JAXAが「航空宇宙技術研究所史」をオンラインで全文公開 9
ストーリー by yosuke
NASDAのPROJECT-VIWERはどこにいったんだろう? 部門より
NASDAのPROJECT-VIWERはどこにいったんだろう? 部門より
Anonymous Coward曰く、
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の前身の一つである、旧航空宇宙技術研究所(NAL)の48年間を集大成した「航空宇宙技術研究所史」(2003年9月刊行)が、少し前からオンラインでも公開されています。
JAXA総合技術研究本部の図書館が運営するSEND(Search Engine for NAL DataBase)サーバー上にダウンロードページが設けられ、全文PDFをダウンロードできます。内容は、となっています。おまけ?として、科学技術庁時代の1975年7月に刊行された
- 航空宇宙技術研究所史(387ページ, 142MB)
- 同 第6章 資料編(267ページ, 8MB)
も全文がPDFでダウンロードできます。
- 航空宇宙技術研究所20年史(330ページ, 405MB)
可能なら旧宇宙開発事業団(NASDA)や旧宇宙科学研究所(ISAS)の歴史も公開してもらいたいものです。
それにしても編纂委員および関係者の方々、大変お疲れ様でした。
ISASの歴史に関してはweb上にそれなりに詳しい紹介があったはずと思ったら、リニューアル中で近日公開予定らしい。
一方NASAは(ややOfftopic) (スコア:1)
# 関係ないって言われるかもしれないが、最近の国際政治の風向きによってJAXAや日本の政府機関の情報公開が自粛されるようなことが無いことを願いたいです。
# 日本では、少なくとも歴史や年表は、規制の対象になるような宇宙関係のものはないと思うけどさ…。
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一方、防衛庁時代の話(これもOfftopicか) (スコア:2, 興味深い)
もちろん防秘のところはしっかり取り除いてありましたが。
ま、さすがに防秘は取り除いてあるとは言え、制式要綱は見る人が見れば何となく性能が想像できるようなブツなので見られなくなったけど。
そして、この事例の他にも、防衛省/自衛隊に関する情報はそれなりのコストと手間を割いて調べればそれなりの範囲で合法に手に入るのに、
調べようとしない/調べても情報資料から情報を正しく読み取らない/情報があっても物理や科学や論理の素養がないから意味が分からない、
といった人の方が「防衛省は国民に情報を隠している!」とか「自衛隊の兵器は談合の産物で欠陥だらけ!」とか大きな声で主張する始末でして。
情報収集衛星の件を見るとねぇ・・・・。 (スコア:1, すばらしい洞察)
シャットアウトする傾向が出てきている感じがするので、
今後は情報公開の動向に気をつけた方がいいと思うな。
隠したければ軍事利用と従来通りの宇宙科学・開発と
組織を二分した方がいい気もするけど・・・・。
目的違えど携わる人々がほぼ同じで、境界線がハッキリしない
日本の今の状況では漏れてはいけない情報が漏れるか、
逆に隠す必要がない・隠してはいけない情報が
隠されるという珍事が起きそうだ。
Re:情報収集衛星の件を見るとねぇ・・・・。 (スコア:1, すばらしい洞察)
囮となるどうでもいい情報や嘘までも混ぜて保護するのが真の秘匿というものです。
Re:情報収集衛星の件を見るとねぇ・・・・。 (スコア:1, オフトピック)
隠さない方が良いような情報(例えば、相手への恫喝として使えそうな情報とか)まで隠したりして……。
#情報収集衛星の場合、少なくとも現時点では、んな情報を収集できてるか
#どうかは微妙かもしれないけど。
Re:情報収集衛星の件を見るとねぇ・・・・。 (スコア:0)
もっとも国防を言い訳に好き勝手な情報操作をされても困るけどね。
警察と同じで、国民の信頼を裏切ればその協力を得られなくもなるし、
下手すれば本来必要な権限すら行使しにくくもなるというものです。
言いたかないけど日本の公務員の腐敗の度はもはや
国家の防衛に必要な特権すらうかつに与えられないほど末期的でしょう。
谷だぁ (スコア:1, おもしろおかしい)
ISASは某王立宇宙軍以上だorz (スコア:2, 興味深い)
我らがISASは老朽化した施設の解体費すら出ない。
Re:谷だぁ (スコア:0)
#最近、現実と虚構の境界があいまいになる事が・・・orz