地球観測衛星「だいち」打ち上げ成功 54
ストーリー by kazekiri
希望のだいち 部門より
希望のだいち 部門より
naocha曰く、"朝日新聞記事によると、19日から延期されていた、「H2A」8号機による 地球観測衛星「だいち」が24日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)種子島宇宙センターから打ち上げられた。 8号機は予定通り午前10時33分に発射、2分後にSRBを切り離し、16分後に高度700キロで衛星の分離に成功した。南北方向に地球を周回する軌道に乗せる。 主な用途は「2万5000分の1の地図の作製と更新、農作物の作付面積の調査、自然災害の実態把握」。 H2Aは2月に9号機の打ち上げも予定され、1カ月に2機という前例のないラッシュとなる。9号機には気象観測衛星「ひまわり6号」を補完する運輸多目的衛星「MTSAT2」を搭載する。来年度も情報収集衛星などの打ち上げが控えている。 (参考記事「だいち いよいよ空へ」)"
読売新聞の記事から (スコア:5, 参考になる)
この写真かっこいいです.
#飛行機から撮ったのかな?
Re:読売新聞の記事から (スコア:3, 参考になる)
やー、雲の上からだとこんな図が見れたんですか。
雲が垂れ込めてしまっていたようですから、それほど良いショットが期待できませんから、もしかすると、今回の打ち上げ写真の中ではベストショットかも。
(あまり近くに寄る訳には行かないですよね。
実は近づきすぎてて、あとで怒られるとかしませんよねぇ?)
Re:読売新聞の記事から (スコア:0)
上空に飛行機がいないかどうかを確認して打ち上げるようなので、
接近しすぎたら打ち上げそのものがいったん中止になると思います。
万が一にでも衝突すれば、双方に物凄い被害が出るでしょうね。
人的にも、金銭的にも。
Re:読売新聞の記事から (スコア:0)
それ以前に周囲の上空や海上などは監視されているので接近しそうになっただけで警告されますでしょう。
Re:読売新聞の記事から (スコア:0)
打上げ当日の警戒区域に、人、車両、船舶または航空機が侵入しないこと。
とあります。多分警戒区域外から望遠レンズを付けて撮影したのでしょう。
Re:読売新聞の記事から (スコア:0)
あれって、やっぱり自動追尾なのでしょうか?
それとも人力でがんばってフレームインさせているのでしょうか?(望遠だと大変そうだよなぁ..)
Re:読売新聞の記事から (スコア:2, 興味深い)
来月にもう一度H2Aの打ち上げもありますが、
毎週打ち上げが出来ちゃうぐらいの信頼度と完成度を持てることを祈っております。
#それだけの宇宙開発需要とね
kusanagi shin
毎週打ち上げ(Re:読売新聞の記事から) (スコア:1)
それに、射場も高緯度であってもしかたないからもう一ヶ所か二ヶ所位は作らないとローテーションが持たないような…
理想的には信頼性が重視される打ち上げはH-II系かM-5で、コスト重視の打ち上げはGX?と言う風に二つに分かれていくのでしょうけど…
Re:毎週打ち上げ(Re:読売新聞の記事から) (スコア:2, 参考になる)
種子島宇宙センターの概要(PDF) [h2a.jaxa.jp]。H-2Aを打ち上げることのできる射点は2ヶ所あり、整備も2機同時に行うことが可能です。
# それが可能なだけの人的余裕があるかは別問題。
ロケット全体のコストの中で燃料の占める割合なんて微々たるモンです。エンジンから開発する必要があるならなおさらです。それよりも現状の問題は、種子島に燃料の製造設備が無いことでしょう。ぐぐってみたところ、こんなページ [iwatani.co.jp]が引っかかりました。未だに尼崎から輸送してるんでしょうか?
ともかく、まずはこういう光景 [373news.com]が珍しくなくなるくらい場数を踏まないと、その先は目指せません。需要は世界的に見ればいくらでもあります。国内企業でも寿命が近づいている衛星を多く抱えてたり [jsat.net]する訳ですから。
Re:毎週打ち上げ(Re:読売新聞の記事から) (スコア:1, 参考になる)
GXがメタンを使ってるのは2段目だけなので、低コスト化にはほとんど効いていません。
むしろ高性能が必要な上段には、燃料代は高くなっても液酸液水エンジンを使う方がトータルでは低コストになります。
# というか、GXって本当に飛ぶんですかね? そのリンク先も一年以上放置されているし
Re:毎週打ち上げ(Re:読売新聞の記事から) (スコア:0)
#ALOS打ち上げ前はH2Aが2本並んでいるという前代未聞(空前絶後?)な風景が。
Re:毎週打ち上げ(Re:読売新聞の記事から) (スコア:2, 参考になる)
実際問題は種子島の漁業組合との話し合いにより春、夏(+最近は秋も)の130日しか [kyukoukyo.jp]打ち上げられません(PDF)。
夏は7月22日から9月30日の71日間、冬は1月1日から2月28日の59日間と、これにあわせて別枠の6月26日から7月15日及び11月から12月の期間内の60日間あり。
従って商業ベースに乗せるならばこのあたりがボトルネックになる可能性は大きいです。
ただ、やはりロケットの信頼性のアピールにはある程度数をこなす必要があるので是非ロケット事業の日本と云う方向に行ってほしいと思います。
kusanagi shin
Re:毎週打ち上げ(Re:読売新聞の記事から) (スコア:1, 参考になる)
増強型のために法令を改正して規制を緩めたらしいですが、そういう小手先の回避ばかりしていると、いざ射場近くでの事故が起こってしまったときのダメージが深くなるばかりだと思うんですけどね。
打ち上げ経験を積んでいけば、いずれはそういう事故も起こるでしょう。
種子島では早晩限界が来るというのはずいぶん前から言われていたことで、クリスマス島の借地協定は将来射場として使わせて貰うことも意図していたものだったはず。
その協定をいとも簡単に破棄してしまったあたりに、口では商業化といいながら全然本気でやる気がないJAXAの本音が透けて見えます。
Re:読売新聞の記事から (スコア:0)
個人の職人芸に負う部分も大きいイメージがあるのですが、
週一で上げられるほどの生産能力って期待できるのでしょうか?
予め準備を進めておけば、成否はともかく
数機連続で打ち上げることも可能でしょうけれども、
それを継続するとなると、信頼度のみならず、
産業全体にそれなりの体力も要求されるのではと思います。
#例えていうなら、動物のお医者さんの菱沼さんも、
#一瞬だけなら速く喋ることができるように。
Re:読売新聞の記事から (スコア:2, すばらしい洞察)
長期にわたって安定した需要があるのなら、
職人芸を再現する絞り加工ロボットでも作って、
量産に対応できる体制は作れるでしょう。
つまり、設備に投資して回収できる見通しが立たないほど、
細々としか打ち上げられていないため、
毎回毎回一品モノとして頼んだほうが安上がり、
ということになってるのではないかと。
太陽電池パドルの展開確認 (スコア:5, 参考になる)
(平成18年1月24日 宇宙航空研究開発機構からの公式リリース)によれば、
太陽電池パドルの展開が終了したことが確認されたと伝えています。
衛星自体の最初の大仕事も無事に終わってほっとしたところなのかもしれませんね。
宇宙作家クラブ ニュース掲示板 [sacj.org]松浦氏の投稿にも書かれていました。
Re:太陽電池パドルの展開確認 (スコア:3, 参考になる)
Re:太陽電池パドルの展開確認 (スコア:2, 参考になる)
大型衛星の太陽電池パドルと言えば「みどり」 [nasda.go.jp]「みどりII」のこともありますから, 最低でも本運用に入る9月ぐらいまでは安心できませんね.
太陽電池パドルの展開写真 (スコア:2, 興味深い)
宇宙作家クラブ ニュース掲示板 [sacj.org] No.972に
機上カメラで撮影された、太陽電池パドルの映像が載っています。
しっかり伸びてます。
(しっかり伸びすぎて温度変化の伸縮で…は過去の話であって欲しいものです)
Re:太陽電池パドルの展開写真 (スコア:2, 興味深い)
任意の部位を自由な場所から見れるともっといいんだけど、難しいだろうな…
9号機の説明について (スコア:5, 参考になる)
気象観測衛星「ひまわり6号」=運輸多目的衛星「MTSAT-1R」ね。
そして、MTSATは航空管制のため2機が必要で、今回2機目を打ち上げる。
このMTSATに気象観測能力が相乗りしており、気象観測は通常1機で十分なため、2機目が予備となる。
#とかいって間違ってたら指摘よろ(--
Re:9号機の説明について (スコア:1, 参考になる)
# 間違っていたら指摘よろ
なお主題の9号機というタイトルは打ち上げ機の話題なので「混ぜるな危険」に近いと思います。
Re:9号機の説明について (スコア:0)
使うのは1機なんだけど、壊れても修理するわけにいかんので、もう1機、軌道上予備機をあげておいて2コセットで運用するものだと聞いた
今まで予備機をあげてなかったのがおかしい、と
Re:9号機の説明について (スコア:0)
そのとうりなんだけど,さらに突っ込みを入れると
航空管制と気象観測というまったく異なる2つの機能をゴッチャにした大型衛星はもっとオカシイ,と言われています.
例えば,ひまわり6号・7号ともに気象観測機能だけが故障したらどうするんだろう?
Re:9号機の説明について (スコア:0)
それは単機能衛星が2機あっても起こりうることでは。
何とかしたければ3機目を上げるしかないんじゃない?
# 何機あれば安心できる?
Re:9号機の説明について (スコア:0)
衛星の数を減らすことにも意味はあると思いますが。
むしろ心配は、一機の故障で両機能とも喪失する危険性の方では?
Re:9号機の説明について (スコア:0)
冗長構成で2機だったはず。ホットスタンバイ?
みんな・・・ (スコア:3, 参考になる)
S-310-36号機 [isas.jaxa.jp]の事も思い出してあげてよ。
#そりゃ H2A と比べりゃマイナーだろうけど(T_T)
気持ちはわかるが (スコア:2)
さっさと「打ち上げ成功」に変えろよと言いたい。
無事に観測データが送信できるまでが (スコア:2, すばらしい洞察)
一部失敗すると全てを「失敗」と言って叩く連中も多い。
だから完璧に任務を遂行して、軌道から連中を見返してやれ!
・・・と、空を見上げて「だいち」にエールを送る。
Re:無事に観測データが送信できるまでが (スコア:4, すばらしい洞察)
「見返してやれ!」というエールには私も大賛成した上で、ちょこっとだけ補足。
とりあえず衛星分離完了の段階でHII-A 8号機の、ロケットとしての成功は確定です。おめでとうございます。
その上で「だいち」の運用成功を願ってやまないのはもちろんの事ですが。
Re:無事に観測データが送信できるまでが (スコア:0)
Re:無事に観測データが送信できるまでが (スコア:0)
やはり名前がまずかったのでしょうか?
”アディオス”(スペイン語で「さようなら」)というのが
# 本当のスペルは "Adios" ですが、スペルも発音も似ていたので
無事にデータが送信できるまでが (スコア:1)
Re:無事に観測データが送信できるまでが (スコア:0)
そろそろ世間体も考えて
安定した打ち上げをしてほしい所…。
毎回どうしても心配になってしまう様ではいかん。
今回もまた (スコア:2, 興味深い)
ちょうど前日にマスコミに格好の題材が出てきてしまいましたし。
失敗したときは徹底的に無駄だとか何とか放送する癖に。
何はともあれ成功おめでとうございます。
そして成功し続けて、見返してほしいものです。
Re:今回もまた (スコア:2, 興味深い)
JAXAの沖縄宇宙通信所 [www.jaxa.jp]に出向いて大型テレビで生中継見ましたが、こっちにはNHKすら来てませんでした(落)。
ちなみに制御卓には誰もいませんでした(続落)。
逆に清涼剤になっている (スコア:1)
Re:今回もまた (スコア:0)
http://www.asahi.com/special/daichi/TKY200601130453.html [asahi.com]
の"この「首振り機能」のおかげで、宇宙にいる「だいち」は、どこにいても早ければ2日で画像を地上に送ることができます。"ってのがちょっと気になった。二日以内の間違いじゃないの?
Re:今回もまた (スコア:0)
「どこにいても最短2日で画像を地上に送ることができます」
なんて書いてますね…
技術情報の方は [satnavi.jaxa.jp]ちゃんと
「センサーの観測方向を変えることで、2日あればPALSAR、AVNIR-2のいずれかを用いて、極地の一部を除いた地球上のあらゆる場所の画像を撮影することができます。」
となってますけど
サブサイクル (スコア:2, 参考になる)
同じくJAXAサイトの地球を回るお星様 [alos.jaxa.jp]では、「サブサイクル=最短での観測可能周期」という言葉が出てきます。
つまり、「『だいち』の回帰日数は46日だが、ポインティング機能によってそれを短縮できる。その最短周期が2日」ということなんではないかと。
でも、ふつーに考えると分かりにくいですよね(^^;)
特に、asahi.comの記事は伝言ゲーム的に元の意味が抜け落ちてしまっているように感じます。
とりあえず (スコア:1)
# あぶないがな
end
まだ初期機能確認フェーズ (スコア:1)
H2A F8お疲れ様でした。 (スコア:0)
とにかく、おめでとうございます (スコア:0)
なぜか本当に「うまくいって良かった。」と思う。
だから、もう一度言う、「おめでとうございます。」
Re:とにかく、おめでとうございます (スコア:0)
まずは無事な打ち上げおめでとうございます。
God Father (スコア:0)
Re:God Father (スコア:2, 参考になる)
…お疲れさまです>命名者の方
命名者って… (スコア:0)
http://www.muneo.gr.jp/
Re:しみじみと、、 (スコア:1, おもしろおかしい)