宇宙はサッカーボール型? 95
ストーリー by Oliver
白黒チェック柄 部門より
白黒チェック柄 部門より
Anonymous Coward曰く、"本家より。WMAP による宇宙背景放射の観測結果から、"宇宙は平坦である"ということがいわれたばかりですが、同じWMAPの観測結果から、"宇宙は有限で正十二面体である"と主張するレターがNatureに載りました(Nature, BBC, New Scientist, space.comの記事とastro-phの論文)。
著者らはパリ天文台のJean-Pierre Luminetを始めとするグループ。最新のWMAPの観測結果によると、背景放射の密度ゆらぎには波長の長い成分が含まれず、これを現在の標準モデルで説明するにはなんらかのチューニングが必要となる。それに対して、宇宙はそれほど大きくはなく閉じていて、形が正十二面体であるとすると合理的に説明できるとのこと。
ようやく決着したと思われた宇宙の始まり、終わり、年齢、形状などについての論争がまた再燃することになるのでしょうか。"
サッカーボールで12面体ってなんだろう?と思ったん (スコア:4, 参考になる)
# 単にサッカーボールというと、先にフラーレン構造がマッチしてしまう
# 間違った脳を持っていたのが敗因の様子です。_| ̄|○.
素人ですし、まだちゃんと読んでないのですが、背景放射を精密に観測するためにNASAが2001 年に打ち上げたWMAP [astroarts.co.jp]の観測データのうち、角度スケールが大きい部分 における温度差が、論理値と若干異なる事実についての新しい解釈のよう ですね。 最近は平坦説をよく見るような感じでしたので、この新説には興 味津津です。
日経サイエンスの8月号特集 「並行宇宙は実在する」 [nikkei-bookdirect.com]では、平坦説を膨らませた結果、我々の宇宙 と同様の宇宙が隣にあり、もし、そのような宇宙が無数にあるとしたら、 やがていつか、空間における物質配置パターンを全て尽くしてしまい、そ の結果として我々とまったく同じような宇宙がどこかに存在する、 と主張していて、素人の身にしても、とても興味深いものでした。
今回の理論では、宇宙の果ては、12面体の12個の面に区切られて いて、ある面に突入すると、そのちょうど、反対側の面から再び現れる… という主張のようですね。
よくメタファーとして、球の上に住んでいる2次元住民が、まっすぐ 表面上を旅行すると同じところに戻ってくる、という説明がありますが、 12面体説は3次元球面 [u-tokyo.ac.jp]よりも単純で、なんか呆気にと られるといった気分です。
大航海時代 (スコア:1)
いつか来るんだろうか。
一人暮らし<シェアハウス
サッカーボールで妄想 (スコア:0)
フラーレンみたいに、実際にサッカーボール構造した宇宙ですと、対称性が崩れていますね(完璧に、ではなくある程度)。
そうなると、5角形のところと6角形のところで物理法則が変わったりするんでしょうか。
Re:翼×岬で妄想 (スコア:2, おもしろおかしい)
その友達を蹴りまくる翼くんはひどい奴だと思います。
#ボールはまだ生きているよ!
Re:翼×岬で妄想(オフとぴ) (スコア:1)
誤訳ですね (スコア:2, 参考になる)
Re:誤訳ですね (スコア:3, 参考になる)
この空間は3次元の球面を「二項正2二十面体群」とよばれる群の作用で割ったもので、中身の詰まった正十二面体の面たちを適当に貼り合わせてできるものです。 角などの特異点があるわけではなく局所的にはどこも普通の3次元空間になっていますが、各所で正の曲率をもっています。
この空間にはいり、遠くまで見ることができるとすると、同じ星が120個見えます。すごくよく見える望遠鏡があると、自分自身の姿が、(ここにいる自分以外に)119人見えます。
論文の中で紹介してあったJeff Weeksという人のソフトを使うと、実際にこの宇宙の中を動き回ることが出来ます。 Curved Spaces -- Complete で、File、Open、で Sample Spaces の Shape of Space -- PoincareDodecahedralSpace.gen を開いてみて下さい。
http://www.geometrygames.org/CurvedSpaces/ [geometrygames.org]
うちのWin98マシンでも十分遊べました。
Re:誤訳ですね (スコア:1)
引用されている部分は見ていませんでしたが(見ても
どうせわからない)、これだけ読むと、
http://www1.kcn.ne.jp/~iittoo/jp26_thre.htm [kcn.ne.jp]
で説明されているようなもののようですね。今、検索して
見つけました。こちらが思っていたものと同じなのか……。
これから絵をよーく見て見ます。
他の方にも面白いかと思いリンクしてみました。
Re:誤訳ですね (スコア:1)
ここをみたらわかってしまった……。
http://mint.ms.u-tokyo.ac.jp/models/polyhedra.html [u-tokyo.ac.jp]
しろうとがよけいなこと書くもんじゃないですね。
色々検索して勉強になりました。
球じゃないのか? (スコア:1, 興味深い)
宇宙を超球とすると
x^2 + y^2 + z^2 + W^2 = 1
Wを時間として表すと
x^2 + y^2 + z^2 = 1 - t^2
になって、点が表れ膨張し縮小して消えるのが分かる
そんな理由で球だと思うのですが
Re:球じゃないのか? (スコア:1, 参考になる)
まじでどうしようもねぇな。。。
おーし、じゃあちょっと方程式について矛盾を指摘してみようか。
1-t^2だったら、tが時刻t0=0の時1なわけだから、0じゃないので矛盾。
また、これは球でいうところの、球の境界でしかない。
つまり体積が存在してない。
既に指摘があるが、点が表れ膨張し縮小して消えるのが分かるのであれば、
球である必要はない。
つまり、例えばzが常に定数でもいいとすると、
ある円が点から膨張し縮小して消えるのが分かる
また、例えばy,zが常に定数とすると、
ある曲線が、点から延びてまた点になるのが分かる
また他のも考えられる。てかこれは無限につくることができる。
立方体でもいいし、変なぐにゃぐにゃなものでもいい。
要するに、時刻t0=0の時0で、tが0以上のとき常に正であって、
あとは時間t→∞のとき0に収束すればなんでもいいことになる。
サッカーボールだけに (スコア:1)
# 誰がだっ( ̄□ ̄;)
Re:球じゃないのか? (スコア:0)
"点が表れ膨張し縮小して消えるのが分かる"ってだけの理由だったら,
前提が球である必要はどこにもないね。
Re:球じゃないのか? (スコア:0)
Re:球じゃないのか? (スコア:1)
最近の観測でえらく高いエネルギー(10^20eVとか)はどうも従わないらし いです
Re:球じゃないのか? (スコア:1)
それは,特殊相対性理論の話です.(現在発売中の数理科学10月号の記事によると)
Re:球じゃないのか? (スコア:2, 参考になる)
これ日本の研究グループの仕事でした.
Telescope Array Project web page(トップページ) [u-tokyo.ac.jp]
問題の観測のページ [u-tokyo.ac.jp]
現在,観測データの解析中のようです.
従わないらしい? (スコア:1, すばらしい洞察)
ニュートリノ発見のときだってエネルギー保存則が疑われたけど、結局は新粒子のせいだったんだから。
疑いの根拠になってる大きすぎるエネルギーの宇宙線だって、近くに未知の発生源がある方が自然だ。
分からんものを遠くの原因にするのも安易な考えだからなー。
養老孟司なら……、、 (スコア:1, 興味深い)
Re:養老孟司なら……、、 (スコア:1)
それは新鮮 (スコア:1)
何となく有限なら角のない滑らかなものだと思っていたのが角のある多面体とは。
正12面体と聞いてダイスを連想したのは内緒…。
Re:それは新鮮 (スコア:1)
基本的に「大部分では空間の曲率がゼロ」ということでしょうか?
で、多面体の辺とか頂点の部分のみ、大きな曲率を持っている、と。
陰陽師ですか……? (スコア:1)
「一は二を生じ、二は三を生じ……」
それで「三の形」として清明が持ち出してくるのが、正十二面体でした。
*-----------------------*
-- ウソ八百検索エンジン --
D&Dですか? (スコア:1)
#D&D以外ではなかなか使うのが無いのよねぇ
Re:D&Dですか? (スコア:1)
赤箱時代の頃のお話し。
今のはついて行けないのでID。
貴族の玉遊び (スコア:1)
「宇宙」とか言うんでしょうかね?
あれ? (スコア:0)
Re:あれ? (スコア:1, 参考になる)
元々面だった正三角形が、かどが落ちて正六角形に、
頂点部分には5平面が交わっているので正五角形になります。
正六角形×20、正五角形×12でできてますから、ちょっとイメージしにくいですけど、正12面体の頂点を切り落としても作れます。
あとは、五角形を黒色、六角形を白色に塗ってサッカーボールのできあがり。
Re:あれ? (スコア:1)
かどが取れて丸くなったんですね。
#なんとなく納得
Re:あれ? (スコア:0)
Re:あれ? (スコア:0)
端には (スコア:0)
薄いだけなのかなぁ・・・
Re:端には (スコア:3, おもしろおかしい)
ご苦労様でした。
ここから先は自己責任でお進みください。
あなたの神より
と書かれた大きい立て看板が立っている。
Re:端には (スコア:0)
というたて看板があって、同意しますにチェックを入れないと先に進めない。
端には崖がある (スコア:2, おもしろおかしい)
そりゃもう、これ以上考えられないほどの崖っぷちなわけで…
「考え直せ、人生まだまだ先がある」
の類の立て札は外せないでしょう。
Re:端には (スコア:0)
があるのは真ん中だけか?
#世界の端はちゃんと5本の柱じゃないかっ!
Re:端には (スコア:2, 参考になる)
#413386 [srad.jp]は普通のライセンス条項ですよね。その後のコメントはWindows方面へ脱線しているようですけど(笑
#413399 [srad.jp]は孫悟空とお釈迦様とのエピソード。悟空がこの世の果てにあった五本の柱と思っていた物は、お釈迦様の手の指だった…つまり悟空の認識してる世界は所詮お釈迦様からすると掌ほどにしか過ぎなかったというエピソード。
#413407 [srad.jp]は古代ヨーロッパの世界観。世界はテーブル状の台の上に載っていて、その果てでは海の水が奈落の底へと落ちていきます。
#413441 [srad.jp]これわからない。知ってる方の解説きぼー。
Re:端には (スコア:2, 参考になる)
#413441 [srad.jp]はDouglas Adams著 宇宙の果てのレストラン [fukkan.com] (原題 "The Restaurant at the End of the Universe")ですね。
Re:端には (スコア:2, 参考になる)
このシリーズ、かなり面白いのでお勧めだけど…。
Re:2作目か3作目か (スコア:1, 参考になる)
ネタバレ危険ですが・・・「銀河ヒッチハイクガイド」を読み返してみたら、ラストで「宇宙の果ての~」を暗示(っつーか明示だな)してますね。
で、調べてみたんですが
イギリス版の「宇宙の果てのレストラン」は
RESTAURANT AT THE END OF THE UNIVERSE : THE HITCH HIKER'S GUIDE TO THE GALAXY 2 - HITCH HIKER'S GUIDE TO THE GALAXY-UK-
が出版されてます(強調は引用者)。これだと2作目ですね。
で、同じシリーズの「宇宙クリケット大戦争」が
LIFE, THE UNIVERSE AND EVERYTHING : THE HITCH HIKER'S GUIDE TO THE GALAXY 3 - HITCH HIKER'S GUIDE TO THE GALAXY-UK-
なので3作目ということじゃないかな?
ちなみにダグラス・アダムス著作リスト(日本語) [asahi-net.or.jp]によると、
・「銀河ヒッチハイクガイド」 1979年
・「宇宙の果てのレストラン」 1980年
・「宇宙クリケット大戦争」 1982年
でした。
オフィシャルサイトの著作一覧 [douglasadams.com]もこの順序ですが、Copyrightの年月日は見つけられませんでした。
というわけで、原書を読める人がうらやますいです。
Re:2作目か3作目か (スコア:1)
今、手元になかったものであやふやなまま書いてしまいました。
実は、この3部作、5冊目まであるのです。
残念ながら、残り2冊は未訳。
(まあ、最初の3冊の日本語訳も絶版ですが)
Re:端には (スコア:1)
「宇宙の果てのレストラン」 [google.com]かな?
#一瞬「フローティング・バガボンド」 [so-net.ne.jp]かと思ったが、こっちは酒場だなぁ。
Re:端には (スコア:1)
レストランがある方の端は空間でなく時間軸なわけだが。
マジ突っ込みで御免
あれ?「正」? (スコア:0)
また実際に見てないのに、結論をつけようとする。 (スコア:0)
Re:また実際に見てないのに、結論をつけようとする。 (スコア:0)
自分の見たものは正しいと信じてしまう。
その辺も問題だと思いますが。
おらぁ、見ただよ (スコア:0)
とか
Re:また実際に見てないのに、結論をつけようとする。 (スコア:0)
信長公御前のキリスト教対仏教の宗論を思い出しますね。神を論理的に説明しようとしたキリスト教側に論理的に反駁できず「神をここに出してみろ、しからば信じよう。」としか言えなかった仏教側。
Re:また実際に見てないのに、結論をつけようとする。 (スコア:2, 参考になる)
に書かれていた内容だと思います。
記憶があいまいなので内容の説明は避けますが、なぜ宗教論争は泥沼化するのか、
等のいろいろ面白い話が載っていたと思います。
Re:素人思考 (スコア:1)