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13歳少年がNASAの計算の誤りを指摘、しかしNASAの計算は正しかった 48

ストーリー by nabeshin
あと21年 部門より

capra 曰く、

AFP BB Newsでドイツの13歳の少年が小惑星アポフィスが地球に衝突する確率のNASAの計算違いを指摘し修正したというニュースが報じられていますが、本家記事によると、どうもNASAの計算の方が正しいようです。AFPで配信されている記事では、2029年と2036年に地球に接近する小惑星アポフィスが地球に衝突する確率はは1/45,000であるというNASAの計算を、ドイツのNico Marquardt君が1/450と算出し、この答えの方が正しいということになっています。

アポフィスは衛星の対地静止軌道より近い距離まで地球に近づくのですが、赤道に対して40°傾斜した面上を移動するため、アポフィスが赤道面を通過するときは対地静止軌道の外側を通過することになり、対地静止軌道衛星と衝突が起きる可能性は非常に小さいそうです。また、NASAの「2029年と2036年におけるアポフィス地球衝突を予測(Predicting Apophis' Earth Encounters in 2029 and 2036)」のページには、問い合わせに対する回答として16日付けで次のようなアップデートが付け加えられています。初回接近時の2029年に「万が一大きな衛星と高速衝突したとしても、それによって小惑星の位置は7年後(2036年)でも100km単位での変化しかない。(中略)これは計算上に既に考慮されているノイズ内であるため、小惑星が地球に衝突する最終的な確率には影響はない」とのことです。

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ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ

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