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小惑星探査機「はやぶさ」、第1回目の試行では着地できず 105

ストーリー by yosuke
とりあえずターゲットマーカは地表に到達 部門より

/.Jに特設ページが欲しいsnowy曰く、"asahi.comの記事共同通信の記事より。現在、小惑星「イトカワ」への着陸、試料採取、地球帰還を目指している探査機「はやぶさ」は、今朝の一度目の着陸に失敗した模様だ。25日に再降下を目指す。
なお、現在のはやぶさについては、松浦晋也のL/Dや下記のJAXA内のページが便利だ。

"

【追記 11/23 14:30 by yosuke】産經新聞の記事によると、はやぶさは21日の運用で三軸姿勢を回復し、イトカワへの再接近を始めたとのこと。

松浦晋也のL/Dによると、20日05:20頃に自律モードに入ったはやぶさは、高度17mまで降下したことが確認された後、上昇も降下もしない状態で停止してしまった。そのため、07:00過ぎには地上から上昇コマンドが、続いてセーフモードに入るコマンドが送信されたものの、これらに対する反応はなく、一時は「表面に突き刺さっているのではないか」との憶測も流れた。
しかし、着地点が裏側に入った08:00過ぎには、まだはやぶさが飛行していることが判明。その後、09:30頃には双方向通信が回復、ミディアムゲインアンテナでの交信が確立した昼過ぎには、はやぶさがセーフモードに入り上昇していたことが確認された。セーフモードに入った理由は、上昇中に太陽電池パドルと太陽との角度が大きくなりすぎたためらしい。また、上昇も自律コマンドで行なわれたようだ。
その後のデータの解析で、高度17m付近ではやぶさの姿勢がイトカワ表面にならうように制御をかけた後、表面に対して水平にドリフトする軌道に入ったと考えられている。タッチダウンはしなかった模様。
現在のはやぶさは、ホームポジションよりさらに遠く、イトカワから100kmほど離れた地点にいる。セーフモードに入ったことによるスピンは止めたものの、三軸姿勢の確立には至っていない。ターゲットマーカはまだ残っているため、25日に再度降下を行なうことを目標にしているが、最終段階で起きた現象の解明、残燃料の見積、温度上昇を受けた計測機器への影響の確認など、やるべきことが多いため、25日に間に合うかどうかは微妙なところである。
なお、ISAS/JAXAのトップページの記述によると、88万人の署名の入ったターゲットマーカは、20日05:30頃に高度40mから投下されており、このターゲットマーカがイトカワ表面に到達したことは確実と思われる、とのこと。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • JAXA相模原局の記者会見 [air-nifty.com]の一問一答を観ていると、色々と大変な状況のようですね。

    ・底高度に降下したときの輻射熱でコマンドを「はやぶさ」が受け付けなくなった。(電子機器への)ダメージはチェック中。
    ・このときにセーフモード(保護モードか?)に入ったことにより、サンプル弾丸射出のソフトが起動せず。
    ・NASA経由で上昇コマンドを送った所これに付いては受付、しかし100km程度離れてしまった模様
    ・一連のトラブルで燃料をかなり消費した模様。残り一回のサンプル採取は行いたいが、検討しないとなんとも言えない。

    と言う状況で、かなり予想外の状況がかさなってしまったようです。
    しかし、インタビューに出た川口マネージャは明るい材料を忘れなかったようで、

    ・88万人の署名を載せたターゲットマーカの射出と着地に成功した
    ・今回初めて行った、レーザ測距儀による低速降下制御には成功した
    ・そのほかの要素を勘案してみても、自律制御の探査機の動作については当初の仕様を満たしており、ロボット工学的に見た場合、合格点だと思う

    最後の件については「成功なのか失敗なのか」と言う言質を取ろうとする記者もいたようですが、するりとかわしていました(苦笑)

    まぁ、ここまでやったのだから空荷でもいいから、地球に戻ってきて欲しいというのが、本心です。
    下手にサンプリングして地球に戻れないどころか通信も出来なくなるダメージを受けて、貴重なデータを失うよりも、地球に帰ってくることによって、一つでも多くの科学データや技術データを地球に送信させてほしい。

    このプロジェクトは単体では成功は出来なかったかもしれないけど、過程と成果を次のプロジェクトに繋げることの方が重要では無いかと思います。

    特に、輻射熱の影響やイオンエンジン・画像のデータは次に繋げる重要なデータであり、それ以前に科学的に貴重な財産であるのですから…
    • by s-kei (16661) on 2005年11月21日 9時23分 (#835503)
      > 輻射熱でコマンドを「はやぶさ」が受け付けなくなった

      100℃以上になったかも知れない、とのことですが。
      高温に一番ダメージ受けそうなとこ、と考えてみてリチウムイオンバッテリー [furukawadenchi.co.jp]の寿命かなぁ、とか考えたんですが、どのぐらい影響あるもんなんでしょうね。

      とりあえず満充電+高温で保存するのは最悪 [baysun.net]らしいですが、万一に備えて満充電にしてたら、と思うとちょっと心配かも。
      親コメント
    • >まぁ、ここまでやったのだから空荷でもいいから、地球に戻ってきて欲しいというのが、本心です。

      そういえば,サンプルリターンは,月と地球の半分程度の距離からサンプル入りのカプセルを地球に向けて投入する [www.jaxa.jp]そうですけど,「はやぶさ」本体はその後どうなるんでしょう? この前例のないカプセル投入方式へのチャレンジも興味がありますね。

      親コメント
      • by KENN (3839) on 2005年11月20日 22時25分 (#835249) 日記

        相模原の一般公開 [srad.jp]の時に質問したら「現時点では未定。でも、推進剤に余裕があったら別の天体を目指すかも」というお話しでした。ターゲットとなりうる小天体はいくらでもありますから。

        ただ、その後起こったリアクションホイールの故障のため、姿勢制御にスラスタを多用してますから、イオンエンジンの推進剤は残っていても軌道変更が困難な気がします。

        のぞみ [isas.jaxa.jp]のように、スイングバイを多用して軌道変更する手もありますが、いずれにしてもおまけのミッションになるでしょう。

        親コメント
        • by skimsr (9280) on 2005年11月20日 23時10分 (#835280) ホームページ 日記
          なるほど。参考になります。
          # というか一般公開に行かれたんですか。いいなあ:-)

          小惑星探査機はやぶさ勝手に応援ページ [as-exploration.com]に掲載されている川口PMへのインタビュー(2002年) [as-exploration.com]でも,同じ質問&回答があるのを見つけました:

          Q: 探査機が試料を地球に持ち帰った後に,何らかの延長ミッションはあるのでしょうか?
          A: それはあるかもしれませんよね.地球帰還時にカプセルをうまく切り離せれば,その後も継続して探査機のみの飛行計画は作れるでしょうね.但し,使える燃料はそれまでに殆ど無くなっているかもしれません.

          いずれにせよ,サンプルリターンを達成しようとするなら,「はやぶさ」本体はいったん月と地球の中間地点までは戻ってくるんですよね。そこから新たな飛行計画を作成するのはたしかに難しそう。

          でも,燃料やバッテリの問題という大きなハードルはあるでしょうが,「はやぶさ」の観測機器がそれまで生きのびてくれれば,"おまけ"であってもいろいろできそうではありますね。工学的にも,放射線や太陽風に対する観測機器の耐久度試験を,現実の環境で,機器が本当に壊れるまでできる。…という,希有な機会が得られるかもしれないですし:-)

          まあ,「はやぶさ」はまだ実施可能なミッションを抱えているし,もともとサンプルリターンまでを想定して設計された機体なので,その後のことに思いをめぐらしても現時点ではしょうがないんですけどね。2007年の夏に,こんな話でまた盛り上がれるといいな,ということで。
          親コメント
    • >・そのほかの要素を勘案してみても、自律制御の探査機の動作については当初の仕様を満たしており、ロボット工学的に見た場合、合格点だと思う。

      自律制御の安全運用と、オペレーションの難易度がコンフリクトしていて、アシモフのロボットものっぽいって思ってました。
      陽電子頭脳の中の人も大変だな。

      #続きが楽しみ。

      親コメント
  • by skimsr (9280) on 2005年11月20日 19時54分 (#835168) ホームページ 日記
    昨晩から,JAXAの中継ページと,松浦氏のL/D&野尻ボードを眺めっぱなしでした。
    # いつもお世話になってますm(_ _)m

    高度17mからさらに(自由落下で)降下したところまではドップラー計測で確認。高度10m(推測)まで達したところで,それ以上の降下が確認できなくなった。何もなければ「はやぶさ」はそのままイトカワに着陸or接触していたはずだが,サンプル採取コーンのセンサも障害物センサもいまのところ作動した形跡が確認できない。考えられる原因としては,「はやぶさ」がイトカワの自転にあわせて水平方向に運動した可能性があり,それはリアクションホイールの故障により降下時の姿勢制御を燃料噴射で行わざるを得なかったことによる影響だったかもしれない。実際のところは,「はやぶさ」の3軸制御を安定させた上で,「はやぶさ」のテレメトリデータを詳細に解析しないとまだ何とも言えない。

    …という理解でいますけど,認識間違いがあればツッコミ下さい>みなさま。

    少なくとも高度17mまで降下を続けておきながら,着陸はもとより接触すら確認できていない,というのは,確かに不思議ですね。こういう事を実地で『経験』することが工学実験衛星としての「はやぶさ」の重要なミッションであり,『経験』できたことがすなわち大きな成果なのだと思いますが,やはりここまできたら,第2回のタッチダウン&サンプルリターンまで含めて,フルコンプリートできることを願ってやみません。

    野尻ボードでも話題に上がっていましたが,川口PMの以下の台詞が,「はやぶさ」運用チームの今の総意なんだろうなと思います。


    NHK ソフトウエアが動いていないということは、弾丸を撃っていないということだろう。着地していないと言い切って良いのか。
    川口 そうだ。どこかが接触したとしても、私としてはそれを接地とは言いたくない。


    第2回のタッチダウンはぜひ実施したいとのこと。応援しています!

    # ところで,ターゲットマーカにお名前をのせていた方々には,おめでとうございます。とってもうらやましいです:-)
  • by Anonymous Coward on 2005年11月20日 21時08分 (#835208)

    マスコミがあんま区別つけないから、知らない人も多いと 思いますが、はやぶさは新規技術の実証衛星です。いわば 「トラブルを起こすのも仕事の内」なんですよ。

    はやぶさが検証した技術を使って、判明したトラブルを 修正して、探査を主目的とした衛星が作られるんです。

    誰もいったことのない小惑星表面へ行ってサンプル リターンを試みる、その過程で予想外のトラブルが起きる ことも、ある意味予定の内です。今回は、はやぶさの生存 が確認できたので、その「予想外の何か」が何だったのか、 具体的なデータも得られるでしょう。

    実際にやらなきゃわからないことは、結局一度はやってみ るしかないんだよね。

  • by snowy (9274) on 2005年11月20日 19時19分 (#835153) ホームページ 日記

    具体的な数字などは、「今日のはやぶさ」 [isas.jaxa.jp]が便利です。

  • by Anonymous Coward on 2005年11月21日 1時53分 (#835412)
    JAXAの最大の敵は探査機やロケットの部品の故障でも、
    宇宙空間の過酷な環境でもなく、ある意味、この国の
    マスゴミとそれを鵜呑みにする大多数の国民の宇宙開発に
    対する無理解という宇宙空間より過酷な環境そのものなんだろうな。
    • ガンバレ JAXA応援団 (スコア:5, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2005年11月21日 9時40分 (#835512)
      そもそも、無能なマスゴミに負けてる必然性は無いんですから

      わけの判らない解説記事や論説を見つけたら、
      「自分の所(Web上)で」きちんと説明することで、対抗しましょう。

      人は、その場で情報を得るだけで無く、検索エンジンで情報を探します。
      だから、「マスゴミ」よりも検索結果で上位に表示されれば、読んでもらえる確率は高くなります。
      マス媒体をその時に見ている何百万人という人数には及びませんが、情報が有益なら数万人くらいには読んでもらえます。しかも、「自分で情報を探す」タイプの人達に。

      問題は、名の知られた「巨大媒体」とは異なる情報をWeb上に置いた時に、「自分」を信用してもらえるかどうか、という部分にあると思っています。個人が情報の信頼性を担保することは、とても難しいのです。

      でも、専門的な分野の話では、「マスゴミ」を生み出している、きちんと調べ物さえも出来ない「巨大宣伝媒体」に所属する人間(記者)よりも、正確な専門知識と見識を持った個人の方が、有益な情報を提供している例が増えてきているように思えます。ただし、広大なWebの海の中でそれを探しあてるのは難しいです。

      マスコミが取材に費やす資金量と人的資源の量には、個人ではとうてい対抗できませんが、知識・情報の良質さは「資金と人数」だけに依存しないというのが、この場合肝心な点なのだと思います。多くの有益な情報が「Web上に無料で公開されている」、という事を上手く組織立てる手だての方はまだ道半ばですが。

         # マス媒体の記事は、概ね有益だと思っています
         # でも今回は、マスゴミの報道よりここの記事の方がずっと有益です
      親コメント
  • 着陸延期の理由 (スコア:3, おもしろおかしい)

    by Anonymous Cowboy (6205) on 2005年11月20日 19時24分 (#835155)
    「ごめん。俺がちょっと真下をうろうろしたもんだから、降りづらかったみたい。」

    ――イトカワ星人
    • Re:着陸延期の理由 (スコア:2, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2005年11月20日 20時23分 (#835181)
      勇気ありますね。
      空から怪しい物体が降りてきて、17mの超低空をさまよっているのを見付けたら、私なら一目散に逃げ出します。
      親コメント
    • テメー、コラ、地球人にとっちゃ今回のは一大事なんだから、今日くらいは外出自粛しててくれよ、マジで。

      …次はいつになるとは確定しないけど、降りてくるのが分かったらせめて遠巻きに眺めるくらいでなんとか頼む orz
      --
      -+- 想像力を超え「創造力」をも凌駕する、それが『妄想力』!! -+-
      親コメント
    • ということは,「はやぶさ」のカメラで,うろうろする君の姿が撮影されているはずですね。だいじょうぶですか? 変なポーズで写っちゃいませんか? この写真は地球中に配信されますよ:-)
      親コメント
  • by yun (448) on 2005年11月23日 21時01分 (#836774)
    速報!
    はやぶさ、イトカワへの着陸に成功していた模様です!
  • by Anonymous Coward on 2005年11月20日 19時40分 (#835162)
    宇宙関連の予算って厳しいから
    失敗すると削られちゃうんですよね。
    担当者は結構胃が痛い思いでしょうが頑張って欲しいです

    アポロ計画みたいに国の威信だけで科学的な
    成果が出ないプロジェクトって現状ではできませんし
    やるなら成果を出さなければならないですからね。
    • by Anonymous Cowboy (6205) on 2005年11月20日 19時50分 (#835164)
      実のところはやぶさの主目的はイオンエンジンの長時間稼働実験ですから、それが達成された時点ですでに「成功」といって差し支えないと思えます。

      宝くじで言えば一等の一億円が当たった状態です。

      サンプルリターンはその前後賞に相当しますが、予算規模からするとあくまでもおまけなので、それが達成されなかったからといって「失敗」とするのは賛成できません。

      「宝くじ買ったけど一等しか当たらなかった。失敗だ。」って考え方は変でしょう?
      親コメント
      • ・イオンエンジンによる微推力長期間の加速
        ・小惑星付近での自律航法
        ・小惑星からのサンプル収集
        ・秒速12kmでの直接再突入

        どれをとっても、それだけで単体の試験をするべき難度のミッションですからねぇ。

         数日前のストーリーNo More "Sorry Japanese Only" Documents [srad.jp]のコメント#831643 [srad.jp]

        問題は、日本では全てが減点法ということです。完璧な英語の文章を書かない限りは、減点だらけでヘタしたらマイナス100点とかになりかねない。とくに誰かに見られたら即死。

        世界的には、まったく英語で書かないのが0点で、書くだけで+50点、意図が通じたら+70点なのですが、日本式だと三単元のSを忘れたら-5点、時制の一致を忘れたら-5点、ネイティブは使わない言い回しで書いてしまったら-20点、みたいな感じになってしまう。

        という指摘が、日本の宇宙開発・探査にもあてはまりますな…。

         地球から3億km離れた大きさ500m足らずの小惑星に、自力推進する探査機が辿り着いたんですよ。それだけでも快挙ですよね!
         アメリカも旧ソ連も、音信不通になった探査機はけっこうあります。トラブルでミッションを完遂できなかったのもあります。でも、何度もチャンスがあるから失敗しながらも成功が生まれるというのに。
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2005年11月20日 20時58分 (#835201)
        当たるんだからと言って他人から金むしり取って宝くじを買って当たらなかったら犯罪でしょう. プロジェクトの目的・リスクを納税者にきちんと説明せずに適当にプロジェクト実施して自分勝手にもう200点とったとか300点とったか言うのは許し難いことです. サンプルリターン成功させると言ってプロジェクト実施したのにそれが出来なかったらそれは失敗と言うのです.
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2005年11月20日 21時09分 (#835209)
          はやぶさは計画の一番最初から今までずっと工学試験衛星でしたよ。
          >サンプルリターン成功させると言ってプロジェクト実施
          なんてしてません。
          親コメント
          • > はやぶさは計画の一番最初から今までずっと工学試験衛星でしたよ。

            工学実験探査機としての課題 [isas.jaxa.jp]に小天体からのサンプル採取 [isas.jaxa.jp]が入ってますね。

            「主目的はイオンエンジンの長時間稼働実験」とは一言も書かれていないですね。
            もしそれが本当ならば、ちゃんと書いておいてほしいですけど。

            いまの報道だと「サンプルリターンで成功」という雰囲気に思えます。
            アレですか、やっぱりマスコミが悪いんでしょうか。
            親コメント
            • by Anonymous Coward on 2005年11月20日 21時52分 (#835230)
              >「主目的はイオンエンジンの長時間稼働実験」とは一言も書かれていないですね。
              >もしそれが本当ならば、ちゃんと書いておいてほしいですけど。

              どこを読んでるんだろう。。

              http://www.isas.jaxa.jp/j/enterp/missions/hayabusa/subject.shtml
              >>「はやぶさ(MUSES-C)」の鍵となる要素技術のひとつに電気推進エンジンがあります。
              親コメント
    • by Anonymous Coward on 2005年11月20日 20時05分 (#835173)
      なんども言ってるんだけど、既に成功しています。 [isas.jaxa.jp]
      現在は100点から、どこまで記録を伸ばせるか、自分の限界に挑戦している感じです。

      #これだけ成果を挙げている状態で、予算を減らされたら担当者は泣くになけないだろうなぁ。
      問題が起きている部品 [air-nifty.com]だって予算不足のせいという印象が否めないし・・・。
      親コメント
      • by RowFill (28503) on 2005年11月20日 21時58分 (#835234) 日記
        >なんども言ってるんだけど、既に成功しています。
        >現在は100点から、どこまで記録を伸ばせるか、自分の限界に挑戦している感じです。

        なるほど。たしかにすでに100点越えてますね。
        http://www.isas.jaxa.jp/j/enterp/missions/hayabusa/today.shtml#mission

        だったら100点こえた段階で関係者が
        「マスコミ相手に」派手にお祝いすればよかったのに。
        # ブログで地味にやっても無駄です。念のため。

        素人としては、サンプルリターンのほうが派手だから、
        どうしてもそっちのほうに目が行ってしまいますよ。

        >#これだけ成果を挙げている状態で、予算を減らされたら担当者は泣くになけないだろうなぁ。

        成果の見せ方の問題じゃないですかね。
        親コメント
      • by skimsr (9280) on 2005年11月20日 20時35分 (#835190) ホームページ 日記
        >現在は100点から、どこまで記録を伸ばせるか、自分の限界に挑戦している感じです。

        松浦氏による記者会見レポート [www.jaxa.jp]によれば,毎日新聞の記者が「ロボティクスでは良い成果を挙げたと言っているが、500点満点でどこまで達成できたと考えるか」という質問をしてるみたいなんですよね。500点"満点"じゃなくて,100点満点を達成して,さらにどこまで伸ばせるか,ということのはずなんですが。質問時の言葉のアヤならいいんですけどね。
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2005年11月20日 21時05分 (#835206)
        > なんども言ってるんだけど、既に成功しています。
        予算に影響する「成功/失敗」については、中の人がどう思ってるかよりも、外の人にどう思われてるかの方が重大なんじゃないかと思うのです。
        「なんども言ってる」って時点でちょっとあやしいです。
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2005年11月20日 20時50分 (#835196)
    今までの探査機と,どこが異なる&凄いんですか?
    教えて,エロい人!!!!

    -------
    #クレクレ君はスルーって言われそうだが,おいらの脳では理解できんかったんだよ....orz
    #なのでAC。
    • by Anonymous Cowboy (6205) on 2005年11月20日 20時58分 (#835202)
      じゃあ簡単に。

      ・イオンエンジンでコンパクトながら超遠くまで行って戻ってこれる
      ・高度なセンサと自律機能により、小惑星の周囲を自由に飛びまわれる(うまくすれば着陸できるぐらい)。
      ・地表のサンプルをとる機能と、それを地球に持ち帰るカプセルがついてる
      ・小惑星表面を探査する子機がおまけについてる(これはどっか行っちゃったけど)
      そのわりにめっちゃ安い
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2005年11月20日 23時15分 (#835283)
        めっちゃ安いにつながりますが、この衛星、ものすごいミッションをやってますが、中に入っている部品はかなり民生品、つまり市販品と同じ部品が使われています。
        たとえばバイオにも搭載されているカメラがつかわれているとかいろいろあります。

        リアクションホイールは外からブラックボックスで買ってきてこわれちゃいましたが、日本で普通に調達した民生品の部品はまだどれも壊れていないようですね。
        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2005年11月20日 20時58分 (#835204)
      つイオンエンジン
      http://www.jaxa.jp/news_topics/vision_missions/solar/pages/hayabusa3_j.html

      イオンエンジンは、イオン化したガスを電気で勢いをつけて噴射するので、燃料を燃やすよりもずっと早く加速することができ、必要な燃料も10分の1で済みます。

      制御系ではまってますけど...
      親コメント
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Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs

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