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市販の抗菌石鹸に効果なし? 85

ストーリー by Acanthopanax
中途半端 部門より

コンピュータ・ウィルスとかも…… 曰く、

本家/.記事より。Physorg.comの記事“Plain soap as effective as antibacterial but without the risk”によれば、市販されている抗菌石鹸は「普通の石鹸」(Plain soap)に比べて特別に効果があるわけではない、ということをミシガン大学のAllison E. Aiello准教授らのグループが示したそうだ。この研究はClinical Infectious Diseases誌に“Consumer Antibacterial Soaps: Effective or Just Risky”として掲載されている(論文abstract)。

彼女らは、1980年から2006年までに行われた27の研究をレビューし、トリクロサン(wikipedia解説)の殺菌効果についてまとめた。その結果、病院等で用いられている高濃度にトリクロサンを含む石鹸では抗菌効果があるかもしれないが、市販品レベルの濃度の石鹸ではその効果は普通の石鹸と同程度であることを見出した。記事によれば、トリクロサンの抗菌効果は、細菌の細胞膜を保持する生化学的な過程をターゲットとしたものであり、それによる不十分な抗菌効果は突然変異などによる耐性菌の出現を促す可能性があるかもしれないということだ。

タレコミャーとしては抗菌グッズは日本では欧米よりもよく用いられているような印象があるが、中途半端に清潔さを求めてかえって細菌に感染しやすい環境になっては困りものである。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • こういうネタこそ (スコア:3, すばらしい洞察)

    by akiraani (24305) on 2007年08月18日 7時51分 (#1206400) 日記
    テレビの健康番組で啓蒙してくれればいいのに……。

    いやまあ、スポンサーの都合で絶対無理だとは思いますがw
    --
    しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
  • 殺菌と抗菌 (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2007年08月17日 19時24分 (#1206289)
    抗菌:細菌の増殖を抑えること。
    殺菌:細菌を殺すこと。熱などの物理的方法と、薬剤による化学的方法とがある。
    (大辞林)

    「抗菌石けん」に殺菌効果を求めているんですか?
    石けんで洗浄することで、菌の餌(培地?)を一掃出すれば菌はそれ以上繁殖しないでしょう。
    そういう意味での「抗菌」だと思います。
    • Re:殺菌と抗菌 (スコア:5, 参考になる)

      by y_tambe (8218) on 2007年08月17日 20時11分 (#1206297) ホームページ 日記
      いやまぁ、このあたりは大辞林みたいな国語辞典をソースにしてはいかんです。専門用語と一般用語の混同が激しいので。
      #ウィキペディアの殺菌の項には、それなりにまとめてあるけど、それでも結構ごっちゃになってるし。

      そもそも「抗菌 anti-bacterial (effect)」という語には、あんまり厳密な定義がないんですけど、結果的に「菌に抗する」のであれば、その作用機序が、菌を殺す「殺菌 bacteriocidal (effect)」だろうが、増殖を抑制する「静菌 bacteriostatic (effect)」だろうが、どっちでも構わないです。

      ちなみにトリクロサンですが、この作用はもともとは一種の塩素化合物として、いわゆる消毒薬的な非選択的な毒性によって作用するんじゃないか、と言われてました。

      大雑把に言うと、この手の消毒薬的な作用と言うのは、(ホルマリンとか、消毒用アルコールとか、次亜塩素酸やヨウ素化合物などのように)生物を構成する生体分子そのものを標的とすることが多く、効き目は単純で、場合によってはヒトにも毒性が強かったりするんだけど、非選択的な分だけ、薬剤耐性の新規獲得は少ないと考えられてました。これに対して、抗生物質は選択毒性を示すので、ヒトに対する毒性が少ない(だから治療用にヒトに投与できる)んだけど、薬剤耐性の獲得の問題が大きいというデメリットがあるわけです。
      ところが、このトリクロサンが細菌や、一部の原虫(マラリア含む)の脂質の合成経路を阻害(enoyl acyl-reductase阻害)する作用があるということが、後になって報告された、というわけです。でもまぁ、ホントに脂質代謝阻害だけで効いてるの? というのもまだはっきりはしてなかったと思いますけど。

      あとついでに、ここで言う「抗菌石けん」というのは、(商品名だしちゃうけど)ミューズなど、日本では「薬用石けん」と呼ばれてるヤツで、中身は「普通石けん(陰イオン性界面活性剤)+抗菌成分」です(これに対して、病院なんかで使われてる消毒用の「逆性石けん」は陽イオン性界面活性剤なんで、まったくの別物です)。ミューズにはトリクロサンが入ってますが、最近になって増えてるお手軽タイプの薬用石けんには入ってなかったりします。まぁその分、効力的に???なところもあるんですけど。

      まぁ薬用石けんの場合も、微生物を排除する効果のほとんどは、普通石けんによる洗浄(機械的な排除)がメインですし、保存の仕方が悪ければ、抗菌成分が入っていようがいまいが、生える微生物は生えるんで、あんまり変わりはないんですけどね。ただ、お手軽タイプのヤツは「ハーブエキス」とかを入れることで「薬用」を謳ってるというか、そのあたりが何となくお茶を濁してるような感じであんまり好きではないので、僕は買うときには、成分表示を確認して、むしろトリクロサンなんかのきちんとした薬効成分が入ってるものを買うようにしてます。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2007年08月18日 2時01分 (#1206374)
      >「抗菌石けん」に殺菌効果を求めているんですか?
      >石けんで洗浄することで、菌の餌(培地?)を一掃出すれば菌はそれ以上繁殖しないでしょう。
      >そういう意味での「抗菌」だと思います。

      普通の石けんと(トリクロサン配合の)抗菌石けんを比較して、手の上では菌の除去率に対して
      優位性が認められないのに、トリクロサン耐性のある菌が選択的に増えるという研究結果もあります。

      なので、トリクロサン配合することで「抗菌」をうたう石けんの有効性について、研究する必要が
      あるでしょう。
      #なので予算ください(超意訳)

      ということらしいです。

      日本でもかつて洗剤の「除菌」表示について、こんなやりとりがありました。
      「除菌」表示の洗剤に過大な期待を持たないように!! [tokyo.jp]
      台所用・住宅用の洗剤について「除菌」と表示できる基準を設定 [jsda.org]
      親コメント
    • 殺菌という言葉が出てきたのが「殺菌効果をまとめた」の1回だけですので、誤訳の可能性がある事(抗菌効果という言葉に違和感を感じて思わず殺菌効果にしてしまった、とか)と、元論文で殺菌剤トリクロサンを抗菌目的に使用されているが濃度が不足していて抗菌になってないと指摘していると解釈できない事もないかな、と。

      英語力がないので可能性を指摘するにとどめておきます。
      本音を言うと、先越された。がっくり。
      親コメント
    • 有益か不明ですが、アンチウイルスソフトにたとえてみました。

      抗菌: OSやアプリなどの「穴」をふさぐこと
      殺菌: ウイルスソフト自体を削除すること

      あと、他のコンピュータウイルスに抑えられていたウイルスが、中途半端な駆除で活性化、なんて例はありますかね?
      • >あと、他のコンピュータウイルスに抑えられていたウイルスが、中途半端な駆除で活性化、なんて例はありますかね?

        Winnyやりたいが為に、アンチウイルスとかの類のアプリを停止させてキンタマにやられる…とか…
        同様に、キンタマが出回る前にウイルスソフト入れたから大丈夫…って、アップデートもせずにWinnyで…なんてとかも。
        --

        /* Kachou Utumi
        I'm Not Rich... */
  • 一般家庭に限定すれば (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2007年08月17日 19時50分 (#1206293)
    手洗いなんて普通の石鹸で十分なんですよ
    大事なのは洗い方で、これを間違うと結果的に雑菌を増やすことにもなります

    流水で1分以上きちんと洗って気になるなら爪ブラシとアルコール系のその手の薬剤でもかけてれば
    一般家庭だけでなく大半の飲食店でも大丈夫です

    • by Anonymous Coward on 2007年08月17日 20時14分 (#1206298)
      一般の家庭には石鹸の選択うんぬん以前の問題があると思います。
      正しく手を洗うポイントは主に以下の三つです。
      ・石鹸が乾いていること(普通の石鹸には殺菌作用がないので、ドロドロの石鹸にはばい菌が大量に繁殖する。できればポンプ式)
      ・すみずみまで洗うこと。(指と指の間の洗い方がたりないことが結構ある。)
      ・乾燥したタオルを使うこと(濡れたタオルは細菌のジャングルと化してます。ペーパータオルの方が良いかもしれない)

      これらを守らずに「抗菌石鹸」を使っても逆にばい菌を増やすだけで、あまり効果はないでしょう。
      さらにいえば、強い殺菌剤を使うと友好的な細菌の防護線まで破ってしまうので、逆に細菌に感染しやすくなることもあります。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年08月17日 20時00分 (#1206295)
    シャボネット:殺菌成分(イソプロピルメチルフェノール)
    薬用せっけんミューズ:殺菌成分(トリクロサン・トリクロカルバン)
    キレイキレイ:イソプロピルメチルフェノール?

    ちょっと見たところミューズが半分アウト。あまり日本では使ってない成分なので安心、かな?
  • by Anonymous Coward on 2007年08月17日 20時59分 (#1206307)
    トイレで大を済ませても、手を洗わなかったりするか、洗っても流水に数秒間浸す程度だったり。そういえば、人体で最も汚いのは、肛門ではなく足だという実験結果があるとも聞く。
    思うに、一般人が細菌の影響を知るのは下痢したときぐらいのもので、寒天培地に培養なんてことは給食調理員のような職種でなければ遠い世界の話だろう。殺菌(抗菌)成分配合の石鹸(や、抗菌グッズ)は、そういう一般人の不安感に乗じた商売という面があろう。
    これは、広い意味での悪徳商法のひとつとして扱う意味はあると思う。ことに、不十分な使用が耐性菌を誘発するとなればなおさらだ。
    • by Anonymous Coward on 2007年08月18日 11時05分 (#1206422)
      とあるテレビ番組によると、トイレの便座よりも人間の口内のほうが
      ばい菌が大量にいるそうです。
      管理者の掃除の頻度やり方によっても変わるでしょうけど、トイレの便座は、
      けっこうきれいに拭かれているので清潔なんだとか。
      便座カバーとか着けてると、余計に不潔かも。

      なお、人間の口と犬の口では、人間の口のほうが不衛生だそうで。

      男性で小便をした後に手を洗わなかったり、洗っても水道水に
      ちょこんとつけるだけの人がいますけど、本人としては自分の
      ちんちんは清潔だから大丈夫とは思っていても、他人からみたら
      「あんたのちんちんは触りたくない。たとえ間接的にでも」
      ということなので、いちおうちゃんと洗えよって思います。

      いや、トイレの後に手を洗わない人も少なくないので、
      トイレの出口のドアノブは触りたくない…。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2007年08月18日 15時40分 (#1206476)
        綺麗だから洗わなくてもいいというよりは
        ハンカチを携帯、洗濯するのが面倒という人が多いんじゃないでしょうか。
        あるいは手を拭いた後のぬれたハンカチをポケットに入れるのが嫌だとか。

        仕事柄いろんなの会社を数ヶ月程度で転々としているのですが、
        清潔なトイレで使い捨てペーパータオルが常備してあるところでは
        手を洗わない人は見たことがないです。

        なので、洗いたくない/洗うのが面倒というよりは
        洗うことに対するコストが高いのが問題なのかなと。

        #最近は髪で拭く人も多いですよね。
        #手を洗わないよりはいいと思うんですけど
        #あれも生理的にはちょっと引いちゃいます…
        親コメント
    • by Anonymous Coward
      ぶっちゃけ手とちんちんでは手の方がきたないです。
  • 市販の抗菌石鹸程度の濃度の抗菌成分じゃ意味ないよ、って言う結果は、抗菌石鹸を好んで使っている自分にとってはかなりショックです。いくつかのコメントを呼んでいるとそもそも殺菌剤にも菌が繁殖することもあるそうで、石鹸自体に繁殖する菌が少なくなるならいいや、って言う期待もできないんですね。一部の洗濯石鹸や台所用洗剤が謳っている「除菌作用」もあやしいのだろうなぁ。とはいえ医療現場などで限りなく完全な除菌・殺菌を目指して使われるものと違って、家庭用のものでは抗菌成分の有無によって菌の繁殖スピードに優位な差があればよしとみなす程度でいいんじゃないかな。でもその程度の効果しかないのなら耐性獲得による損害と比べたらむしろ抗菌成分を含まないほうがいいのかな。

    そういえば薬用歯磨きの抗菌成分というのもトリクロサンである場合がよくあります。たとえば手元にあるものではライオンの「PCクリニカ」に「殺菌成分」として含まれているのもトリクロサンです。

    薬用石鹸で体を洗ったほうが悪臭成分を賛成する菌の繁殖が抑えられるので結果として長時間汗臭さが抑えられる、なんていうのも気分の問題なんだろうなぁ。
    --
    屍体メモ [windy.cx]
    • >でもその程度の効果しかないのなら耐性獲得による損害と比べたらむしろ抗菌成分を含まないほうがいいのかな。

      うーん。こう言っちゃ語弊があるんだろうけど、私はトリクロサンに関して言えば、実はあんまり耐性獲得について、言われてるほど気にする必要があるのかな? というのが正直なところですね。理由は二つほどあって、一つは、仮に耐性獲得した菌が出現してトリクロサンが使いものにならなくなったとしても、実はあんまり困らないんじゃないか、ということ。もう一つはそもそも耐性の新規獲得のリスクはあんまり高くないんじゃないかということです。

      まず最初の理由ですが、トリクロサンは、そもそも医療の分野はあんまり重要な薬剤ってわけではありません。いわゆる抗生物質などとは違って感染症の治療に用いられてるわけではなく、どちらかというと手指用の消毒薬に近い使われ方をするものです。しかし上でも述べてるように、手洗いには別にトリクロサンのような薬用石けんを用いずとも、「普通石けん→消毒薬」の組み合わせで、医療分野であっても十分通用します。それと、トリクロサンの標的である、enoyl acyl reductaseですが、今のところはこれを標的とした治療薬なんかも実用化はされてなかったはずなので、いわゆる交差耐性というか、トリクロサン耐性獲得が、別の治療薬の使用の妨げになるということも、あんまり考えなくてもいい。なので、仮にトリクロサンが使えなくなったとして、使えなくなるのは、薬用石けんか、あるいはいわゆる「抗菌製品」の類いということで、医療分野にはあんまり影響がないんじゃなかろうか、と。薬用石けんは、そもそもその意義がちょっとあやふやだし、抗菌製品の類いについては、そもそもが抗菌の意味があるのかどうか判らないものなんで、使えなくなっても、あんまり変わらないんじゃないの? ということですね。もちろん、「わざわざ」耐性菌を作り出すのも無駄なことではありますが。

      それからもう一つの理由は、トリクロサンは、使用の歴史は割と長いんですけど、耐性を新たに獲得した菌の出現というのは、使用頻度に対すると、これまであんまり問題になったことがないというのが正直なところなんです。「もともと効かない菌」はいるんだけど、「これまでは効いてたのに、あるときを境に効かなくなった菌」というのが、これまであんまり出てきてません。とはいえ、実はenoyl acyl reductaseに関して言えば、トリクロサンに阻害されないタイプの酵素を作り出す菌の存在というのは、すでに見つかってはいます。通常、抗生物質なんかへの耐性菌の場合は、これだけで十分な耐性を獲得するんですけど、上でも書いたように、実はトリクロサンの作用はこの酵素の阻害以外にもあるようなので、この酵素を持っているからというだけでは耐性が出来ないんじゃないか、という感じなんですね。で、おそらく、この酵素阻害以外の作用というのには、いわゆる消毒薬的な、耐性のできにくい機構も絡んでいるんじゃないかな、と。

      まぁ上でも少し書きましたが、トリクロサンによるenoyl acyl reductaseの阻害は、一般的な細菌だけでなく、結核菌などの抗酸菌や、マラリア原虫などの一部の原虫にも作用することが判ってます。で、結核やマラリアなどでは、薬剤耐性の問題が非常に深刻なので、トリクロサンそのものではなく、それをリード化合物とした、新しいenoyl acyl reductase阻害剤を開発することは、これらの感染症の新しい治療薬につながる可能性もないわけではないです。そういう、先の先まで深読みすると、「耐性菌の問題があるから」という理由にも、医療上の意味が出て来なくはないんですけど、まだ実用化するかどうかも判らないあたりの話になってくるんで、あんまり「耐性菌が〜」という話につなげるのもなぁ、というのが、「トリクロサンに限っては」正直なところだったりしますね。どっちかというと、単純に「あんまり意味はないから、無駄に使わないで」という感覚の方が強いというか。
      親コメント
    • 抗菌だのなんだの言う前に、「歯磨き用の粉やらクリームやら」は歯に悪いって。
      それを知ってからずっと使ってません。
      (歯ブラシだけで掃除、もちろん歯ブラシも使い方しだいで悪いし、多くの人がダメな使い方してる)
      --
      the.ACount
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年08月18日 13時11分 (#1206450)
    皮膚の常在菌を洗い流して、却って細菌に感染しやすくするという話もある。石鹸は油系の汚れがべったり
    ついたときなどに使う程度で、それ以外の場合は普通のお湯や水でごしごしこすって汚れを落とす程度で十分。
    皮膚を保護している油や常在菌が落ちないので、そのほうが皮膚の健康には良い。

    人間には石鹸なし自然の環境で、長年進化を通してきて獲得した殺菌、免疫機構がある。
    普通の生活を送る場合は(医療関係など特別に清潔な環境が必要とされる場合をのぞいては)
    こういった生来の機能を使う形で生活し、補助的な程度に殺菌、抗菌剤を使うのが良い。
  • そりゃ (スコア:2, 興味深い)

    by suzushiro (30819) on 2007年08月18日 18時51分 (#1206497)
    人間の細胞よりも細菌の方が遥かに強いからね。

    細菌を全滅させるには、皮膚がボロボロになるほど強力な殺菌能力が必要になる。
    姑息なことに、殺菌効果を謳う製品のテレビのCMでは「細菌を殺す」とは言ってるけど
    「細菌を全滅させる」とは言っていないんだよね。

    そして、イメージ映像であたかも細菌を全滅させるように誤解させると。

    中には、殺ウイルス性があるように誤解させるコマーシャルを堂々と流している大手製品も
    あるけど、ありえない話。

    #この件には以前から腹が立っていたのでネガティブ叩きモードで。
    • Re:そりゃ (スコア:1, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2007年08月18日 20時30分 (#1206510)
      最近のCMは審査が厳しいので、必ず殺菌効果のイメージなんかでは数匹は生き残る映像になってますよ。
      #それが率的にも合ってる映像になってるかどうかは知りませんが
      親コメント
  • 薬用せっけんミューズというのに、菌が混入したとのニュースがありました。
    なんとなく、薬用というからには、雑菌が死滅するようなイメージがあったので、びっくりした記憶があるので、「今更」な感じもしますが。
    • ミューズみたいな薬用石けんどころか、病院などで用いられる、より強力な消毒薬からも微生物が検出されることは結構あります。
      このあたり [yoshida-pharm.com]にもまとめてありますが、セラチアや緑膿菌などの、日和見感染を起こす(弱毒菌だけど、免疫力の低下した人に感染する)菌にはこういうヤツがいて、それらが院内感染の原因になることも多いです。なので、医療機関では消毒薬の保管にも十分気を使う必要があります。

      リンク先にはありませんけど、より強力な(というより、医療用として使われる中では最も高水準とされる)消毒薬であるグルタルアルデヒドからも、緑膿菌やチオバチルス属の細菌が検出されたという報告もあります。
      親コメント
    • ミューズがどうだったかは覚えていませんが、この手の洗剤のCMを見ると菌が消えてくイメージ図がよくありますよね。
      よ~く見てみてください。十中八九少しだけ菌が残ってますから。
      親コメント
    • いくら薬用と書かれてても、医薬部外品である限り、
      たいした効果は無いと思って良いと思うよ。
      雑菌が死滅するような強烈な効果があったら、
      同時に手がボロボロですぜ。
      そんなもん、一般人向けには売れません。
  • ベタベタしたりするんでわからないものです。
  • by Anonymous Coward on 2007年08月19日 5時22分 (#1206615)
    今回のタレこみと似た話をどっかで見たと思ったのですが、http://www.wound-treatment.jp/next/wound275.htm [wound-treatment.jp] にありました。これは湿潤療法を提唱する夏井医師のサイト新しい創傷治療 [wound-treatment.jp]の消毒について [wound-treatment.jp]というコーナーに掲載されていた文章の一つです。

    湿潤療法は消毒とガーゼという、医療現場で普通に行われている方法を見直す(というか否定する?)ことが根底にあり、夏井医師は消毒という行為の持つ意味についていろいろと考えていらっしゃるようです。

    夏井医師のサイトのほかのページにも興味深い内容が掲載されています。基本的には医療関係者向けの内容を多く含んでいますので、実際の治療例のページについては要注意(生々しい傷の写真アリ)ですが、いろんな意味で参考になるサイトです。
  • タレコミャー (スコア:0, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2007年08月17日 19時18分 (#1206287)
    > タレコミャー

    名古屋人?

    最近いろんな言い方を見掛ける。
    ex. タレコミ人、タレコミ子、etc
    • Re:タレコミャー (スコア:2, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2007年08月17日 21時11分 (#1206310)
      いっそ変数にして統一するとか?
      親コメント
    • Re:タレコミャー (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2007年08月18日 16時30分 (#1206484)
      >> タレコミャー

      >名古屋人?

      「みゃーみゃー」言うのが名古屋人と猫だけだと思うな!!

      「tarekomi」に人を示す接尾辞「er」をつけて「tarekomi-er」で「たれこみゃー」。
      「tarekomi」に人を示す接尾辞「ist」をつけて「tarekomi-st」で「たれこみすと」。
      #/.Jでは「たれこみ」の後に口を噤む習慣があるのか「tarekomin-ist」で「たれこみにすと」になりがちだが
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年08月17日 23時10分 (#1206332)
    どう考えても食器洗い用の洗剤とかも濃すぎますよね 泡が立つか立たないかぐらいでも十分汚れ落ちますよ
  • by Anonymous Coward on 2007年08月18日 1時51分 (#1206368)
    >中途半端に清潔さを求めてかえって細菌に感染しやすい環境になっては困りものである。

    盲目的に「アンチウィルス入れてるから大丈夫」って言ってる人が
    市販の抗菌石鹸を使ってる人にあたるのかな?

    結局、セキュリティに関する関心がアンチウィルスを入れた段階で無くなってる、と。

    一度感染して免疫を作るように、
    一回、コンピュータウィルスに感染しておおごとになって
    初めて普段の心構えの重要さに気付き、慎重にパソコンを使うようになったりとか。

    # その1回で社会的に致死しない運の強さは必要ですがね・・・
    • by Anonymous Coward
      この"アンチ"アンチウイルス論もなんとかならんのかね。
      完璧ではないから意味がない、というのはアンチウイルスだけで安心しちゃう人と程度は変わらない。
      アンチウイルスの有無にかかわらず危険なファイルを扱うべきではないが、人的なミスの可能性を排除するのはどうかと思う。
      アンチウイルスをフェイルセーフと捉えることは出来ないんでしょうかね。

      少なくとも、世間一般の人にアンチウイルスを使うななんて言えませんよ。
      あなたと同レベルの判断力を持っている人がほとんどいないことくらい想像できないわけではないでしょう。
      中途半端な知識でウイルスの巣を放置されるくらいなら、アンチウイルスを盲信して確実に更新してもらった方がはるかにマシ。
  • by Anonymous Coward on 2007年08月18日 2時37分 (#1206380)
    家庭で本当に抗菌石鹸が必要な場面ってどれくらいあるんでしょうね。 病院とか食堂とかでは清潔感を演出するためにも必要なんでしょうけど。 私はほとんどの場合手洗いすれば十分じゃないかと思っているのですが。

    #抗菌に神経を尖らせるより「もやしもん [wikipedia.org]」でも読んで笑っていた方が健康に良いかも。
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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

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