観測史上、最も明るい超新星爆発 30
読まれていない文章は小さい文字で書こう 部門より
papa-pahoo 曰く、
CNNや朝日新聞によると、NASAが観測史上「最も明るい」超新星爆発の画像を発表した(NASAによるプレスリリース: NASA's Chandra Sees Brightest Supernova Ever、Photo Album)。
この超新星SN2006gyは、2006年9月18日に発見されたもので、地球から約2億3800万光年離れた銀河NGC1260にある。太陽の約150倍の質量の恒星が超新星爆発したと見られており、その明るさは太陽500億個分に匹敵するという。通常の超新星爆発の数百倍のエネルギーが放出されたと考えられており、その規模は観測史上最大。いまもNGC1260の核と同じくらいの明るさで輝いている。
なお、論文はThe Astrophysical Journalに掲載される。
超新星は、水素の線スペクトルが観測されるかどうかでI型とII型にわけられる。I型の中でも、硅素の線スペクトルが見られるものがIa型、それ以外でヘリウムの線スペクトルが見られるものがIb型、残りがIc型にわけられる。Ia型は白色矮星に連星からの物質が積もることで質量がチャンドラセカール限界を超えて起こり、Ib型, Ic型, II型は白色矮星に進まずにそのまま一気に核融合が進んで重力崩壊が生じて起きると考えられている。
SN2006gyは、水素の線スペクトルが観測されかつ線の幅が狭いIIn型の超新星である。IIn型の非常に明るいものだったため、Ia型が水素に富む星周物質の中で起きた"IIa型"ではないかとも言われていた。
しかし、UCBのNathan Smithらは「もしIIa型なら観測されたよりも1000倍は明るかったはず」などの種々の根拠からこれを否定し、太陽質量の150倍の恒星がII型の超新星爆発を起こしたという全く新しいタイプのものであると提唱した。これまでは、このような大質量星は、強烈な恒星風(太陽風)で外層の水素やヘリウムを吹き飛ばしてウォルフ・ライエ星になると考えられており、そのため、大質量星の起こす超新星爆発はIb型かIc型とされていた。
今回発表された内容が正しければ、このような大質量星もウォルフ・ライエ星になるよりも早く、超新星爆発を起こすことができることとなる。また、大質量星が超新星爆発を伴わずに直接ブラックホールになるという説にも一石を投じることになる。さらに、宇宙誕生の第一世代にできたPopulation IIIと呼ばれる大質量星も、考えられていたより膨大な数の超新星爆発を起こした可能性も出てくる。恒星進化モデルに対して大きな影響をもつ結果になるとのこと。
遅すぎ (スコア:3, おもしろおかしい)
;-)
Re:遅すぎ (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:遅すぎ (スコア:1)
タレコミが遅かったわけでは……あれ? Vistaの話でない?
Re:遅すぎ (スコア:0)
Re:遅すぎ (スコア:0)
by SN2006gy星人
Re:遅すぎ (スコア:0)
一種の恒星間コミュニケーションですよ
2億3800万年前なんて去年程度のものじゃないかと
# それでも遅いかな
Re:遅すぎ (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:遅すぎ (スコア:0)
確かに遅すぎ…何年前のネタですか。
Re:遅すぎ (スコア:0)
でもどのコメントから洒落になってたのか分からないのでAC(最初から?)
Re:遅すぎ (スコア:0)
もっと宇宙初期の事件かと思ったので、ちょっと驚きですよ。
ガンマ線すごいんだろうなぁ…。NGC1260の生物は全滅かな?
Re:遅すぎ (スコア:0)
Re:遅すぎ (スコア:1)
>しかし、「SN2006gy」では爆発規模が大きく、物質が完全に飛び散るため、ブラックホールや中性子星にならないという。
何が起こってるのか想像を絶しますな。
Re:遅すぎ (スコア:0)
Re:遅すぎ (スコア:0)
Re:遅すぎ (スコア:0)
明るさの上限 (スコア:1)
Re:明るさの上限 (スコア:1)
つまらないねorz
Re:明るさの上限 (スコア:0)
真っ暗になります。
#たぶんその前に対生成とかで物質に転化されると思うけど。
Re:明るさの上限 (スコア:1)
明るさは電磁波の振幅なわけで、制限はないのかしら。。
教えて!偉い人!
Re:明るさの上限 (スコア:2, 参考になる)
熱≠熱運動
熱とはあくまでもエネルギーの分配の仕方であって,物質がなくても温度はあります.
#電磁場の励起の分布の仕方とか.
逆に通常の物質で格子振動があったとしても,それがきちんと位相をそろえての集団
励起ならば熱にはなりません.まあ,現実の系では境界やら不純物やらで散乱されて
だんだんぐちゃぐちゃ(=熱)になるわけですが.
また光速に近いような場合でも,速度的にはほとんど変わらなくてもエネルギー的に
異なる状態の間での励起がありますので,それも熱にカウントされます.
#速度がほとんど増えなくても,エネルギーは大きく増える.
#「温度」において速度は本質ではないので,エネルギーで考えてください.
>明るさは電磁波の振幅なわけで、制限はないのかしら
あまり振幅が大きいと,そのエネルギーで粒子が生み出される(多光子励起での対生成)
のでどこまでも大きくはできないかも.
Re:明るさの上限 (スコア:0)
孔子光子って質量もっていたっけ?もし静止質量が芥子粒ほどあったとしても、伝播中の質量は相対論によって無限大に吹っ飛ばないか?
「明るすぎると」どころか1個の光子だけでもブラックホール化しそうな希ガス
光子質量 (スコア:1)
ただし、エネルギーに対して E = m c2 分の質量はあるから、1個の光子だけでもプランク質量に達すればブラックホールだ。(スピン角運動量があるから、ワームホールと言うべきかな。つうことは他宇宙にワープしちゃうなー。超々・・々高エネルギーの光で他宇宙を攻撃できるから宇宙間戦争だ!こわー)
the.ACount
Re:明るさの上限 (スコア:0)
Re:明るさの上限 (スコア:1)
# 観測は無理っぽいけど
観測 (スコア:1)
the.ACount
Re:観測 (スコア:1)
外から見た背景放射 (スコア:1)
その光は晴れ渡る前のプラズマが出した光。
つまり、過去のビッグバン火球プラズマを外から見てることになる。(かこまれてるけど)
the.ACount
Re:外から見た背景放射 (スコア:1)
「観測」という言葉に過剰反応しないでほしいな。
光の次は・・・・・ (スコア:1)
果たして、そのころに人類は生き残っているかな。
Re:光の次は・・・・・ (スコア:2, おもしろおかしい)
# 鐵部活動になってしまう。
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