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テクノロジー

リチウムイオン電池を大容量化する技術、その原理と問題点を解明 9

ストーリー by hylom
より安く、大容量に 部門より

hinamatsurier 曰く、

2008年8月31日の朝日新聞の記事によると、産業技術総合研究所(産総研) 関西センターが、次世代リチウムイオン電池の容量を向上させる技術を米電気化学会誌に発表したそうである(論文概要)。

同新聞によれば、電池の電極に鉄含有リチウムマンガン酸化物を利用することにより、従来の高価なコバルトを使うのに比べてコスト削減が可能なだけでなく、容量も約1.4倍に向上するとのこと。

この技術自体は2年前に産総研によって開発されていたが、なぜ容量が向上するのか、またなぜ劣化が発生するのかは分かっていなかったが、リチウムマンガン酸化物とリチウム鉄酸化物による特殊な構造によってより多くのリチウムイオンが出入りするために容量が向上することが分かった。また、劣化の原因は充電時に発生する酸素の漏れが原因とのことだ。

この技術が実用化されれば、通勤電車内で携帯電話やゲーム機を利用するアレゲな諸兄にとっても利用時間が長くなったり、充電回数が減ったりするなどの効果が予想されるが、果たして朗報となるか??

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