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アレゲなニュースと雑談サイト

yooseeによる 2007年11月12日 23時09分の掲載
素粒子の宝石箱やー部門より。

takac 曰く、

高エネルギー加速器研究機構(KEK)がプレスリリース「Belle実験で新種の中間子を発見」で、4個のクォークの組合せで構成された素粒子の検出を発表しました。 過去にもそれらしき素粒子は検出していたとのことですが、荷電が0であったため既知の中間子の一種である可能性が否定できなかったとの事。今回は荷電粒子であるため、4クォーク構成であるとほぼ断定できるとのことです。
通常の中間子は2クォーク、陽子や中性子は3クォークの組合せで構成されています(5クォークの組合せも理論的には存在するそうです)。 この発見がどのような理論の発展をもたらすのか興味深いですね。 詳しい方、フォロー願います。

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  • 多クォーク (スコア:4, 参考になる)

    kilrey.jp (13159) : 2007年11月13日 0時59分 (#1249119) 日記
    pentaquark(5 quarks)は一応実験で見つかっています。
    統計量は少ないし、追試では見つからなかったし、でかなり微妙ですが。
    http://www.spring8.or.jp/ja/current_result/press_release/2003/030701-2/

    さらにdibaryon(6 quarks)も実験されています。
    今のところ発見と言えるほどのデータはないようですね。
    http://nucl.phys.s.u-tokyo.ac.jp/sakai_g/research/dibaryon.html

    とりあえずtribaryon(9 quarks)は発見されています。
    ストレンジな原子核との違いはよく判りませんが。
    http://www.s.u-tokyo.ac.jp/info/hayano2.html

    heptaquark(7 quarks)とかoctaquark(8 quarks)とかも理論では出ています。
    実験についてはちょっと知りませんので、どなたかフォローをお願いします。
  • 難しい研究だ (スコア:3, すばらしい洞察)

    Anonymous Coward : 2007年11月13日 1時19分 (#1249131)
    わたしにはほとんどわからない(がコメントする)
    竹の研究をしているようにしか見えない。竹はたくさんあるが、ここで切ると新しい竹筒ができるぞ!とか三節が一番使いやすいなとか。もっと長い竹を用意すればいろいろできるかもしれないとか。

    いや、バカにしているわけではなく、発見した後のことをもっと知りたい。
    • Re:難しい研究だ (スコア:5, 参考になる)

      nox_dot (11614) : 2007年11月13日 3時18分 (#1249168) 日記
      クォークの振る舞いは、QCDという理論によってかなりよく説明できるのですが、
      この理論が正しいとすると、クォークってのは、2つや3つどころじゃなく、数十、数百個がセットになって核子を構成することもできるのです。
      しかし、現実世界では、クォーク2個のメソンと、クォーク3個のバリオンの仲間しか見つかって無くて、
      「クォークの数を2か3に限定するための、未解決の理論があるのではないか?」「いや、実験を重ねれば4クォーク以上の状態がみつかるはずだ」と、いろいろな研究が進められました。
      最近、SPRing8の実験で、5クォークの状態らしき粒子がみつかり、その後、いろいろな実験で同様の粒子が見つかりました。(それ以上に見つからない実験もありますが。)
      5つがあるなら、4つもあるんでないかい? というわけで、いろいろな実験が行われ、その中で今回の発表があったわけです。

      クォーク4つといっても、クォーク2個のメソン2つが、分子のような構造をつくっているのか、それともクォーク4つの状態なのかという議論もありますし、また、メソンの励起状態として、仮想的に2つのクォークがあるように見えるのかもしれませんけどね。

      というわけで、竹林なのになぜか、2節か3節の竹しかない! 変だ!! と思っていたら、4節がみつかったってわけです。
      もっとたくさんの節が見つかれば、節の数を制限している未知の理論が必要なくなります。
      • Re:難しい研究だ (スコア:5, 参考になる)

        altosax (19113) : 2007年11月13日 3時41分 (#1249175)
        ちょっと補足させて頂きます。

        クオークには3つの「色」があります。
        光の3原色から「赤」「青」「緑」がよく使われますが、
        もちろん本当にクオークがこれらの色をしているわけではなく、
        3種類の状態を取る量子数を持つということです。
        また、反クオークは「反色」を持ちます。

        この「色」は赤青緑を混ぜると白色になります。
        また同じ種類の「色」と「反色」と合わせても白色になります。
        そしてクオークの結合を記述する量子色力学(QCD)によれば
        「色」が混ざって白色であれば複合粒子を作ることができます。
        陽子や中性子のような3クオークによるバリオン、
        クオークと反クオーク1個ずつでできた中間子が
        それぞれの複合粒子に対応します。

        さらに、赤青緑それぞれ2色ずつの6クオーク粒子(ダイバリオン)、
        例えば赤赤青緑のクオーク4つと赤反クオーク1つの粒子(ペンタクオーク)
        も白色になるので許されることが分ります。
        実際ペンタクオークは(親コメントにあるように少しあやしいものの)
        実験で見つかっています。
        こうなるとクオーク2つと反クオーク2つの粒子だって
        あっても良いと考えるでしょう。
        もちろん4クオーク粒子の存在が確認された事には意義がありますが、
        これは、量子色力学の正しさを補強したということです。

        むしろ、あるべきはずのものがない、という結果の方が
        新しい知見を得る事ができるわけです。

    • Re:難しい研究だ (スコア:3, 参考になる)

      galaxiast (25067) : 2007年11月13日 1時55分 (#1249145) 日記
      私も専門家ではないので間違ってたらごめんなさい。どなたかフォローお願いします。

      プレスリリースによれば、これまで発見されてきた数百種類の中間子はすべてが一対の
      クォーク・反クォークからできていたのに、今回発見された新種の中間子は計4つの
      クォークからできている新しい種類である、と。

      こういう新しい種類の粒子が見つかると、その存在可能性をちゃんと説明できる理論の
      構築が求められるわけです。あるいはそれが既に予言されていた粒子なら、その予言をした
      理論が正しいことが裏付けられる。竹の例えで言うなら、「節はこういう理由でできる」
      「こういう竹もあるかもしれなくて、それはこういうことに応用できるかも」という
      次の一歩を促すのが、こういう新発見だと思うわけです。
      「コレとアレをぶつけたらこんなん出ました」というだけではないんです。
    • the.ACount (31144) : 2007年11月13日 14時16分 (#1249539)
      モノポール (磁気単極子) ができたら陽子崩壊反応の触媒になるから、核反応なんか目じゃないような質量 100% エネルギー化が実現するかも。
      それ以外にも弱反応触媒になったりすれば、高効率ニュートリノ検出が可能になって、障害物に影響されないニュートリノ通信や地球丸ごと透視とか、はては宇宙ニュートリノ・エネルギーの利用やら色々。
      もっと可能性の薄いこととしては、擬似重力子が作られて重力制御が実現するとか。(これは一時、第五の力として話題だったけど、まだ可能性は消えてない)
  • >部門名 (スコア:1, おもしろおかしい)

    Anonymous Coward : 2007年11月12日 23時40分 (#1249069)
    どっちかっつーと「素粒子の総合商社」な気がする