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北極海の氷面積、観測史上最小に 50

ストーリー by mhatta
なんとかシロクマ 部門より

naocha 曰く、

SankeiWebの記事によれば、海洋研究開発機構宇宙航空研究開発機構(JAXA)の共同チームは、北極海の氷の面積が、1978年の観測開始以来過去最小になっていると発表した(プレスリリース)。氷は9月中旬まで減少が続く見通しで、国連の「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)が予測した2040〜50年のレベルに早くも達する可能性が高いという。
北極海の氷は春から夏にかけて減少し、秋以降は増えるパターンを示す。今年は6月まで例年と同じ傾向だったが、7月からは例年を上回るペースで減少。史上最速のペースで融氷が進行していることがわかった。氷の面積が減ったことで太陽光を反射しにくくなり、水温はさらに上昇する。また、シベリア沖に停滞する低気圧からの風で氷が大西洋に流出し、これも減少に拍車をかけたようだ。
やはり地球の温暖化が相当深刻な影響を及ぼし始めている証拠だと考えるべきでしょう。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 部門名 (スコア:5, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2007年08月20日 8時16分 (#1207052)
    必死に寒いギャグを飛ばして少しでも面積を回復させようという編集者mhattaに拍手!!
    • Re:部門名 (スコア:2, 興味深い)

      by TarZ (28055) on 2007年08月20日 9時41分 (#1207104) 日記
      # このコメントで部門名を確認して、素直にウケてしまった融点の低いオレ。

      まじめな話、シロクマなど氷上でも暮らす動物は、生活圏が大幅に縮小するので種の存続の危機ですね。
      おそらく、野生種の絶滅は避けられそうにない感じ。
      親コメント
    • Re:部門名 (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2007年08月20日 10時19分 (#1207130)
      おじさんは、「かってにシロクマ」を思い出しました…。
      親コメント
  • 予想と現実 (スコア:5, 興味深い)

    by sakaki101 (30670) on 2007年08月20日 8時46分 (#1207066) 日記
    どっかで見たなー、と思ったら2005年にも氷面積の最小記録を更新 [bbc.co.uk]していました。
    つまり、今年さらにこれを越えたわけです。
    この原因については人間の活動以外の原因もあげられますが、どうであれ、観測当初(1978年)より200万平方メートルほど縮小しているという事実は危機的なことだと思いますね。

    ちなみに、タレコミのIPCCの報告とはおおざっぱに言えば「2050年あたりまでは一年中海氷が見られるが、それからは夏の9月ごろには海氷がなくなる」というもの。
    これよりもっと早いのでは?というのはすでに報告されていて、例えば、2040年までに夏に海氷は消えうせる [nationalgeographic.com]という記事が2006年に出ています。
  • もう遅い。
    現行の人類文明は滅亡までの引き返し可能点を越えてしまっている。
    あきらめて火星にでも移住しましょう。あっちはがんがん温暖化してやらないと寒くて仕方ないですよ。
  • by the.ACount (31144) on 2007年08月20日 13時51分 (#1207291)
    地球史的に見れば、今は氷河期のど真ん中 (間氷期だけど) なんで、千年もすれば間氷期も終わり人類もいなくなってて何の問題もないだろう。(「地球史的に見れば」てのは大雑把すぎるかな?)
    --
    the.ACount
    • by Anonymous Coward
      >地球史的に見れば、(snip)千年もすれば

      「氷期・間氷期サイクル」(数万年~数十万年スケール)で言えば千年ってのはあっという間、
      地球史スケール(数百万年~数億年)で言えば一瞬以下(グラフの線よりも短い)の時間ですよ。
    • by Anonymous Coward
      >今は氷河期のど真ん中 (間氷期だけど)

      ○ 今は氷河期と氷河期のど真ん中 (間氷期だけど)

      揚げ足取りに近いのでAC。正確には、こう書いて欲しいです。

      というより、海水面上昇が不安。
      海水面変動は堆積学でも興味の対象ですから。
      • Re:どっちみち (スコア:1, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2007年08月20日 19時53分 (#1207433)
        揚げ足取りが自爆しているので校正厨

        >>今は氷河期のど真ん中 (間氷期だけど)

        >○ 今は氷河期と氷河期のど真ん中 (間氷期だけど)

        >揚げ足取りに近いのでAC。正確には、こう書いて欲しいです。

        「氷河期」には広義と狭義があって、元コメの「氷河期」を広義のものとしてみれば間違いではない。

        狭義の「氷河期」は氷河が広がっていた時代(普通は「氷期」という)。
        広義の「氷河期」は地球上のどこかに氷河がある時代。
        広義の「氷河期」の反対語は「無氷河時代」。中生代など「地球上のどこにも氷河がない時代」。

        で、現代は「広義の氷河期」の中の「間氷期」。
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年08月20日 7時40分 (#1207038)
    原因の全てを二酸化炭素に押し付けないようにしましょう。
    • by Anonymous Coward
      相関関係と因果関係を取り違える典型ですねー。
    • by Anonymous Coward
      原因のすべてを二酸化炭素のせいにしている人は見たことがありませんが、
      ほとんどの人は原因の一つとして考えているわけですよね。

      ところであなたは二酸化炭素以外で、何が地球温暖化を急速に推し進めている
      とお考えなのですか?
      まさか、水蒸気とかいわないですよね。

      • Re:とりあえず (スコア:1, すばらしい洞察)

        by Anonymous Coward on 2007年08月20日 16時56分 (#1207367)
        太陽と水
        親コメント
      • by Anonymous Coward
        >原因のすべてを二酸化炭素のせいにしている人は見たことがありませんが、
        >ほとんどの人は原因の一つとして考えているわけですよね。

        どーかねぇ?
        CO2さえどうにかすれば、温暖化は止まると思ってる人が、そこらじゅうに(偉い人にも)居る気がするんだがねぇ?

        現実には、人口増えたせいで親父のゲップが増えて、そのメタンガスで温暖化が昂進したのかもしれないわけで。
        それが原因だったとしたら、必死にCO2の排出量を削減しても、無駄だった、手遅れだ、というコトになりかねない。

        バイオマスがイイヨー、ってんでみんな植物燃料にしようとしたら、メタンガスの発生量がCO2の効果を打ち消す、という可能性もあるわけだ。

        CO2との相関関係は確かにあるし、因果関係も確からしいが、それ以外の原因もきちんと探らないとあぶないよねぇ、って話でした。

        …今回の北極の氷が溶けた件も、アルベド(反射率)が下がって吸熱が良くなって、正のフィードバックで解氷が促進されたっぽいしね。この機序にCO2は絡んでない。
        • by Anonymous Coward
          アルベドが下がって氷解が促進されたとして、では何が原因でアルベドが
          下がったとお考えですか?
          CO2は無関係とおっしゃってますが、その根拠は?

          普通に考えれば温暖化が進んで、雪や氷に覆われていた地表や海面が現れ、
          アルベドが下がってさらに氷解が加速されたと考えるものであって、
          CO2が温暖化を進めている原因の一つなら無関係ではないでしょう。

          もともと温暖化傾向にあった地球の気候ですが、その自然な温暖化速度が
          産業革命を境に不自然に加速してるわけですよね。
          産業革命以降に急激に増えた大気成分を考えれば原因を推し量ることは
          難しくないと思いますが。

          • by Anonymous Coward on 2007年08月21日 11時29分 (#1207738)
            行間読んでいただけなかったようできわめて残念。

            だれもCO2が原因の一つではない、なんて言ってませんよ。

            CO2以外の原因をすっかり見落として、CO2ばかりに責任押しつけたら、他の理由での温暖化対策が後手後手に回り手遅れになるよって言ってるんですよ。

            その例として、今年の北極の極端な解氷は、例年より解氷が多かった&風の影響で海水面が広がった結果、北極域のアルベドが下がり海水温が上昇し、さらに解氷するという正のフィードバックが生じたってコトを例に出しました。

            今年の解氷のきっかけは、CO2その他が絡む地球全体の温暖化だと思いますが、今年の解氷の促進理由は、CO2は関係無いでしょう? つまり、今夏に限っては、北極の温暖化を加速したのはCO2以外の要因です。
            (具体的には「シベリア沖に停滞する低気圧からの風で氷が大西洋に流出」などの複合要因。)

            このように、CO2以外の要因の気候変動はいくらでもあり得ます。
            CO2しか脳がない馬鹿が大勢いるから、それ以外の機序も考えましょうね、って話してるだけですよ。

            あと蛇足ですが、19世紀より産業革命以前の平安時代の方が温暖でした。
            というより、14~19世紀は小氷期でしたね。
            近年の温暖化は人間活動のせいでしょうが、それ以前の環境変動もきちんと考えねば、意味ありません。
            もしかしたら、太陽活動などの外的要因の方が影響大きいかもしれないじゃないですか。
            (とはいえ、近年の急激な温暖化は人間活動が主要因であると私は思いますが。)

            結論すると、温暖化ガス(たいていの人にとってはCO2のみ)だけしか見ないのは、科学としては危険だと言いたいだけなんですが。
            ※まぁ、科学というより政治と経済の話が中心だからね…。
            親コメント
        • by Anonymous Coward
          一度IPCCの報告書をちゃんと読んだほうがいいですね。

          太陽活動にせよ、水蒸気にせよ、メタンガスにせよ、アルベド比にせよ、全て考察されています。

          バイオ燃料についても、ちょっとググればどの程度効果があるのか、どんな懸念事項があるのか、技術的な展望はどうなのか、実にいろいろな資料が見つかります。

          何も知らないでいて(知る努力をせずに)、ぐだぐだ言うのはあまりにも怠慢です。
  • by Anonymous Coward on 2007年08月20日 10時11分 (#1207124)
    念願の不凍港を獲得出来ると盛大なお祝いをした

    まあこんな回りくどい方法はロシア的じゃねえですけど
  • by Anonymous Coward on 2007年08月20日 10時29分 (#1207139)
    たかだか30年程度の観測で最小だからどうだというのでしょうか?
    ま、北極海航路が確立されたり漁場が拡大したりでいいことづくめですがね。

    • by tarosuke (2403) <webmaster@tarosuke.net> on 2007年08月20日 11時31分 (#1207183) 日記
      >たかだか30年程度の観測で最小だからどうだというのでしょうか?

      単に最小というよりどう最小なのかが重要かもね。突然小さくなったのか、小さくなる傾向があって最小なのか。みたいな。

      >ま、北極海航路が確立されたり漁場が拡大したりでいいことづくめですがね。

      氷がなくなった所では風が直接海面に当たるようになり結構な波が発生して沿岸地域で海岸の侵食がもーれつに進んでます。
      親コメント
    • by SteppingWind (2654) on 2007年08月20日 12時11分 (#1207221)

      実際に縄文海進期 [wikipedia.org]には全世界的に1〜2℃程度は気温が高かったみたいなんですけど, この時期にシロクマなんかはどうやって過ごしていたんでしょ?

      親コメント
    • by Anonymous Coward
      氷が融けるだけならね
    • by Anonymous Coward
      少なくとも、ここ数十年単位では、漁場は減りました。
      氷が減ったために、氷の上を移動することが困難になり、かといって船が行き来できるほどは減ってない。

      これはいいことかい?
    • by Anonymous Coward
      少しは勉強してからものを言わないと恥を書くだけですよ。
  • by Anonymous Coward on 2007年08月20日 11時42分 (#1207193)
    デイアフタートゥモローの原作本によれば、

    北極解氷

    暖かい淡水が北極海の表面に滞留
    &塩分濃度の不足

    深海へ流れ落ちる海洋大循環の能力低下

    大西洋の暖流(メキシコ湾流~北大西洋海流)の勢いが低下

    欧州など高緯度地域への熱輸送の低下

    氷河期キタ━━(゚∀゚)━━ッ!!

    って風吹きゃ桶屋な話になってましたが…。

    まぁあの映画は時間軸など相当誇張してあったと思うので、実際にはいきなり氷河期は無いでしょうけど、温暖化だからといって暖まるばかりでもなさそう。
    暑かったり寒かったりの震幅が激しい、荒れた気候になるんかなーとか、近年の気候見て思います。

    …異常気象って言葉が死語になりつつあるものね。毎年異常だから…。
  • by Anonymous Coward on 2007年08月20日 14時08分 (#1207297)
    真ん中の黒丸が、地球に開いている秘密のトンネルだよ。

    ここからUFOが出たり入ったりするんだ…とやらないように
  • by Anonymous Coward on 2007年08月20日 21時16分 (#1207466)
    いちおう今年の春に国連で承認され、「地球温暖化は人為的なもの」「大きな危険を伴うもの」ということが、科学的根拠のある学会の統一見解とされたことだけは頭に入れてから発言しろよ。
    間氷期だの自然の揺らぎだの、そんなことはとっくに議論されて、その上で決定されたものを、シロートの聞きかじりが何言ってもひっくり返せるわけもない。
    • Re:なぜか出てくる反対派 (スコア:1, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2007年08月21日 2時49分 (#1207590)
      そうです、クールビスやPSEにもちゃんと根拠があるのです
      親コメント
    • 厚生労働省が病院の標榜科目を「患者にわかりやすく、減らしましょう」と重点項目にまでして発表したら、各種学会の猛反発で、「やっぱり考え直します」と官僚の決定事項まで覆してしまうんだぞ。

      # 厚生労働省、やる気あるのか?ないのか?
  • by Anonymous Coward on 2007年08月23日 10時51分 (#1208669)
    南極観測船は数あるけれど、北極専用は少ないですね。
    日本で北極地域の観測に運用できるのは「みらい」ぐらい。
    もともと米ソの裏庭だったため現在も本格的な砕氷船を運用しているのはロシアとカナダ、アメリカぐらい。
    海底や海水の状況を熟知しているのは冷戦を戦ったアメリカとロシア。
    この二カ国の協力が無いと満足な学術調査もできない。
    調査活動のプラットホームとして専門の船が必要な時期に来ているはずなんですが。
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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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