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ニューギニア島で新種の動植物を多数発見 59

ストーリー by yosuke
ロスト・ワールド 部門より

snowy曰く、"BBCの記事より。ニューギニア島北西部(インドネシア領)のFoja山脈付近のジャングルから、新種の動植物が多数生息しているのが発見された。発見されたのは、新種の蝶、五種類の新種のヤシと巨大なシャクナゲを含む多数の植物などで、とりわけ新種のミツスイ(honeyeater bird)の発見が大きく取り上げられている。また、絶滅したと考えられていたカンザシフウチョウの一種(Parotia berlepschi)のオスやキノボリカンガルーの一種(Dendrolagus pulcherrimus)も見付かった。BBCのIn picturesで今回発見された動物たちの写真を見ることができる。
いくつかの動物は人間を恐れることなく近寄って来たとのことで、一帯は「地上の楽園」のようだったと調査員の一人は感想を述べている。
今回の調査は、Conservation Internationalが組織したアメリカ、インドネシア、オーストラリアの科学者からなる国際チームが約一ヶ月行った。一帯は付近の住民も立ち入った事のない完全な人跡未踏の地で、人の通れる道は全くなく、調査は困難を極めたとのことだ。(CIのプレスリリース) "

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  • 動植物だけなの? (スコア:4, すばらしい洞察)

    by hiroymz (29348) on 2006年02月08日 1時02分 (#879340) ホームページ 日記
    こっそり新種のウィルスを持ち帰っていたというオチは無いよね。
    #エボラとかエイズみたいな。
    逆に持ち込んだ可能性も捨てきれない。
    ちょっと心配。
    --
    Y.HIROSI
    • 確かに未踏の地に我々が入り込むことでもたらす影響は未知数ですし、
      逆に未知の土地から持ち込んだ物はエボラ熱を例に出すまでもなく大昔から色々と…例えば梅毒の世界的蔓延とか…あった訳で。

      そのあたりのリスク評価がどうされているかについては非常に興味がありますね。
      親コメント
  • 25もの新種 (スコア:3, 参考になる)

    by kovaltan (29022) on 2006年02月08日 0時20分 (#879295)
    Yahoo!ニュース - 共同通信 - 希少生物の「未知の楽園」 ニューギニア島で発見 [yahoo.co.jp]の記事によると、鳥・カエル・チョウなど25もの新種を発見したそうです。 多分探せばまだまだ出てくるんじゃないでしょうか。 すごい発見です。
  • by SteppingWind (2654) on 2006年02月08日 12時42分 (#879672)

    今回は地上性の単孔類(ハリモグラのことね)や, 見るからに地上性のカエルもいますから大発見なのかとも思いますが, 鳥や樹上性のカエル, 昆虫類は単に(と言っちゃ語弊があるかもしれませんが)今まで見つけなかっただけじゃないでしょうか.

    と言うのも, 一般的に熱帯雨林の樹冠部ってエネルギ交換やら営巣やらで生態系の主役であるにもかかわらず, その観察が極めて困難(空中30m以上の密生した細い枝先ですから)で, ほとんどまともな観察が行われていなかったですから. 最近はこの例 [airies.or.jp]の様に30m以上のタワーを建てて樹間回廊を作って観察を行うなんてことも行われているので, これから10〜20年程度でかなりの生物種が発見されることになるんじゃないでしょうか.

    • by rainforest (4616) on 2006年02月08日 17時07分 (#879861) 日記
      > 今まで見つけなかっただけじゃないでしょうか.

      見つけなかったというのは、記載する努力がなされてこなかったと言うこと?

      今回の新種発見がニュースなのは、脊椎動物や高等植物だからです。
      高等植物はまだ新種の発見があるかとはおもいますが、哺乳類や鳥類に関しては、
      新種の発見はもう無いといっていいので大ニュースなのです。

      昆虫でも蝶類だけはほぼ記載が終わっていると考えられていて、
      新種の発見はほとんどないのでこれも十分ニュースでしょう。

      逆に鞘翅目(甲虫の仲間)はたぶん2割くらいしか記載されていないので
      新種は珍しくも何ともありません。
      特段、熱帯降雨林の林冠ではなくても、我々のすぐ身の回りにも
      未記載の種(新種)がたくさんいるでしょう。
      ただ、それが新種だとわかる人が世界中で一人とか二人
      しかいなかったりしますが。

      要は、人間の関心が高い生物種は昔からよく調べられていて、ほぼ記載が終わっているにもかかわらず
      新しい種が発見されたことがニュースなのです。

      # おっしゃるように熱帯降雨林の林冠部には、未発見の
      # 生物がたくさんいるのは間違いないですけど、
      # 新種の哺乳類が発見されたらやはり大ニュースになりますし、
      # それがゾウムシとかなら全くニュースにはならないでしょうね。
      親コメント
    • SUBJEDT:鼻で歩く生き物はいないのか

      >残念

      このコメントに「余計なもの」はかわいそう。。
      ってか私もコメントしかけた^^;

      「鼻行類」、「ハラルト・シュテンプケ」あたりで検索をお勧め。
      親コメント
      • 上で同内容のコメントがあるから「余計なもの」なのでは?
      • >このコメントに「余計なもの」はかわいそう。。

        かわいそうとかじゃなく、「余計なもの」の定義を再確認してください。
        #1分の違いで、という意味では確かにかわいそうですが。

        >「鼻行類」、「ハラルト・シュテンプケ」あたりで検索をお勧め。

        みんなそんなこと知ってるから、「余計なもの」が付くのですよ。

        #無粋なのでAC
  • by junnohta (10945) on 2006年02月08日 1時19分 (#879359)
    という作品を思い出してしまいました。

    水爆実験で生物相が爆発的に突然変異を起こした島。
    いいかげんな生物学者が生物学のルールを無視して
    新しい生物にめちゃくちゃな和名を付けてしまう。

    ・ヤツデに似ているが5つに切れ込んだ葉をもち、
     ナシに似た実がなる木 → ヒトデナシ
    ・同上で6つに切れ込んだ葉をもつ木 → ロクデナシ
    ・大根に似た花が咲くラン → ダイコンラン
    ・くびれた頭をもつ双頭のカモ → チンチンカモカモ

    今回の件がそういう展開にならないことを祈ります。
    # といいつつ少しは期待していたりして。(^^;
    • by soy_milk (26202) on 2006年02月08日 14時26分 (#879759) 日記

      野暮かもしれませんが、マジレスしときます。

      いいかげんな生物学者が生物学のルールを無視して
      新しい生物にめちゃくちゃな和名を付けてしまう。

      和名のつけ方にルールなんてありません。科名については学術用語集に規定がありますが、種名については規定はないはずです。とは言え、研究者皆が自分だけの和名を使っていては混乱するだけなので、論文などでは大きな図鑑などにある種名が使われています。新種の場合は執筆者がその都度考える必要がありますが、あまりヘンな名前だとほかの研究者が使わないでしょう。

      一方、学名については国際植物命名規約、国際動物命名規約、国際細菌命名規約などの命名規約があります。しかしこれは学名の命名、取り扱いに関する形式を定めるだけのものです。学名の発表とはどのようなものであるのか、学名はどのような形式の語でなくてはいけないか、複数の学名が提案されているときにどちらが採用されるか、といったことを定めているだけです。

      すなわち、規約は、学名の語の意味がヘンかどうかといったことには一切関知しません。たとえば、イチョウの学名は Ginkgo biloba L. ですが、“Ginkgo”は本来“Ginkyo (銀杏)”と書かれていたものが、写し間違いか論文にする際の誤植かで“Ginkgo”になってしまったと言われています。しかし規約上は Ginkgo biloba が正当な学名であり、これを「訂正」する方法はありません。また、ヘンかどうかは見解の別れるところでしょうが、キノコには Phallus なんていう属名もあります。植物にも Amorphophallus というのがありますし。
      # だから「チンチンカモカモ」なんて別にどうってことはない、
      # と個人的には思いますけど。
      # 大体、「オオイヌノフグリ」とかはどうなる。
      # ほかに「ヘビノボラズ」とかもふざけてるっちゃあふざけた和名ではないかと。
      さらに、昆虫はあまりにも種が多く、命名者が途中で挫けたのか、中には適当に付けたとしか思えない種名もあるとかないとか……

      親コメント
      • 科名については学術用語集に規定がありますが

        ちょっと誤解を招きそうなので自己レスします。

        学術用語集の規定というのは、たとえば Pinaceae は「マツ科」と呼ぶ、といった対応が載っているというだけの話で、科名の命名法が規定されているというわけではありません。

        親コメント
      • > 一方、学名については国際植物命名規約、国際動物命名規約、
        > 国際細菌命名規約などの命名規約があります。
        > しかしこれは学名の命名、取り扱いに関する形式を定めるだけの
        > ものです。

        > すなわち、規約は、学名の語の意味がヘンかどうかといった
        > ことには一切関知しません。

        有名な所(あくまでも一部で)では、ゴジラサウルスとかシネミス・ガメラとかでしょうか?

        #実際に居るんですよ、自分が発見した古生物に、そんな名前を付けた
        #アホな学者が。
        • by soy_milk (26202) on 2006年02月08日 21時15分 (#879971) 日記
          有名な所(あくまでも一部で)では、ゴジラサウルスとかシネミス・ガメラとかでしょうか?

          ははは。まあそのくらいは、微笑ましいと言ってあげてもいいんじゃないですか。配偶者や師、弟子、協力者の名を取って命名された学名というのもありますしね。

          甲虫の学名を付けるのに、George Bush 大統領、Dick Cheney 副大統領、Donald Rumsfeld 国防長官の名を取った人もいますし [cornell.edu] (それぞれ Agathidium bushiA. cheneyiA. rumsfeldi)。しかもこの人たちは、ダース・ヴェイダー (A. vaderi) や前妻の名からも学名を付けてたり、やりたい放題みたいです。まあ一度に65種も見つけちゃいますとねぇ……、ネタも尽きるんでしょうけど。

          日本人だと、牧野富太郎がササに奥さんの名前を付けてますね。

          親コメント
  • ウチに来いって (スコア:2, おもしろおかしい)

    by kame10k (16107) on 2006年02月08日 13時04分 (#879698)
    見たこともない動植物いっぱいいるからさ。

    冷蔵庫の中とか押入の中とか。
  • by vn (10720) on 2006年02月08日 0時48分 (#879321) 日記
    ここでも見つからなかったので、もう居ないってことですね。
  • 地上の楽園 (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2006年02月08日 2時20分 (#879400)
    それならば、日本の近くにもあったような。
  • by Anonymous Coward on 2006年02月08日 3時22分 (#879418)
    まだ?
  • 人を恐れない≠大人しい (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2006年02月08日 3時41分 (#879426)
    >いくつかの動物は人間を恐れることなく近寄って来た
    恐れることなく近寄ってきて、貪り食おうとした、とならなくて、良かったよかった。
    #勿論オフトピ。
  • by Anonymous Coward on 2006年02月08日 0時28分 (#879305)
    最近物資の移動が活発で外来種以外のものが根付いて
    新たな種を作ったのではないでしょうかね。

    #スラドってITとオタク系のネタの記事だと思っていたが何でもありなんだな
    • by Anonymous Coward
      交配によって、木登りするようになったのであれば、
      それは立派な新種だと思いますw
  • by Anonymous Coward on 2006年02月08日 1時04分 (#879345)
    思わずキングコングの谷底な世界を想像してしまいました。
  • by Anonymous Coward on 2006年02月08日 12時58分 (#879689)
    ってより、単に今まで見落としていただけの在来種に過ぎないんじゃないかと思うのだが。
    調査に行ったからってそこで新種が発生するとも思えないし、下手すれば現地人は知っているって事もままあるだろうし。
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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー

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