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16875 story

アーサー・C・クラーク先生、90歳の御誕生日おめでとうございます 92

ストーリー by yoosee
2007年アレゲな旅 部門より

marupeke 曰く、

12月16日に、アーサー・C・クラーク先生が90歳の誕生日を迎えられました。 おい、そこ、まだ生きてたのとか言わない。 wiredの記事によりますと、これを記念して専用ブログ Sir Arthur C Clarke's 90th Birth dayが立ち上げられたとのことです。
「静止衛星」「軌道エレベータ」「モノリス」etc.と、先生の業績は今さら振り返るまでもないほど輝かしいものばかりですが、あえて先生を称える一言を探すとしたら、やはり未来人でしょうか。先生、2011年までもうあと3年とちょっとですよ!

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by tia (12881) on 2007年12月16日 21時10分 (#1266538)
    ブログからリンクされているSir Arthur Clarke's 90th birthday reflections video [blogspot.com]もお見逃し無く。
    ビデオだけならばSir Arthur C Clarke: 90th Birthday Reflections [youtube.com]の方が綺麗に見られるようです。
  • ものすごく空目したッ (スコア:3, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2007年12月16日 20時08分 (#1266515)
    ○:専用ブログ Sir Arthur C Clarke's 90th Birth dayが立ち上げられたとのことです。
    ×:専用衛星 Sir Arthur C Clarke's 90th Birth dayが打ち上げられたとのことです。
    もうおれはだめかもしらん…
  • by espy (3615) on 2007年12月16日 20時24分 (#1266523) ホームページ 日記
    クラーク先生の影響も量り知れませんが、トランジスタも12月16日で生誕60周年 [cnet.com]だそうです。
    こちらにも思いを馳せてみましょう。
  • まだ生きてたの (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2007年12月16日 20時16分 (#1266519)
    >おい、そこ、まだ生きてたのとか言わない。

    なんて書いてるおまいが一番失礼。いや、でもまだ生きてたとは驚いた(汗
    昨今のSFアニメの考証係はセンセの爪の垢でも煎じて飲みやがれ。
    嘘なら嘘と分かるように描きやがれ。
    • Re:まだ生きてたの (スコア:1, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2007年12月16日 20時31分 (#1266526)
      赤道に近いので時間の進み方が違うのです
      親コメント
    • >おい、そこ、まだ生きてたのとか言わない。
      なんて書いてるおまいが一番失礼。

      でも、SF作家関係では、いつの間にか死んでた星新一なんて先例が有るんで、この手の話題を見て反射的に考える事は、
      「本当に生きてるんだよな!!??」
      って事じゃないの?

      親コメント
      • by billiken (32715) on 2007年12月16日 22時42分 (#1266584) 日記
         クラーク世代というか、このSF黄金期の頃のSF界の巨人ってば、1900年~1920年頃の生まれが多い様です。
         思い浮かぶ人について、生きてるんだか私の記憶も定かでないので、生年&没年(死んでる人の場合)を
        ちょこっと調べてみました。

        エドモンド・ハミルトン 1904.11.21-1977.2.1
        フレドリック・ブラウン 1906.10.29-1972.3.11
        ロバート・A・ハインライン 1907.7.7-1988.5.8
        A.E.ヴァン・ヴォークト 1912.4.26-2000.1.26
        アイザック・アジモフ 1920.1.2-1992.4.6

         そして、わが御大。
        アーサー・C・クラーク 1917.12.16-
         あ、発見。この人も健在なんだぁ。
        レイ・ブラッドベリ 1920.8.22-

         SF界の巨人といえばこの人も頭にぱっと浮かぶんですが、全然世代が違った、ですね。
        ジェイムズ・P・ホーガン 1941.6.27-
        親コメント
      • Re:まだ生きてたの (スコア:4, すばらしい洞察)

        by taka2 (14791) on 2007年12月16日 20時54分 (#1266534) ホームページ 日記
        スマトラ島沖地震で津波の被害が出たとき、私が最初に考えたのがクラーク氏の安否でした…

        スリランカって聞いたらクラークしか出てこない…
        親コメント
        • by Dumarest (25156) on 2007年12月17日 9時27分 (#1266755) 日記
          同僚だったスリランカ人(BSD使い)いわく、
          「え? ○○さんクラーク氏知っているんですか。何でですか?
          国では結構有名人です。良い所住んでますよーw」
          と言われました。

          日本でも(それなりに)有名ですよ、といったら意外そうでした…。
          まぁ英国ならともかく、SFに興味ないとそんなものかもしれませんね。
          親コメント
    • by kicchy (4711) on 2007年12月16日 20時41分 (#1266530)
      >嘘なら嘘と分かるように描きやがれ。

      なに甘えたこと言っている。
      これだけ、複数ソースの情報の入手が簡単になった時代に・・・・

      その科学考証が嘘だと気付くのは視聴者の仕事じゃないか。
      (というか、嘘を混ぜないと奇抜なSFが・・・)

      でないと嘘をほんとのように描いて舞台を作るという
      SFとしての基本ネタが全然できないだろう・・・

      # 俺の脳内では、いい加減な話の場合はSFではなく
      # ファンタジーと思ってみることにしています
      親コメント
      • Re:まだ生きてたの (スコア:3, おもしろおかしい)

        by NanaP (33138) on 2007年12月16日 21時55分 (#1266558) 日記
        >その科学考証が嘘だと気付くのは視聴者の仕事じゃないか。

        御意。
        「2001年宇宙の旅」「2010年」を例外として
        ほぼすべてのSF映画・アニメに宇宙で音が出る設定が実装されてますデス。

        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2007年12月17日 0時05分 (#1266635)
          小学生の頃に読んだ「のび太の宇宙小戦争」で、

          この音は宇宙空間にひびいたわけではなく、ロケット内につたわった音である。
          戦車の音も同じ。

          と注釈が書かれていたのが強く記憶に残っています。

          藤子F先生のこだわりが感じられました。
          親コメント
        • by soltiox (25610) on 2007年12月16日 22時12分 (#1266567) 日記
          宇宙空間で、目にも鮮やかなレーザー光線が飛び交うのもお約束。

          // 無かったら無いで、寂しいものでしょうがね。
          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2007年12月16日 22時43分 (#1266585)
            >宇宙空間で、目にも鮮やかなレーザー光線が飛び交うのもお約束。

            - 宇宙船が進むと共に、背景の星が後ろへと流れていく
            - 宇宙船が上下非対称。ブリッジが最上階にある。
            - 長時間かけて全力加速した宇宙船(やMS,etc)が、ちょっと逆噴射しただけで停止できる
            - 右旋回するときは、その前に機体を内側に傾ける
            - 時間の遅延なしに現在位置を探知できるレーダー
            - 同様に電波やレーザーによる超光速通信
            親コメント
          • by NAT33 (17123) on 2007年12月16日 23時06分 (#1266599)
            >宇宙空間で、目にも鮮やかなレーザー光線が飛び交うのもお約束。

            実のところ、クラークもそういうのをやってみたかったらしく、自作の「地球光」の中で控えめとはいうものの、光学兵器の光線が目視できるという描写をしていたりします(ただし、埃だの塵だのといったものに乱反射して見えてるという設定にはなっている)

            #ま、クラークにしては珍しくミリタリーSF風味の作品だしw
            親コメント
          • >宇宙空間で、目にも鮮やかなレーザー光線が飛び交うのもお約束。
            >// 無かったら無いで、寂しいものでしょうがね。

             そんな寂しいのも、それはそれで見てみたいと思います。
             谷甲州の航空宇宙軍史での爆雷戦を脳内再生しようとしたら、映画「U・ボート」の映像が浮かびました。
            親コメント
          • by SteppingWind (2654) on 2007年12月17日 12時40分 (#1266850)

            真空中での見えないレーザーをちゃんと描写した映像作品っていえばアニメ版のプラネテス [planet-es.net](タバコが吸えない回)ぐらいかな. ほんの数秒, 2カットしかありませんが.

            親コメント
        • by Anonymous Coward on 2007年12月16日 22時48分 (#1266586)
          その点、宇宙では無音を貫いたガン×ソード [wikipedia.org]はエラかった。

          でもベースとなる衛星が赤道に限らず常に直上で待機しているインチキSF
          衛星から射出されたヨロイが真下へ一直線に降下するインチキSF
          スイングバイで月へ飛んでくインチキSF
          あれが超常科学もしくは超一流のギャグだなんて夢にも思わない視聴者の方が多かっただろう
          親コメント
    • この失礼なタイトルのスレが伸びる伸びる(笑)

      高校くらいからハードSFを読み漁り始めたんですが、そんときは素でクラークもアシモフも存命とは思っていませんでした。
      ついでに言うと、安部公房もお亡くなりになったニュースで「あ、まだ生きてたんだ(かなり失礼)」って知りました(汗)
      親コメント
  • >先生の業績は今さら振り返るまでもないほど輝かしいものばかりですが
    とありますが、できたら往時のSF隆盛を知る人達に振り返っていただきたい。
    私は、よく知らないけどなんかすごい人、ぐらいのイメージしかないんですな。
    • by shiraga (14233) on 2007年12月16日 22時10分 (#1266565)
      「往時のSF隆盛」よりちょっと後から入った人間ですが。

      個人的にはアーサー・クラークは「幼年期の終わり」に一番衝撃を受けましたね。
      スタニスワフ・レムの「惑星ソラリス」と合わせて読むと(両方とも)さらにおいしく読めます。

      どちらも2001年シリーズと同じ「ファースト・コンタクトもの」ですが、「案外こういうのが一番リアルかも」という感慨が残ります。
      この2作と比べたら、スピルバーグの映画なんて馬鹿馬鹿しくて観られなくなる、という特典も付いてきます。
      親コメント
      • >スピルバーグの映画なんて馬鹿馬鹿しくて観られなくなる

        あの人は、「激突」とか「ジョーズ」の監督ですよ。
        親コメント
      • >個人的にはアーサー・クラークは「幼年期の終わり」に一番衝撃を受けましたね。
         同感!地球幼年期の終わり(出版社によって表題が違う模様ですが)には、私も多大なるショックを受けましたよ。
         それ以外ではエドモンド・ハミルトンのスターキング(邦題は天界の王かな)にも、超しびれたなぁ。眠りに入る時に、
        何か聞こえてこないかなぁ、なんて。。。(これも、ファースト・コンタクトものの部類になるでしょうか。)
         
         これらの作品やA・E・ヴァン・ヴォークト等の壮大なスペース・オペラものに、私は絶大な影響を受けましたっけ。
         SF黄金期(1950~1960年代頃)の巨人達の影響を受け、ある意味でそれらを上回るようなハードSFの分野を構築したのが、
        ジェイムズ・P・ホーガンかなと私は思っています。
         ホーガンの星を継ぐものは、幼年期の終わりと共にSFベスト10のRanking常連ではないでしょうか。

        >スタニスワフ・レムの「惑星ソラリス」と合わせて読むと(両方とも)さらにおいしく読めます。
              惑星ソラリスは名高いので気になってはいたのですが、ロシア・アレルギーでうん十年も、敬遠してました。
         けれども、こりゃ、絶対読まなきゃ、だな。=D
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        • ホーガンをハードSFと呼ぶのはちょっと…。
          「揺籃の星」は情けなくて涙が出ました。

          クラークの(というより英米SFの)ベストは「楽園の泉」だと思っています。
          ほとんど無関係なエピソードを積み重ねて一枚の大きな画を描き出してみせる、存在自体が軌跡のような作品です。
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        • >SF黄金期(1950~1960年代頃)の巨人達

          クラーク氏が書かれた自伝
          「楽園の日々」には『巨人達を育てた黎明期の巨人達』の思い出が書かれていました。
          http://www.bk1.jp/product/00686494 [bk1.jp]
          SF雑誌の表紙に感動した少年時代、名物編集者や当時の社会状況、当時のロケット開発の社会の認知具合など
          思い出と愛情溢れるエッセイですのでクラーク氏やこの時代のSFファンの方にはお勧めです。
          (ちょっと古い本ですので途中でハインライン氏の訃報が挿入されたり、
          執筆時存命だったアシモフ氏に友人ならではのからかいの言葉が入ったりするのが切ないですけど…orz)

          >エドモンド・ハミルトンのスターキング(邦題は天界の王かな)
          #良さそう…私もちょっと読んでみたい…と「天界の王」でググったら↓のBLゲーが出てきて心が折れかかったID
          http://s-girl.info/review/free/female/bl/windvoice.html [s-girl.info]
          天界の王であり、オメガの弟。いちおう兄弟の一線は守るのか?と思いきや、ラストは微妙。
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      • by superfox (31908) on 2007年12月17日 1時39分 (#1266680)
        自分もこれに一票。

        前半のクライマックスとラストの衝撃が今でも忘れられない。
        地上から宗教が消えていく辺りがちょっと愉快だったな。

        オマージュだと思うんですがID4が部分的に映像化してましたね。
        藤子F先生も「老年期の終り」とか描いてたし(こっちは「ミノタウロスの皿」が好き)。
        結論の解釈は違うけど「伝説巨神イデオン」もこの作品を髣髴とさせます。
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    • by Dobon (7495) on 2007年12月16日 23時25分 (#1266612) 日記
      2001年の映画上映後、「実体のない高次の存在」とか「高次の意志」を*受信*する人が増えました。

      冗談はともかく、SF作家を理解するには、作品を読むのが一番です。
      まずは読みなさい、そして自分で評価しましょう。
      # 「渇きの海」「楽園の泉」がおすすめ。

      作品名忘れたけど、太平洋上に静止衛星を配置してインドの寺院の彫刻をアメリカに向けて延々と放送するという短編がありました。
      冷戦時代を反映した内容ですが、この短編で提起された問題が、そのまま放送衛星で日韓の問題にされたとき、微苦笑が……。
      --
      notice : I ignore an anonymous contribution.
      親コメント
      • # 「渇きの海」「楽園の泉」がおすすめ。
        1冊お勧めするとしたら、私は「遥かなる地球の歌」かなあ。クラーク節が色々入っているし。

        作品名忘れたけど、太平洋上に静止衛星を配置してインドの寺院の彫刻をアメリカに向けて延々と放送するという短編がありました。
        短編集「10の世界の物語」の「思いおこすバビロン」ですね。
        親コメント
      • >2001年の映画上映後、「実体のない高次の存在」とか「高次の意志」を*受信*する人が増えました。
        まさにそういうところが知りたいのですよ。
        作品は書店に行けば手に取れますが、単にアイウエオ順に並んでるだけですし。
        もちろん作品自体の鑑賞に必要ではないので、
        潮流を追体験するというか、外側を楽しみたいというおたく的な欲求ですかね。
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        • ちなみに2001年は映画版と小説版は別物と考えた方が良いです. 大きなストーリーの流れは同じなのですが, 映画版では単に映像として提示されているものに対して, 小説版ではそれに対するバックグラウンドが合わせて描写されているので, 印象としては全く異なったものになります.

          たとえば冒頭のヒトザルのシーンはモノリスの「神」的な降臨ではなく, 単なる動物実験. HALの反乱は伝統的なフランケンシュタインの怪物ではなくシステムバグ. スターゲートは人知を越えた天界の光の奔流ではなく, 宇宙のさまざまな状況における生命の形態. とどめはボーマンが「部屋」の中で食べる「物」の描写です. こうして両者を比較してみると, 映画版ってのはキリスト教会的なハッタリ技法の伝統(ステンドグラスに見られる光の演出, 教会音楽の効果, 絵画における意味等)に則って作られていて, 日本人が考える以上に分かりやすい, というかより正確には分かった気になりやすいのではないかと思います.

          おそらく受信しちゃう人ってのは, 小説版ではなく映画版を見て影響を受けたんじゃないかと思いますので, まずは映画版でトリップして次いで小説版で着地するというのが順番としては良いのでは.

          # フリッツ・ラングの「月世界の女」 [kinokuniya.co.jp]が見たいのでID

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      • by firewheel (31280) on 2007年12月17日 12時49分 (#1266859)
        敗戦国の将軍が、戦争に敗北した原因が、自国の科学力が敵国に勝っていたことだと
        いうことを綴る短編「優越性」ってクラークだっけ。

        アレには笑ったな。
        #同時に少し悲しくなったけど。orz
        親コメント
    • クラーク御大の作品では『宇宙のランデブー』がもっとも好きかも
      もちろん他にすばらしい作品はあるけれども
      『宇宙の~』は単なる冒険小説だけれども
      それでもあの設定、人類超無視、は最高に面白い、と思う
      親コメント
  • 2010年じゃなくって?
  • とは先生の言でありますが,今われわれが享受している科学(このサイトも)は,当時の彼から見れば正に魔法そのものなのかもしれませんね。と,ちょっと生意気なことを言ってみました。いつまでもお元気でいてただきたいものです。
typodupeerror

吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人

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