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13952 story

M-Vロケット、復活か? 27

ストーリー by yosuke
ASTRO-Gは? 部門より

Anonymous Coward 曰く、

11/15の官報号外にある文部科学省告示によると、M-Vロケットを今後も科学衛星打ち上げに使用する事が決定したそうです。
同日付の官報の別ページでは24号科学衛星(PLANET-C、金星探査機)を「M-Vロケットにより打ち上げることを目標とする」とあります。
取りあえず首の皮一枚でつながったことに安堵しつつ、非難轟々だった新固体ロケットがどうなるのか興味深いです。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2006年11月17日 0時13分 (#1059661)
    正確には誤報というよりは、
    「官報の原稿を書いた時点ではまだどうなるかわからなかったので前勤続行的に書いたものが、
    印刷に回ってる間に去就が決まった」という事らしいです。

    そのうち松浦氏のサイトか宇宙作家クラブにその辺の話が載るんじゃないでしょうか。
    #まぁ、ACで。
    • 宇宙戦略本部の話 [srad.jp]が出たばかりなので、何となく信じちゃうよなァ・・・
      親コメント
    • ロケットのことも「去就」っていうんだろうか?
      ああ、鉄オタが「京浜東北線の209系900番台の去就がどうのこうの」と
      書いていたのは見たことがあるけど。
    • by Anonymous Coward
      LNG推進系飛行実証プロジェクト評価小委員会(第3回)議事録・配付資料 [mext.go.jp]のこの辺 [mext.go.jp]見ると、少なくともGXロケットは死亡間違いなしっぽい。
      M-V復活が誤報だとしたら、このラインナップ上の穴はどう埋めるんだろう?代替ロケット無し?
      • by Anonymous Coward
        継続になること間違い無しなのに…。
        なんか、のぞみ・はやぶさの失敗に目をつぶってM-Vを評価し続けるのは間違いかと。
        M-Vだから出来たんじゃない、衛星の開発・オペレーションがISASだったから出来たわけで。
        • by Anonymous Coward
          >のぞみ・はやぶさの失敗に目をつぶって

          おいおい、M-Vはちゃんと惑星間空間まで探査機を打ち上げましたよ。
          それがロケットの仕事です。その点で見るとM-Vは成功。

          起動に送られた後の探査機の探査の成否は、
          ロケットではなく探査機の設計・運用の問題です。
          • by Anonymous Coward
            >起動に送られた後の探査機の探査の成否は、
            >ロケットではなく探査機の設計・運用の問題です。

            そのロケットの振動問題のせいで、余計な改造をしたホイールを積んで失敗したわけですが。
            欠点に目をつぶるのは、どうかと思いますけどね。
            • by Anonymous Coward on 2006年11月20日 10時58分 (#1061186)

              リアクションホイールのことですか?あれは改造はおろか分解すらNGというブラックボックス状態で購入したはずですけど。

              M-Vの振動条件に対応するためホイールの製造メーカーがカタログスペックに対し改造を加えた、という話でしょうか?

              M-Vが衛星側に要求する条件は確かに厳しいし、それは欠点の1つだとは思います。でも、責任を一方的にロケット側に押し付け、結果として要求仕様に応え切れなかったホイールは不問、というのはどうかと思います。

              はやぶさのリアクションホイールのメーカー選定の際の決め手は価格でした。結果だけ見れば「安かろう悪かろう」だった、という風に見えないことも無いんですが、そういう意見にはあまりお目にかかったことがありません。

              親コメント
  • by Takahiro_Chou (21972) on 2006年11月16日 23時42分 (#1059644) 日記
    後継機の開発が予定通りにいっても、年単位で宇宙研は手持ちぶさた……と言うか、そもそも、予定通りいくんかいな、と言う状況を考えればねぇ……
    • Re:常識は無い (スコア:4, 参考になる)

      by Qs (1185) on 2006年11月17日 10時45分 (#1059817) 日記
      ここの [sacj.org]No.1070以降を読むと、廃止を決定した人たちにいかに常識が通用しないか、よくわかります。

      誤報だったら「やっぱり(あきらめ調)」という感じです。

      親コメント
      • by Anonymous Coward
        松浦氏や笹本氏以下の、いわゆる宇宙作家クラブあたりの文脈で出てくる面子が、
        スペースシャトルが華々しく飛んでいた頃、あるいはチャレンジャー事故の頃、
        もしくはH-IIやH-IIA、M-Vが初飛行した頃、でなければHOPEやHOPE-Xがその輝きを失っていなかった頃、
        それらについて果たして何と語っていたでしょうか。結局彼らはロケットが上がれば何だって良く、
        どこかから聞きかじってきた新しくてクールそうなブツや言説を肴にロフトプラスワンあたりで呑めればいいのです。
        そして、彼ら宇宙開発フリークは、いわゆる大手新聞や週刊誌のトンデモな宇宙関連記事を小馬鹿にしながらも、
        自らもまたまっとうな宇宙開発製作を唱える人を後ろから撃つ人たちに他なりません。
        • Re:常識は無い (スコア:3, 参考になる)

          by white (2295) <{white} {at} {niu.ne.jp}> on 2006年11月17日 17時01分 (#1060033) ホームページ
          彼らがロケットがあがればそれでいい、と思ってる節があるのはそうかもしれませんが、そもそも言説をしてなかった/できる立場になかった時期まで取り上げてどうこういうのは流石にどうかと。

          1981年 スペースシャトルの初打ち上げ
          1986年 チャレンジャー号事故
          1992年 松浦氏、日経BP社記者からフリーに。
          1995年 笹本氏、アメリカ取材旅行に
          1997年 笹本氏、「星のパイロット」上梓。これ以降、笹本氏の活動の宇宙系への傾倒が強くなる。
          1998年 H-II5号機打ち上げ失敗
          (たぶんこのへんで宇宙作家クラブ立ち上げ)
          1999年 H-II8号機打ち上げ失敗
          2003年 コロンビア号事故

          少なくとも名前の上がった両氏は、チャレンジャー号事故の頃には宇宙開発関連の言説を個人ではしていなかったし、できる立場にもなかったんじゃないかと思いますよ。あとはまあ、宇宙作家クラブの出来た時期とか考えてみるべきだと思いますよ。特に、なぜその時期に立ち上げようとする力が働いたのか、について。

          主な参考文献:
          http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%8... [wikipedia.org]
          http://www.geocities.co.jp/Technopolis/5714/shuttle.html [geocities.co.jp]
          http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/shuttlemissions/list_main.html [nasa.gov]
          http://smatsu.air-nifty.com/about.html [air-nifty.com]
          http://www.pluto.dti.ne.jp/~yukikaze/ [dti.ne.jp]
          http://www.sacj.org/ [sacj.org]
          親コメント
        • by Anonymous Coward
          「松浦氏や笹本氏以下の、いわゆる宇宙作家クラブあたりの文脈で出てくる面子」に野田氏は含まれますか?
        • by Anonymous Coward
          「まっとうな宇宙開発製作」って何でしょう?
          現状はまだ、それを探す試行錯誤な実験段階のような気がしますが。
          • by Anonymous Coward
            >「まっとうな宇宙開発製作」って何でしょう?

            受注or発注したら、いろいろ、おいしいことがある「公共事業」としての宇宙開発
            #冗談になってない気がするのでAC
          • by Anonymous Coward
            >現状はまだ、それを探す試行錯誤な実験段階のような気がしますが。
            ちょいまて。

            商用打ち上げをしようって団体がそれじゃあダメじゃん。

            ってか、無理に研究・実験にこだわらなければ既に定番の構成なんてのは有るんですよ。
            半世紀前から構成が変わらんソユーズを例に出すまでも無く。

            なんちゅうか、わざわざ自分等で全てにおいてF1並みの開発をしようとしている様に見えるんですよ。
            でも荷物を運ぶトラックはトラックで良いんだよ。
            そこでF1並みのクオリティを求めるのは単なる無駄。

        • by Anonymous Coward
          その頃に、ネットはあったの?
          宇宙開発以外の環境も考慮しなければ、今と同等に比べて語ることはできないよね。

          そうじゃなけりゃ、もしかしたら語っていたけれど読めなかっただけかもしれない。

          #このAC氏が『われらの有人宇宙船』を知っていたかどうかによって、だいぶ話が違う。
      • by Anonymous Coward
        一方からの意見じゃなんとも言えんが。

        MVの改良ってのもそれなりに現実的なものを出さないとダメだろうけど、それを出したかどうかも定かではない。
        ってよりもこの書き込みからだと単に「100億出せば安くなる」としか言っていないとも取れる。
        ってかね、現状ではほぼ同額でプロトンが打ち上げられるってのを少しは頭に入れていて良いと思うだが。

        後技術偏重ってのも凄い悪癖。
        宇宙に行くだけなら人間を乗せたとしても、半世紀も前の基本設計のロケットが現役である意味ってのを、もうちょっとは考えて欲しいな>JAXA。

  • 要望。 (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2006年11月17日 9時33分 (#1059777)

    「復活」と「か?」の間はもう少し離してください!

    # そう、東スポの見出しのように。

    • by Anonymous Coward
      >「復活」と「か?」の間はもう少し離してください!

      間に折り目があるとなおよし。
      • by Anonymous Coward
        単に?よりも、ここは!?とするべきじゃないかなぁ。
  • by Anonymous Coward on 2006年11月24日 16時35分 (#1063967)
    松浦晋也のL/D:M-V復活の夢に官報の軽さを知る [air-nifty.com]

    >驚いて宇宙開発委員会に問い合わせたところ、「間違いです」とのこと。
    >M-Vロケットを最終的にどうするかが明確でない段階で文面を用意したものが、
    >印刷の都合でそのまま流れてしまったという。

    > M-Vの復活はない。

    こんなのACじゃなきゃ悲しくて書けねえよ。
  • やはり、後釜無き状態で短期間での新型小型固体燃料
    ロケット開発立ち上げには無理があったんでしょうね。

    能力的にM-Vの穴を埋めるような商業打ち上げを目指すミドルクラスの
    GXロケットは案の定、大幅な開発遅延は決定的になってしまい、
    かといってH2Aでの科学衛星打ち上げは、やはりオーバースペック。
    ただ何もしない空白時間が続けば、野心的ミッションが立ち上がってきている
    他国との差は開く一方で、取り返しの付かない遅れが生じます。
    そこで穴を埋めるべく安直に海外のロケット依存となると、税金を投入している
    ロケットの自主開発を軸に進めている宇宙開発そのものに批判が出るのは
    避けられないでしょう。

    後継機がデビューするまでは、旧来の機体が第一線を支えるという
    ごく当然のやり方を初めから何故選ばなかったのでしょうかね・・・・。

    それはともかく、ロケット事情云々じゃなくて、
    ひょっとすると財務省に対する「はやぶさ2」の予算嘆願運動?の影響なのかな?
    http://srad.jp/~jmz-yam/journal/379515 [srad.jp]
    • その野心的なミッションとやらを目的に今から衛星を作り始めたら、どんなに頑張っても打ち上げ目標2013年、
      実際には製作が遅れて2015年とかになるのが関の山なわけで。PLANET-Cがよりパワーのあって余裕あるH2Aに移行した今、
      丸5年以上もM-Vと製造設備と内之浦をそのままほったらかしているほど日本と財務省は甘くないと思います。
      現行のM-VとH2Aで打ち上げコストも環境もさして変わらない(もしかするとM-Vの方が衛星への制約条件が厳しい)のを考えると、
      H2Aはオーバースペックでも何でもありません。
      親コメント
    • あまりにも、短絡的すぎ。
      もう少し、冷静になって考えたらこのニュースが間違いだってわかっただろうに…。
  • by Anonymous Coward on 2006年11月17日 15時03分 (#1059974)
    最低限の打ち上げはするわけだ。よかった
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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン

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