かぐや、月の地下に溶岩から成る層状構造を確認 28
ストーリー by yoosee
月を丸裸に 部門より
月を丸裸に 部門より
Anonymous Coward曰く、
JAXAは、かぐやのレーザ高度計および月レーダサウンダー(月地下探査)による観測についての発表を行いました。それによれば、昨年11月20日から21日にかけての観測により、月の海にあたる地域の地下に溶岩から成る層状構造が存在することが確かめられたそうです。
レーザ高度計によって月全体にわたる高精度地形図を作ることができると期待されていますが、まずは順調に動作というのことのようです。 またレーダサウンダーでは衛星から5メガヘルツのレーダ電波を月表面に向けて発信し、月面地下の構造を調べることが出来ます。 月の地下構造については、これまでは米国のアポロ17号(1972年)の月レーダサウンダーによる限られた区域での調査結果があるだけでした。 かぐやによる今回の観測で、月の誕生以降の進化を探る貴重なデータが今後得られるのではないかと期待が高まっています。
かぐやは月に行ってない論 (スコア:4, おもしろおかしい)
Re:かぐやは月に行ってない論 (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:かぐやは月に行ってない論 (スコア:1, 参考になる)
http://www.snsi-j.jp/boards/bbs.cgi?room=sample1 [snsi-j.jp] の[683]、[688]
あいかわらず電波記事を引用して大発見した気になってるご様子。
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脳にヒビを入れられてはかなわんのでAC
嫦娥は月に行っていない論 (スコア:0)
アポロじゃあるまいし (スコア:0)
アポロってどうやって着陸したんですか?と聞いてみる。
日本じゃ (スコア:1)
同時期に打ち上げた中国が月探査衛星「嫦娥」 [msn.com]に関しては静か [cnsa.gov.cn]ですね。
Re: (スコア:0)
中国は独裁なのでその辺を気にする事は無い。というか、気にしても無駄。
意向通りに行動するしかないから。
H2O存在の確認は? (スコア:0)
かぐやの探査能力でも再確認できるのでしょうか?
Re:H2O存在の確認は? (スコア:1)
直接的にそれを目的としているものにガンマ線分光計 [selene.jaxa.jp]がありますが, それ以外にもマルチバンドイメージャやスペクトルプロファイラ [selene.jaxa.jp]あたりも使えると思います.
Re:H2O存在の確認は? (スコア:1)
将来の月面での建造物の構築を想定して、
セレーネⅡのミッションに、「コンクリートの作成」が加わったりするのかなあ?
そんなものより (スコア:0)
Re:そんなものより (スコア:1, 参考になる)
#まだ使われてます。
星条旗の方は、現状解像度が足りてません。着陸船を写すことですら無理かも。
もっと軌道落して接近すれば別でしょうが、そうするとできることが減るんでやらんと思う。
Re:そんなものより (スコア:1)
#もちろん体当たりwではなくて、映像の撮影ね。
masamic
月の起源に一歩近づいたと (スコア:0)
Re:教えてください (スコア:5, すばらしい洞察)
「いつの話になるのやら」
我々の子や孫の世代、またはそれ以降でしょうね。
月の資源探索は、さらに遠方を目指すためです。地球から材料を持ち出すのは非常にコストが高いので、もっと重力の弱い月から材料を持ち出すようにすれば、大量の材料を使ったプロジェクトが組めるようになります。有人火星探査時点では月製の材料は間に合わないでしょうが、有人木星探査ではたぶん必須要項になると思います。
で、その根本、「我々の生活にどのような恩恵が」。これには二通りの答え方がありそうです。
まず、自分で考えない人は「単なる消費者」です。ここで話をする必要を感じません。企業や団体が、お客である消費者をないがしろにするのは問題ですが、ここでは対等な議論の相手となるはずです。すでに「荒らし」のスコアが付いてるのは、書き込みの内容そのものより、物を考えない人間に対する評価だと思います。
もう一つは考える人への答え方。わからなかったことがわかるようになって、それが何の役に立つのか、は自分で考える事です。もっとも、自分で考えてるならこういった書き込みはしないわけで、考えてないことの証明でもあるのですが。
基礎研究がそのまま実生活に反映されるような例は稀です。回り回って、ひょっとしたら「風が吹けば桶屋が儲かる」よりも複雑な遠回りをして、生活に顔を出しています。最近だと青色LEDが研究と生活の距離が短い例でしょうか。月探査の経験や結果は、資源などの直接的な成果だけではなく、他の分野にも必ず活用されます。
そういう割と純粋な話とは別に、「経済・威信・利権」といった物も絡んできます。アポロは、冷戦の危機感情にうまく乗ったフォン・ブラウンが作り上げた計画です(と私は見てる)。昨今の月探査ブームもこれらと無縁ではありません。むしろこっちの要因の方が大きいと思います。
では、「そんな物」に振り回された税金の無駄使いか、と言われると、そうではないと思います。
ここから先は、思想や精神論が入ってくるので、議論の対象にならないかもしれません。
人間の欲求には「現状維持」と「進歩」、相反する両方があると思います。進歩は「知りたがり」と置き換えても良いかもしれません。もっと広く、生命は変化するものですが、実は変化を嫌うものでもあります。その延長なんでしょうね。
人間は、と言うより生命は、「知りたがり」の側面を持っています。色々なことを知りたい、そのためにどうしたらよいかを考えてるうちに、今こうなっています。例えばもっと安定した生活のために天体の動きから地球の動きを「知り」、暦を作ったわけです。
現在地球上の生命で宇宙を認識し、それを理解し、進出しようとしている生命は(定説上)人間だけです。知らなければある意味幸せだったかもしれませんが、もう地球の外があることを知ってしまっています。「知りたがり」の欲求は外に出て行かざるをえません。「人間は宇宙に出るために生まれてきた生命だ」と言った人がいます。色々な進化の試行錯誤が試された結果、生命単体の進化だけでは地球より外を「知る」ことができず、進化の途中で生まれた「知性」と「文明」が宇宙を知るための、人間だけが持つ手段になった、だから人間は宇宙を知りたがる、という意味だと思います。
身近な話で、たまに、「パソコンの性能はこれ以上いらないよ、もう十分」といった意見を聞きます。現時点ではそれは正しいかもしれません。でも、現在なぜその性能をパソコンが持っているのでしょうか。「もう十分」と思わなかった人たちがいて、彼らが改良を加えて性能を上げていったからですよね。皆が「もう十分」と思ったらそこで進歩は止まっていて、現在の性能は出していなかったでしょう。
現在も「もう十分」と思っていない人たちがいるので、今後さらにコンピューターの性能は上がります。そして性能が上がった将来、全く同じ話が続いているはずです。
逆の「現状維持」の欲求も正しい欲求ですので、お互い批判するのは間違いです。ただ、「現状維持派」は知りたがらないので、「知りたがり派」の事を理解しない事が多いです。逆に「知りたがり派」は「現状維持派」の事も知りたがり、対処方法を考えます。こういった「一方理解」の状況は批判合戦になりやすいのも確かです。
「知る」事を捨て、「現状維持」を選択した場合は、そこで進歩が止まることと同義です。パソコンの性能向上は止まり、宇宙の理解も止まり、現在の生活を維持するだけの生命となります。地球環境破壊には生活レベルを下げる(消費エネルギーを100年前に戻す)事でしか対処できません。もしくは子孫が絶滅してもかまわない、自分個体が生きてる間だけ維持できればよい、という思想で、今の生活を続ける事になります。
※ここの「地球環境破壊」は「人類自分に対しての」破壊のことを指してます。
税金を使う側の、説明・アピールが不足している、という話なら賛成です。今回の「かぐや」で猛アピールしようとしているのはわかりますが、このままでは一過性で終わってしまいます。NASAのディズニー張りのエンターテイメントを参考にするのもどうかとは思いますが、もう少し継続したアピールが必要だと思います。
Re: (スコア:0)
どうもおらたちには役に立たないんだなってことは分かった気になった
Re:教えてください (スコア:1, 参考になる)
ただ、自分が愚民であると自称するのならば黙って働け。
だが、もし愚民扱いされているが愚民ではないのだ!と主張したいのなら、
理解しようとする努力をやめてはいけないだろう。
Re: (スコア:0)
誰の金で飯食ってると思ってるんだ
#技術者や芸能人に多い
Re: (スコア:0)
おらたちにと言うのは変で(#1280020)を書き込んだ人が理解できないだけ
であって、その他の人も巻き込まないでほしいなぁ
(まだ冬休む中ですか?)
Re:教えてください (スコア:4, すばらしい洞察)
今や我々の生活に人工衛星は切っても切り離せないものですよね。
もっと溯れば、フランクリンが電気の研究をしていた頃だって、周囲には
「あんな研究をして我々の生活に何の役に立つと言うんだ」と
馬鹿にしていた人達がいたでしょう。
その研究が役に立つか立たないかは、後世になってみないとわかりません。
(実際は何らかの形で役に立つ技術の方が多い。)
役に立つか立たないかより、研究できるものがあるなら研究しようというのが
科学者として正しいスタンスだと思うし、科学技術立国を目指す日本の立場とも
一致すると思います。
また、仮定の話ですが、もしここで宇宙開発を止めてしまっては、今から数百年後くらいに月の
希少鉱石資源を安価で地球に輸送できるようになった時、
月の採掘権を米・中・ロシアに独占された日本は彼らから高い金で買うしかないという
状況になってるかもしれません。
社会的な意義を問うならば、
ただでさえ若者の理系離れが進んでいるのに、
宇宙開発を中止してしまっては、彼らに科学技術の夢を与えることが
出来なくなって、ますます理系離れが進んでしまうと考えられます。
Re:教えてください (スコア:1, 興味深い)
ある大臣が彼に「それが国防に役に立つのかね?」と聞いたそうです。
彼は答えて、「役には立ちませんが、わが国を防衛に値する国にすることができます」。
別の人だったっけかなあ。
Re:教えてください (スコア:3, すばらしい洞察)
1.科学及び技術の牽引
先端科学、先端技術は、牽引するものがなければ発展しません。
先端の牽引により、国家全体の科学・技術のレベルが底上げされると期待できます。
無資源国の日本は、国民・国家の科学・技術力を向上させることが、富の増大に繋がります。
2.世界の科学への貢献
科学先進国は、相応の世界への貢献を求められます。
他国の成果を利用して研究するだけでは、世界から一目おかれる存在になれません。
身銭を切って、あるいは知恵を絞って、人類世界の叡智に貢献することは、先進国としての義務でもあります。
3.将来の権益の確保
長期的には、これが一番重要かもしれません。
例えば、南極を初期に探検しなかった者に、南極の領有権はありません。
今は協定によりどの国も領土を主張しない建前ですが、もし南極分割統治にでもなったら、
日本は白瀬中尉のおかげで権利を主張することができます。
これと同じく、月探査・小惑星探査なども、宇宙開発初期(今の時点でも充分初期です)から参加した
国は、将来発言権が高まると言えます。
例えば月に氷が見つかったとして、利用の優先権が得られるかもしれません。
月その他の天体の資源所有等を禁止する、月協定というものがあります。
しかし、この協定の締結国は、独自に宇宙開発していない国家ばかりであり、米ロ中日などの
宇宙開発先進国から無視されています。
未知の世界の探検には、手足を動かさなかった者には発言権すら無いのです。
Re:教えてください (スコア:2, すばらしい洞察)
こんな生活に切実なことで、月ならまだしも地球の地底深層部さえ恩恵が分からんとはどういうことだ?
the.ACount
Re: (スコア:0)
わからなかったことがわかったことで、文化のパラメータがプラスnポイントされます。
それに価値を認める人にとっては税金を投入してでもやるべき素晴らしいことですし、
価値を認めない人にとっては無駄以外の何物でもありません。
#どちらの人がどのぐらい多いのかは不明。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)