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NASA、地球外生命体を探す研究者に向けた支援制度を創設 35

ストーリー by hylom
宇宙開拓の歴史、始まる? 部門より

insiderman 曰く、

NASAが地球外生命体を探す研究者を支援・育成するために「Carl Sagan Postdoctoral Fellowships」(カール・セーガン特別研究員)制度を創設すると発表した(Reutersの記事NASAのニュースリリース)。

この特別研究員制度は米国の天文学者/SF作家であるカール・セーガン氏の名前にちなんで名付けられている。特別研究員に採用された研究者には、太陽系外にある「地球型惑星」や、そのような星に住む生命を探すミッションが与えられる。

この特別研究員制度では4~5名の研究者を採用する予定で、採用された研究者には年間6万ドル(約650万円)が支給される。著名な科学者の名前が付けられた特別研究員制度としては「アルベルト・アインシュタイン」「エドウィン・ハッブル」に続く3つ目だそうだ。ちなみに、カール・セーガン氏が晩年に推進していた「人間が居住可能な」天体を探すミッション「Kepler計画」も来年から実行されるとのことで、ここ数年で地球外の天体調査が活発化することが予想される。

日本では天文学者・宇宙物理学者(そして宇宙に関する研究)が最近軽んじられているように思えてならないのですが、日本でもこのような野心的な制度を創設してほしいものです。

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  • by Anonymous Coward on 2008年09月08日 12時00分 (#1417123)
    地球外出身の研究者に有利すぎる制度じゃないか。逆差別だ。
  • by kikki (30639) on 2008年09月08日 13時15分 (#1417169)
    SETIは知的の文字が付いたけど、これはあえて「知的」の文字を外してるんでしょうか?
    知的生命体なら電波を出してるかも、ってことで遙か彼方の天体でも確かに見つけられるような気もしなくもないですが(くどいw)、
    隣の火星に生命(の痕跡)があるかの検証も非常に苦労してる現状で、よその太陽系の生命体の検証ってどうするんでしょう…
  • by galaxiast (25067) on 2008年09月08日 13時57分 (#1417195) 日記
    著名な科学者の名前が付いたフェローシップとしては、他に
    ジャンスキー・フェロー [nrao.edu]
    スピッツァー・フェロー [caltech.edu]
    なんてものがあります。前者は電波天文学の祖カール・ジャンスキーにちなむもの、後者は赤外線宇宙望遠鏡の名前にもなっているスピッツァーさんですね。というわけで、各波長それぞれフェローシップがあります。これらはNASAのプログラムじゃないから載ってないのかな。
  • by Anonymous Coward on 2008年09月08日 12時04分 (#1417125)
    スペースシャトルをなんとかしろ
    • by Anonymous Coward
      6万ドルを5名=30万ドル程度の値段、宇宙開発じゃ小銭程度にもなりゃしない。

      それにしても、一人6万ドル程度のってのも、しみったれた額だ。
      人を雇ったり、設備をそろえたり、施設を長期で借りたり出来る額じゃない。
  • by Anonymous Coward on 2008年09月08日 12時25分 (#1417136)
    > 米国の天文学者/SF作家であるカール・セーガン氏

    SF、というよりフィクション自体、「コンタクト」の1作しかなかったと思うんだけど。
    それでもSF作家とみなされるのでしょうか。

    ノンフィクションならたくさんありますが。
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