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アメリカでの宇宙エレベータ競技会に日米合同チームが出場 39

ストーリー by yoosee
宇宙へのチャレンジが続いてますね 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

spacenews.jpによると、日米合同有志のチーム E-T-Cが、 10月19日から行われる米ソルトレイクシティーでの宇宙エレベータ競技会に参加するとのこと。競技の模様はJSEA - 日本 宇宙エレベータ協会のウェブサイトなどに掲載される予定。

宇宙エレベータについては日本では意外とその歴史が深く、既に1997年にはその理論を紹介する書籍「軌道エレベータ-宇宙へ架ける橋」が出版されていた。 最近になってEdward博士なる人物がNASAの出資で研究を行い、カーボンナノチューブ級の素材があれば実現できることがわかり、米国ではにわかに話題となっている様子。 今年で3回目となる同競技会ではベルトコンベアのベルト100mを外部からのエネルギー供給だけで登る効率を競うもので、NASA Centennial Challenges出資の賞金総額は100万ドル! エレベータの効率を計るのには、何かペイロードを載せて登り、その重量×平均速度÷自重により計算する。
ただしペイロードとして生物を載せることはできないので、エレベータガールは乗務できません。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • OK、ならば二次元だ (スコア:5, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2007年10月12日 22時41分 (#1233191)
    >ただしペイロードとして生物を載せることはできないので、エレベータガールは乗務できません。

    ATMにも案内のお姉ちゃんが載っている日本が出場するからには、カーゴ内の液晶でエレガを実現することくらいわけないさ!
  • by akiraani (24305) on 2007年10月13日 2時25分 (#1233279) 日記
    でもまあ、考えてみたら当然か。
    エレベーターがたとえ時速1000km出したとしても、静止軌道の3万6千キロに到達するには一日半かかるんだもんなぁ。その間、人間は一歩も外に出られないわけで、エレベーター自体に簡易宿泊施設を組み込むか、適当な距離ごとに中継施設を設置しないといけなくなる。さすがにそれは非現実的か。
    強固な柱を建設してその上を電磁カタパルトで非接触加速するとかならともかく、ケーブルを伝って登る仕組みでは登り切るまでにはえらい時間がかかるだろうね。
    --
    しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
    • この際だから、簡易宿泊施設と言わずに定住できるものにしましょう。▽ちょっとした街ができるわけです。

      …そんな話をどこかでみたような。あれは塔だったかな。
    • 宇宙船をエレベーターでもちあげればよろしい。
      高度を十分に稼いだら、地球に落下することで
      加速&低軌道に投入できますよね。
      あとはステーションを中継地にすればよいのではないかな。
      • うん、宇宙船を持ちあげられるぐらいの丈夫で強力な軌道エレベータが作れるんなら、
        わざわざそれで宇宙船をくっつけて運ぶなんて事をせずに、居住区画のある部屋を
        運航すればいいだけだと思うわけだ。
        • まぁ、今の段階では「ブートストラップの最初の一本」をどうやって吊り上げようか、という段階ですから、気長に待ってればそのうち実現するでしょう。
  • チーム名からすると (スコア:3, おもしろおかしい)

    by z-plus (27573) on 2007年10月12日 22時41分 (#1233189)
    当然、時速20キロ以下で通過するゲートが設けられてるんだろうな。
  • その歴史が深く? (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2007年10月12日 22時49分 (#1233194)
    宇宙エレベータについては日本では意外とその歴史が深く、既に1997年にはその理論を紹介する書籍「軌道エレベータ-宇宙へ架ける橋」が出版されていた。
    タレコミ者の方はずいぶんとお若い方なのでしょうか? 1997年なんてつい最近な気がするのですが・・・。
    なお、Wikipediaによれば、軌道エレベータの発想が世に出たのは1959年刊行の書籍 [wikipedia.org]だそうです。アイデアそのものは19世紀みたいですが。

    #個人的には、1980年代あたりなら古いって感じる。
    • by z-plus (27573) on 2007年10月12日 22時55分 (#1233195)
      アシモフあたりで、軌道エレベータねたがあったかと。

      カーボンナノチューブなんてお洒落な物じゃなくて、単原子チェーンを使ったと言う設定で。

      で、このチェーン、糸鋸としてもスグレモノ・・・w
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2007年10月12日 23時02分 (#1233198)
        アシモフじゃなくて、クラークの「楽園の泉」ですね。
        親コメント
      • 私が読んだの限定ですが日本の作品でも「小松左京の果しなき流れの果に」に登場したかと ・・・ってwikiにものってたのか。 >果しなき流れの果に(小松左京) > 「定点衛星」行きエレベータが登場する。おそらく宇宙エレベータの書かれた世界最初(1966年)の小説(ただし技術的考証がなく、扱いもネタの一つどまり)。 アニメじゃオーガスが・・・とも言いかけたんですがブルーノアがあったんですね。
    • by Anonymous Coward on 2007年10月12日 23時17分 (#1233204)
      個人的には、「SFはどこまで実現するか」(ブルーバックス 1989)で知りました。
      まぁ、19世紀に比べればむちゃくちゃ最近ですが。

      でもコレ [aozora.gr.jp]も1950には既に和訳されてたわけで(違
      親コメント
      • by gm_camouf01 (31675) on 2007年10月13日 1時27分 (#1233259)
        同じく!
        SFはどこまで実現するか [amazon.co.jp]
        地球のどこからでも瞬時に映像を届ける放送衛星は、数世代前の祖先にとっては、魔女の魔法の水晶球のように見えるだろう。過去・未来に通信を送るタキオン電話、物質を100パーセントすべてエネルギーに換える反物質燃料、恒星間旅行を可能にするレーザー帆船、ブラック・ホールから無限のエネルギーを取り出したり、タイム・マシンやスペース・ワープ機関として利用するブラック・ホール工学など、現在の私たちには魔法としか見えない未来の魔法の可能性と実現方法を、SF作家でもある物理学者が詳細に検討する。

        これも、今じゃ「古い」んでしょうね。
        でも、これ読んでいたおかげで色々楽しめた気がする。
        レーザー帆船は光子帆船スターライトに、ブラック・ホールからエネルギー…は「縮退炉」に繋がる。
        ∀ガンダムにはロータベータ出てくるし。

        しかし、古本は100円ですか…。
        親コメント
        • by TarZ (28055) on 2007年10月13日 2時59分 (#1233289) 日記
          これも、今じゃ「古い」んでしょうね。

          いえ、本の内容は今でもほとんど通用します。つまり、本の記述の大部分は、依然としてまだどれも到達できていない工学の領域であり、現在の我々にとっては魔法です。

          しかし、まさに軌道エレベータについては、その本が執筆されてから3年後の1991年に大きな進展がありました。素材面でカーボンナノチューブ(CNT)が発見されましたからね。

          CNTに恐るべき強度があることが分かったのも割と最近です。
          Strength and Breaking Mechanism of Multiwalled Carbon Nanotubes Under Tensile Load [sciencemag.org] (2000年)

          もっとも、ここから実際の軌道エレベータ建造の間には、大きな谷があると思っています。(対岸が見えないくらいの)
          個人的見解ですが、ヒッタイト人による製鉄技術の発見(紀元前18世紀頃?)と、世界最初の鉄橋(18世紀)くらいの開きが。

          # 軌道エレベータ完成は4000年後になるだろう、という見解じゃないですよ。
          # あくまで例え。
          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2007年10月13日 11時36分 (#1233345)
            CNTの凄い引っ張り強度に関する実験,というのなら,B.G. Demczykの仕事の方が良くはないかい?
            B. G. Demczyk et al. Mater. Sci. Eng. A 334 pp173-8 (2002) [doi.org]

            #ヤング率ならA. Krishnan et al.のPRB 58 14013-9 (1998) [doi.org]とか。

            確かにM.-F. Yuの仕事は重要だけれども、得られた強度は理論計算によって予測されていた「凄い強度」の数分の一以下。
            実験にこだわると、言われているほど高い引っ張り強度が得られた結果はほとんどない。
            #実験がしにくいためいろいろ原因はある。何せ引っ張り強度は測りにくいので。

            一方、ヤング率に関してはそれなりに(2000年以前、たぶん1996前後から)実験結果はある。
            でもって、強度があるといわれている一番の理由はMDなどの計算であって、こっちは当然2000年よりもっと前
            (こちらも90年代半ばだと思う)からある。
            そんなわけで、"恐るべき強度があることが分かったのも割と最近"ってのは多分ちょっと違う。
            理論とかヤング率ならCNT発見からわりとすぐに、引っ張り強度ならまだ満足のいく結果は得られるようにはなっていない。
            親コメント
            • 恐るべき強度がるカーボンナノチューブって長さがたったのμm~mmオーダーしか無いんでしょ?
              そんなんで宇宙エレベータなんて作れるはずないじゃん。
              それが出来るんだったら,宇宙エレベータよりも前に普通の建築構造物にカーボンナノチューブが
              使われてるはずでしょ?
    • 既に各方面からの突っ込みがはいりまくってますが。

      Windows 95とかみた事ない世代?
  • 軌道エレベータは古い (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2007年10月13日 1時08分 (#1233248)
    これからは軌道エスカレーター。
    斜めに設置することで赤道直下でなくても建設が可能になるというすぐれもの。
    • Re:軌道エレベータは古い (スコア:2, おもしろおかしい)

      by kikki (30639) on 2007年10月13日 1時40分 (#1233266)
      いや、軌道ロープウェイですよ。
      親コメント
    • マジレスするとあまり斜めにはなりませんよ。
      静止軌道の高度が約36000km、地球半径が約6300kmなので、地球中心から42000km。
      つまり極地に作ったとしても、赤道に設置した場合を0度とすると8.6度くらいにしかなりません。(計算は自信ありませんが・・・間違ってる!?)
      厳密に言えば一番斜めになるのは、静止軌道から地球の極方向に向かって降ろした線が地表に接する部分ですね。もうめんどいので計算はしないけど。極点に設置した場合には、エレベータは地表から8.6度の角度で地面にもぐっていってしまいます。
      現実にはこんな高緯度に設置することはないでしょうが。
      トップをねらえの軌道ロープウェイはちと斜めすぎますね。
      親コメント
      • by kr (10950) on 2007年10月13日 4時33分 (#1233295) 日記

        軌道ロープウェイは一種の懸垂曲線(少なくとも局所的には懸垂線に近似)を描くはずなので、 単純な直角三角形の斜辺よりは、その内側へ垂れると思います。 (各点の張力・重力・遠心力の釣り合いの式を書いて微分方程式を解けば どんな曲線になるか分かるんだろうけど、僕には無理。)

        いずれにせよ、地表から見た場合、赤道上からケーブルを張れば真上に延び、極点では地表面より下で釣り合う計算だから、その中間の適当な緯度に適当な張力で軌道ロープウェイを設置(接地)すれば、 少なくとも地表付近だけなら、トップをねらえの軌道ロープウェイ風味に見えないかなあと夢想してるんですが、どんなもんなんでしょうか。

        いや軌道ロープウェイは軌道エレベータ以上に工学的難点があり過ぎで、無駄ってのは分かってますが……分かってるねんで、分かってるねんけど……

        親コメント
    • >これからは軌道エスカレーター。
      >斜めに設置することで赤道直下でなくても建設が可能になるというすぐれもの。

      トップ1の何処かで見た覚えがあるな・・・
      あれはゴンドラのようなものに乗ってた気がするけど・・・
  • by Lurch (10536) on 2007年10月13日 6時35分 (#1233304)
    だと、上に着くまでに痛むからかな
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    惑星ケイロンまであと何マイル?
  • 布石 (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2007年10月13日 12時03分 (#1233355)
    最近、うちの近くにこんなの [mitsubishielectric.co.jp]ができたんですが、これは軌道エレベーターへの布石でしょうか?
    夜見たら最上部が光って光の筋が上空に向かって伸びていたので、夜間にこっそり実験を行うのでしょうか。
  • by Anonymous Coward on 2007年10月12日 23時34分 (#1233216)
    金だけ吸い取ろうとしているアメリカの思惑が見え見えなんですが
  • by Anonymous Coward on 2007年10月13日 21時14分 (#1233484)
    テッカマンブレードは1992年開始だった。
    オービタルリング(軌道エレベーター)を巣にして宇宙生命が攻撃してくるやつ。
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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家

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