パスワードを忘れた? アカウント作成
16610 story

24歳以下の「自殺」リスクで全ての抗うつ薬の添付文書を改訂へ 120

ストーリー by mhatta
歳をとると心も丈夫になるのか 部門より

marudiana 曰く、

薬事日報のニュースより。厚生労働省医薬食品局安全対策課は10月31日、日本製薬団体連合会に対して、国内の全ての抗うつ薬について24歳以下の患者で自殺念慮や企図のリスクが増加することを使用上の注意に盛り込むよう添付文書の改訂を行うと事務連絡しました。これは、米FDA(食品医薬品局)で行われた複数の抗うつ薬を対象とした試験の結果、24歳以下の患者で自殺念慮や企図の発現リスクが高いことが検証されたことを受けての更新です。

IT関連の職種では精神病が割と身近な存在で、ひょっとしたら身近にうつ病の方がいるかもしれません。抗うつ薬を使用している24歳以下の方は、主治医に確認をしてみてはいかがでしょうか。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 当人ですが (スコア:4, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2007年11月04日 10時30分 (#1244557)
    現在改訂文書に列挙されている抗うつ剤を実際飲んでますが、
    確かに「自殺念慮や企図の発現リスクが高い」のは有るような気がします。
    プラシーボを考慮に入れずに主観だけで書きますが、
    実感として抗うつ剤を服用すると「やる気」的な物が回復します。
    しかしながら、脳が活性化される反面多岐にわたり不安などが増大し、
    それを解決するためにはどうしたらいいか考えるようになり、
    現実から逃げ出したくなり、自殺を考えるようになります。

    結局の所鬱病自体が何らかのストレスなど、自分でうまく回避できない
    せっぱ詰まった状況下で有ることが多いため、最終的に自殺を考えるという
    プロセスに至るのだと思います。
    対処療法的に抗不安剤の服用と減剤がありますが、減剤すれば精神的な
    活性の向上が低くなり、生活への影響が出ます。
    また、抗不安剤も眠気などの副作用からやる気を阻害する材料になるかと思います。
    ただし、両方を上手く組み合わせることで自殺願望などのリスクは
    減らせるような気がする(実際減った)ことも確かに思います。
    この場合、ある意味精神状態はstableなのですが、行動が活発化されないので
    仕事などには影響が出ますね。

    まず、大切にしたいのは相談できる信頼できる医者、第三者などを見つけることだと思います。
    自殺念慮の状態になるとなかなか周りが見えなくなります。
    そのときに信頼できる第三者がそれこそ「逝かないで」と周囲の人に悲しみを
    かけるその辛さを気づかせてくれるだけで違う物です。

    >歳をとると心も丈夫になるのか部門より.

    リスクは研究結果に情報を任せますが、どちらかというと年を取ることによって
    自分の周囲への影響、悲しむ人の多さなどから我に返るのではないかという気もします。
    っころの強さと言うよりは経験がそうさせているのでしょう。

    #まとまらない長文ですみません
    #つい先日自殺を画策したのでさすがにAC
    • Re:当人ですが (スコア:2, 参考になる)

      by Takeshima (20459) on 2007年11月04日 11時33分 (#1244576)
      同じく経験者として。
      具体的な原因なく発症するうつ病の場合、コントロールを誤ると再発するケースがあります。
      が、患者本人も再発時は病識を持つのが早くなるため自殺念慮に至る前に手を打てるようになります。
      年齢が上がるとリスクが下がるというのはここらへんもあるかと思います。

      # 21 歳での初発症時は病識を持つのが遅かったためかなり危険なとこまでいきました。
      # 25 歳での再発時は集中力が落ちた時点で手を打てました
      --
      Someday, somehow, gonna make it alright but not right now.
      親コメント
    • Re:当人ですが (スコア:2, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2007年11月04日 11時51分 (#1244586)
      精神科研修を経た駆け出しの医者です。経験者の話参考になります。

      少し前から、未成年への抗うつ剤投与が自殺リスクを増大させるらしいことは言われ、添付文書には「未成年には慎重投与」とされています。「禁忌」にしようという話もあった様です。
      精神科の当時の指導医は、「うつ病のひどいのは、心身のエネルギー切れで自殺をする元気もない(思い付いても具体的な計画にならない)から、少し良くなると頭・体が動く様になって行為に及んでしまうことがある(広い意味では"薬の副作用"だが、当然未治療のうつ病で悪化して自殺する人も多く、"病気の症状"として予想しうること)」と仰っていました。

      医者の立場としてはどちらにせよハイリスクなので要注意(必要なら入院で治療を開始する)なのですが、「確かに効果のあるものをリスク承知で出すのだから、(製薬会社の責任逃れのための)使用制限をかけないで欲しい」とのことでした。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2007年11月04日 13時44分 (#1244641)
      私も経験者ですが...
      わたしの場合「パキシル」を服用していたのですが、希死念慮はわきませんでした。
      当初、安定剤も服用していたのですが、2〜3ヶ月で服用を終了し、そのあとは「パキシル」だけです。 パキシルは合計6ヶ月ほど服用しました。
      自分の場合どうだったかというと、むしろ、非常に精神が低いレベルで安定化してしまいました。それと体重が激増しました。(15kg増)
      #パキシルのみになったあとでもです。
      「当人」さんにくらべて自分の場合は症状が軽かったのかもしれませんし、体質によるのかもしれません。

      自分の場合、あまりのモチベーションの低さが不安になり、受診している精神科の医師と相談して断薬しました。
      自分にとって「パキシル」が効いたのかどうか、正直不明だと思います。たしかに、悲観的な意識などは改善したのですが、体の倦怠感やモチベーションの低さは正直いってあまり改善していません。いまでも経過報告ということで月一で医師に受診するようにしていて、その旨は伝えているのですが、「まあうつ病も原因はいろいろだから。SSRIやらSNRIが効くこともあるし、効かないこともある。あなたの場合、違ったのかもしれない。 頭かち割って調べるわけにいかないし、わからないね。」そういった意味では今も将来への不安を感じながら生活しています。

      ちなみに自分の場合、倦怠感は東洋医学で多少改善しました。 西洋医学とまったく違うアプローチが興味深かったですね。見立ては「水滞」であるということでハリ治療と煎じ薬を2種類服用しています。

      ながながとチラ裏で申し訳ありませんでしたが最後に。うつ病の兆候はなんてことないもののこともあります。自分の場合は長引いた疲労感でした。自覚のある方はお早めに医師の診察を受けることを勧めます。どんな病気でも早期に治療すれば改善も早いはずですから。
      親コメント
  • 悪質な広告 (スコア:4, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2007年11月04日 14時47分 (#1244663)
    このストーリーは精神性疾患にかんするものなので、こんな広告が付けられていました。

    うつ病・医療費補助
    うつ病で病院に通う全ての方に 医療費の補助金が支給されます。

    経験者の私にとっては、ああ公費負担のことを教えてくれるNPOかなにかか、と思ったのですが、ちっらと見たらそういうことを書いた本を1万円以上で売っている、その本の広告だったのです。うつ病に苦しんでる人をだまそうとする悪質な広告だけに、ここで注意をしておきます。

    通院医療費公費負担制度
    http://www.hosp.go.jp/~kamo/seido/tuinkohi.htm

    • by Anonymous Coward on 2007年11月05日 1時53分 (#1244938)
      これもヒドい。「うつ病退職マニュアル」9800円。

      さあ、ウツで苦しみながら労働するのをやめて、経済的不安から開放された、うつ休みライフを送りましょう。


      「うつ休みライフ」だってさ。
      親コメント
  • by t-nissie (8647) on 2007年11月04日 9時08分 (#1244528) ホームページ 日記
    > IT関連の職種では精神病が割と身近な存在で、ひょっとしたら身近にうつ病の方がいるかもしれません。

    エビデンス出せ、エビデンス。

    たしか対人関係の多いサービス業で多くて、科学系・技術系は少なかったような。
    すんません、(疫学的)エビデンスってかっこつけて言いたかっただけです。
    --
    love && peace && free_software
    t-nissie
    • by Anonymous Coward on 2007年11月04日 9時12分 (#1244530)
      IT業界は対人関係の多いサービス業なので、多くても不思議じゃないのでは?
      親コメント
      • ぐぐった。 [google.co.jp]
        --
        love && peace && free_software
        t-nissie
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2007年11月04日 14時42分 (#1244661)
        ・対人スキルがない
        ・ある主のプレッシャーに対する経験不足
        ・今まで経験したことのないハードな仕事

        これらのスパイラルに技術系の人は陥りやすい。彼らは、なるべくして鬱になるという気もします。IT関係の職種が飛びぬけて鬱になりやすいのではなく、鬱になりやすい人材がIT関係に流れやすいということです。

        対人関係の厳しさや、仕事に対するプレッシャーやら厳しい労働条件の職業は他にいくらでもある。もし本当にIT関連に鬱が多いのならば、それは人材の問題。そういう意味では、そういった人材が育つような教育・社会の問題かと。
        親コメント
        • Re:職種とうつ病の相関 (スコア:4, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward on 2007年11月04日 15時29分 (#1244684)
          IT技術者の場合、途中で必要とされる能力ががらりと変わることが多いんだよね。
          技術者として入った人間が客との折衝とかさせられるようになるのは、営業で入った人間がシステムの設計やコーディングをさせられるようなものだと思う。
          #しかも、できて当然だと思ってるので、教育期間がまったく無くいきなり実戦投入
          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2007年11月04日 18時25分 (#1244770)
            IT技術者に限ったことじゃなくて、社会というものを考えたら
            他者との折衝が発生するのは必然のことなんですよ。

            自分一人で生きているわけではないので、話の合う人だけ相手にしたり
            好きなことだけやっていけるなんてのは甘い考えに過ぎません。
            それが嫌なら、山奥で完全自給自足の生活をする他ない。

            その点に気付かないでいると、いつの間にか組織内で
            居場所がなくなっているなんてことも有り得ます。
            人見知りは甘えのうち、というのは古臭い言葉のようで
            実は社会で生きる基本中の基本なんです。
            親コメント
    • by virtual (15806) on 2007年11月04日 14時00分 (#1244648)
      科学系・技術系でもプレッシャーがある職場とか将来に不安があるような環境だと潜在的に躁鬱病の可能性があります。 私も一時きっと診察を受けたらそう診断されるだろうな~と思っていた時期がありました。自己診断とかしてみたら案の定うつの判定が出てましたし。

      http://web.kyoto-inet.or.jp/people/smkms/homepage1/dep.htm [kyoto-inet.or.jp]
      http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/chusou/kokoro/checklist.html [tokyo.jp]
      http://www.nenshosha.co.jp/FNI.html [nenshosha.co.jp]
      http://www.pref.gunma.jp/c/05/seishin/selftest/beck.html [gunma.jp]

      「エセうつ」というのもあるので診断は難しいみたいですが。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20061114/113675/ [nikkeibp.co.jp]
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2007年11月04日 21時52分 (#1244861)
        躁鬱病は双極性障害とも呼ばれ躁状態とうつ状態を繰り返す病気です。
        治療にはうつ病と同様な薬剤を処方されますが、発病する原因は異なるようです。

        >自己診断とかしてみたら案の定うつの判定が出てましたし。
        いや、あなた、判定の結果が軽度だったとしても放置しておくのはよくありません。
        素人解釈は危険なので専門医の診断を受けることをお奨めします。
        重症化すると自分の周囲にも迷惑をかけることになりかねませんし。
        いくつかの自己診断をやってるってことはいろいろと解釈できますが。
        ただの健康マニアだとしたらちょっと場の雰囲気を読んで下さい。

        貼られたリンクはそれなりに参考になります。
        ちなみに私の結果は上から、

        あなたの抑うつ傾向は57点です
        50点以上の方は中程度の抑うつ傾向があります。

        あなたの今のうつの程度は59点です。
        合計得点が多いほうが強いうつ状態で、55以上がうつ状態と判断されるおよその目安です。

        あなたの得点は 29点です。
        この質問紙は10点以下を正常と判定しています。

        神経症の自己診断テスト

        無力性尺度 As 8
        自律神経失調性尺度 Ad 4
        抑うつ性尺度 Dp 8
        神経質尺度 Ne 9
        不眠尺度 Is 5

        あなたの神経症指数NIは「 56 」点です。

         ***NIによる全般的判定***

         かなり深刻です。

        でした。
        立派なうつ病と判定されました。
        ありがとうございました。

        んで、あなた自身はどれぐらいの数値だったのですか?
        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2007年11月04日 11時47分 (#1244582)
      SIをやっているとどうしてもお客様の厳しいチェックにあいます。
      お客様担当者も御自分の責任もあるので大変です。
      必然的に怒って無茶を言うお客様と毎日頭を下げまくるSEの図を悲惨な現場で何度も見てきました。それが長期に渡ると鬱になる人が出てくるというのは良く見た光景です。

      障害多発現場にてお客様にテストのエビデンスを出せと迫られる光景もよくあったものです。エビデンスという言葉を聞くと私も少し鬱になるのでした。
      親コメント
      • Re:職種とうつ病の相関 (スコア:4, すばらしい洞察)

        by Tatenon (20311) on 2007年11月04日 14時56分 (#1244667) 日記
        客が厳しいせいでうつになるような人なんてあまりいませんよ。
        最大の問題は身内からも厳しく責められることです。

        火事場で退路を絶たれる程怖いことはありません。そこで火事場の馬鹿力で切り抜ける人も居るのでしょうが
        普通は丸焼けになって死にますね。

        周囲が敵だらけになれば、普通の人間なら「討ち死」か「逃走」の二択になります。
        「討死」がうつ病か自殺
        「逃走」が退職か失踪

        多くの仲間と連帯感もってやってるうちはどちらの選択肢も出てきません。
        「会社」というバリヤを解除され、「一個人」になってしまった人間にどれほどのことができるというのか。
        いつでも本当に怖いのは外の敵ではなく内側の敵なのです。

        # 合言葉は「駆け込め」。胸にはいつも「辞表」を。生きる為に逃げる勇気を持て。
        親コメント
        • いつでも本当に怖いのは外の敵ではなく内側の敵なのです。

          いやいや。本当に怖いのは「外」とか「内」ではありません。

          「内側」が敵だらけでも、「外」が敵でなければ怖くありません。
          逆もまた真です。

          本当に怖いのは『味方に裏切られる』事です。
          もっとも相手があなたの事を味方だと思っていたかどうか、という点は注意が必要ですが。

          どう考えても味方にならないものを味方だと思いこむ事を、甘えと言う。どう考えても敵を作っている行為をしておきながら味方である事を期待するのも、甘えと言う。「甘えているのであって鬱ではない」は間違い。
          この2つは相反するものではない。相乗効果がでてしまう場合だってあるのだ。
          --
          fjの教祖様
          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2007年11月04日 23時30分 (#1244899)
            >どう考えても敵を作っている行為をしておきながら味方である事を期待する

            不正をするほうが常態化しちゃってる場においては、
            まっとうな事をやろうとすればするほど
            「敵」がうじゃうじゃ増えるわけだが、
            そういうときどうする?

            「退職するしかないね」と言うのは簡単だ。
            この不景気な時代に※それこそ無茶というもの。

            かといって不正を不正と認識しつつ活動を続けるのも
            相当なストレスになるし。

            ※今が好景気だってのは計算方法のマジックでしかないでしょう。
            むりやりこじつけたに過ぎない。
            もうかってるのは、限られた大都市、限られた大企業、だけだ。

            #赤福すきだったのでAC
            親コメント
            • by okky (2487) on 2007年11月05日 13時13分 (#1245203) ホームページ 日記
              ネタかもしれないのだが、一応まじめに答えることにしよう。真剣に悩んでいる人は多そうだから。

              「退職するしかないね」と言うのは簡単だ。
              この不景気な時代に※それこそ無茶というもの。

              とは言うものの、私はあえて言う。

              「退職するしかないね」

              不景気な時代だろうが何だろうが、
              不正をするほうが常態化しちゃってる場
              という段階で職場として長居してよい場所ではない。そのような場所は、あなたの労働の成果が無になっても構わない、と思っているのだから。そのような所で、あなたの働きが認められる可能性はほとんど無い(あるとしたら不正に加担した場合だけだろう)。

              もちろん、戦略は考えなくてはいけない。
              いきなり辞めてから次を探すなどというのはナンセンスだ。仰るとおり、次はなかなか見つからない。無職の状態での職探しはすごくストレスになる。だから現職にとどまっている間に次を見つけるのが筋になる。で、次が見つかったら尻に帆かけて逃げ出すのだ。逆にそれまでは、なるべく不正に加担しないように注意しながら、成果を上げる事を考える。こういう場合は「基本」が大事だろう。

              次を見つけるためにも、『判りやすい』技能はいくつか持っておいたほうが良い。
              よく勘違いしている人がいるが『情報処理技術者試験』みたいなものはわかりにくい資格だ。それを取っているとどういうことを知っているのか、「資格保有者で無いとわからない」からだ。

              判りやすさでは英語の能力などがいい。TOEICのスコアとかそういうのだ。次を探しながら(こちらを優先しながら)、英語力を磨く、あたりを行うのが良い。個人的には英語を磨くのに英会話教室からはじめるのはナンセンスだと思っているので、その辺はその内http://kenichiokuyama.blogspot.com/ [blogspot.com]に書くことにしよう。
              # あ、IEで見ないでください。白抜き攻撃を食らいます。

              とにかく、脱出の準備を着々と進めるのが筋だ。間違っても、今のいる場所にい続けよう、という考えでいてはいけない。
              --
              fjの教祖様
              親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年11月04日 12時18分 (#1244601)

    わたしの記憶ではもう20年以上前から、うつ病の回復期には自殺リスクが高まる(気持ちはネガティブな ままなのに行動力は先に回復してくるから自殺を実行できてしまうようになる)って 聞いてます。 今でもこの傾向が認められているなら、これは単に抗うつ薬は治療効果が高いってだけの 事なんじゃないかなと思うのだけどどうでしょう?

    抗うつ薬は、体質 (というのだろうか?) に合うと劇的に効きますよ。それまで脳ミソの 気持ちを司る部分と行動を司る部分がつながってない感じだったのが、やらなきゃと 思うことを行動に移せるようになりますから。この効果がでるまで投薬から数日から 数週間。けど、うつ病ってのはそれだけじゃなくて感受性そのもの (気持ちを生み出したり 変化させたりする力) が磨滅してるので、動けるようになってから本当の回復までには 長い時間がかかるようです。

    抗うつ薬を処方する精神科医は、回復期の自殺リスクについては今更薬屋や役人に言われる までもなくわかっていると思うのですけどね。それをわかってない医者はうつ病なんて 診ちゃいかんと思うです。

    # うつ病通院はや一年超、のAC。
  • やっぱり (スコア:2, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2007年11月04日 15時16分 (#1244679)
    私は2002年にPDと診断されてパキシルを処方されました。すぐ効く良い薬だから、という説明でした。
    そして通院2ヶ月目のある夜、手元にあった薬(パキシル以外にもマイナートランキライザなど、本当にありったけ)を全部飲むという事をやりました。ようするに希死念慮が出た訳です。
    二日後に意識が戻りました。一ヶ月くらい肝臓がひーひー云ってましたが、まあそれで済みました。
    運が良かったのでしょう。

    その2年後、こんどは鬱診断を受けることになりました。
    以前パキシルをPDの治療のため処方されていたことを医師に伝えると、
    「アレはちょっと微妙だから、どうせ会社も休んでることだし三環系をつかってみましょう」
    とプロチアデンを処方されました。
    少々時間はかかりましたが(半年休職)、少なくとも希死念慮は出ませんでした。
    そのときの経験と比較すると、パキシルを飲んでた2ヶ月は、頭は動くようになったけど暗いことを想像するのに全力を使ってたな、という気がします。

    今回の警告を見て思ったのは、やっぱり?、と言うことでした。
    その後、PDも鬱も再発することはなく、いまのところは元気に働いていますが、あのとき運が悪かったらと思うことがたまにあります。

    チラシの裏ですね、すまぬ。
  • 関連リンク (スコア:1, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2007年11月04日 10時18分 (#1244549)
    関連リンクをFDAのトップに貼られても、
    どこに関連する記載があるのか、見当も付きませんがな。
    それらしいキーワードで検索したら、関連のありそうなのは、
    この辺 [fda.gov]でしょうか?

    // 読んでみたけど、よく分らなかったのは秘密

    /*
    * 「心療内科」とかの看板を掲げていても、内科系の医師の場合、
    * 「最近の新しい抗うつ薬は良く効くんだそうだ」
    * ぐらいの認識しか無かったりする場合もあるので、
    * 注意と用心に越した事は無いかも
    */
  • こういうことが早いと助かりますよね。

    日本の医薬品の承認が遅いとか言われますが、こういった部分で海外の症例や実験結果が反映されると
    すこしは問題も減るかなとも思います。

    ちなみに、地域的な体質で効果に変化のある薬もあるので、個人的には遅くなってしまうとしても、日本内部での確認(試験)は必要と思います。

    # ED治療薬として、黒人の方だけに顕著に効果が発揮されるので、再度特許?を申請した薬(の組合せ)が話題になったことがあったっけ。
    --
    M-FalconSky (暑いか寒い)
  • by Xatz (31320) on 2007年11月05日 14時40分 (#1245279) 日記
    あまり知識があるわけではないのですが

    抗鬱薬を病院から出されるレベルだと、抗鬱薬なくとも自殺率は高そうです。
    特に、抗鬱薬がそこまで必要じゃない状態で出されると、余計に。

    24歳以下とのことですが、「若年層の鬱は波がある・躁鬱のことも多い」というのを読んだことがある気がするので、24歳以下は不安定な欝のせいで、というのも一因な気はします

    # 知り合いに2人鬱が居まして、一人は歳を重ねるうちに自傷がなくなりました。
    # どちらかというと、心情の沈み込みが激しすぎないときのほうが自傷に走りやすかったようです。
    # 鬱自体は全く良くなる気配はないんですが、ただ、精神状態の波が収まった感じはあります。
    # ずっとテンション低いままになった感じなので、いい意味ではありませんが。
    --
    openDoe-Ming Ver.0.72.9beta
typodupeerror

あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー

読み込み中...