インフルエンザ・ウイルスの弱点を発見 26
ストーリー by kazekiri
増殖させなければいいのか 部門より
増殖させなければいいのか 部門より
Anonymous Coward 曰く、
A型インフルエンザ・ウイルスに共通して存在する核タンパク質の構造が解析され、ウイルスが細胞内でその遺伝物質を複製し、再構築する際に 「tail loop(後部ループ)」と呼ばれる30ほどのアミノ酸によって構成される部分に単一の変異が生じると、ウイルスが正確に再現される事を妨げられる、という研究結果が発表されたらしい (BBC News、科学ニュースあらかると)。 タミフルなどの抗ウイルス薬は、感染した細胞を破壊して外に飛び出す事を妨げるのだが、既に耐性を持つ株が見つかっており、毒性の強い 鳥インフルエンザ・ウイルスの人間への感染が懸念されているわけだが、今回発表された手法を利用する薬物が開発できれば、 ウイルスが自分のコピーを作り出す事ができなくなるため、感染拡大を防ぐことができるというわけだ。これは期待したいところだ。
罹患直後じゃないと効果薄? (スコア:5, すばらしい洞察)
Re:罹患直後じゃないと効果薄? (スコア:1, 参考になる)
# 弱点なら他にもいろいろあるんだけど運用がねー
監視が必要 (スコア:3, すばらしい洞察)
-- Tig3r on the hedge
Re:監視が必要 (スコア:3, 興味深い)
コピーが確実に失敗するならいいんですが、一部が壊れてコピーされるようになるんだったら、むしろ変異体を増やすことに寄与してしまいそうで恐い。
# ワクチン打ったばかりなので、ID(を
M-FalconSky (暑いか寒い)
Re:監視が必要 (スコア:1, 参考になる)
ちょっと良くなったからと飲むのをやめて、残りは次の機会にとっておこう、
なんて中途半端な服用が耐性ウイルスの温床になるとかいう話。
仮に薬が完璧だったとしても運用を間違えたら台無しです。
医師の指示には従いましょう。
Re:監視が必要 (スコア:4, 興味深い)
長期休暇の直前は、暦通りに休むために逆に多忙なもので、
部署全体がデスマ状態なのに休めるはずもなく、
(見た目普通だし、膀胱炎と言えなかった…orz)
薬が足りないままゴールデンウィークに突入して、
1日3回の薬を1回に減らしたら、耐性菌化しました。
薬を飲んでから2時間ぐらいは症状が治まるのですが、
それ以降は全く効かず、GW明けに、
うんうん唸りながら病院に行ったら、医者に怒られました。
(今思えば、感染症じゃなくてよかった)
それに懲りて、酷い風邪引いたとき、休日受診したら、
5分の診察と、3日分の薬で、5000円…………………orz
このときは、自分の不摂生をうらんだものですが、
年末に中耳炎になったとき、ちゃんと平日に受診したのに、
1月1日分までの薬しかくれなかったのは驚きました。
# 耳の痛い正月。色んな意味で。
Re:監視が必要 (スコア:1)
登場してくることを思うと、イタチごっこの大変さを思い知らされます。
Re:監視が必要 (スコア:1)
そしてイタチゴッコを続けられない企業は淘汰されて、ジェネリックで生きていくことになっていくわけです。
と安直に切って捨てられるわけではありませんが、そういう側面はあるでしょう。
要旨 (スコア:3, 参考になる)
複製には核タンパク質が多量体化しないといけないのだが、tail loopがないと多量体になれないらしい。
tail loopが隣の分子との間に入って、結合を調節しているから。
よって、tail loopと競争的に働いて分子と分子の間に入り込み、
なおかつtail loopによるものとは微妙に多量体の立体構造を変化させてその機能を失わせるような、
そんなchemical compoundが薬の種になるんじゃないの?
という話。だったと思う。
創薬の世界は知らないので希望があるのかは知らない。
遺伝子情報ハック (スコア:3, 興味深い)
ウィルスプログラムの脆弱性というか弱点を攻撃するのなんかCORE WARS [wikipedia.org] みたい。
Re:遺伝子情報ハック (スコア:5, おもしろおかしい)
想像してみた
・コピーレフトでオープンソース。
・不完全なCVSが存在。
・情報単位はATGCの2ビット。でもふつうは2*3で6ビットにして使う。
・たまにどこか一文字が抜け落ちたり加わったりする。
・自分で自分を書き換えたりする。
・別のプログラムとソースを交換する。
・殖えまくってリソースを食い尽くす。
・大量に削除すると削除耐性機能が実装される。
・ヒトの場合、デフォルトで95%以上がコメントアウトされてる。
Re:遺伝子情報ハック (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:遺伝子情報ハック (スコア:1)
Re:遺伝子情報ハック (スコア:1)
マージに成功したからこそ君がいるんじゃないか!!
# ただし、"マージの成功" と "バグの有無" に相関関係はない。
Re:遺伝子情報ハック (スコア:0)
・DRM 付(テロメア)。破る方法もあるらしい。
弱点が発見 (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:弱点が発見 (スコア:3, おもしろおかしい)
#Insanely great!
#をかのゆ
Re:弱点が発見 (スコア:1)
とすると、その弱点さんはインフルエンザ・ウイルスということに!
Re:弱点が発見 (スコア:1)
この使い方が急激に増えた理由は、おそらく見出しを短縮する為に尻につくであろう言葉を省略したパターンだと思いますが。
素直に考えれば「を」なんですが、「誰がだよ!」とかモヒカン的に突っ込まれるのを避けている様にも見えます。
#またマスゴミのせいかとか言われるんだろうな
=-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
Re:弱点が発見 (スコア:0)
新聞や雑誌をずっと読んでいるとそれが当たり前になってきますよ。
・弱点が発見(される)
・アップデート版がリリース(される)
・○○するウイルスが発見(される)
そういう、バカが書いた日本語を真似してはいけない (スコア:0)
そして、頑固な秀才が取り残される (スコア:0)
いつのまにか、自分だけ「古語」を話してる、なーんてことに。
正確に再現される事を妨げられる → 突然変異促進 (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:正確に再現される事を妨げられる → 突然変異促進 (スコア:1)
Re:正確に再現される事を妨げられる → 突然変異促進 (スコア:0)
インフルエンザ・ウイルスの弱点を発見 (スコア:0)