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日本初の「デジタル・ユニバース」プラネタリウム登場 14

ストーリー by yosuke
メガスター+OGDSとも比べてみたい 部門より

maia 曰く

人類が観測したほぼすべての天体データを盛り込んだという日本初の「デジタル・ユニバース」が、葛飾区郷土と天文の博物館のプラネタリウムに導入され、3月24日から一般公開されている(日本プラネタリウム協会の記事)。
プラネタリウムシステムが「ジェミニスターIII Katsushika」にリニューアルされ、光学式とデジタル式を融合させたものとなっている。投影できる星の数は従来の1万5千個から26万5千個になり、天の川も、細かな星の集合体として描写されている。デジタルプラネタリウムでは、6台のプロジェクタを使ってドーム全体にCGを映し出す。「デジタル・ユニバース」は、アメリカ自然史博物館のヘイデン・プラネタリウムがNASAの協力のもとに制作した全宇宙の三次元地図。
ちなみに、国立天文台の「4次元デジタル宇宙プロジェクト」もドームシアターが三鷹に完成しており、4月から一般公開される。ぜひ比較してみたいところだが。

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  • by imaic (31975) on 2007年03月26日 12時43分 (#1132269) 日記
    デジタル・ユニバースはソフトに相当するのかな?
    天体画像を収録・検索可能になっていて、プロジェクタで投影できるようになっているようで。
    映画「HAPPY FEET」の冒頭でNASA提供の馬頭星雲が出てきますが、でかいスクリーンで見る星雲・星団は迫力があります。

    光学式プラネタリウムとしては池袋サンシャインシティ満天に導入されている、インフィニウムγの後継機が使われているのでしょう。
    満天では星が明るく見やすかったのを覚えています。

    横浜こども科学館でもリニューアルしたばかりのようです。
    http://www.ysc.go.jp/ysc/info/theater.html [ysc.go.jp]
  • >投影できる星の数は従来の1万5千個から26万5千個になり、天の川も、細かな星の集合体として描写されている。

    メガスターⅡ [megastar-net.com]の初機(Phoenix:400万個)にすら全然届いていませんが。

    # 純川崎市民なので、どうしてもメガスターびいき。
    # きっとデジタルユニバースにはデジタルユニバースの良さがあるのでしょう。
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    • Re:……え? (スコア:3, 参考になる)

      by galaxiast (25067) on 2007年03月26日 13時37分 (#1132293) 日記
      26万5千個の星を投影できるのは光学式投影機の方なので、デジタルユニバースではないです。

      デジタルユニバースのよさは、太陽系外の視点での宇宙を投影できることです。太陽系内なら光学式でも対応できますが、太陽系から遠く離れた場所では天球上での星の位置が変わるので、光学式では投影できません。天文学の進歩でどんどん広がる「私達が知っている宇宙」を投影できるのは、デジタルならでは。

      とはいえ、星の像は光学式の方がシャープに投影できるので、それぞれのよさを活かしたハイブリッドプラネタリウムが大活躍なわけですよ。と、次のコメントツリーに繋いでみる。
      親コメント
      • 光学式・デジタル式という分類はプラネタリウム屋では一般的な呼称なのですか?
        デジタル式といっても光学的に投影してることに変わりはないでしょうし、
        そりゃ何を区別しているかはだいたい想像がつきますが。
        • by galaxiast (25067) on 2007年03月26日 15時13分 (#1132333) 日記
          あ、失礼しました。じゃあ私の理解の範囲内での区別を書いておきます。

          光学式というのは、いわゆるフツーのプラネタリウムで、恒星原板とよばれる穴の開いた板を通った電球の光がレンズを通ってドームスクリーンに結像するものです。星空の投影を可能にしているのが「板に穴を開ける」というハードウェア的な手法ですので、例えば太陽系外から見たときのように星の位置が変わってしまう状況には対応できません。代わりに、恒星原板やレンズの性能向上、最近では光ファイバーの利用などで、とてもシャープな星像を実現しています。

          一方デジタル式ってのは、コンピュータ上で作った画像をプロジェクターで投影するもの。光学式と違ってソフトウェアを頑張って作れば太陽系内だろうが銀河の外だろうが、どこから見た星空でも実現できます。宇宙に限らず、画像を作れれば半球スクリーンのシアターとしても使える。光学式ほど星の像がシャープでないことが弱点でしたが、最近のプロジェクタの進化によってそれも克服されつつあるとか。
          親コメント
          • 光学式ほど星の像がシャープでないことが弱点でしたが、最近のプロジェクタの進化によってそれも克服されつつあるとか。

            1年ほど前に改修された松本市のプラネタリウム [nagano.jp]はその意味でのデジタル式ですね。

            見た感想ですが、星がないところもごくわずかに光が当たっている感じがして、光の像がシャープじゃないことよりもそちらのほうが気になりました。なんだか光害ありまくりの場所で星空を見ているような感じ。そもそも光害が少ない、もしくは少ない場所に気軽に行ける田舎暮らしなので、都会の人に比べて余計に気になるのかもしれません。またメガスターを見た直後だったのも影響しているかもしれません。ただ、普段画質なんてあまり気にしない/ならない私でさえ気になるくらいですから、克服されつつあるといってもまだまだ発展途上じゃないかと感じています。

            一緒にいった友人は、出し物のお手軽星間旅行が結構気に入ったようでした。エンタープライズも真っ青のスピードで銀河を大画面で駆け巡るんだから、そりゃ面白いことは面白い。けど、データベースに星の位置が入っていて、それを投影するにはこのアルゴリズムを適用するんだな…とかが頭に浮かんでしまって、逆にのんびり気楽に見れなくなるんですよね。職業病かしらん。^_^;

            --
            vyama 「バグ取れワンワン」
            親コメント
          • いえ、その辺は想像がついたのだけど、それを「光学式」「デジタル式」と称するのが適切なのかという話です。
            「ケータイ」をとやかく言うような無粋な話。

            デジタル式にしろ光学的に投影することは変わらないわけでしょう。
            たとえば「原盤式」とでもいうのならまだ納得できるのですけれど。
        • ウィキペディアでも読んどけ。
    • Re:……え? (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2007年03月26日 23時09分 (#1132554)
      どんなにがんばってもメガスター単体では、宇宙のかなたへは行けません。

      デジタルの良さということで、ぜひダウンロードしてみてください。
      一般のパソコンでもある程度楽しめます。
      http://haydenplanetarium.org/universe/download/ [haydenplanetarium.org]

      今回の葛飾のデジタルは、ヒッパルコスの星のデータが入っていますから、星のデータ量は人類は知りうるものはほとんど入っているといっても過言じゃないと思います。(もちろん、欠点がないとは言いませんが)

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年03月26日 16時18分 (#1132363)
    人類が誕生した頃に見上げてた夜空も再現できるのでしょうか?
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※ただしPHPを除く -- あるAdmin

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