hylomによる
2009年01月21日 14時21分の掲載
飛んでっけー部門より。
飛んでっけー部門より。
galaxiast 曰く、
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)の打ち上げ日時を1月22日と決定しました。「いぶき」は温室効果ガスとされる二酸化炭素とメタンを軌道上から観測し、地上観測およびシミュレーションと合わせることで精度の高い気候変動研究を行うことが可能になると期待されています。
今回の打ち上げでは「いぶき」の他、「まいど1号」をはじめとする小型衛星7基が一緒に打ち上げられます。この打ち上げの模様は、JAXA放送やナショナル・ジオグラフィック、ニコニコ動画などで配信され、JAXA事業所やいくつかの科学館などで見ることもできます。
23日に延期されたようですよ? (スコア:5, 参考になる)
http://www.jaxa.jp/ [www.jaxa.jp]
「いぶき」打ち上げは23日(金)12:54に再々設定
※20日22:10発表のプレスリリースで、打ち上げ日が再々設定されました。
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直接は関係ないんだが (スコア:3, 興味深い)
今年に入ってから、松浦氏のコラムが日経BPのサイトに新たに掲載されてます [nikkeibp.co.jp]。
(「宇宙基本計画策定に向けて」と題された一連の記事)
結構なボリュームなので、興味のある人は気合を入れてから読みましょう。
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あまり知られていませんが (スコア:3, 参考になる)
CS TBS ニュースバード [tbs.co.jp]でもH2ロケットや主要な日本人宇宙飛行士の打ち上げの生中継をやってきましたので、今回の打ち上げも生中継放送があると思います。
放送予告もまず出てこないし打ち上げシーケンスがある程度進んでから突然中継が割り込むと言うかなりいーかげんな編成(多分、重大事故・事件での臨時中継と同等の扱いにされてる)なのでどのくらいの人が見てるか分かりませんが、ネット中継で溢れてしまう人や録画したい人にはいいかもしれません。(但し、100%中継する保証もない…)
# と言うか、この手の中継って立派な売りになるはずですが、
# 加入者獲得に使わないどころか放送の告知(と言うか予告)
# すらしないのはなんでなんでしょうね…セ・リーグ横浜の野球中継
# には負けるでしょうが…
--暮らしの中に修行あり。
blogはじめました。 [hatena.ne.jp]
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地球科学への寄与になることを願います。 (スコア:2, 興味深い)
もちろん、環境政策についても。CO2規制賛成派、反対派両派がエビデンスに基づいた議論ができるようになるデータが提供されるでしょう。
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まいど1号は、 (スコア:2, 興味深い)
打ち上げ時には、きっと好況になっているものと想像していましたが、…。
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おふとぴ (スコア:1)
部門名を見たら、ロケットもノーズアートすればいいのになぁ、とか思った。
#とんでっけーは公式痛車がある [slashdot.jp]のがすごいよね。
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計算してみた (スコア:4, 興味深い)
>ロケット打ち上げ等々による環境負荷よりも、
>研究によって将来的に削減できる環境負荷が、
>大きいことは示されているのでしょうか。
日本の2006年度の年間温室効果ガス排出量は13.4億トンでした。
これを(基準年である1990年度の排出量12.6億トンより-6%)11.8億トンにまでなんとか減らそう、ってのが京都議定書の合意事項ね。
でもって、H-2Aロケットの一段目と二段目は液体水素/液体酸素を燃やすエンジンですので出るのは水だけです。なんてエコロジカル!
一段目の横についてる固体ロケットブースターはポリブタジエン系(C4H6)の混合素材ですんで
これは二酸化炭素を出しますね。
推進薬66トンのブースターが二基で132トン。
内訳は
酸化剤が過塩素酸アンモニウム(68%)
燃料剤が末端水酸基ポリブタジエン(14%)
助燃材がアルミニウム粉末(18%)
「燃えるもの」はポリブタジエンが18トンぶんってことですね。
ポリブタジエンの重量のうち炭素がどれくらいか計算がめんどくさいので全部炭素ってことにしましょう。(水素は軽いから重量のほとんどは炭素だしいいよね)
18トンの炭素が全量CO2になっても65トンのCO2にしかなりません。
…まあ誤差以下ですな。
一年間365日、毎日100発のH-2Aを打ち上げても24万トンのCO2増加でしかないです。
これは日本の一日のCO2排出量にも及びません。
ま、気にする必要はなさそうです。
(ロケットの製造過程における温室効果ガス排出については計算に入ってないけど)
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Re:計算してみた (スコア:4, 興味深い)
>ロケットの製造過程における温室効果ガス排出については計算に入ってないけど
いや,それ抜いちゃダメでしょ.
とりあえず軽く調べてみたら,HIIAだと液酸が60kL,液水が300kLぐらい?らしい.
数年前のNEDOだか産総研だかのレポートだと,水素の液化で水素の燃焼熱の1/3ぐらい?
(取り出せるエネルギーだったかも)を使うらしいんで,そこから考えると液水作るのに
必要なエネルギーが1*10^12Jぐらい.CO2換算で300t.
液酸も1molあたり同程度の液化エネルギーが必要だと荒っぽく近似して,こっちの液化も
だいたい同程度.計600t.
ロケット本体は重量が300-400tらしいから,これを全部鉄鋼でできてるとして,
組み立て・加工には一切CO2出さないと無茶苦茶に緩く考えるとこの重量の粗鋼を作る際の
CO2排出量って事で600-800t.
#現在,高炉での鉄鉱石での製鉄は粗鋼1tに付きおよそ2tのCO2が出るらしい.
#実際にはそこからさらに加工したりでもっとエネルギー使うけど.
とすると相当少なく見積もって燃料と本体で計1200-1400tぐらい?
日本人一人あたりで各種製造/エネルギー含め年間10tぐらいらしいんで,100-200人が
年間に排出してる分に相当するぐらいですか.思ったより少ないですね.
っても計算とか見積もりとかはかなりいい加減なんでどこかで桁がずれてたりするかも
しれませんが.
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Re:計算してみた (スコア:3, すばらしい洞察)
あれ? 何の努力もせずとも数十年後の日本の人口は、数千万人くらい減るでしょうから、何も対策いらないよ。
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Re:計算してみた (スコア:3, 参考になる)
えーと, 液水/液酸ロケットエンジンは大気中で「燃焼」は行っていません. 主な燃焼行程はノズル前の燃焼室内で行われ, 一部はノズル内でも反応が進むかもしれませんが, ここまでの行程では窒素が入り込む余地がありません.
可能性があるとすれば, ノズルから先の噴射ガス(水蒸気)と大気の接触面ぐらいなのですが, この段階までに燃焼ガスはその燃焼温度を膨張・加速に費やしてかなり低温(といっても数100~1000℃以上はありますけど)になっています. さらに大気の温度は0℃前後なので, 無酸素状態の燃焼ガスに酸化が進行するほど大気を混合させれば, さらに温度が下がって窒素の酸化反応は容易には進まないと考えられます.
つまり, 内燃機関の場合には窒素を含む混合気を圧縮・過熱しているところに問題の大本があるってことです.
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Re:環境収支を考えましょう (スコア:4, すばらしい洞察)
温室効果ガスを観測するからって、環境負荷削減が目的とは限らないんじゃないの?
タレコミにも「地上観測およびシミュレーションと合わせることで精度の高い気候変動研究を行うこと」って書かれてるし。
「かぐや」や「はやぶさ」が環境負荷の削減になってないのと同じように、「いぶき」も削減になってなくて良いと思う。
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Re:環境収支を考えましょう (スコア:2, 興味深い)
>>ロケット打ち上げ等々による環境負荷よりも、
>>研究によって将来的に削減できる環境負荷が、
>>大きいことは示されているのでしょうか。
>温室効果ガスを観測するからって、環境負荷削減が目的とは限らないんじゃないの?
>タレコミにも「地上観測およびシミュレーションと合わせることで精度の高い気候変動研究を行うこと」って書かれてるし。
>「かぐや」や「はやぶさ」が環境負荷の削減になってないのと同じように、「いぶき」も削減になってなくて良いと思う。
ん………なんか的外れなCO2算出コメントが軒並みプラスもでされていたので良く分からなかったのだが、こういうことか?
こうして、知らないうちにサクセス・クライテリアが高くなっているのでありました。
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