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reoによる 2009年09月09日 11時30分の掲載
人の都合ですよ、そうですよ部門より。

哲学者である Adam Shriver 氏は家畜の苦痛を軽減するために遺伝子操作を行うことを提唱しているそうだ (本家 /. 記事[doi:10.1007/s12152-009-9048-6])。

工場式畜産農業を無くすことが出来ないのであれば、せめてそれが生み出す苦痛を軽減するべく行動するべきであると Shriver 氏は主張している。

ある遺伝子を欠如しているマウスは痛みを全く感じなくなるが、これではマウスが自分自身を危険にさらしてしまう恐れがあり問題である。人間でも遺伝的変異により痛みを全く感じない子供たちがパキスタンにて 6 人確認されているが、全員の身体で傷や内出血などが確認されており、一人は屋根から飛び降りたことが原因で死亡したとのこと。しかしワシントン大学の Zhou-Feng Chen 博士の研究で、P311 という遺伝子を分離すると痛みが起こす感情的な不快だけを取り除くことが可能であることが分かってきたそうだ。マウスを使った実験で P311 を分離すると熱や圧力には不快反応を示すが、痛みに対しては不快な感情を生じなかったことが確認されたとのこと。これは例えばモルヒネによる麻酔にかかっている人は痛みを感じるが、それを不快に感じる度合いが低くなるというのと似ているという。P311 は哺乳類にほぼ共通している遺伝子であるため家畜へ応用できるのではないかと考えられるそうだ。

このような遺伝子操作を行うことは、家畜を苦しませることなく食肉とできる一つのソリューションであると Shriver 氏は主張しているそうだ。

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