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15893 story

ハインライン生誕100年 51

ストーリー by mhatta
無料の昼飯などない 部門より

tanguango 曰く、

先週の七夕は、1907年7月7日生まれのSF作家ロバート・A・ハインラインが誕生してからちょうど100年目でした。アシモフ、アーサー・C・クラークと並ぶ三大ハードSF作家の一人として『異星の客』『月は無慈悲な夜の女王』などの傑作を残し、SFのみならず宇宙技術開発からヒッピー文化に至る社会の幅広い分野に影響を与えた巨人だったと思います。近年では『宇宙の戦士』が『スターシップ・トゥルーパーズ』として映画化されたのが記憶に新しいところです。没後時間が経っているせいか日本ではそれほど話題にならなかったようですが、生地ミズーリ州のカンザスシティでは生誕百年祭が開催されるなど盛り上がったとのこと。

本家/.でも記事になっていました
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  • 転職の扉 (スコア:5, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2007年07月14日 14時13分 (#1189440)
    PGのピートは、いつも鬱になると、転職の扉を探す。
    彼はいつまでたっても、転職というドアを試せば、必ずそのひとつは夏に通じるという確信を棄てようとはしないのだ。

    そしてもちろん、 ぼくはピートの肩を持つ
  • 恩知らずだよなぁ (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2007年07月14日 13時30分 (#1189416)
    早川とか創元とか、ささやかでも生誕100周年でなんかやっても良かったんじゃない?
    あんまりお金にはならないかもしれないけど、ハインラインとファンに対して、そん
    ぐらいの義理はあるだろ、と思う。
    新しいファンを育てるきっかけにもなるかも知れないのに…
    • by Anonymous Coward on 2007年07月14日 16時31分 (#1189514)
      「月は無慈悲な〜」の壮大な誤植を見るに、ハヤカワはハインラインに対し悪意を持っているとしか思えない。
      親コメント
      • 壮大と膨大を取り違える奴に、誤植についてどうこう言う権利はない。
      • 日本語版はかれこれ20年見てないんだが、どんな誤植があったの?
        • 読んだならわかるはずだが、いちいちあげるのも面倒なくらい頻繁に出て来る。
          しかも、かれこれ20年以上直されていないようだ。
          本当に具体的に知りたいなら「誤植 月は無慈悲な夜の女王」で検索してくれ。
          • by Anonymous Coward on 2007年07月15日 12時16分 (#1189966)
            興味があったので、「誤植 月は無慈悲な夜の女王」でググってみましたが、
            参考になりそうなところは、ここ [fc2web.com]ぐらいで、
            やばい誤植は2つぐらいしかないんですが、それでも多いと指摘してるんでしょうか?
            それとも、他にも注目すべき点があるんでしょうか?
            親コメント
          • 少なくとも20年以上たった今では、誤植が多かったという記憶はないなあ。中学~高校時代に少なくとも5回は通読したはずだが、夢中で読んでたのでそんな細かいことには気づかなかったのか、単に時間がたったので忘れたのか。誰かに貸したまま日本語訳はもう持ってない。この10年でも数回は英語で読み返した。ペーパーバックもぼろぼろ。
    • 訳者さんのときにでもやるんじゃない?
    • スタニスワフ・レムが他界したときには、不謹慎ながら、
      これで品切れになってる翻訳が続々と再販されると思いましたが、
      現実にはまったくそんなこともなく。

      そんなもんですよ、日本のSF業界の現状は。
      読者が少ないから仕方ないんでしょうけど。

      泰平ヨンシリーズ、読みたいなぁ

      • by numa (4467) on 2007年07月15日 1時09分 (#1189764) ホームページ 日記

        そういう意味では,エドモンド・ハミルトンは幸せな方なんですね. 生誕100周年では河出書房新社から新刊が出たし,その後東京創元社から短編集とキャプテン・フューチャー全集が出たし.

        ハインラインの作品でも,Amazonで検索したところでは,62点中,現在入手可能の作品は11点のみ.その他はすべて版元品切れ.書店の店頭で見られるのは,「夏への扉」,「宇宙の戦士」と,あとは「月は無慈悲な夜の女王」(TANSTAAFL! [catb.org])くらいですかね.

        御三家に限らず,古い作品は軒並み品切れ状態.ラリー・ニーヴンあたりでも殆ど残ってない. まあ,SFに限らず,本は出たときに買わないと,すぐに入手困難になるものですから.

        こういう時こそ電子出版,在庫を抱える必要がないから出版社も積極的……かとおもいきや, 電子書店パピレス [papy.co.jp]をチェックしても,ハインラインは一冊もなし(翻訳物は契約があるから難しいのかもしれない.ドイルにヴェルヌにウェルズといった,版権の切れた作家のしか置いてないし).特定出版社と特定著者の組み合わせでしかないので,たまたま電子出版に力を入れている出版社(中央公論新社とか学習研究社とか……朝日ソノラマもそうだったんだけど)で,電子出版を許諾した一部作家の作品のみ入手可能.これじゃあなあ.

        お陰で積ん読が一向に減らない.やれやれ.

        親コメント
      • 思ったより食いつきが悪いなぁ
        SFネタって、以前のスラドならかなり盛り上がった気もするけど
        ハインラインもレムも過去の人なのかな

  • なんでアシモフだけ (スコア:2, すばらしい洞察)

    by yasudas (5610) on 2007年07月14日 19時39分 (#1189627) 日記
    >SF作家ロバート・A・ハインラインが誕生してから
    >アシモフ、アーサー・C・クラーク

    アイザック・アシモフではないのだろう?かわいそ..;-)

    # 自分的には「アイザック・ア『ジ』モフ」ですが..
  • by Sanjuro (7894) on 2007年07月14日 12時45分 (#1189392) 日記
    いやまあ、ハヤカワからして「敵は海賊」をハードSFと称して売ってる時代なんで、何も言いませんよ、もう・・・。

    ハインラインは、やっぱり「夏への扉」がベストですね、自分としては。
    • by next49 (23842) on 2007年07月14日 14時37分 (#1189453) 日記

      私は、「月を売った男」 [amazon.co.jp]とその後日譚である「鎮魂歌」が好きです。次は「月は無慈悲な夜の女王」 [amazon.co.jp]。晩年のハインラインが明るいスケベな爺さんであるということがわかるラザルス・ロングが登場するシリーズも非常に好きです。「異星の客」 [amazon.co.jp]とかは結構苦手。

      ちなみに、苦手な人が多いでしょうがラザルス・ロング登場シリーズは以下のとおり。

      --
        四十九次
      親コメント
    • 「敵は海賊」って、ひたすらアプロに萌える「萌えSF」だと思うのは私だけ?

      それはともかく、ハインラインは「宇宙の戦士」のような国粋主義で右翼なもの、「月は無慈悲な夜の女王」のような反体制的で左翼なもの、「悪徳なんか怖くない」のようなインモラルなものまで、本当に幅が広い作家なので、どれか1つだけベストを選べ、といわれると頭をかかえますよね。
      --
      clausemitz
      親コメント
      • Re:ハードSF? (スコア:2, 参考になる)

        by numa (4467) on 2007年07月15日 1時25分 (#1189768) ホームページ 日記

        幅が広いって,そりゃもう,ベトナム戦争中に「宇宙の戦士」でタカ派の支持を,「異星の客」でヒッピーの支持を受けるという偉業(?)を達成していたそうですから.

        まあ,ハインラインの場合,右翼・左翼というより,リバタリアン [wikipedia.org]なだけなのだと思いますが.

        親コメント
      • by Anonymous Coward
        > 「敵は海賊」って、ひたすらアプロに萌える「萌えSF」だと思うのは私だけ?

        あんなのSFじゃないし。
        • by Anonymous Coward
          サイエンス・フィクションなのか。
          スペース・ファンタジーなのか。
          どっちも「SF」ですな。
    • Re:ハードSF? (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2007年07月14日 13時05分 (#1189404)
      「夏への扉」だけでいいと思う。
      親コメント
      • Re:ハードSF? (スコア:5, おもしろおかしい)

        by snurf-kim (10835) on 2007年07月14日 16時22分 (#1189509) 日記
        >「夏への扉」だけでいいと思う。

        ハインラインの魂の叫びがみっちり詰まってますからね。

         ・猫! 猫だいすき!
         ・大人の女はおっかねぇ。信用ならねぇ。
         ・文化女中器(メイドロボ)が嫌いな男の子なんていません!
         ・やっぱ無垢な少女がいちばんだよ! かわいいは正義!

        貴方こそは魂のブラザー、ソウルの兄弟です。ハインライン師匠。
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    • by ozawajun (34469) on 2007年07月15日 0時06分 (#1189739)
      冒頭は、現在でも暗唱出来ると思う。 この記事をきっかけに正直ここへ ID 登録をした。

       原作を読んでい時代、猫との付き合いは道ばたでのすれ違いだけだったわたしには、扉を開けてくれとすがりつく ピートが分らなかった。
      7年ほど前から、ブルーアイの真白な(遺伝的に耳に障害があることが多いらしい)と 家族付き合いをすることになってから  最初は戸惑った。
      なにせ、子供の頃犬とのつきあいしかなかたのだから。 それでも、冬になるとピートがすべての扉をためすように、うちの 「青目白猫」も
      自分で開けられない扉があると、僕の足もとにまとわりつく。開けてくれ と 彼の表現手法でであるボディーランゲージを総動員して訴えてくる。

       かつて読んだSFから、猫との付き合いを学んでいたということかと。 

          夏は好きよ。 でも たった一つ嫌いなことがある。 紫外線だ。それさえ無ければ、色白UV耐性のない私でも、少しは楽しめる季節なのに。
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      やはり。ソフトSFじゃないかなぁ?
  • ・A・ (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2007年07月14日 12時48分 (#1189395)
    ミドルネームが顔に見えてしかたがない
  • 小学生の頃にこれを読んで、一気にSF好きになった記憶が。
    懐の深いおばあちゃんが素敵でした。
  • by Anonymous Coward on 2007年07月14日 13時09分 (#1189407)
    個人的にはアーサー・C・クラークの上にF・K・ディック
    アーサー・C・クラークは復権したのか?
    なんというか科学に対する諦観は今世紀は受け入れられないという
    感がある。

    # 科学と魔法の区別がつかない?それは無知なだけかと。
  • by MkII (26282) on 2007年07月15日 20時38分 (#1190261)
    ってシステム屋にとって皮肉な教科書みたいに思えますね、今となっては。
    ※果たしてマイクの登場はいつだろう?
  • by bero (5057) on 2007年07月16日 0時30分 (#1190391) 日記
    「異星の客」を読んだとき、フリーソフトウェア運動(の思想)とのあまりの類似に驚愕しました
    偶然とは思えないので調べたところ、
    「異星の客」はヒッピーのバイブルだったそうで、ヒッピーはハッカーに受け継がれており、RMSはハッカー(というか見た目現役ヒッピー [stallman.org])なので、直接または間接に影響を受けたんじゃないかと妄想。

    SFとしての名作は他の作品もありますが、そういう意味で衝撃的な作品でした。
    • by Anonymous Coward
      若いですねえ(遠い目)
      • by Anonymous Coward
        フラワーチルドレンとか
        ラブ&ピースとかって言葉を聞いても、
        きっと違う事を想像するんだろうな・・・
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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」

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