かつて地球は「紫の惑星」だった…かもしれない 28
ストーリー by yosuke
今はDeep-PurpleよりGreen-Dayのほうが好き 部門より
今はDeep-PurpleよりGreen-Dayのほうが好き 部門より
楽太郎の星 曰く、
LiveScienceの記事『Early Earth Was Purple, Study Suggests』によると、過去の地球は紫色の生物で覆われた「紫の惑星」だった可能性を示唆する研究が紹介されている。
この研究は、現在地球を「緑の惑星」たらしめているChl.aが太陽光のエネルギーピークである緑を利用しない(ので、反射して緑に見える)一方、赤と青の光を吸収して光合成するように進化したのはなぜか、という疑問が動機になっているらしい。University of Maryland.のDasSarma微生物遺伝学教授は、Chl.aによる光合成生物の発生は、緑を吸収し赤と紫(violet)を反射する物質を用いて太陽光を利用する生物が繁茂した後であったため、緑の光を利用できなかったのではないか、という仮説を提唱したそうだ。その物質とはレチナール(ratinal)であり、この物質はChl.aよりも構造が単純なため発生時期がChl.aよりも早かった可能性が指摘され、もしこれを含んだ生物が地球上で繁茂していたならば、地球は紫(purple)に見えたというのが教授の主張らしい。現在、レチナールを利用して光吸収によって有機物を合成する生物としては「紫色の膜」を生成する高度好塩菌が知られている。
ただし、NASAの宇宙生物学者David J. Des Marais氏は『紫色の地球』仮説について「おもしろいが、注意が必要だ」、Chl.aが緑光を光合成に使わないのは「強すぎる“諸刃の剣”であったからかもしれない」とのコメントを寄せたそうだ。
関連ストーリ 近赤外線で光合成するシアノバクテリアが確認
そういえば火星も (スコア:3, 参考になる)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubm... [nih.gov]
高度好塩菌の持つ紫の色素や塩水は紫外線を吸収する性質があるから、オゾン層のない火星でも生存可能かもしれないというようなことが書かれていました。
そう考えると、オゾン層が形成される以前の地球を、高度好塩菌が紫に染めていたというシナリオは合理的かも。
この場合 (スコア:1, 興味深い)
Re:この場合 (スコア:0)
Re:この場合 (スコア:0)
聞きかじっただけの知識を知ったかで話すと恥かくぞ
「常識」ねぇw
Re:この場合 (スコア:1, 参考になる)
タレコミリンク先にも「高度好塩菌は酸素欠乏条件下においては光従属栄養的な生育が可能である」とありますが?
酸素ができたのでレチナール系光合成(と言っていいものか?)ができなくなったと考えられませんか?
Re:この場合 (スコア:0)
「常識的に考えて」 [google.com]という語句で
検索されることをオススメします。
単なる一部界隈で使われるテンプレなだけであって、
常識的でない無茶な意見にもムリヤリ当てはまるのが
定番なんですよ。
ネタ(オフトピー100) (スコア:0)
醤油 (スコア:1, 興味深い)
しかし、なんで「醤油」が「むらさき」なんだ?
Re:醤油 (スコア:0)
# これだけなのでAC
Re:醤油 (スコア:0)
なにやら出てきます。
むらさきというのが、醤油の忌み言葉であることは知ってたのですが。はてはて。
野菜頭 (スコア:1)
...だめだ、ネタにならん。
# キャベツの語源にラテン?の頭の意味があるそうな
しかし、紫の惑星って毒々しいかも。
酸素が出きたら、酸化物で表面が一度赤黒くなったと思うし。
以外に地球も変化が激しいんですね。
まあ、それでも海洋7割なのは変ってないと思うので青いのは変らんのか?
M-FalconSky (暑いか寒い)
>まあ、それでも海洋7割なのは変ってないと思うので (スコア:0)
人類が居なかったから (スコア:1)
rireはさてオトコでしょうかオンナでしようか?
楽太郎の星は (スコア:0)
Re:楽太郎の星は (スコア:3, おもしろおかしい)
#楽太郎師匠は「腹黒を演じている」ので、ええと「上っ面は黒くないが裏では黒いことを表面では…」
#……ああ、ややこしい!
Chl.a って (スコア:0)
紫の… (スコア:0)
しょうもなー (スコア:0, 荒らし)
地球の大気が酸化雰囲気に変わったのはシアノバクテリアが大繁殖したからってのは常識だろ?
シアノバクテリアは昔風には藍藻ともいうけれど、クロロフィルを持つ光合成生物より青っぽい。
紫ではないと思うが、より短波長に吸収ピークを持っている。
だいたい生物の構造がそうそう合理的にできていると思う方がどうかしている。理屈倒れもいい
ところ。勉強しすぎで経験不足のマスター1年の学生じゃないんだから…。
さらにいえば、地球の緑色はだいたいが陸上植物の色だが、植物の陸上進出はずいぶん新しい話。
それまで地球は緑なんかじゃなかったはず。っていうか、今でも青い。
Jubilee
Re:しょうもなー (スコア:1)
残ってるのは「緑を吸収する生物が繁茂した後であった・・という仮説」に対して、現在の緑を使わない植物が蔓延してずいぶんたつんだから、再び「緑を使う生物」が繁茂し始めないのは何故だ?・・くらいか。
the.ACount
場所がないかも (スコア:1)
緑を使わない植物の方が効果的にエネルギーや物質を貯められたとかいうシナリオはないのかな。確かに今は緑の光があり余っているでしょうけど、それを利用するために必要な外部からの物質とかの比率とかのデータってありますか?光合成だったら、炭素とかの元素を調達しなければいけないんだけど、その元素の吸収/他化合物への変換効率でちょっとでも遅れをとると、非緑吸収派がどんどん物質を取りこんでしまって緑吸収派が繁殖できる余地がなくなる。だから「緑を使う生物」が繁茂しても限定的だという仮設はどうでしょう?
# 生物学素人の考える事なのでツッコミ大歓迎。(^-^;
vyama 「バグ取れワンワン」
忘れてた! (スコア:2, 興味深い)
深いところにある海草は赤紫色してるけど、これは、そこまで届く光が緑だけなので、緑を吸収して光合成してるからなんだ。
ただし、葉緑素が直接に緑光を吸収するわけではなく、別の色素で吸収してから葉緑素に渡している。
だから無駄があるけど、実は直接吸収だったとしても大差ない。
光合成で光を使うところは水を分解するところなんだけど、水分解にはちょうど 2個の赤光子を使う。
だから、半端な緑光子では無駄が生じるのは避けられないわけ。
環境の変化に応じて光合成にバリエーションが出てきた例としては C4 植物の出現てのがあるなー。
これは炭酸ガス濃度の低下に適応して、炭酸ガスを効率的に光合成回路に渡すターボチャージャーみたいな機構を追加したトウモロコシなどの植物なんだけど、これをイネ (こっちは C3 植物という) に持たせようという研究があったはずだが、どうしたんかな~? (青いバラなんかより遥かに難しそう)
the.ACount
Re:しょうもなー (スコア:0)
わかりやすく、教授の主張を時系列に沿って書けば、
Re:if・・・・・・ (スコア:0)
Re:if・・・・・・ (スコア:0)
Re:if・・・・・・ (スコア:1, すばらしい洞察)