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169606 story

砂漠の蟻には万歩計が備わっている? 29

ストーリー by reo
両手両足を切り落とされては人間でも帰還できません 部門より

ある Anonymous Coward 曰く、

サハラ砂漠の蟻には万歩計のような能力が備わっていると考えられるそうだ (本家 /. 記事より) 。

蟻は太陽の位置から方角を割り出したり、フェロモンなど分泌物の匂いを使って互いに餌や巣への道のりを知らせていることが分かっている。砂漠では匂いをつけても風に飛ばされてしまうが、それでも確実に帰巣できるのは蟻に万歩計のような能力が備わっているからではないかと考え実験を行った研究チームがいたそうだ。実験では餌にありついた蟻を 3 つのグループに分け足の長さを変えてみたとのこと。最初のグループでは豚の毛を使い竹馬のように足の長さを伸ばし、もう 1 つのグループは足を切って短くし、残りの 1 グループには何もしなかった。その結果、足が長いグループは巣を超えたところで、足の短い蟻は巣より手前で巣を探す行動をとったとのことで、足の長さを変えなかった蟻だけが問題無く巣に戻ることができたという。

研究チームによると蟻が地図を認識していたり、ルート上の目印を頼りにしているとは考えにくく、何らかの形で歩数を「数えて」帰巣していると考えられるそうだ。

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  • だから猪木は足を狙った (スコア:5, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2009年11月30日 12時48分 (#1680450)

    T/O

  • 砂漠では一歩あたりのエネルギー消費量はほぼ一定と考えられるので、
    アリさんは「歩数」ではなく「疲労度」を元に巣の大まかな距離を測っ
    ている可能性もあるよね〜。

  • アリはハチ目ですが、ハチといえば
    ミツバチの8の字ダンスが太陽の方向とターゲットの方角から導かれる角度と距離を表しているらしいという古典的な研究があるので
    蜂にも羽ばたき回数とか何らかのカウンターがあるのかもしれませんね。

    ミツバチのダンス
    [http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%84%E3%83%90%E3%83%81%E3%8... [wikipedia.org]]

  • by sameshima (10060) on 2009年12月01日 10時59分 (#1681115) 日記

    芝生の中に巣を作っているアリを見ていると、自分の身長の10倍以上ある芝生の葉っぱを上がったり下がったりコッホ曲線状態でかなり大変そうでその時々で距離が異なる(逆に散水用のホースを高速道路代わりにしているのも)のに、巣に戻れてました。(少ないサンプルですが)そこから、以下のように考えていました。
    ○獲物を手に入れたあとは、太陽の角度からだいたい方向をさだめて帰路につく
    ○直線的に帰るのではなく、かなりふらふら戻る
    ○巣の近くになると、仲間のフェロモン濃度が高くなる->濃度勾配モードに切り替え(風向き利用?)
    そこで、途中で捕まえて場所を巣の反対方向に移動したら戻れなくなる?とおもったのですが、根性なくて調べませんでした。
    #アリを尾行していると脚がしびれて、頭がくらくらしてきます。
    #魔法のじゅうたんかクレーンカメラが欲しくなります。

  • 対照不足 (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2009年11月30日 13時23分 (#1680476)
    切断+竹馬で長さを3種類用意しないと不完全では
    • Re:対照不足 (スコア:1, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2009年11月30日 13時39分 (#1680488)
      ・無加工で巣の近くや遠くに連れて行って放ったら帰れない?
      ・竹馬を付けて遠くに放ったら巣に戻れる?
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      ?実験では三種類用意してないですか?

      • Re:対照不足 (スコア:1, すばらしい洞察)

        by Anonymous Coward on 2009年11月30日 13時38分 (#1680486)
        「足を切断したこと」と「竹馬を履かせたこと」による影響を排除し、
        純粋に足の長さのみによる影響を測定するためには、
        3群全てで足を切断し竹馬を履かせた上で、竹馬の長さを3通り用意すべきという主張かと。
        親コメント
      • by Anonymous Coward

        長さを変えなければ足切り+竹馬の細工をされても巣に帰れることを確認できれば、より確証が深まりますね。

  • by gesaku (7381) on 2009年11月30日 14時06分 (#1680508)

    実は私もサーバ室のHUBと格闘するときに、ラックの上から何番目のHUB、左から何本目といった感じで覚えているので
    入れ替えたりずらされたりされると非常に困ります>SE殿
    あと、ケーブルは使いまわしてるので、付いてるタグやテプラは信用しないでください。

    #最近はフリーアクセスの床もどこを開ければいいか、コマ数で覚えてるようになってきましたgesaku

  • by Anonymous Coward on 2009年11月30日 14時52分 (#1680558)
    昆虫によっては足に味覚みたいな何らかの感覚があるように聞きますが、その可能性はないのでしょうか?
    足を切り落とされたら感覚がなくあまり歩けなかったとか
    ゲタはかされて足で感じる感覚がより遠くに感じているだけだったとか
  • by Anonymous Coward on 2009年11月30日 13時03分 (#1680459)
    豚の毛で足を伸ばして、同じ歩数で長く歩いたってことですよね。
    アリが足の長さを認識して歩き方を変えるとも考えにくいというか、
    同じ所でジタバタしそうなもんですが、この点に驚きましたよ。
  • by Anonymous Coward on 2009年11月30日 13時31分 (#1680481)
    指はないから足の数でいくと6ビットか。歩きすぎるとオーバーフローするんだろか。一生分の歩数を覚えてたり。
  • by Anonymous Coward on 2009年11月30日 13時51分 (#1680495)
    万歩計ですか

    でんきは溜まりますか
    赤外線ででんきのやり取りはできますか
    トランプで遊べますか
  • by Anonymous Coward on 2009年11月30日 20時02分 (#1680776)

    人間だと、足を切って短くされた時点で、歩くのは相当つらいですね。
    というか出血多量で死を待つのみ。

    蟻は何ともないのでしょうか。

    • それは一瞬思いましたが、スケールが違うと物理的な条件が結構変わる(表面張力とか大きさの3乗に比例する重量対2乗に比例する強度とか)ので意外と大丈夫なのかもしれません。
      (スケールの違いと物理法則といえばJ.P.ホーガンの小説にミクロ・パークなんてのもありました。)
      脚の形状が変わっちゃうので壁とかは上れなくなるかもしれませんが、問題のアリは砂漠の住人なので壁は上らないでしょうし…。
      怪我という意味では脚とか一本取れてても見た目結構平気そうな虫も時々見るし…。
      節足動物は節の繰り返しによるモジュール構造を比較的良く残しているので案外大丈夫なのかも?

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2009年12月01日 1時13分 (#1681002)
    ドイツのウルム大学かどっかの研究チームのネタでしょ?
    3年ぐらい前に結構話題になりましたよね?

    おぼろげな記憶で
    "蟻 ドイツ ウルム大 足 実験"
    で検索したらいっぱい出てきたよ。
  • by Anonymous Coward on 2009年12月01日 12時19分 (#1681179)

    そのアリはきちんと山佐時計計器株式会社の許可は取ったんですか?

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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall

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