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ゲイの男性と異性愛者の女性の脳の構造は似ている 72

ストーリー by hylom
ゲイの男性を好きな女性はどうなる? 部門より

insiderman 曰く、

ゲイの男性と、異性愛者の女性は、脳の感情や気分、憂鬱さなどを表すエリアの構造が似ているという研究結果が報告されています(Reutersの記事Wired Visionの日本語記事論文)。

同性愛者と異性愛者を含む90人のボランティアの脳をスキャンしたところ、異性愛者の男性の脳と同性愛者の女性の脳はわずかに非対称で、右半球が左よりもわずかに小さいという傾向があったそうです。いっぽう、同性愛者の男性と異性愛者の女性はそうではなかったとのこと。

また、脳の中で好悪や恐怖といった感情や行動の判断を担っている扁桃体という部分の血流の測定を行ったところ、同性愛者の男性と異性愛者の女性は似たような動きを示していたそうです。

性差や同性愛/異性愛といった特質がなぜ生まれるかというのはまったく明らかになっておらず、またその原因が先天的なものなのか、それとも後天的なものなのかも不明ではありますが、今回の研究結果を踏まえて新たな事実が分かれば、生まれた子供の将来の性的指向を予測する助けになるかもしれない、とのことです。

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  • by tarosuke (2403) <webmaster@tarosuke.net> on 2008年06月19日 11時28分 (#1366541) 日記
    「男が好き」は似ていて、「女が好き」も似てる。で、それぞれの特徴は違う。ということか。
    # 被験者に両刀使いはいたのだろうか...。
  • by C0FFEE (36377) on 2008年06月17日 22時57分 (#1365584) 日記
    実際の画像のほうが [world-science.net]、直感的に理解できますよね
  • 予測? (スコア:2, 興味深い)

    by ksiroi (24990) on 2008年06月19日 11時33分 (#1366549) 日記
    >生まれた子供の将来の性的指向を予測する助けになるかもしれない、とのことです。
    「性的指向を強制する助け」の方向に動くことがない事を祈りたいですね・・・。

    画一的な指向を持つ人間ばかりの社会は格差を生むでしょうし、
    ブラコン・ファザコンばかりがこの世に氾濫するのも嫌ですし。

    あ、僕の娘(脳内)はファザコンですけどね。(沈
    • by CBGB (9874) on 2008年06月20日 11時13分 (#1367177)
      ここにぶら下げます。

      そもそも「生まれた子供の将来の性的指向を予測する」必要性ってあるんでしょうか?私はないと思います。

      「生まれた子供の将来の性的指向を予測する」というのはロイターの記事に書いてあることで、元論文の著者らが言っていることではないようです。元論文の結論部分だけをざっと読んでみましたが、そういった価値観などに関する部分には踏み込まず、科学的な結果のみを慎重に議論しているように読めます。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2008年06月19日 11時52分 (#1366558)
    両刀、という人も結構いるんじゃないかと思いますが、
    そこんとこどうなんでしょう?
    • by Anonymous Coward
      両刀だけではなく性志向「なし」 [wikipedia.org]ってのも居ますし、そもそも当人からしてどっちだか判らないような方々 [wikipedia.org]とか、どっちがヘテロでどっちがホモだか判らないような方々(トランス)なんぞも居るわけで。

      # いろんな意味でAC
    • by Anonymous Coward
      同性愛ではさらに、主に男性的役割と、主に女性的役割をする人に分かれるとしたら...
      いや、胎児期の終りの方にアンドロゲンを高濃度に浴びたメスねずみは、マウンティングを...見たいな話しもあってですね。

      #男性では胎児期にアンドロゲン濃度が高いとくすり指が、中指と同じ位に伸びて、
      数学的才能と、暴力性に富むって話しなかったでしたっけ?
  • by YouC (35893) on 2008年06月19日 13時12分 (#1366622)
    同性愛「行為」は遥か昔からある。
    が、同性愛「者」という人間の種類が「発明」されたのは19世紀。
    そして今、科学者は同性愛「者」と異性愛「者」が作られる原因を身体に求める(脳とか遺伝子とか)。
    結果の弁別性自体が文化的カテゴリーによって与えられているのに、その原因を探そうとする倒錯。
    • by Anonymous Coward
      昔は統合失調症なんて病気はなかったんですね、わかります。
  • by hashitom (34540) on 2008年06月19日 13時21分 (#1366630)
    脳の発達状況に対して嗜好が影響したのか
    脳の発達状況がり嗜好に対して影響したのか
    この記事では判定できないのではないでしょうか。

    統計上意味のある範囲で、脳の発達状況と
    嗜好の状況の変化の状況を調査自体による影響を
    排除しながら継続調査した上でないとどちらが
    他方の原因になっているかという話はできない
    と思います。
  •  脳をスキャンするだけで今はその人物のIQが高いのかどうか?という事もある程度わかるそうです。
    私には理解は出来ませんでしたが、IQの高い人は構造が整理されていたり(他にも色々とあるそうですが)するので
    賢いふりをしていても調べるとすぐに分かるとか・・・。
    あとは記憶喪失かどうかも脳をスキャンすればすぐにわかるそうで、忘れたふりとかしてもバレるそうです。

     そのうち脳をスキャンするだけで性格から性癖から趣味や行動パターンまで解析される日がくるかもしれません。

    #IQって書こうとしたらIPって書いてしまって、癖って怖いな~と思った事は内緒です。
  • 落ち着けお前ら。 (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2008年06月20日 1時28分 (#1367054)
    仮定の話ばかりでうんざりだ。
    個体数調整のための仕様なのか、それともバグなのか、まずは仕様書を確認するのが先じゃないのか?
  • by Anonymous Coward on 2008年06月19日 11時49分 (#1366556)
    ってことにしたいのですね。

    っていうか、「したい」どころか実際にそうなりそうだな。
    差別関係で悶着ありそうだぞ、これ。
    • by Anonymous Coward on 2008年06月19日 14時06分 (#1366674)
      逆ですよ。
      宗教上の非難をかわす方向に向いている。

      西欧では同性愛行為は犯罪とされていました。
      教会では現在でも罪としている。
      もし生まれつきの性質であるなら、本人のせいじゃない、
      という発想があるのです。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2008年06月19日 11時55分 (#1366562)
      なぜそこで遺伝を出してきたのかわからない。
      脳の形状の違いを遺伝に結びつける理由は
      ストーリーのどこにもないと思うが。
      親コメント
      • Re:同性愛者は遺伝的疾患 (スコア:3, おもしろおかしい)

        by Anonymous Coward on 2008年06月19日 16時23分 (#1366751)
        ある程度以上の同性愛者は遺伝を引き起こせないという事に気づけないというのも
        遺伝的疾患と考えたほうがいいかも知れませんね。
        親コメント
    • by hashitom (34540) on 2008年06月19日 13時11分 (#1366621)
      同性愛者は本来子孫を残せないのであるから
      その遺伝的形質が残っているとすると
      様々な理由で本来興味のない対象と接触させて
      子孫を残すことを強いている社会的圧力の
      結果ということになるのではないでしょうか。
      親コメント
      • by wd-nara (25864) on 2008年06月19日 15時22分 (#1366711) 日記

        そもそも、今回の結果からは、同性愛者が遺伝的形質であるともないともいえないことに注意してください。脳の構造の形成に、遺伝子と胎内環境と乳児期の環境のどれが大きく寄与しているかは、まだわかっていません。 また、遺伝的形質についても、「生存や子孫を残すことに不利な形質は淘汰される」という単純なものではないことにも注意してください。ある遺伝子が環境と発現のしかたで生存に有利になったり不利になったりすることは、よくあることです。極端な例では、鎌形赤血球症というものがあります。

        ちなみに、同性愛者自身は子孫を残せないが、同性愛者の存在がかならずしも同性愛者ではない親族の子孫繁栄になぜか有利に働いて、結果的に同性愛の遺伝子は伝わっているとする説があります。個人的には説得力を感じていませんが。

        親コメント
    • by Anonymous Coward
      ? ゲイの"子"はゲイっていう差別ですか?
      どのように生まれるのか興味深い意見ですね。
    • by Anonymous Coward
      先天的って言いたいんじゃ?
    • by Anonymous Coward
      ミジンコは、生活環境が悪くなる(ex.活動範囲の個体数が多くなりすぎ、餌不足になる)と、
      それまで雌のみの単為生殖で増えていのが、雄が生まれるようになり有性生殖(=増殖数が減る)となるそうです。

      最近(それまでは表面化されていなかっただけかもしれませんが)増えている同性愛等の現象は、
      『遺伝とか以前に、ナニモノかの意志で人間の個体数調整されはじめたのかなぁ』と思ってみたりします。
      • by Anonymous Coward
        > ナニモノかの意志

        金と銀のプレートをホチキス留めしていた人が、単調な作業にキレて同じ色同士をくっつけるようになったのですね。
  • by Anonymous Coward on 2008年06月19日 12時06分 (#1366568)
    前からあったと思うのですが.
    • Re:この話って (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2008年06月19日 12時13分 (#1366573)
      このへん [amazon.co.jp]にさんざん語られてる
      だから

      性差や同性愛/異性愛といった特質がなぜ生まれるかというのはまったく明らかになっておらず、またその原因が先天的なものなのか、それとも後天的なものなのかも不明ではありますが、今回の研究結果を踏まえて新たな事実が分かれば、生まれた子供の将来の性的指向を予測する助けになるかもしれない、とのことです。
      とかいわれても今ごろ何?って感じなんだが
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2008年06月19日 12時25分 (#1366578)
    色も形も見た目はそっくりですね
  • by Anonymous Coward on 2008年06月19日 12時26分 (#1366579)
    > 生まれた子供の将来の性的指向を予測する助けになるかもしれない

    早期に発見するだけではなく、治療法も確立できるとよいですね。
    • 同性愛は病気ではないという考え方が医療では一般的なようです。
      ぐぐってみた [google.co.jp]。あとWikipediaの項目 [wikipedia.org]。

      病気ではないのだから治療もできませんし、そもそも異性愛が「正しく」、同性愛が「誤り」ということもありません。生まれ持った性的指向は尊重すべきだと思います。人間として、異性を愛する人も同性を愛する人も、また両方が好きな人、どちらも好きではない人いろんな人がいるんだと認められてきたのです。

      左利きから右利きに無理に変更させることを「矯正」なんて言っていたこともありましたが、それと同じく、世間の見る目が変わることを期待しています。
      現状だと、同性愛が重罪で歩くにも存在している [wikipedia.org]ようですし、宗教の信仰の問題もあるでしょうから、急激に変化するとは思いません。けれど、いずれ同性愛も異性愛などと同じく扱われる日が来ることを祈っています。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2008年06月19日 12時39分 (#1366586)
      >治療法も

      はい、それ差別的発言。
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        なんで?
        • 同性愛は病気ではない [janjan.jp]という見解があるからでしょうね。
          親コメント
          • by Anonymous Coward
            JANJAN がソースじゃなぁ。

            差別だなんだ、って行っている連中は、自分の子供が「同性愛性向がある」、「同性愛だ」と宣告されたとき、治療法があっても『それは病気じゃない』と看過できるんだろうか。

            それって、神のお告げだから輸血はするな、とどうちがうの?
            • 治療法がないうちは「病気じゃない」と思わないとやりきれないじゃないですか。
              「個性だ」としておいたほうが本人が救われるのであれば、そう思ってあげたいですが。
              親コメント
            • DSM-IVにもICD-10にも記載がないので、病気じゃないですよ。
              wikipediaにも同様の記述 [wikipedia.org]があります。

              現在、同性愛は国際医学会やWHO(世界保健機関)、日本精神神経医学会といった専門医による見解(下記項参照)によって、治療の対象外であり疾病ではないというのが有力となっている。
              親コメント
            • by sing (36299) on 2008年06月19日 18時02分 (#1366829)
              > 差別だなんだ、って行っている連中は、自分の子供が「同性愛性向がある」、「同性愛だ」と宣告されたとき、治療法があっても『それは病気じゃない』と看過できるんだろうか。
              もし言われたとしても、「ふ~ん、そうなんだ。」というだけですね。
              実際にはまだ同性が好きとも異性が好きとも言われたことないですが。

              むしろ私には
              > 神のお告げだから輸血はするな
              と「同性愛は病気だから治療が必要」とが(“私には理解できない考え”という意味で)同レベルと感じられます。
              親コメント
              • by sing (36299) on 2008年06月20日 1時57分 (#1367067)
                > 治るかもしれないものを、ありのまま苦しめと言う鬼のような人でないとよいのですが。

                よくわからないけど「~苦しめ」とは言わないと思うので、鬼のような人でない、ということになるのかな?
                うん、よかったです。
                一瞬、どこの誰ともわからない他人に私の家族が「鬼のような人」だと言われてるのかと思ってびっくりしてしまいました。

                > なにも好き好んで荊の道を歩くことを強要する必要はないでしょう。

                ごめんなさい、意味がよくわかりません。
                “私の息子が好き好んで荊の道を歩く”ことを、“私が強要する”、という意味でしょうか?
                それだと、好き好んで歩くんだから、強要する必要はないですよね。
                “息子が荊の道を歩くこと”を、“私が好き好んで強要する”、つまり、“息子に「荊の道を歩け」と私が強要する”、という意味ですか?
                こちらにしても、まったくもって強要する必要はないですね。

                ・・・あれ?意外なことに、私とあなたで意見が一致しましたね。
                親コメント
            • by nim (10479) on 2008年06月20日 8時52分 (#1367125)
              別の木にも書いてしまいましたが、私は2人の子の親として、

              >自分の子供が「同性愛性向がある」、「同性愛だ」と宣告されたとき

              にも、特に病気だとも思わないし、治療法があっても本人の自由だと思いますよ。
              ただ、望めるならば血の繋がった孫がほしいとも思うので、
              同性愛者が(遺伝的な)子供をもてる手段があればいいと思います。
              人工授精や代理出産などでもある程度は実現可能だと思いますが。
              親コメント
            • by Anonymous Coward
              同性愛を病気扱いする人が宗教を批判するとは斬新だな。

              『神のお告げだから同性愛は異常』って人がほとんどだと思ったよ。
        • by HR (24548) on 2008年06月19日 13時24分 (#1366633) 日記
          同性愛が病気という社会的合意がない状況で
          病気と決めつけているため、差別と思う人がいても不思議はないです。
          親コメント
          • by Anonymous Coward
            普通に考えて同性愛者は病気というか障害であることは間違いないでしょう。
            身体能力には問題無くても生物として子孫を残せないってのは重大な欠陥です。
            もし先天的な物だとしたら本人の責任は無いわけだし、後天的な物だとしても治療できないならそれをバカにしたり差別せずに社会的地位などを考慮しなければいけないけど、それにはまず病気として認めないと。
            どうにも今の世の中には精神的な病に対して蔑視する傾向があるように思うんだけど、病気として認めずに無理に普通に振る舞おうとしたり隠そうとすることもそういった病気に対する理解を広める妨げになっているように思います。
            • by HR (24548) on 2008年06月19日 23時23分 (#1367004) 日記
              本当に生物として子孫が残せないことは欠陥でしょうか?

              生物は種としてみると一定の確率でホモセクシャルな個体がいる、とも言われています。
              その場合は、個体としては子孫が残せなくとも種にとって何らかの役割を負っていると
              考えることもできるため、欠陥と断定できません。

              #過去の歴史的な事実を見るなら、バイセクシャルが一番普通になると
              #僕は思います。

              親コメント
    • by Anonymous Coward
      心と身体の不一致で悩んでいる人には新しい選択肢になりますね。
      ただ、決めるのは心なので、身体を変えてしまおうと考えるのが自然な気もしますが。
  • by Anonymous Coward on 2008年06月19日 12時48分 (#1366592)
    ゲイの男性を好きになってしまったのか、
    腐女子的な意味で好きなのか、それが問題だ。

    //まぁ前者だと思うけど
  • by Anonymous Coward on 2008年06月19日 12時49分 (#1366593)
    今回分かったような傾向があるということが、原因なのか結果なのかよく分からないです。
    ヘミセクシャルな男性のような傾向がある場合に、その傾向があるから女性が好きなのか、女性が好きだからそのような傾向になったのか。
    wiredの記事読むと、「この結果を、主に学習された効果によるものと考えることはできない。」って書いてあるけど、
    被験者は成人男女だし、学習による効果は十分考えられると思うんですけどね。
    生まれたばかりの赤ちゃんとの比較(できるのか?)があればいいんですけど。
    論文見ればちゃんと理由が書いてあるのでしょうか。
  • by Anonymous Coward on 2008年06月19日 14時07分 (#1366676)
    左半球が大きい人は?
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海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs

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