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12162 story

東海地震説に「間違い」 123

ストーリー by mhatta
分からないということは分かった 部門より

s8o曰く、"静岡新聞によると,1976年に東海地震説を提唱した神戸大学理学部地球惑星科 学科の石橋克彦教授(当時東大理学部助手)が 地震発生のメカニズムと切迫性についての当時の解釈が結果的に間違っていたと する考えを明らかにした.「駿河湾地震(東海地震)は1944年(昭和1 9年)の東南海地震の割れ残りで、すぐにも起こるかもしれないと考えた。30 年たって、現実にまだ起こっていないのだから、『割れ残り』という解釈は間違っ ていたと言われても仕方ない。」 また,同新聞では,「沈黙の30年」と題して,東海地震説が世に出てからの30 年をふり返る特集( 第1章 第2章)を連載している. 東海地震については,地震学者によって,1945年の三河地震でひずみが解放され たという可能性や,東海地震のセグメントが単独ではすべらない可能性も指摘さ れるなど,シナリオに関する疑念がなかったわけではない.「提唱者が自ら『間 違い』を口にしたことで、東海地震対策が大きな転機を迎える可能性も出てき た。」 なお,「『東海地震の可能性』を否定する見解ではなく、社会にとって安心材料 にはなり得ない」とのことである."

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2006年03月29日 10時48分 (#910950)
    Namazuトピックを使おう
  • 間違っててもいいです (スコア:5, すばらしい洞察)

    by kawaz (15398) on 2006年03月29日 11時01分 (#910962) ホームページ
    静岡県で育った人間としては子供の頃からいつか大地震が来るといわれ続けて育ったことは悪くなかったと思ってます。

    静岡県はその説のせい?で県による地震対策への取り組みも進んでおり、学校単位・市町村単位の防災訓練の回数も異常に多く、かなり真剣に取り組んでいます。

    それらは地震大国日本に暮らす以上、東海大地震説に関係なく間違ってないことだと思ってるんで、逆に説が間違いだったといわれて防災意識が緩くなる方が万が一のときに怖いかも…。
    • by power (11625) on 2006年03月29日 12時27分 (#911052) 日記
      同じく!
      静岡県民として悪くなかったと思います。

      ただ、そのせいで住宅の地震保険が日本一高いままなんですよね…
      昨今では東南海沖地震の方が可能性高いとか言われてるようなんで、少しでも値下げしてくれると助かるんですが…(苦笑)
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2006年03月29日 11時26分 (#910980)
      >逆に説が間違いだったといわれて防災意識が緩くなる方が万が一のときに怖いかも…。
      関西がそうでしたね。
      たかが100年間かそこら地震が少なかっただけで、関西に大地震が
      来るはずがないと思っていた人が多いとか。でも地学の分野では
      1000年単位でも「ごく最近」の話だそうで、100年なんてなんの
      意味もない話なんですよ。
      にも関わらず誤った情報のおかげで防災意識が弱く、いざ地震が
      起こるとパニックを起こす人のなんと多いことか。

      防災意識があっても大地震となるとパニックを起こす人は
      多いと思うけど、心構えもなしに大地震に遭遇して平気で
      いられる人はほとんどいないでしょう。
      #私は平気だったけどあまり自慢できない。
      #「お前には血も涙もないのか?!」と言われそうなので。
      親コメント
      • by urandom (26447) on 2006年03月29日 11時51分 (#911007)
        > たかが100年間かそこら地震が少なかっただけで、関西に大地震が
        > 来るはずがないと思っていた人が多いとか。でも地学の分野では
        > 1000年単位でも「ごく最近」の話だそうで、100年なんてなんの
        > 意味もない話なんですよ。
        そういう意味では、30年以内に起きていたら逆にすごい成果だったということになります。
        やっぱり当たるも八卦外れるも八卦な状態だったわけだと思います。

        無駄なく使って欲しいけれど、お金を地道な研究にもかけて欲しい。
        (あきれるような無駄遣いが多すぎ。)
        親コメント
      • >にも関わらず誤った情報のおかげで防災意識が弱く、いざ地震が
        >起こるとパニックを起こす人のなんと多いことか。

        1995年1月16日まではそうでしたが、その翌日以後は完全に意識が変わりましたよ。また、震災の後の支援活動はすばらしいものがあったと思います。

        >心構えもなしに大地震に遭遇して平気でいられる人はほとんどいないでしょう。

        心構えよりは訓練が大事だと思います。頭で分かってても体が動かないことはよくあるので、訓練をきちんとしておくことが重要でしょう。
        親コメント
      • >1000年単位でも「ごく最近」の話だそうで、100年なんてなんの
        >意味もない話なんですよ。
        なのにたった30年間地震がこなかっただけで説を撤回した石橋教授って一体・・・
        --
        1を聞いて0を知れ!
        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2006年03月29日 12時56分 (#911091)
      確かに静岡県は東海地震を地震対策の主軸に据えています。第3次地震被害想定でも海溝型地震として東海地震,内陸地震として神奈川県西部の地震を対象に検討しています。

      一方で,国の地震調査研究推進本部では東海地震について,「東海地震は隣接する地域との連動性のメカニズムが未解明であるため(中略),他の海溝型地震の発生確率と同程度の信頼度はないことに留意する必要がある。」としています。

      つまり,自然科学の立場からはよく分からないことも多いけど,地域防災の立場からは「疑わしきは…」ということで東海地震を主軸に扱っていたのだと思います。

      ご指摘の通り,怖いのは防災意識が遠のくことだと思います。静岡県は発生確率が高いと言われている富士川河口断層帯もありますし,東南海・南海地震(今後30年度以降の襲来は過去の活動履歴から確実)の影響も多大に受ける地域ですし。
      親コメント
    • 東海地震が来ると騒がれはじめた当時、実際に伊豆半島近辺を震源とする地震が続いてましたし、
      防災意識はたっかったですね。

      ちょうどその時、清水市にいたのですが小学校では生徒全員が防災頭巾を座布団にして使っていました。
      今でもやっているのでしょうか。>防災頭巾

      親コメント
    • by chute (19365) on 2006年03月29日 17時48分 (#911332)
      岐阜県に生まれ育った人間としては子供の頃からいつか大地震が来るといわれ続けて育ったのですが,「東海」とは静岡を中心とした領域であると知った時の驚きと騙された気分は忘れられません.

      愛知・岐阜・三重県民にとって,東海とは東海3県のことなのです.

      #役にはたったと思いますよ.はい.

      親コメント
  • by gonta (11642) on 2006年03月29日 10時52分 (#910954) 日記
    地震予測って名の下に、結構予算ふんだくってたよね?
    >東大地震研

    「いまさら”間違い”はねぇだろ」という声が、多数上がり
    そうだ。
    --
    -- gonta --
    "May Macintosh be with you"
    • Re:にしても・・・ (スコア:5, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2006年03月29日 11時23分 (#910978)
      あくまで仮説だったわけで、検証してみたら間違えてたというだけでは?
      間違えを間違えと認められるのはすばらしいこととで、科学的な態度だと思います。
      親コメント
    • Re:にしても・・・ (スコア:4, すばらしい洞察)

      by docile-jp (16652) on 2006年03月29日 11時22分 (#910976) 日記
      | 「いまさら”間違い”はねぇだろ」という声
      まァ、自分以外なら何でも叩きたい人からはそういう声が出るかもしれませんね…。

      しかし「間違い」かどうかは時間が経過した(いろいろな調査もされた?)から判ったことなのではないでしょうか。それに「東海地震が来ない」って話でもないし。

      地震予知研究から出た成果とか派生した研究とかは何かありますかね??
      結果的に、「錬金術」の研究みたいなもの??
      # 「錬金術」=「カネをふんだくる方法」って意味じゃなく

      --
      「錬金術の時代」っていうほうがよいのか
      親コメント
    • by oshu (25681) on 2006年03月29日 11時39分 (#910989)
      東大地震研はネェ・・・。

      自分たちはなーんもせんくせに、偉そうにVAN法批判したりしてた希ガス。
      研究機関というよりは無能な官僚組織というイメージ。
      --
      敢えて言おう。カスである!と。
      親コメント
      • VAN法? (スコア:3, 参考になる)

        by SS1 (6823) on 2006年03月29日 12時36分 (#911064) ホームページ 日記
        そんなのあるんだ。って調べてみると面白いですね。

        90年ごろに,通総研 [nict.go.jp]で研究されたり,95年にfjで論争 [ask.ne.jp]があったりしつつ,筑波で地電位の測定してた高橋耕三も,01年には批判 [geocities.jp]側に回ったようで。

        はっきりいって,VAN法は,もう科学じゃなくなっているように見えますけど。
        --
        斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
        親コメント
    • by Daibutsu (30429) on 2006年03月29日 11時52分 (#911008)

      余裕のあるときに最悪の事態に備えた点で、学者も行政も評価されているんではないかな。いままでも世間から眉唾で見られつつも、無駄遣いだからやめろという批判は大きくならなかったわけで。

      でも余裕のなくなった昨今は予算減らされてるのかと思いきや、逆に増え続けてる [google.co.jp]ようで。事前予測が無理なので事後対策で、という意味深長な敗北宣言かと思ったけど、「新聞社の数回の取材に応じ」口が滑っただけなのかも。

      親コメント
    • by toshishun (26988) on 2006年03月29日 16時17分 (#911262)
      つまり、暴露せずに黙っておけってことですか?
      まあ、その方が多数の方が安心するでしょうね。
      親コメント
  • by anjinho (29436) on 2006年03月29日 10時52分 (#910955)
    東海地区に住んでいる人たちの災害に対する知識や考えを深めるきっかけにはなったのではないでしょうか.
    各地の災害に対して他人事の人が多いですからね.

    まぁ,東海地区に住んでいながら東海地震を他人事と考えている人も少なくないですが...
    • by ymd (16088) on 2006年03月29日 10時58分 (#910960) ホームページ 日記
      30年間も「今起きるすぐ起きるさあ起きる」っていわれ続けられてれば、
      そりゃ慣れてきちゃって他人事にもなりますよ。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2006年03月29日 11時36分 (#910987)
        「今すぐ起きる」と言い続けて、狼少年効果になってきたから、仮説が間違ってたと言ってリセットしたんじゃないかな?
        そこで、新たな説を出して危機感をリフレッシュするというわけです。(さーすがー!)
        親コメント
    • by rail (29920) on 2006年03月29日 12時17分 (#911040) 日記
      当方、東海地方在住ですが、自分の周りを見ると災害への備えを少しでもしている人は少ないです。(自分のまわり限定かも)

      阪神大震災あたりから、地震への備えをしよう、という声は聞くんですが、実情は・・・。
      東海地震が来る、と言われていながら他の地方でそこそこ大きな地震があったりして「明日は我が身」というより「やっぱ来ないんじゃね?」って感覚になっちゃってます。いや、本当は駄目なんですけどね・・・。
      親コメント
  • 対策費用 (スコア:3, 興味深い)

    by hirata (3986) on 2006年03月29日 14時50分 (#911202)

    なんか地震対策自体には好意的な意見が多いみたいだけど、 対策に使われたお金ってかなり勿体無いと思うのは私だけ? 確か、東海地方の震度6以上が予想されてる地方の建物の地震対策って補助金が 出てたんだよね。シミュレーションでギリギリそのエリアに入らなかった地域が ほとんど誤差なんだから補助金出してくれとか言ってたり。 このお金を全国にまんべんなく出せていたらと思えてなりません。

    当時、東海地方でマグニチュード○○の地震が起こったらという シミュレーションを見て、「じゃあ、同じ厳しさで他の地方でシミュレーションしたらどうなるんだ」 と思ってた。一つの地域でだけ最悪の事態を考えつづけてもきりがないし。

  • 防災頭巾 (スコア:2, 興味深い)

    by T.Sawamoto (4142) on 2006年03月29日 11時48分 (#911005)
    小中学校に通っていた頃、児童・生徒は個人持ちの防災頭巾を各自学校に持ってきていて、椅子の上に敷いて座ぶとん代わりにしていました。
    (地震発生・警戒宣言発令時はこれを被って避難)
    椅子の高さも頭巾の厚みを考慮して調整します。:-)
    これって静岡県だけだと聞いたんですが、他の地域では防災頭巾って使われてないんでしょうか?

    結果的に間違いだったと判明したとしても、防災意識の向上を図れたというのは決して悪いことではないと思います。
    「対策の転機」が、危機感の喪失に繋がらないように注意すべきですね。
    • Re:防災頭巾 (スコア:3, 参考になる)

      by kle (13087) on 2006年03月29日 12時16分 (#911039)
      静岡だけというわけではないですが、全県的に普及している
      地域は珍しいみたいですよ。特に静岡では小学校だけでなく
      中学校でも多くの学校が採用していましたし、私立だと高校
      でも使用している学校が多いということです。

      私も静岡で生まれ育ったので当然のことと思っていたのです
      が、他の地域出身の友人に「防災頭巾なんてかぶったことな
      いよ」と言われたときには非常に驚きました。

      参考:防災頭巾の謎を探る [freett.com]
      親コメント
      • Re:防災頭巾 (スコア:2, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2006年03月29日 16時48分 (#911289)
        >他の地域出身の友人に「防災頭巾なんてかぶったことな
        >いよ」と言われたときには非常に驚きました。
        震災当時神戸在住でしたが、防災ずきんはかぶってません。

        むしろ地震直後に必須だったのが軍手とマスクかな。
        軍手は割れたガラスで手を切らないように。マスクは非常に
        ほこりっぽかったから。同様に靴やスリッパも必要です。
        ないとガラスなどで足を怪我します。

        靴ぐらいどこの家にでもあるじゃないかと思うでしょうが、
        地震直後はものが散乱していて酷い場合には玄関にたどり着け
        なかったり、たどり着けても靴が見つからなかったりします。
        なので枕元にスリッパがあると意外に重宝します。

        その他に、懐中電灯、電池で動くラジオ、腕時計、小銭(主に
        十円玉)、現金(直後はATM等が使えなくなるので)、身分証明書
        (通帳がなくても身元さえ保証できれば下ろせる場合がある。
        またカードの再発行や罹災証明書などを発行してもらう場合にも
        手続きがスムーズに進む。)、水タンクなども必要ですが、
        言い始めたら切りがありませんね。

        95年当時は懐中電灯は豆電球が主流でしたが、現在だとLED型
        の方が良いでしょう。低消費電力でメンテナンスフリーなので、
        いざという時は頼りになります。
        親コメント
    • by Daibutsu (30429) on 2006年03月29日 11時59分 (#911019)
      30年前の埼玉県の小学校でも使ってました。今思えば防塵マスクの方が良かったのかもしれません。
      親コメント
  • 結果的に (スコア:2, すばらしい洞察)

    by usay (8) on 2006年03月29日 12時15分 (#911036) 日記
    >結果的に間違っていたとする考え

    「結果的に正しかった」結果にならないことを願うばかり
    --
    May the source be with you... always.
  • by kle (13087) on 2006年03月29日 19時58分 (#911397)
  • by hoihoi-p (5571) on 2006年03月29日 11時38分 (#910988) 日記
    論点とずれるかも知れないが、
    今日の天気予報がわからないのに、30年後に地震が起こるかなんて、無謀としかいいようがないと思うが。
    貴方に責任は無いと思うよ。
    責任が有るのは、何も理解できないのに、「予知しろ!」と命じた役人。

    30年後に、「あれは、間違ってました。」と訂正した勇気に、拍手したいと思うぞ。
    --
    hoihoi-p  得意淡然、失意泰然。
    • Re:地震予知 (スコア:3, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2006年03月29日 12時25分 (#911049)
      論点とずれるかも知れないが、
      今日の天気予報がわからないのに、2日後に納品できるかなんて、無謀としかいいようがないと思うが。
      俺に責任は無いと思うよ。
      責任が有るのは、何も理解できないのに、「納品しろ!」と命じた上司。

      2ヶ月前に、「あれは、間に合いません。」と進言した勇気に、拍手したいと思うぞ。
      親コメント
      • Re:地震予知 (スコア:3, おもしろおかしい)

        by Anonymous Coward on 2006年03月29日 13時23分 (#911130)
        ちょっと待て
        おまいはこの2ヶ月間なにをやっていたのかと(ry
        親コメント
      • by tuneo (2938) on 2006年03月29日 16時09分 (#911255) ホームページ 日記
        > ヶ月前に、「あれは、間に合いません。」と進言した勇気に、拍手したいと思うぞ。
        そういうのは往々にして上の人には無視されるもんです。

        「技術的には不可能ではありませんが、対応アプリケーションが少ないため、メリットはあまりありません」と進言したにもかかわらず「とりあえずできるんならやってみろ」と指示されて作業をしたのですが、半年後よそのチームから「ウチの環境じゃ使えない」とクレームが入り「やっぱりアプリが少なくて環境選ぶからやめよう」とあっさり作業の成果を無に帰された男がここにもおります。
        親コメント
    • Re:地震予知 (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2006年03月29日 12時35分 (#911060)

      訂正したその態度に拍手は賛成。 ただし、役人だって責任はない、むしろ彼らも褒めるべき。

      「地震の規模や時期が予知できるか研究したい」
      という学会の方向性にたいして予算的な支援をしたわけ ですが、日本における地震研究の重要性(成功した場合の 価値の大きさ)を考えれば、早くからそれに取り組める ようにしたことは褒めるべきで、けなすようなこと ではない。また、地球内部や深海は地味だけど宇宙と同等 以上に探査困難な領域で、これによる知識や技術の蓄積の 恩恵は実際のところ多分野にわたるでしょう。

      問題を指摘できるとしたら研究の方向転換までに時間が かかった運営面かもしれないけど、うん万年とかそういう 単位が普通にでてくる分野の研究の進展速度を日常的な 時間感覚で処断できるとも思えないので、担当者としても そう簡単に止められないと思う。実験科学みたいに 手軽(あくまで比較的にだけど)に理論構築+検証を トライアンドエラーでできないしね。

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年03月29日 11時47分 (#911001)
    災害を未然に防ぐ為に行った行為を非難するつもりはないですが、
    あのすごい違和感を感じる高いコンクリート堤防を見るたびに・・・
    松林と波打ち際が続く美しい海岸線の景色が失われてしまったのは残念と思います。

    参考:海岸における津波対策の進捗状況 [shizuoka.jp](静岡県土木部建設政策室)
    静岡県は東海地震などによる津波対策として海岸線277kmの9割以上で想定津波高以上の堤防が整備されています。
    • by SteppingWind (2654) on 2006年03月29日 12時11分 (#911032)

      砂浜が消えたのはむしろダムや河川の護岸工事等で土砂の流入が減った方がでかいと思いますが. 静岡県内だと, 阿部川, 富士川, 大井川, 天竜川といった所に軒並み大型ダムや取水堰が作られていますから.

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2006年03月29日 12時06分 (#911026)
      > あのすごい違和感を感じる高いコンクリート堤防を見るたびに・・・
      >松林と波打ち際が続く美しい海岸線の景色が失われてしまったのは残念と思います。

      失われて無いです。
      9割全てがコンクリートなわけじゃないよ。
      遠州灘沿岸の堤防は、ほとんどが土手に松林というタイプ。
      風景にマッチしてるし、土手上は自転車散策に人気のある場所です。

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年03月29日 17時15分 (#911309)
    東海地方は様々な対策が進み,観測網も整備されましたが,
    その余波で他の地域の対策が遅れたのではないかという気がしてなりません。

    当方在住の宮城では1978年,東海地震の対策のための法律である
    大規模地震対策特別措置法のまさに国会審議中に県沖地震に襲われ,
    今も次の宮城県沖地震の10年以内の発生確率は50%,20年以内では
    90%と予測されています。
    これに対してどれほどの対策がとられているのでしょうか?
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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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