kazekiriによる
2007年06月26日 16時35分の掲載
うまくいかないものだ部門より。
うまくいかないものだ部門より。
Science Dailyに、 人間がHIVに対して脆弱になった過程を推論する記事が掲載されている(リリース)。チンパンジーや他の霊長類たちはHIVには抵抗力があるが、古い内在性のウイルスであるPtERV1には抵抗力がなく、例えばチンパンジーのゲノムには、このPtERV1のコピーが130個も存在している。これに対して、人間のゲノムには PtERV1のコピーは存在しないらしい。
今回、Fred Hutchinson Cancer Research Centerの研究者の実験において、人間のTRIM5alphaというタンパク質がレトロウイルスから細胞を防御していることが分かり、さらにTRIM5alphaがHIV-1に対しては抵抗力がないことも分かったようだ。ということで、皮肉にも人間がPtERV1に対して抵抗力を持つために進化したところで、逆にHIV等のウイルスへの抵抗力を低下させてしまったということである。
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コンピュータで言うと… (スコア:3, すばらしい洞察)
そのせいで新たに致命的なセキュリティホールが…
ってとこですか。
#違うかもしれないのでAC
Re:コンピュータで言うと… (スコア:2, おもしろおかしい)
# 違うような気がするがあえてIDで。
親コメント
論文 (スコア:3, 参考になる)
Restriction of an Extinct Retrovirus by the Human TRIM5 Antiviral Protein [sciencemag.org]
タイトルだけみて (スコア:2, おもしろおかしい)
# 血液製剤等で感染した方もいることからどう考えても不謹慎なのでAC
Re:タイトルだけみて (スコア:2, すばらしい洞察)
(今回の元発言が不適切であるかどうかの判断は差し置く)
# それはそうとして,「人類がHIVに弱い理由」の1つとしては,元発言は正しい.
親コメント
病原性さえなければずっと住んでてもらっても構わないけど (スコア:1, 興味深い)
これって完全に定着というか、共生の段階に入ってるということですかね。パワフルだなぁ。
ヒトとチンパンジーで防御に使ってるタンパク質が違う、というのはわかりましたが、チンパンジーが使ってる(PtERV1には無効だけどHIVには有効な)免疫機構が何なのかわかわれば、HIV治療への応用なんかも見えてくるのでしょうね。
#リンク先はまったく読んでいないのでAC
trivial (スコア:1)