yooseeによる
2007年09月13日 0時48分の掲載
夜空に光の一筆部門より。
夜空に光の一筆部門より。
galaxiast 曰く、
ハワイ島に設置されている国立天文台すばる望遠鏡による観測で、流星として輝いている領域の幅は約数ミリメートルであることがわかったそうです(プレプリント)。
流れ星は、直径1mmにも満たない粒子である流星塵が、高度100kmほどの地球大気に飛び込んできたときに輝く現象です。 秒速数十kmという速度によって流星塵は加熱・蒸発し、その通り道の分子や原子は蹴散らされ、高温になって輝きます (蹴散らされる原子のイメージ図)。 これが流れ星として見えるわけです。
この研究では、流れ星として見える光の量が蹴散らされた分子や原子の数に比例することに目をつけ、高度110kmあたりでの酸素の原子数密度から光っている領域の幅を数mm程度と見積もったものです。これまでの観測では解像度不足で幅1m以下であることしかわかっていなかったそうなのですが、大望遠鏡の威力でここまで高精度な研究が可能になったとのこと。
この研究では、アンドロメダ銀河の撮影中にたまたま視野に移りこんだ流星に注目していることもポイントです。これまで「邪魔者」でしかなかった光の筋に対して、見方を変えることで科学的な成果を生み出すことができたわけです。すばる望遠鏡をはじめとする世界の大望遠鏡で観測された画像の中にも、きっと流れ星はたくさん写っていることでしょう。眠っているデータから次々と新たな知見がもたらされるきっかけとなったら面白いですね。
この議論は賞味期限が過ぎたので、保存されている。
新たにコメントを書くことはできない。
Re:なんと示唆に富むニュース (スコア:1)
或は、ガンダムの地球降下とか。
流れ星の星というか核の部分は、0.1-1mmで、
それが衝突して、衝突された微粒子が周りとぶつかって光るのが、数mm。
いわば、流れ星の摩擦の後:ブレーキ痕。
考えてみれば、当然な話しながら、
こんなダイナミックなことが、
小指の先という身近なスケールの中で、
ナノよりももっとでミクロに発生していて、
しかもそれが分かるというこの素晴らしさ。
だいぶ感動しました。
親コメント
Re:なんと示唆に富むニュース (スコア:2, 興味深い)
ものすごく明るい流れ星の場合でも、流星塵の大きさはせいぜい数cmだと聞いたことがあります。
親コメント
リンク先は良く読まないとだめだなあ (スコア:5, 参考になる)
本文には
>流星の発光領域は、直径わずかに数ミリメートルであることが突き止められました。
と書いてあるが、注まで見ると次のように書いてある。
>発光のメカニズムには、黒体輻射、再結合輝線、禁制線など、いくつか種類があり、それによって発光領域の大きさは異なりますが、ここでは大気の加熱が起こり、再結合輝線と黒体輻射で光る領域のことを「発光領域」とよびます。
>中性酸素原子が禁制線の光を実際に放つまでには平均で0.7秒かかるので、その間に、酸素原子は衝突現場の「トンネル」から300メートル程度離れた領域までふらふらと広がってしまいます。
つまり、流星が切り裂く大気のトンネルは幅数ミリメートルで、この部分は再結合輝線と黒体輻射で光る部分なんだけど、流れ星全体としては半径300mの酸素禁制線による発光領域や、広がったプラズマの発光領域があるので、遥かに広い領域が輝いているということですね。
親コメント
Re:なんと示唆に富むニュース (スコア:3, すばらしい洞察)
大気の抵抗で減速してると思う
親コメント
Re:なんと示唆に富むニュース (スコア:2, 参考になる)
最初のうちは重力の影響が大きく加速,後に空気抵抗の影響が大きくなって減速.
光ってる期間がどこに当たるかで,加速しているとも,減速しているともいえると思う.
自分のほうに近づいてくる流れ星は加速して見える(角速度が大きくなる)ってのもあって,
流れ星は加速しているって考える人も多いのでは.
# もちろん逆もあるけど,
# アニメとかの演出でピカッと光って加速しながら消えていくってのが多いような気がする.
親コメント
Re:なんと示唆に富むニュース (スコア:2, おもしろおかしい)
進行方向と逆に加速してるんだから。
親コメント