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15690 story

隕石から「重い」酸素が発見される 28

ストーリー by yoosee
我々の住む太陽系はどこから来たのか 部門より

Cosmogenerator2 曰く、

北海道新聞の記事によれば、 北大大学院の圦本教授のグループが隕石の中から、地球上の酸素より「重い」酸素を多く含む新物質を発見したとのことである。 酸素の同位体としては、16O、17O、18Oの三種類が 存在するが、今回発見の物質には17O、18Oが地球上の酸素に比べ四倍も多かったらしい。
新物質の酸素同位体の構成比は、太陽系の起源説としてこれまで有力だった超新星の爆発ではありえない構成比とのことだ。最も初期の太陽系の状態を解明する上では貴重な発見かもしれない。

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  • by Namany (19002) on 2007年06月17日 6時55分 (#1175162) 日記
    新物質って言うからどういう物質なのかと思って読んでたら、太陽系起源の新説が記事の本質じゃないか。
    もうちょっとマシなタイトルつけられなかったのかなぁ。このストーリーもソースも。
    • by Anonymous Coward on 2007年06月17日 22時01分 (#1175566)
      科学記事の報道は「コト」より「モノ」に重点が置かれる、と聞いたことがあります。
      「コト」を理解するにはその前提となるストーリーに関する知識が必要だけど、
      「新物質発見!」って言うとそれだけでなんか新しいニュースな気がするからだとか。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年06月17日 12時03分 (#1175327)
    太陽系の起源が従来の説と違うかもしれない
    仮に、正しい太陽系の起源が判明した

    として、我々の日常生活にどれほどのメリットがあるのでしょうか?

    衛星と認識して数百年たった月ですら我々の生活に影響を与えるほどの
    成果がまったくない天文学、宇宙開発研究というのは謎につつまれています。

    スペースシャトルやISSによる実験は評価すべきでしょうが、
    「実験した」という実績だけでその応用による一般商品・技術は
    聞いた事がありません。

    実用衛星やそれを打ち上げるロケット開発は十分社会の役に立っているが
    それより遠い世界では全て研究だけでオワッテル?
    • Re:その効果は? (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2007年06月17日 13時55分 (#1175375)
      新しい発見が即我々の日常生活にメリットを与えるケースなんて滅多に無いですよ。

      月は認識されて潮汐だの生物へのライフサイクルへの影響だの、日常生活に直接のメリットが「見えにくい」だけで色々な研究がなされていませんか?

      宇宙関連に絞って言うならば、人類はこの太陽系が終焉を迎えるまでのあと数(十)億年の間に、この太陽系を捨ててどこかに移住をしなければ確実に滅びるんですよ。

      我々が実感できる日常生活へのメリットとは全く異なる時間的スパンで考えてみると、宇宙に関する新発見の一つ一つが人類を救う可能性につながるかもしれないだけの可能性を秘めていると思いますよ。

      #生命体が存在する星のサンプルが1しかない現状では、なんでもかんでも調べ上げるしか手立てがないんです。
      親コメント
    • Re:その効果は? (スコア:2, すばらしい洞察)

      by ume-y (24175) on 2007年06月18日 10時27分 (#1175778) ホームページ
      実用衛星やそれを打ち上げるロケット開発は十分社会の役に立っているが
      その人工衛星を飛ばすためには、地動説、万有引力の法則、地球が丸いこと、
      宇宙に大気が存在しないことなどの発見が必要でした。
      これらが発見された当初、それがなんの役に立つか分かっていたんでしょうか。
      親コメント
    • Re:その効果は? (スコア:2, おもしろおかしい)

      by black-hole (9124) on 2007年06月18日 10時29分 (#1175782) ホームページ 日記
      窓の外にブルドーザーが見えてから引越し先を探しても遅いんだぜ:-)
      --
      -------- tear straight across --------
      親コメント
    • Re:その効果は? (スコア:1, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2007年06月17日 17時09分 (#1175467)
      ごめんなさいね、あなたの払ってる税金が安くならなくて
      親コメント
    • Re:その効果は? (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2007年06月17日 22時14分 (#1175571)
      宇宙はビッグバンから始まった、とか、
      火星人も金星人もいない、とか、
      今では常識になっている事でも、数十年前は常識ではなかったのです。
      そして、それは天文学や、宇宙開発の成果なのです。

      天文学や宇宙開発が、日常生活にどれほどのメリットがあるのかは微妙ですが、
      地球は生命にとってかけがいの無い星だ、ということが判っただけでも、
      社会に大きな影響を与える成果があったと思いませんか?
      親コメント
    • by 9nu (12793) on 2007年06月20日 10時08分 (#1176879)
      "一見役に立たない知識の獲得に喜びを見出すのは人間の特徴であり、
      科学者はそうした知識を供給し続けるという、ただその一点において社会に貢献している。" by 9nu

      >スペースシャトルやISSによる実験は評価すべきでしょうが、
      「実験した」という実績だけでその応用による一般商品・技術は
      聞いた事がありません。

      基礎研究というのは得てしてそういうもの。

      「今はない」=「役に立たない」ではない。
      --
      犬が犬であるように、猫でありたい
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      研究者にとっては飯の種だしその飯が世の中の消費の一部を漕いでるわけだし
      その研究者に金だしてる好奇心は 未知の解明を待ってる。

      それらの人々を排除した あなたのいう 我々 って誰?
    • by Anonymous Coward
      このコメントを10代の若者が書いたと思うか、60代の壮者が書いたと思うかで味わいが違うなあ。
    • by Anonymous Coward
      確かにフレームのもとだけど
      (一般人から見れば)莫大な研究費で救える人が居たことを
      忘れずに研究して欲しいですね。

      #良くたかが一億って言う奴がいるけど
      #生活が苦しい奴の前で言ったらワンパン食らっても
      #しょうがない額だよ。
      • by Anonymous Coward
        >(一般人から見れば)莫大な研究費で救える人が居た

        誰をどうやって救うの?貧乏人に1億円ぽんと渡して成金にしてやるの?それが正しいことなの?
        それとも、アフリカの(以下略)な人たちにでもばら撒くの? それって、成金一人作るのと何が違うの?

        一人一人の人間を救うよりも、人類の未来に投資するほうが良くない?
        こっちの方がこれから生まれてくる人のためになるんだから、救える人数も多いよね?
        • by phason (22006) <mail@molecularscience.jp> on 2007年06月17日 18時26分 (#1175499) 日記
          いや,しかしですよ.
          こういうことを時々言ってくれる人はいた方がよいと思います.

          よく学会後の飲みなんかでも研究者の説明責任とか納税者(=出資者)への
          還元はどうするべきかとか議論したりもするんですが,我々は研究を「させて
          もらっている」立場にもかかわらず,そのことを完全に忘れきっている人って
          結構いるのです.

          昔の貴族やら聖職者やらが自分らの資金で趣味的に研究を進めていた時なら
          まだしも,やはり資金をもらって事業を進めている以上,利益の還元は必要
          なはずです.無論この「利益」というのは何も直接的なものではなく,科学の
          啓蒙活動だとかさまざまな出版らや講演会やら何やらいろいろを含みます.

          直接的な利益に縛り付けられるのは問題ですが,出資者への還元ということを
          常に頭の片隅に置いて研究をやるためにも,こういう意見はもっとあっても
          いいんじゃないかと思います.

          #文科省の方針(まあ確かに揺り戻しできつい方向にいきすぎてはいますが)に
          #反対するだけではなく,国民の皆さんをだましてに科学の素晴らしさを
          #布教伝えて,「科学にもっと投資してもいいんじゃない?」と思わせる
          #ような活動をする責任もあるんじゃないかなあと.
          #で,そういうしがらみから独立したい方は,アメリカの某先生のように自分で
          #資金を集めて投資ファンドを設立,その運営益で自分の研究を思うがままに進める
          #とかすればよいわけで.
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          • by nodocuments (12199) on 2007年06月18日 9時48分 (#1175751) 日記
            研究の生産物は知識じゃないですか?
            利益は知識の応用でしょう?研究者が気にすることじゃないと思いますが。
            親コメント
          • by Anonymous Coward
            >昔の貴族やら聖職者やらが自分らの資金で趣味的に研究を進めていた時ならまだしも

            あれも「自分の資金」じゃないです。
            資金源たる為政行為は本来「納税と賛同によって、させてもらってる行為」です。

            むろん、忘れてしまってギロチンにのせられる王侯貴族も沢山いましたが。

            >出資者への還元

            逆にいえば、出資者「だけ」への還元ばかり考えていると発展を阻害したりもする。
            そういうPayBackな考え方ばかりじゃなく、
            「誰かわからん何者かへの還元」というPayForwardな考え方も、時々思い出してください。
            (それを神と呼びたい人は呼んでいいです)
    • by Anonymous Coward
      オリンピックとか、プロ野球とかって、我々の生活にどれだけメリットがあるんでしょうね。

      こういう競技は、いくら頑張っても優勝できないかも知れないが、一方で、必ずどこかが優勝できる。
    • by Anonymous Coward
      太陽系形成のストーリーの違いによって、
      鉱物資源等の有用なリソースの軌道上の位置は異なってくるかもしれませんね。

      どこかの小惑星から資源採掘してくる、という話になったときに
      あてずっぽうに目標を選択するか、有力な仮説のもとに目標を選定するかでは
      リソース獲得の効率も随分違ってくると思います。
    • by Anonymous Coward
      すくなくともアルファケンタウリへ行くだけの技術がないと地球の取り壊し予定の公示にも気づく事ができません。

      #イルカと会話する技術を開発するほうが簡単かな?
      • by nique (17169) on 2007年06月18日 17時55分 (#1176010) 日記
        > 地球の取り壊し予定の公示にも気づく事ができません。

        公示に気づいても何もできない、ってことですよね?
        太陽系の組成や成り立ちを研究することで、取り壊し予定日を先延ばしする方法がみつかるかもしれませんよ。
        アルファケンタウリ(もしくは他の恒星系)に、数名の人間を派遣、避難したところで、人類がこの宇宙で生き延びたとはとても言えなません。じゃあ数百人、数千人、数万人を運搬できるか、運搬できたところで、行った先で繁殖できるかどうかまあわからないことだらけですよね。

        科学技術の進歩は、あらゆる方面にむけて向上すべきだと思います。
        そして一歩一歩しか進展できない以上、だれかがある方向に一歩踏み出してみるしかありません。
        今その研究をしたい、というモチベーションの高い研究者がいるのであれば、やればいいんじゃないでしょうか。
        成功しても失敗しても、その過程や内容をきちんと記録しておきさえすれば、後代の研究者の参考になるはずで、無駄にはなりませんよね。

        > #イルカと会話する技術を開発するほうが簡単かな?

        新たな言語を覚える手間をかけることなく、外国人と会話できる技術すらないのです。
        イルカその他の生物との会話は、
        ・相手方の言語を研究して、こっちがそれを覚える。
        ・相手にこっちの言語を教え込む
        のどっちかの方法しかないですし、二番目の方法は、犬や猿には普通に使えていますよ。まあ会話というレベルではないですが。
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年06月17日 8時48分 (#1175205)
    つぶつぶが大きいって事ですね?
  • by Anonymous Coward on 2007年06月17日 11時50分 (#1175320)
    氷が惑星をスイングバイするたびに天然の質量分析器になって ふるい分けられたという新説はドウヨ?
  • by Anonymous Coward on 2007年06月19日 3時04分 (#1176158)
    似たような名前の物質の水溶液が、スーパーやコンビニに並びそうだ。
    で、直後に蓑だか笠だかいうおじさんがTVで「体にいい」とかいいだして、売り切れ続出。
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※ただしPHPを除く -- あるAdmin

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