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14409 story

S-310-37号機、打ち上げ成功 8

ストーリー by mhatta
小さな事からコツコツと 部門より

KAMUI 曰く

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の観測用小型ロケット S-310-37号機が 1月16日午前 11時20分、内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられた。

参考: ISAS の宇宙ニュース

このロケットは、電離層中の高度 100〜120 kmの領域で冬季の午前 11時前後にだけ局所的に発生する高温域(通常は -50℃〜+50℃の電離層下部で数百℃に達する)の生成メカニズム解明の為に打ち上げられたもので、宇宙科学研究本部(ISAS)と富山県立大学東海大学の観測機器を搭載。
発射から 60秒後に観測を開始。高度 99〜101kmに高温度層がある事などを観測して 184秒後には最高高度138kmに到達。予定していた観測を終了した後、内之浦の南東海上に落下したとの事。

この観測が GPSの精度向上などに繋がる事が期待されてるんだそうで。いや、正直よく解らんけど(^_^;

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  • by T.SKG (20663) on 2007年01月17日 11時32分 (#1093157) 日記
    電離層の温度で電波の進む速度が変化することを、予め知っておいて
    GPSを補償するのでしょうか?

    緯度やら季節やら時刻で大気の鉛直方向の温度を予測して、衛星の仰角
    から電波の通過してくる長さと屈折率で、電波の到着時間の遅れを計算
    しているようなGPS受信器って市販しているのでしょうかね。
    • Re:GPSの精度向上 (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2007年01月17日 12時41分 (#1093217)
      GPSの電離層遅延は2周波観測で補正する(遅延の度合いが周波数依存なので)と思うのですが、
      それでは補正できない分を観測するのが目的なのでしょうか?
      んー、ちょっとよくわからない。

      まあ、今観測しているんだから今市販されているGPS受信機にその補正のための機構がないのは
      当然だと思います(2周波GPS受信機は既にあります)が、この高温層の形成メカニズム解明をどうGPS受信機に反映させるんですかね。
      親コメント
    • そういう直接的な目的ではないと思います.
      現在よく分かっていない現象がある -> 解明するデータを得よう
      で,以後のうまくいった場合に
      データ -> 理論の補正や新しい計算法などの開発 -> 信頼性向上
      になる(といいなあ/かもしれない)ということではないかと.
      親コメント
  • by KENN (3839) on 2007年01月17日 23時06分 (#1093591) 日記

    南日本新聞 [373news.com]のサイトに 打ち上げ後の記者会見の記事 [373news.com]が掲載されています。

    # さすが地元。

  • by Anonymous Coward on 2007年01月17日 20時07分 (#1093496)
    次期実験からは、観測終了後、落下までの時間を利用して防衛省の迎撃実験に利用され…ません。

    # して欲しい
typodupeerror

計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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