってことで。

        逆に科学知識があるため、あの番組は不愉快になるので見なかったんで、面白い見世物を見逃してしまった。
        --
        the.ACount
        親コメント
  • りかタン (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2007年02月08日 15時01分 (#1106470)
    同ネタ多数
  • by Anonymous Coward on 2007年02月08日 15時11分 (#1106479)
    小学生といわず、理系大卒程度で相対論の分かる本ってどんなのがありますか?
    どうせ相対「論」は飛ばして、導かれるおもしろおかしい結果を
    いくつか紹介するのが関の山だと思うけど。
    • by TarZ (28055) on 2007年02月08日 16時00分 (#1106523) 日記
      ずばり、これ [amazon.co.jp]。

      この本(つまり、アインシュタインの最初の論文「動いている物体の電気力学」)の範囲は、
      高校数学程度の範囲で理解できます。

      # ただ、それをどう解釈するかが重要なのですが。

      個人的には、一般向け科学雑誌の「誰にでも分かる!相対論」とか「サルでも分かる量子力学」と
      いった特集は、ちょっと疑問符をつけてます。(理論から導かれる現象だけ説明して、なにを理解
      できるというのか微妙)

      で、こういうのを見て「自分は相対論を理解した」と思ってしまう人のうち、ちょっとベクトルが
      間違っちゃった人が「相対論は間違っている!」方面にいくのを何度か目撃してますので。

      一般向けの科学の啓蒙はもちろん重要なのですが、「誰にでも分かる」という宣伝はどうかと…。
      RikaTanがそうならないことを願いたいところです。
      親コメント
      • by kicchy (4711) on 2007年02月08日 17時36分 (#1106579)
        >一般向けの科学の啓蒙はもちろん重要なのですが、「誰にでも分かる」という宣伝はどうかと…。
        >RikaTanがそうならないことを願いたいところです。

        問題は内容もですが「誰にでも分かる」という文句自体も冷静に判断する姿勢であって
        それは、通常、学問に携わる人間であれば持っているものだと思うのですが・・・

        やはり、短絡的妄信的な(語弊があるかもしれないですが科学的でない)姿勢の
        人は、どう書いてあっても突き進んじゃうような気がします・・・
        親コメント
    • by Youth (28154) on 2007年02月08日 15時26分 (#1106493) ホームページ 日記
      つ[特殊相対論 [wikipedia.org]]
      一般相対性理論の正しい理解にはテンソルが必要ですので大学数学(線形代数学かな?)が必要ですけど、
      特殊相対論の式自体は根号を含む二次方程式の意味が理解できれば分かるんじゃないかと。

      しかし、今時の小学生はモロ「ゆとり教育世代」ですから、本当に理解できるのか微妙ですね。
      筆者、編集者らが「これなら(俺が)小学生(の頃)でも理解できる!」って思っているだけだったりしませんかね。
      --
      Youthの半分はバファリンでできています。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2007年02月08日 15時19分 (#1106487)
      ランダウ・リフシッツって絶版のままだっけ?

      というか、特殊相対論だったらアインシュタインの原論文。マジでお勧め。
      岩波文庫から邦訳出てる [amazon.co.jp]から買って読め。
      凡百の解説書よりよっぽど分かりやすい。
      親コメント
      • by johan (27535) on 2007年02月08日 16時14分 (#1106536)

        「場の古典論」なら今でも普通に売ってますケド、かなり「物理のヒト」向けだと思いますよ。
        #ランダウ・リフシッツはその良さを味わうためのハードルが高めだと思う。

        普通の教科書より少しだけやわらかめ、というのであればなっとくする相対性理論 [amazon.co.jp]とかですかね。 「万人向けにわかりやすく」はちょっと誇大広告だと思うけど、丁寧には違いない。
        あと、読みやすいということで言えば、竹内薫氏のこれ [amazon.co.jp]とか。 物理学科の学生がこれで勉強する、ってわけにはいかないですけど、ただの「お話」よりは踏み込んで理解した気になれる。かな。

        親コメント
        • by the.ACount (31144) on 2007年02月09日 14時37分 (#1107165)
          「場の古典論」て、電磁気学の知識が前提になってるんだけど、困ったことに SI 単位系の電磁気学じゃないんだよね。
          Gauss 単位系とか対称単位系とかいうやつなんだけど、手ごろな教科書がなくて自分の知識を元に「場の古典論」に合った電磁気学を再構成するのに手間取った。相対論自体の勉強より時間がかかったぞ。(電磁気学の知識自体がうろ覚えだったせいだが)
          ま、そのおかげで SI 単位系が ( 3 元単位系で間に合うのに) わざわざ無駄のある 4 元単位系にして、難しいところを素人から隠していることが良く分かったけどね。
          もう一つ愚痴を言うと、脚注にスカラーの 2 階微分が対称テンソルになることを証明できる事実みたいに書いてあった (そう誤解しただけだが) んで、自力で証明しようとして無駄な時間を費やしてしまった。結局これは捩率ゼロってことで前提であって証明なんぞできないって分かったんだが、捩率は量子力学のスピンに対応するから古典論ではゼロだってことくらい書いといて欲しいな。(別の本に書いてあっただけで事実かどうか知らんが)
          小学生に分かる相対論 (もちろん、分かったつもり程度ではなく、論理的に、一般相対論も含めて) は、絵だけで説明することを目論んで途中まで作ってみたけど、作画能力の不足で挫折してしまった。(途中説明不足ながらブラックホールまで描いたけどワームホールまで描けなんだなー。計算はしたんだが・・)
          --
          the.ACount
          親コメント
      • by pnp0a03_pc (7186) on 2007年02月08日 20時01分 (#1106626) 日記
        一般向けならば、岩波新書の

        物理学はいかに創られたか アインシュタイン、インフェルト著 石原 純訳 [amazon.co.jp]

        が面白く読めるんではと思います。
        力学を説明するくだりでジェットコースターの事を昔の名前で(忘れてしまった)呼んでいて、それを理解するのに苦労した記憶が。

        #なんだっけな・・・ローラコースターじゃなくて・・・
        #普段見ない単語・・・ああもどかしい

        親コメント
    • 理系大卒といっても分野により知識の種類がてんでばらばらなのでナンですが、
      P.J.E. Peebles 1993, "Principles of Physical Cosmology" (Princeton University Press)
      なんてのは大学で習う解析力学と微積分を身につけていればあるいはなんとか。

      特殊相対論の方は卒業するまでもなく教養課程で教わったような気が……。
      親コメント
    • >理系大卒程度で相対論の分かる本

      特殊相対論なら普通の相対論の教科書で高校理系卒レベルがあれば理解
      出来るかと思います.必要な数学のレベルも高くはありませんし.
      #展開されている論理自体に納得がいけば,ですが.

      一般相対論だと結構難しいかも.
      親コメント
    • 講談社ブルーバックスから出てた「銀河旅行」シリーズと
      「SF相対論入門」がいい感じだったんですけどねえ。絶版。
      上記の本の内容を通り一遍理解してないと宇宙物のハード
      SFは書けないとおもうんだけどなあ。
      まあいいかどうせハードSFなんて今時読む奴居ないし。
      親コメント
      • by Gomachan (17696) on 2007年02月08日 20時24分 (#1106636) 日記
        「銀河旅行」ですか,読みました.絶版なんて残念ですね.(今も家のどこかにあるかも)
        ハードSFが読まれないというのは,つまり,“ハードな”設定を楽しむだけの基礎知識が足りないってことも一因なんでしょうか...
        あんまり「ゆるい」と,かえって面白くなさそうなんですが.
        ハードSFファンは絶滅危惧種だったりして.
        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2007年02月08日 15時59分 (#1106521)
      目の前の不思議な結果から導かれた式で、 別の不思議なものを説明できるということだと思うのですが、 不思議なものから不思議なものを導き出しているという関係が あるわけで、その不思議な持のそのものの理解ができていない ように思う。
      つまり、光の速度が一定ってどう言うことなのかって 理解できるものなのかな?
      親コメント
      • 表現は悪いかも知れないが、光の速度が誰にとっても一定ということを時空を歪めてでも押し通すと相対論になる。と考えるとわかりやすいんでない?
        親コメント
      • >つまり、光の速度が一定ってどう言うことなのかって理解できるものなのかな?

        互いに運動している物体は異なる座標系に乗っている、というだけですので、
        一度納得してしまえば(原則自体は)さして不思議なものでもありません。
    • 自分は偏微分がいまいち理解できなくて挫折しました。
      # 化学系。
    • ガモフ全集でも読んでみるのはどうでしょうか?
  • by koduckin (15749) on 2007年02月08日 15時15分 (#1106482)
    アインシュタイン云々はともかくとして、「子供の科学」 [seibundo-shinkosha.net]ほどアレゲではなさそうですね。
    それとも、そーゆー子供が減ったから、もう少し軽い雑誌を創刊したのかな?(それにしては「萌え」もなさそうだし。)

    # GOGO!ミルボ の単行本は出ないのか?
    • by Anonymous Coward on 2007年02月08日 15時49分 (#1106511)
      軽いというより固いと思います。
      子供の科学は子供向けに見えますが、
      どうもこれは理科の教師or理科好きな大人向けな感じがします。
      「使えるネタ」って書いてありますし。
      親コメント
  • by prankster (12979) on 2007年02月08日 16時11分 (#1106533)
    画像中の記載「手づくりスライムとシャボン玉の実験」。

    すらいむぅ?なんだかや~んな感じですが、子供は喜ぶのでしょうか?
    #コーンスターチ使うって言うアレ [wikipedia.org]かな?
  • サイエンス・ウェブっていったいどうなっちゃったんでしょう?
    ググって一通り見て回っても、止まっていることしか判りませんでした。
typodupeerror

UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア

読み込み中...