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脂肪を注入して体重を減らすことが可能? 13

ストーリー by hylom
脂肪を以て脂肪を制す 部門より

Anonymous Coward曰く、

脂肪を体内に注入することで体重を減らせる可能性がある、という論文がNature誌に掲載されている(New role of bone morphogenetic protein 7 in brown adipogenesis and energy expenditurePRDM16 controls a brown fat/skeletal muscle switchScientific American)。

脂肪には「white fat」と呼ばれる、カロリーを蓄えるものと、「brown fat」と呼ばれる、蓄えたエネルギーを放出してカロリーを消費するのを助けるものの2種類があり、このbrown fatを使って脂肪をより多く燃焼させる、というのが基本的な考え方。brown fatは生まれる時には体内に多くあるが、生後その多くはすぐに消えてなくなってしまうそうだ。

しかし、肩甲骨の間など大人の体内にもbrown fatは一部残されており、体内でbrown fatを育てることは可能とのこと。いつかbrown fatをwhite fatが蓄積されている場所に移植することができるようになれば、それによってwhite fatを燃焼させられるようになるとのことだ。

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  • by lima (30545) on 2008年08月26日 16時33分 (#1410145) 日記
    brown fatが褐色脂肪細胞のことなら、その働きについては、
    ダイエット雑誌やあるある系のテレビ番組(笑)ではちょくちょく見たことがあります。
    (Wikipedia日本版のページにも載っています:脂肪組織 [wikipedia.org])
    今回の発表は、褐色脂肪細胞を注入するって言うところが新しいんでしょうか。
    • 要旨を読んだ段階では,BMP7というホルモン(というかサイトカイン)が(単独で)褐色脂肪細胞の分化を制御している
      ということが新しいということです.
      脂肪細胞の分化をBMP7が制御しているというメカニズムの解明から,BMP7をつくらないマウスだと褐色脂肪細胞がほとんど
      ないのに対して,強制的にBMP7を発現させたマウスだと褐色脂肪細胞だらけになることまで確認しています.
      細胞の分化制御は一般的には様々なホルモンを混ぜ合わせて,タイミングも見計らう必要があるのですが,BMP7は荒っぽく
      言えばただ存在しているだけで脂肪細胞の殆どを褐色脂肪細胞にしてしまうという劇的な変化をもたらすそうです.

      肥満の治療に役立つ可能性について考えると,BMP7を直接導入したりBMP7が増える(あるいは減らない)ような薬を
      開発すれば褐色脂肪細胞が増えて白色脂肪細胞が減り,エネルギーを消費し肥満の解消になるかも,ということだと
      思われます.
      --
      kaho
      親コメント
    • 平均的に注入する技術が確立しないと、相当いびつな事なりそうな気がします。
      ジャガイモみたいになるんじゃなかろうか。
      --
      〜◍
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      褐色脂肪細胞は、BAT(Brown adipose tissue)と呼ばれているけど、ここで言うbrown fatって何なんでしょうね?

      >体内でbrown fatを育てる
      ここが新しいのかな。月見草だとかはBATを活性化させるとかそんな効果(育つわけではない)だったような。

      #論文見てないのでAC
  • by prankster (12979) on 2008年08月26日 16時08分 (#1410124)
    私は痩せの大食いで定食2人前は軽く食べられるのに肥満度-25%です。以前から食後に背中が熱くなり汗をかくことに気づいていましたが、
    >肩甲骨の間など大人の体内にもbrown fatは一部残されており
    ...
    もしかして、私の背中にはbrown fatが残っている?

    痩せの大食いって、brown fatを多く持っている人の特性なのでしょうか?
    # ギャル曽根の脂肪を研究してもらいたいなぁ。
    • すべての痩せの大食いにあてはまるわけではないでしょうけど、その可能性はあるんじゃないでしょうか。
      # 消化回りに問題があったりすることもあるわけで...

      私も背中に汗をかくほうで、そこそこ痩せてます。
      ただ最近あんまりあったまらなくなったような...w
      なので食事量は注意するようにしてます。

      自分じゃうまく判定できるものではなさそうですし。「それはそれとして」健康的な食事習慣ってものも必要ですよねぇ、やっぱり。
      --
      M-FalconSky (暑いか寒い)
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2008年08月26日 18時50分 (#1410223)
      テレビで見たんですが
      ギャル曽根さんや白田さんは、たくさん食べると、背中が膨らむんだそうです。
      (胃袋が背中いっぱいに広がったような感じ)

      さらに、体温もすぐに上昇するみたいですね。

      # どっかにソースないかなぁ
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2008年08月26日 22時00分 (#1410322)
      自分もそうでしたよ。

      脂肪分を摂取すると背中の上の方が熱くなるので、寒いとき重宝しました。
      油の種類?によって発熱度が異なるような印象があったな。
      マコーミックのフレンチドレッシングが、味と発熱の素早さで一番好きでした。ちびちびと飲むんですが、背中がカーッと熱くなって冬場はすごく幸せ。
      キューピーのドレッシングは、あまり熱くならなかったなぁ。

      ただ、30過ぎてから、発熱が衰えたように思うんですね。
      それまで大食しても太らなかったのに、体重増えるようになっちゃったし。

      残念ながら、私の褐色脂肪細胞はだいぶすり減ってきてるみたいです…。
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      何かしらのテレビでやっていたような気がするが、件のギャル曽根さんも食べたあとに背中がとても熱くなるとかなんとか。
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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell

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