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158990 story

転覆した漁船内で4日間生存、カギは「海水からの酸素供給」? 63

ストーリー by soara
再試可能? 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

先日、八丈島沖で転覆した漁船から、船内に閉じこめられていた乗組員3人が4日ぶりに救出されるという出来事があった。通常、このように密閉された空間内では酸素が不足し、それによって死亡する可能性が高いのだが、4日間も乗組員らが生存できたのは「海水からの酸素供給があった」のが原因ではないかと、専門家が指摘している(NHKニュース)。

記事によると、3人が閉じこめられていた漁船の居住区の容積には、計算上は大人3人が約33時間程度生きられる程度の酸素しかないという。にも関わらず4日間も生存が可能だったのは、人間が排出した二酸化炭素が海水に溶け、そのかわりに海水から酸素が供給された、もしくは波で出来た空気の泡が船内ではじけたなどして酸素が供給されたためではないかとのこと。

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  • なるほど (スコア:5, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2009年10月31日 13時25分 (#1663630)

    これまでのやりとりを読んでわかったことは、つまり船が転覆して閉じこめられてる人がいる場合、
    死んでるAさんと生きてるAさんの両方が存在していると言うことか。
    そして実際に救助したとき、死んでるAさんの存在が消えたために酸素の量が超科学的なものの影響で何とかなったんだよきっと多分おそらく。

    • Re:なるほど (スコア:1, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2009年10月31日 15時54分 (#1663687)

      Aさんがそこで死んでしまうと、風が吹いたり、桶屋が儲かったり、...して、Bさんがヒッグス粒子発生してしまう。
      それを宇宙の力が阻止したのである!

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    • by Sakura Avalon (12557) on 2009年11月02日 8時54分 (#1664054)
      両方が存在したら酸素が二人分いるじゃないか!…あ、一人は死んでるのか。好奇心が猫を殺すのですな。

      #同じところに二つの存在があれば大爆発が起こり、ってそれはタイムトラベルでよくやられる言い訳。
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      生存が確定した瞬間に、酸素の消費量も生存した場合のそれに確定するような。

      • Re:なるほど (スコア:2, おもしろおかしい)

        by Anonymous Coward on 2009年10月31日 17時12分 (#1663703)

        いえいえ、このコメントがなされた時点で
        世界はニュートン力学的世界観から量子力学的世界観に設定が変わってますので
        酸素分子がポテンシャル障壁を越えて波動関数がもれだす確率もゼロでないことを
        考慮にいれなければ。

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      • Re: (スコア:0, おもしろおかしい)

        by Anonymous Coward
        >生存が確定した瞬間に、酸素の消費量も生存した場合のそれに確定するような。

        逆、生存が確定した瞬間に、船内の酸素濃度は不確定になる
        • by Anonymous Coward
          なんというシュレーディンガー
    • by Anonymous Coward

      「おもしろおかしい」を付けた私と「不当プラスモデ」を付けた私が存在するはずですが、どっちになってますか?

  • by Meth610 (31617) on 2009年11月02日 3時02分 (#1664035)

    ゲンゴロウとかタガメでは、潜水のとき翅鞘の下の撥水性の毛に気泡をくっつけて潜ります。
    気泡が水に直に接しているため、その境界面でガス交換が起き、さいしょにくっつけておいた気泡の体積分を大きく超える(一説には約13倍)呼吸をすることができます。
    こういう呼吸様式を物理鰓(ぶつりさい)と言います。

    今回のストーリーをみて、ちょっとこれに似ているなと思った次第です。

  • by Anonymous Coward on 2009年10月31日 9時26分 (#1663509)
    所ジョージさんが詳しく解説してくれるだろう
  • by Anonymous Coward on 2009年10月31日 9時37分 (#1663513)
    これで地球温暖化問題も解決だね!
  • by Anonymous Coward on 2009年10月31日 9時45分 (#1663516)

    無駄に動かないし、体温も下がるし、脳も途中から考えることないだろうし。

    • by Anonymous Coward
      インシュリンを大量注射して仮死状態にした。ほとんど息をさせないためには仮死状態にするしかなかった。ブドウ糖の注射と輸血をすれば仮死から目覚めるんだ。
      • by Anonymous Coward
        ちょっと多めに撃っちゃいましたってニュースも聞こえてきましたね<ちょっとじゃないだろ
      • by Anonymous Coward

        生きてるの!?

      • by Anonymous Coward
        ブラックジャックに密閉されたエレベータに閉じ込められるストーリーがあったような・・・
        • インシュリン注射をしている糖尿病患者にとって、低血糖は適切な対処(甘い物の経口摂取やブドウ糖注射)が
          ない限り短時間で死に至る可能性の高い症状ですよ。
          それがもし可能だとしても、医者が尽きっきりで緊急避難的に短時間だからできる芸当だと思うな。

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    • by Anonymous Coward

      つか、こんなに顕著な効果があるんだったら、モルモットで実験すればいいんじゃない?

  • by Anonymous Coward on 2009年10月31日 9時51分 (#1663519)
    大量の酸素を小さな表面積の水面で供給してたとはとてもとても。
    転覆した衝撃で船にひびが入って酸素供給されたと考えた方がまだ現実的だと思う。

    救出されるまで船員は生きてる状態と死んでる状態が混じり合ってたので
    酸素消費が少なかったのかもしれないが
    • Re:うさんくさい (スコア:2, すばらしい洞察)

      by firewheel (31280) on 2009年10月31日 13時52分 (#1663649)

      >大量の酸素を小さな表面積の水面で供給してたとはとてもとても。
      #大量かどうかは知らないけど、魚はみんな水から酸素を得ているんだが。
      #えらの構造上、表面積は見かけ以上に大きいとは思うけどね。

      >転覆した衝撃で船にひびが入って酸素供給されたと考えた方がまだ現実的だと思う。
      大量の酸素を小さな表面積の水面で供給するのは胡散臭いけど、
      船に入った細い亀裂から酸素供給されるのは現実的なの?

      他の方も言ってるように、いくつもの区画に別れていれば一部に穴が開いても沈まない
      けど、戦闘艦やタンカーじゃあるまいし漁船に隔壁なんてほとんどないのでは。

      とすると船員たちが待避していたブロックだけ空気が十分に供給されるほど大きな亀裂/穴が
      (それもおそらく二カ所以上)あり、他のブロックはほぼ無傷だったというのは、非常に大きな
      偶然が重なり会わないとあり得ないと思います。

      そもそも船体は一体成形で、ちょっとやそっとのことじゃ壊れないのでは?
      でないと時化の時に出港しただけで真っ二つにへし折れる可能性だって出てくるよね。

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    • by Anonymous Coward on 2009年10月31日 11時19分 (#1663577)
      救出され方の証言では船内に日光 [saga-s.co.jp]が差し込んでいたそうです。
      船殻(舟底?)が日光を通すほど薄いのでなければ、どこかに亀裂があった
      ということではないでしょうか。空気もそこから出入りしていたのでは?
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      • by Anonymous Coward on 2009年10月31日 16時27分 (#1663693)

        別のソース [yahoo.co.jp]だと、海水側から差し込んでいたような記述がありますね。

        「鳰原さんの時計で確認したが、転覆は24日午後8時14分。当時は(7人)全員が寝ていた。3人は寝室の床板を外し、シャフトと床板の間にいた。転覆の時は死刑宣告された気分だったという。何日かすると、冷蔵庫でふさがれていた入り口が開き、下から光が差したという」と説明した。

        その他にも、船底のペンキが薄い部分から、というソース [goo.ne.jp]もありますね?

        また、同席した伊豆漁協組合長が転覆の瞬間などについて説明。3人の話として「転覆当時は船長がかじを取り、乗組員7人は寝室で休んでいた。目覚めると船が横転していた」「3人は船底のペンキの薄いところから光が漏れ、昼か夜か判断した。上下、左右が分からず、死刑宣告されたような気分だった」と話した。

        どっちだよ!・・・まぁ、いずれにせよ穴は開いていなかったようです。

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      • by Anonymous Coward on 2009年11月01日 12時02分 (#1663903)

        だが待って欲しい。

        彼らが見た光は本当に太陽の光だったのだろうか?幻覚だったのではないだろうか?
        つまり、亀裂があったり薄かったりするのは船底ではなく、人間の心ではないだろうか。

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      • Re:うさんくさい (スコア:1, すばらしい洞察)

        by Anonymous Coward on 2009年10月31日 13時27分 (#1663634)
        船の構造にも寄るんだろうけど、
        浮力を維持していたのが船員がいた区画とは別な区画だとしたら
        穴開いてても沈まないよね。
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      • by unchikun (14429) on 2009年10月31日 14時59分 (#1663669)

        グラスボートの様に透明だったんじゃないの?

        このニュース、全然知らなかったよ。

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      • by ponch (32368) on 2009年10月31日 21時59分 (#1663785)
        船体はFRPだったようですが、FRPは光を通しますよ、表面に塗るゲルコート
        が厚かったり、サンドイッチ構造だと通しませんが。
        --
        # ponch
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      • by Anonymous Coward
        散乱光が迂回して入ってきただけじゃないの?
    • by Anonymous Coward

      そもそも、この教授は実際の船舶の内部構造を確認して、居住区が完全な密閉状態であることを確認したのだろうか?
      波によって船内の気圧は相当量変化するだろうから、わずかな隙間であっても、荷室やエンジンルームなど他の空間と通じていれば空気は十分に循環すると思う。

      • そもそも、この教授は実際の船舶の内部構造を確認して、居住区が完全な密閉状態であることを確認したのだろうか?

        素人考えで申し訳ないが、そもそも密閉されていないと空気が抜けて沈むのでは。

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        • by Anonymous Coward

          横ですが、船内の居住区以外の区画との間での密閉性の話かと。

        • by Anonymous Coward
          抜ける前に、船として浮かんでられないように思いますが。
        • by Anonymous Coward

          居住区以外の区画の密閉性が保たれていて
          それらの区画の浮力の合計が船を浮かばせるのに十分なら
          船は沈まないと思います。

      • by soltiox (25610) on 2009年10月31日 10時25分 (#1663545) 日記

        ひっくり返ったフネって、
        伏せたお椀的に底が抜けちゃってるモノだから、
        呼吸可能な空気が行き来できるほどの穴が開いてたら、
        浮力が維持できないんじゃまいか?

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        • Re:代謝低下説に一票 (スコア:3, すばらしい洞察)

          by phenix (31258) on 2009年10月31日 13時06分 (#1663622)

          船はいくつかの区画に分かれてますから、
          どちらかというと伏せた製氷皿状態だったんじゃないでしょうか。
          他の区画に向けてか、外気に向けてかわかりませんが、多少穴が開いても平気な気がする。

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          • by Anonymous Coward
            確かに船自体は沈まない可能性はあるけど、もし居住区に外気と通じる穴があったら、居住区の水面は海面と同じなりますよね。
            転覆している写真と「足が濡れた程度」という話から察するところ、居住区の水面は海面よりかなり下だったのでは?

            つまり外気と通じる穴はなかったのでしょう。
            • by Anonymous Coward
              なるほど、穴が開いていると気圧は大気圧より低くなるんですね
              • by Anonymous Coward

                何をボケたいのか知らないが、穴が開いた場合は当然大気圧は外部と同じ。水面も外部と同じ。

                助かった人の話を総合すると水面は外部より低くなければならない。
                その場合の内部の気圧は外よりは高くなるが、水深10mで1気圧相当くらいだから、
                せいぜい0.2-0.3気圧くらい外部より高くなっただけでは。

              • by albireo (7374) on 2009年11月01日 13時36分 (#1663919) 日記

                せいぜい0.2-0.3気圧くらい

                それは「せいぜい」ってレベルじゃねーぞ。
                面倒なので非常に単純に考えて、船室内の水面を海面より1m押し下げるならだいたい0.1気圧。
                直径1mのビーチボールを完全に水中に沈めるには(ボールが水圧で潰れないと仮定して)500kg以上の重さを必要とします。
                1mの立方体なら1t。気圧をなめるな。

                --
                うじゃうじゃ
                親コメント
        • by Anonymous Coward
          バナナボートを用意した
        • by Anonymous Coward
          密閉された区画が他にあれば必ず沈むとは限らない
      • by Anonymous Coward
        正確な船体図が無いので断言できないけど、漁船なら捕った魚を貯蔵する生簀があるので うまくひっくり返れば、ここが浮き代わりにならないかな・・・
        中が空なら浮力が得られるので、居住区の気密性が無くても浮いていられるかも
  • by Anonymous Coward on 2009年10月31日 16時24分 (#1663692)
    単に、居住区以外に空気が密閉されている空間があって、そこで浮力が確保されていただけでは‥‥?(^^;
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