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hylomによる 2008年11月18日 12時28分の掲載
まじめな研究です、部門より。

insiderman 曰く、

ナショナルジオグラフィックの記事によると、「ファストフードの大半はトウモロコシ由来」という調査結果が明らかになったそうだ(米国科学アカデミー紀要(PNAS、The Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)掲載の論文)。

これを聞くと一瞬、「トウモロコシから合成肉を作る」という話を想像してしまうがそうではなく、たとえばファストフードで使われている牛や鳥の餌にはトウモロコシが使われており、また調理に使用する油もトウモロコシ由来のものが使われている。トウモロコシは「13C」という炭素の同位体をほかの植物よりも多く含んでおり、その痕跡を追うことで、提供される牛肉や鶏肉がトウモロコシを餌にしていたかを調べることができるという話らしい。

この論文では、マクドナルドやバーガーキング、ウェンディーズといった米国のファストフードチェーンで提供されている、480以上のハンバーガーやチキンサンド、フライ類といったファストフードの化学組成を調査しており、先に挙げた13Cのほか、窒素の同位体15Nも使って「どのような由来の食材を使っているか」を調べている。たとえば、サンプルのうち12の牛肉だけが、13Cの含有量がほかと異なっており、ここから該当のハンバーガーが外国産の牛肉を使っている可能性を推測できるそうだ。

また、ウェンディーズではフライにコーン油だけを使っているのに対し、マクドナルドやバーガーキングではほかの植物油が多く利用されている、といったことも分かったそうだ(Scientific Americanの記事)。

この調査は、単にファストフードで使われている食材がどのようなものかを示すだけでなく、トウモロコシに依存している米国の農業・畜産業の構造を示す点で有意義とのことだ。日本でも同様の調査を行ったらどのような結果が得られるか、ちょっと興味深い。

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