遺伝子操作で家畜の苦痛を軽減 ? 71
ストーリー by reo
人の都合ですよ、そうですよ 部門より
人の都合ですよ、そうですよ 部門より
哲学者である Adam Shriver 氏は家畜の苦痛を軽減するために遺伝子操作を行うことを提唱しているそうだ (本家 /. 記事、[doi:10.1007/s12152-009-9048-6])。
工場式畜産農業を無くすことが出来ないのであれば、せめてそれが生み出す苦痛を軽減するべく行動するべきであると Shriver 氏は主張している。
ある遺伝子を欠如しているマウスは痛みを全く感じなくなるが、これではマウスが自分自身を危険にさらしてしまう恐れがあり問題である。人間でも遺伝的変異により痛みを全く感じない子供たちがパキスタンにて 6 人確認されているが、全員の身体で傷や内出血などが確認されており、一人は屋根から飛び降りたことが原因で死亡したとのこと。しかしワシントン大学の Zhou-Feng Chen 博士の研究で、P311 という遺伝子を分離すると痛みが起こす感情的な不快だけを取り除くことが可能であることが分かってきたそうだ。マウスを使った実験で P311 を分離すると熱や圧力には不快反応を示すが、痛みに対しては不快な感情を生じなかったことが確認されたとのこと。これは例えばモルヒネによる麻酔にかかっている人は痛みを感じるが、それを不快に感じる度合いが低くなるというのと似ているという。P311 は哺乳類にほぼ共通している遺伝子であるため家畜へ応用できるのではないかと考えられるそうだ。
このような遺伝子操作を行うことは、家畜を苦しませることなく食肉とできる一つのソリューションであると Shriver 氏は主張しているそうだ。
遺伝子組み換え (スコア:4, おもしろおかしい)
遺伝子操作と遺伝子組み換えの差が微妙だけども・・・
「原材料: 豚肉(遺伝子組み換えでない)」とか書かれる日が来たりするのか・・・?
Re:遺伝子組み換え (スコア:3, おもしろおかしい)
#遺伝子操作された豚の場合は省略可
意思表示も大事だ (スコア:2)
Re:遺伝子組み換え (スコア:1, おもしろおかしい)
# したとして自動的にお祈りする仕組みに何の意味があるのかわからんが
Re: (スコア:0)
お祈りマシーンあるわけではありません
#日本にはいっぱいあったりしますが
Re:遺伝子組み換え (スコア:2, おもしろおかしい)
遺伝子操作と遺伝子組み換えの差が微妙だけども・・・
「原材料: 豚肉(遺伝子組み換えでない)」とか書かれる日が来たりするのか・・・?
原材料: 豚肉(遺伝子組み換えでない)
原材料: 豚肉(痛覚を不快に感じない豚)
原材料: 豚肉(痛覚が快感なマゾ豚(性別表記無し))
原材料: 豚肉(痛覚が快感なマゾ豚(♂))
原材料: 豚肉(痛覚が快感なマゾ豚(♀))
どれが一番高いんだ?
痛みを感じないと (スコア:3, 興味深い)
↓
感染症にかかりやすくなる
↓
家畜の抗生物質漬けがさらに進む
ってな事になりそうな気もする。
独善性がすごい (スコア:3, 興味深い)
「家畜は、神様が人間の食料となるために生み出しになった生物なのに苦痛を感じるのは可哀相だ」
という価値観だったら何かやだな。
苦痛の軽減なんかしたら、より自然に適応できなくなるということですから、
人間の管理下を離れた家畜が野生化して生きていく選択肢がなくなりますよね。
鳥類は? (スコア:2)
鶏肉うめえwwww
#もう、何がなんだか
spam嫌いなbeefeater
でも豚肉は好き
Re:鳥類は? (スコア:1)
鶏なら三歩歩いたら忘れてくれるからOK
いっそのこと (スコア:2)
肉を直接培養できるようにする方がいいような..
Re:いっそのこと (スコア:2)
培養肉の研究 [wiredvision.jp]はあるらしいですよ。
それって (スコア:1)
視肉?
太歳 (スコア:1)
こういう話題だと、つい伝説の太歳を思い浮かべてしまう。
太歳との噂の粘菌生物 [x51.org]
気候変動が続くと、そのうち粘菌やら昆虫やらが貴重な蛋白源になる日がくるのだろうか。
次は私の番? (スコア:2)
目的わからんと評価できない (スコア:1)
屠殺時の悲鳴が、屠殺業者の心的負担になっているので改善、ならあり。
悲鳴を上げない豚が、悲鳴をあげない草木と同様に命を安く見積もりやすいという
個人的価値観に基づくものなら無意味。
Re:目的わからんと評価できない (スコア:1)
実際に屠殺場の設計に関わった動物学者が書いた本 [amazon.co.jp]とかを見ると、アメリカとかでは、薬で眠らせた上で屠殺してるらしいので、まぁ、「屠殺時の悲鳴」もクソも無いと思う。
でも、その一方で、屠殺時に連れてく→眠らせる→屠殺、と云う過程では、家畜にストレスを与えない(≒パニクる確率を減らす)方が作業効率etcの面で望ましいらしいので、そう云う点での需要が有るかも。
(但し、他にデメリットが無くて、実用化できたらの話)
Re: (スコア:0)
人間、他の生命奪うしか生きていけないのにね。
昔の人は宗教的罪悪感とかあったし、供養したりしてたけど。
その代わりに感傷的な方向に行ってる。
どっちが残酷 (スコア:1, 興味深い)
家畜に遺伝子操作するほうが、鯨を食べるより「人間としてやってはいけないこと」と思うんですが、こればっかりは分かり合える日は来ないんでしょうね。
Re:どっちが残酷 (スコア:1)
気の遠くなるほど昔からさんざん家畜への品種改良を重ねてきたのに、遺伝子操作となると急に「人間としてやってはいけない」というのもちょっと極端な気がします。
うじゃうじゃ
Re:どっちが残酷 (スコア:1)
ところで、「鯨を食べるのはダメ」と言ってる連中の中に、問題のAdam Shriver氏が含まれてるって根拠は?
苦痛をとる!? (スコア:1)
なんか無痛戦士(まんがネタ)思い出したw
ぶっちゃけ、潰す際に苦痛を与える暇なく瞬殺できる機械なんかを開発するほうが、
余程家畜にとって良いような気がするけどねぇ~。遺伝子操作されないわけだしw
開発の手間&人体への影響を考えたら、双方に悪いような気がする。
海外の反捕鯨団体からの寄付つき研究者って、こういう研究している人が多くない!?
反捕鯨のもっともらしい理由を作るために。。<この人が、ひも付きかは知らないけど。
何をもって残酷とするか (スコア:0, フレームのもと)
情けはひとのためならず (スコア:1)
つまりはこうしてしまえばよいと (スコア:3, おもしろおかしい)
遺伝子操作で家畜の苦痛を軽減
哲学者である Anonymous Coward 氏は家畜の苦痛を軽減するために遺伝子操作を行うことを提唱しているそうだ。
ある遺伝子を欠如している人間は他者の痛みを全く感じなくなる。
このような遺伝子操作を人間に行うことは、家畜を苦しませることなく食肉とできる一つのソリューションであると Coward 氏は主張しているそうだ。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
とりあえず、我が国の憲法は「拷問及残虐ナル刑罰」の禁止を謳っていて、この「残虐ナル刑罰」には苦痛の多い死刑を含み、苦痛の少ない死刑は含まないというのが日本の社会通念だということになっているので、日本国民にのっては意味ありそうです。
Re:何をもって残酷とするか (スコア:1)
カンタン刑は残虐なのだろうか?
残虐ではないのだろうか?
らじゃったのだ
痛覚の無い子をテレビで見たので (スコア:0)
反捕鯨のヒトは (スコア:-1, オフトピック) (スコア:0)
凶れええぇぇぇっっ (スコア:0)
苦しまないうちに〆ちゃうと美味しいものと
苦しめて〆ちゃうと美味しくなるものがあるそうですが
この遺伝子操作によってお肉の味が変わっちゃわないか不安です
美味しくなる?
Re: (スコア:0)
苦痛を与えて〆るとお肉が美味しくなるなんて迷信を信じているのは某半島の人達だけですから。
その他大勢のマトモな人達には何も問題ありません。
不快だけ? (スコア:0)
>痛みが起こす感情的な不快だけを取り除く
快感は残るんでしょうか。
マゾ豚の量産ですか?
そこまでして (スコア:0)
家畜のことを思いやるのやら、そもそも食わなければよいのに…と思います。
生まれからして、ニンゲンの身勝手な都合から生まれたわけですし、
痛みを感じないところで、その直後に殺される事に変わりは無いわけで。
#こういう事いうから、鬼畜扱いされるんだよな。
Re:そこまでして (スコア:2)
他人の犠牲の上に成り立つ事が、正しい食物連鎖です。
[食物連鎖]とう言葉にはうまく当てはまらない人間の活動ではありますが、
動植物を殺し、食すること自体は何も間違ってはいない。
もちろん、工業/工場的に動植物を[生産(製造)]するやり方、
限られた空間と期間で最も効率的に生産するための不自然な環境、
かつ、古くから続けられたいびつな品種改良・・・。
ここまでやっておきながら、さらに!?
と憤るか、
ここまでやっているのだから、せめて苦痛は!
と考えるかは人と状況と信仰にそれぞれです。
どっちに考えても、それ自体を悪いとは言えない。
日本人としては、遺伝子操作の前に、
[もったいない精神]と、[いただきます/ごちそうさま]と思う心を広げることと、
変な選民意識や食材に対するこだわり、高級/珍味に対する優良感を捨てること。
これを考えたい。
やはい、元々人が手助けをしたり無理な交配をさせるとはいえ、
遺伝子操作は遺伝による品種改良とは訳が違うと思う。
痛み/苦痛を感じない家畜なんて作ったら、ますます家畜は単なる工業製品になってしまう・・・。
Re:そこまでして (スコア:2)
Re:そこまでして (スコア:1, すばらしい洞察)
酷い扱いかどうかは誰が決めるのですか?
少なくとも殺される動物ではありません。
遺伝子操作して苦痛を無くしてやってから殺すのも動物のためではありません。
人間が動物を殺す罪悪感を無くすためにやるのです。
こんな自己満足よりも、「いただきます」と素直に相手の生命に感謝するほうが人道的だと思います。
Re:そこまでして (スコア:1, すばらしい洞察)
そうですよね.
「いただきます」っていう一言,日本文化はうまくできていると思う.
Re: (スコア:0)
ん〜最近だと家庭で「いただきます」と躾として教えていたとしても
その中身の意味を親が知らなかったりしますからね〜
学校にしても今は道徳の時間ってちゃんとあるのかな?
Re:そこまでして (スコア:1)
かつての親は知っていたのでしょうか。
親が知らずとも子は育って、疑問に思えばその意味を調べたり妄想したりするでしょうしね。
Hiroki (REO) Kashiwazaki
Re:そこまでして (スコア:1)
かつての親も大多数は妄想せず、子どもの大多数にも伝わらなかったのですよ
その事が今の子どもの命に対する認識などの変異の一端は担っていると思う。
そうやって変異して歪になった事ってたくさんありますよね。
『言わなくても当然判る』
が一番危険なんです。
Re:そこまでして (スコア:1)
家畜というのは、うまい肉を生産することによって、
捕食者から種の保存を保証してもらうという適応の一種なのだよ
-------- tear straight across --------
Re: (スコア:0)
殺すために飼いながら、殺す際の相手の苦痛を思いやる。
このような矛盾を抱え込んで放棄しないニンゲンという種が大好きです。
それが、思考的なバリエーションも確保しようという本能なのか
どうかは分かりませんが。
小説より奇なり? (スコア:0)
もし、この遺伝子操作技術が可能なら、苦痛をなんとも思わない兵士を作ることができちゃうんじゃないだろうか? 片手、片足がもげても、果敢に突撃していく! ゾンビ兵士!
Re:小説より奇なり? (スコア:1)
昔、たがみよしひささんの忍者漫画でありました。
痛覚が無いため手裏剣を浴びせても気にせず向かってくる敵忍者!
結局目前まで来たところで出血多量で死亡、ってオチでした。
らじゃったのだ
Re: (スコア:0)
>苦痛をなんとも思わない兵士を
ロボトミー手術でしたっけ?
なんかの漫画で読んだ気が・・・ブラックジャックか?ゴルゴ13だったか・・
Re: (スコア:0)
トキに任せろ (スコア:0)
屠殺者が北斗有情拳で屠ればいいんだよ。
Re: (スコア:0)
どう考えてもより非人道的な気がする。
より支配体系を強固に固定するという意味で独裁者がよろこびそうな技術ですな。
今後、特定分野の科学技術をリードするのは、非人道的な実験可能な独裁国家だったりして。
Re:中国人にも適用してあげてください (スコア:1)
国民たちを暴力で脅かせなくなったら、一体なにで脅かすのさ。
1を聞いて0を知れ!