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植物は生きているときにメタンを作り出す 16

ストーリー by yosuke
見逃されていた供給源 部門より

教科書を探し回った猫曰く、"EurekAlert!の記事The forgotten methane sourceによると、マックス・プランク原子核研究所の科学者たちによって、生きている植物が、完全に正常な酸素に富んだ環境でメタンガスを作り出し、大気中に放出しているという事が発見されたそうです。Natureに論文が掲載されています。
生きている植物は、微生物によって嫌気的に作り出されるメタンの量に比べて、10倍~1000倍も多いメタンを放出しているそうです。さらに、植物が太陽に曝されるとメタン生産量は増加するそうです。これは、別の研究者による衛星を使ったメタン濃度の測定において、熱帯のメタン濃度が高くなっていた理由を説明するものだと語られています。
研究者達は今回の発見を確実にするために、メタンを含まない空気中で実験を行いました。また、これが紛れもなく未知のメタン生産のプロセスなのだということを示すために、同位元素分析を用いたそうです。
メタンは二酸化炭素に次ぐ温暖化物質なわけですが、これまで見落とされていた植物によるメタンの大気中への放出量は、毎年6000万トン~2億4000万トンにものぼるだろうとされています。
有機物から作り出されるメタンは、酸素のない環境で微生物によって嫌気的に作り出されている、と教えられてきた身としては、 驚きというしかありません。"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Li Luxing (7797) on 2006年01月13日 1時26分 (#863804)
    ゲップかも知れませんよ。
    --
    李 露星
  • つまり、それは (スコア:4, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2006年01月13日 1時11分 (#863795)
    食事中、失礼だが
    植物もへ(おなら)をしているってことですな。

    # 下品ネタなのでAC
  • by maia (16220) on 2006年01月13日 5時04分 (#863847) 日記
    #生き腐れみたいな話? いや、まだ生成プロセスは不明でした。

    温暖化する程に植物が多くのメタンガスを出すとしたら、植物自身が温暖化のアンプ効果を持っている事になるのかな。温暖化は、植物の繁栄につながるみたいな話もあるから、辻褄は合ってるか。

    #でも砂漠化になったら、意味ないし...
    #後先考えずに(?)、(目先の利益だけで)メタンガスを放出しているという事かな。
    • by Anonymous Coward on 2006年01月13日 7時53分 (#863860)
      それだと別にメタンガスを分解する「何か」の存在が無いと
      破滅まっしぐらに思えるのだけど。

      毎年生産される何億トンものメタンガスはどこに消えていくんだろう?
      溜まる一方とも思えないし。
      親コメント
      • by maia (16220) on 2006年01月13日 8時06分 (#863861) 日記
        空気を1とすると、二酸化炭素の比重は1.53、メタンガスは0.55...

        メタンはどんどん上昇して宇宙に放出?

        #メタンガスがないと、地球は冷えすぎて困るという話もあるようで。温室効果ガス(水蒸気含めて)は、ある程度は存在してないと困るわけだ。
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2006年01月13日 8時18分 (#863863)
          いくらなんでも浮力で宇宙速度は突破できませんて。
          #メタンガス気球で宇宙旅行できるのなら楽しいだろうなぁ:-p

          水への溶解度も小さいことですし、おそらく対流圏・成層圏内でOHと化学反応して二酸化炭素と水に分解されるのでは。
          親コメント
        • >メタンはどんどん上昇して宇宙に放出?

          その仕組みがを何億年単位で続くとするなら、
          地球表面から炭素がなくなるような気がするんだが
      • by U-Chan (6901) on 2006年01月13日 12時11分 (#863968)
        大気中の酸素と反応して、二酸化炭素と水に分解されているんではないでしょうか。

        温暖化→海底メタンハイドレート大量気化→大気中のメタン濃度増大→大気中の酸素で分解→酸欠状態に→大量絶滅→低酸素状態に適応した恐竜や哺乳類型爬虫類が出現

        ってのは「地球大進化」でやってたんだっけ?
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年01月13日 13時07分 (#864001)
    メタン ウシのゲップ [google.co.jp]
    反芻動物がせっせと植物よりメタンを産生するのとどっちが多いのかなあ。
    • そうか!
      実は牛の中で植物が生きていて(ry
      親コメント
    • Re:ウシのゲップ (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2006年01月13日 20時18分 (#864282)
      >反芻動物がせっせと植物よりメタンを産生するのと

      タレコミにもある
      「別の研究者による衛星を使ったメタン濃度の測定」
      でインドのあたりがメタン発生がものごっつう多いのは
      そのせいではないかと。
      偏西風に乗って中国や日本にかぶさってくるのがなんとも。
      親コメント
      • Re:ウシのゲップ (スコア:2, 参考になる)

        by kazuhix (21600) on 2006年01月14日 0時27分 (#864410) 日記
        反芻動物のうち飼育ウシだけに限定し、全部が成牛という仮定のもとに計算すると、
        2002年の「飼育」牛の総数13億6000頭
        1頭あたりの年間メタン産生量116.4キログラム
        よって、飼育ウシが産生するメタン1.6億トン。
        --
        ヽ( )`ω´( )ノ
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年01月24日 17時03分 (#870442)
    エチレンを放出してることは有名なんだから、メタンだって何かの役割があるかも知れない。
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