yooseeによる
2007年08月01日 17時46分の掲載
気持ちは分からないでもないが部門より。
気持ちは分からないでもないが部門より。
m.sakkanen 曰く、
Yahoo!ニュース、大元は産経新聞の記事のようですが、 世界保健機関(WHO)の専門家会議でインドネシア等が鳥インフルエンザ等のウイルスに知的財産権を認めてほしいと主張しているようです。 これは背景として、鳥インフルエンザ等の検体を数多く提供しながらも、 その検体を利用して先進国が開発したワクチンを高く購入させられるということが不公平だということです。
最初は異和感を感じましたが、よく考えるとウイルスを資源として考えるのは、そんなにおかしい考え方ではないのかもしれません。 ただ、知的財産となるとどうなのでしょうか。
この議論は賞味期限が過ぎたので、保存されている。
新たにコメントを書くことはできない。
インドネシアの戦略 (スコア:4, 参考になる)
もはや日本ではさっぱり放送されなくなったトリインフルエンザですが、東南アジアでは未だに猛威をふるっています。
特にひどいのがインドネシアでこの2年ちょっとで102が感染し81人が死んでます。(ここ5年間における全世界のトリインフルエンザによる死者の1/2)
さらに、もしトリインフルエンザが世界にひろまったら、ワクチンの配給は後回しにされてしまうと予想されます。
そうならない為にも、途上国はWHOにたいして技術供与やらを要求したり、国際的なワクチンのストックを作ろうと呼びかけたりと苦心してるわけです。
しかし、要求に対する解答としてWHOも製薬会社もまんざらでない反応 [who.int]をしたはいいんですが、あまり上手にいってない模様です。
このままうやむやにされて終わりという可能性も十分にあります。
だからこそ、弱い立場の途上国はこういう無茶な発言でも言わざるをえない。
すなわち、これは一種のアピール、もしくは苦し紛れの策と見るべきでしょう。
Re:インドネシアの戦略 (スコア:3, 興味深い)
あり得る話だと思うんですが、「知的財産権」てのが 引っかかりますね。
#「遺伝資源に対する主権」とかなら分かるんですが。
本家CBDの交渉では、資源の利用に対する利益の還元
(Access and Benefit-Sharing) がうまくいっていない [eic.or.jp]ので、
主張できそうな所でとりあえず主張している、
ということかもしれません。
#実際、この手の国際交渉になると「資源提供国への資金提供」という
#言葉を入れようとする途上国と、それを阻止しようとする先進国
#という構図が、判で押したように必ず発生するんで。
微妙に関連する立場なのでACで。
臆病者でごめん。
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権利と責任 (スコア:3, 興味深い)
インフルエンザウィルスによってもたらされる利益を要求するのであれば、同じくウィルスによって他者が被った不利益についても補償する義務が発生するのではないでしょうか。
基本的に、今までこうした疾病や自然災害は人類の共通的な脅威であり、それに対しては人類全体が責任を負うという認識だったと理解しています。だからこそ、特定の疾患の発症地域があったとしても、その国や政府、国民には特に責任を負わせるような流れはなかった。
経済力の差により、治療薬の開発が欧米を中心とした一部の国にほぼ独占されているという現状は危惧すべきですが、それをこういった権利の主張でなんとかしようとしても、うまくいかない気がします。
クロスライセンス契約するべきなんでは? (スコア:3, すばらしい洞察)
ワクチンを購入できるように契約するのが良いかと。
そのためには検体をWHO経由で提供するのではなく、インドネシア政府が
複数の企業と直接交渉し、競争の原理を利用して契約を締結に持っていく。
--
#政治家とは国を企業と見立てたビジネスマンであるべき。
製薬メーカーは死の商人 (スコア:2, すばらしい洞察)
先進国の製薬メーカーは...
・原料を安く買い叩いておいて、
・足下を見て高く売りつける。
...から不満が出てるわけで。
妥協するポイントは...
・原料を高く買ってくれ
・安価に売ってくれ
...なわけです。
リンク元にある
> 5月のWHO総会でワクチンを公平に供給する体制を構築することを確認した
は後者の事で、今回のタレコミの話は前者の事。
(ウイルスの知的財産権が欲しいわけではなく、)ワクチン作成に協力している
正当な見返りを得るための(奇)策の一つでしょう。
# 知財をもつなら賠償うんぬん...とか、馬鹿げた意見が多いのに驚き。
ただ、製薬メーカーは利益を追求する資本主義の申し子で、
儲かるから/儲けられるから作る、という側面があるのが難しいところ。
ワクチンを作る事に対する正当な利益は、得られてしかるべきです。
というか開発費を回収した後も、売れれば売れるほどドンドン儲かって、
「儲け過ぎる」のが問題なのだから...
・開発対価については、そこそこの利益で確定し、費用はみんなで分担して負担する
・製法などについてはpublic domainとして、誰でも作れるようにする
...という風に出来ないものか?と思ったりします。
じゃあ、「そこそこの利益」っていくら?ってのは、難しい問題かもしれませんが。
製薬メーカーは悪者か? (スコア:3, 興味深い)
インドネシア(とかの発展途上国)が非難しているのはは製薬メーカーの倫理よりも、先進国の意向が優先される現状です。
ワクチンは先進国しか作れないし、さんざん催促してるのに技術供与をしない。
しかも、ワクチンは先進国優先に分配される。国際的にまとまって一つのワクチンの貯蓄を作ろうといっても、動かない。
これは一企業の問題ではないでしょう。少なくとも、一企業でどうこうできる問題ではない。
はからずしてWHOは、所詮、大国の御都合団体であることを暴露してしまったわけで。
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うーむ (スコア:1)
ウイルスは知的財産にはいるのか・・・・
pinky:st.狂い
知財と利益 (スコア:1, 興味深い)
人類の繁栄と未来のためにとの大義名分で検体を手に入れて、
いざ利益の分配となると、人類の繁栄と未来などそっちのけで
権利と利益を主張するのに対して、検体を提供する側も同じ土俵に
上がって、検体提出時から権利と利益を主張しているのですから。
自分勝手な主張でなく、相手の土俵に上がってけんかしようと
いう態度ですから,かなりかっこいいかも。
まあ、製薬会社側の論理がおかしいから、同じ土俵に上がると
ウイルスは知財か?という疑問、違和感が出てしまうのでしょうが。
Re:知財と利益 (スコア:2, 興味深い)
それについては知的財産権として保護されます。
安全性の検証なども当然込みになっています。
一方、ウイルスについては自然界で変異し、そこに人間は介在しません。
それを知的財産というのは相当無理がありますね。
せめてレアメタルみたいに資源と言い切ってしまえば議論の余地もあったでしょうが、
「知的」財産権の主張は筋違いだと思います。
コンピュータで乱数使って生成する音楽なんかは偶然の産物なので
著作権の主張は難しいでしょうが、生成するプログラムの
ソースコードは著作物…ってのとはちょっとずれていますが、そんな感じだと思います。
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ネイチャーパテント? (スコア:1)
このさい、稀有な遺伝子を持っている人も、生きるパテントとなってもらおうじゃないか。
推敲しようよ (スコア:1)
物事の根幹を意味する「おおもと」は「大本」と書きます。
「違和感を覚える」です。タレコミ人も編集者も、少しは推敲しましょうよ。
# 以前、いい大人に「スイコウって何」と言われて
# 唖然としたことがある。
知的財産権を主張されていますが (スコア:1)
防ぐ知性がないために世界中が被害を受けているのに、知的財産権を
主張するのはおかしいと思います(主張する程の「知的」財産権が
あるのなら、治療してみせろと言いたい)。
Re:どっちもどっち (スコア:1)
インドネシアが提供したのはウイルスそのものではなくて検体としての鳥なわけで、だとするとコンピュータウイルスであればPCを提供するのと同等。さまざまな経路を通じてさまざまなファイルに感染した、多様な感染状態のPCを多数提供した人がワクチンソフトをよこせと主張するのであれば、違和感はわりと少なく感じる。
ま、個人的にはどんなによくできた喩えよりも、そもそも喩えないほうがいいと思ってるけど。
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Re:どっちもどっち (スコア:1)
>
> 何言ってるんだか訳分からん。「知的財産」を「個人情報」とでも読み替えればいいのかしら?
他所の国が鳥インフルエンザに感染した場合のことを言っているのでは?
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Re:知的財産ということは・・・ (スコア:2, すばらしい洞察)
そこで利益を出せるのは、国際的に医療技術力の高い一定の国家だけであるのが問題だ。
という問題提起があるんだと思いますよ。
私はこれ自体は正しい問題提起だと思います。
ただ、表現の仕方はちょっとおかしいとは思いますけど。
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Re:知的財産ということは・・・ (スコア:2, 参考になる)
先進国=ワクチン製造メーカー(車で言えばトヨタ)
インドネシア-検体発見の下請け。=(車で言えば、下請けの部品工場)
下請けがいなければ、薬(車)は作れない。
なのに下請けに対価(部品代金)は払わんの?
って。
>私はこれ自体は正しい問題提起だと思います。
>ただ、表現の仕方はちょっとおかしいとは思いますけど。
100%同意。
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Re:知的財産ということは・・・ (スコア:1)
自分で言ってるじゃないか。
"発見"っていうのは既にあるものを見つける事。
作る必要はない。
検体自体は”発見”な。”作成・創造”じゃなくて。
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Re:微生物に関する特許と同等と考えればよい? (スコア:4, 参考になる)
バイオテクノロジーの特許について
http://www.jpo.go.jp/shiryou/toushin/chousa/tt1210-005_tokkyo.htm [jpo.go.jp]
> 自然界に存在する生物から抽出・精製等により単離された化学物質は、機能(例:抗菌作用)が解明されれば特許の対象となる。さらに、病気の治療に用いるといった用途を開発すれば、治療薬等として特許している。
> 同様に、DNAについても、化学物質であることから、人為的手段により取り出して機能を解明することにより特許の対象になる。さらに、DNAを使用した診断薬等も特許の対象となる。
ということですので、塩基配列の機能を解明した場合、それを特許にすることができます。
しかし今回はそういうわけではないので、知財としての扱いは難しいでしょうね。
ただ法的にはともかく、インドネシアの不満はもっともであり、先進国・製薬会社は交渉の席に着くべきだと思います。
//Sinraptor
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Re:インフルって略すな (スコア:4, おもしろおかしい)
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Re:インフルって略すな (スコア:1)
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Re:インフルって略すな (スコア:2)
life is too short to hate each other.
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Re:知財?資源? (スコア:1)
菌寄託の一種になるのかしらん。
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