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209305 story

体調の悪い人を見ると免疫力が向上する 28

ストーリー by hylom
体調が悪いときはそれらしい振る舞いを! 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

咳やくしゃみなど、体調の悪いシグナルを出している人を見ると免疫が高まることが分かったそうだ(Psychology Today本家/.)。

実験では、水疱瘡や発疹といった症状の人や咳やくしゃみをしている人など、明らかに体調が優れない人の写真を10分間に渡り被験者に見せ、この前後に血液検査を行った。その結果、写真を見た後では血液中のインターロイキン-6(IL-6)値の23%増が認められたとのこと。IL-6は免疫を制御するサイトカインの一種であり、この値が高いと炎症などに対する強い免疫反応があることを示している。

免疫力はストレスで高まることも分かっているため、一部被験者には「銃を向けている人の写真」を見せたとのこと。このような写真は「体調の悪い人の写真」よりも不快であるとランク付けされたが、IL-6値の増加は6%程度であり、「体調の悪い人写真」を見せられた場合より低かった。

このため、研究者らはこのIL-6値の増加が単なるストレス反応ではなく、体調の優れない人を見ることによってトリガーされていると考えているとのことだ。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by adeu (2937) on 2010年04月08日 18時00分 (#1745730)
    風邪を引いている人のそばにいると何となく頭が痛い気がしくるのですが、これの応用編なのでしょうかね。
    だからといって、あとで風邪を引くわけでもないので、気分だけの問題と思ってました。
    実際に免疫に影響が出ているとは。
    • by digoh (17917) on 2010年04月09日 10時24分 (#1746016) 日記

      実際のところは分かりませんが

      「あとで風邪を引く」ってのはある意味免疫が負けた後の話であって
      (第一次防衛に失敗して第二次防衛中)
      実際に病原物が体に付着し、それに免疫が対抗しているせいで頭痛が起きているのかもしれませんよ。

      親コメント
    • by Anonymous Coward
      うつったら嫌だなぁという不快感が、頭痛を引き起こすのかも。
    • by Anonymous Coward

      家族に風邪引きがいると、自分まで倒れたら誰が看病するんだ、という
      気持ちでがんばり度がアップします。体も同様に考えてるのかもしれない。

      # で、治ってくると気が緩んで結局罹患するという

  • その昔 (スコア:1, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2010年04月08日 17時57分 (#1745729)

    人体と植物種のコラ画像が悪い意味で流行したとき、
    画像見た人に、免疫作用(?)が働くことでじん麻疹が出た人もいた
    という話があったと記憶しております。

    同じ話なのかな…。

    ---
    グロ画像見て病気予防とかやだよ?

  • ひょっとして、子供がやっているお医者さんごっこって、免疫機能が未熟な子供が自らを守るために自己免疫性を高めようとする本能から?
    --
    -- 哀れな日本人専用(sorry Japanese only) --
  • by Anonymous Coward on 2010年04月08日 18時23分 (#1745736)

    免疫力の向上ならこちらのホテル [hatalska.com] がオススメです(2004)
    その他のネタも盛りだくさん!

    「グロ注意」って書かんとイカんのじゃろうなやっぱり

  • by Anonymous Coward on 2010年04月08日 18時55分 (#1745760)

    体調の悪い人を鏡張りの部屋に閉じ込め、自身の姿を見せ続ければ免疫が高まり病気が治るのでは?

  • by Anonymous Coward on 2010年04月08日 19時05分 (#1745769)

    脳が消化器に影響を与えているのはうまそうな食物を見ると腹が鳴ることでよくわかると思うが、免疫も脳の支配を受けていると言うことか。
    まあ支配と言っても一方的なものではなく脳の働きもまた消化器の影響を受けたりしてるみたいだけど。
    そう言えば免疫系がフルパワー出すと頭がボーっとしてものが考えられなくなるけどこれも一種の支配?

    • 笑いやポジティブな思考が免疫を賦活することは判明していて、ガンに罹っている人たちに落語や漫才を見せたり、ガン細胞と戦っているイメージを絵に書いてイメージトレーニングのような事は試みられていましたね。

      また、アトピー性皮膚炎や気管支喘息、リウマチなど、アレルギー性疾患や自己免疫疾患の多くが心身症のカテゴリにも入ってる事からもわかるように、精神や心理状態と免疫の様態というのは密接に関わっているようです。

      今回の結果もそういうモノとの関連という事になるのでしょうか。強いていえば、他者が病気に罹った様子を見ることで、予め自己の免疫を高めて自分が罹る確率を減らすという防衛反応の一種でしょうか。このような反応は、植物にも備わっていることは広く知られており、ある植物を傷つけると、近くの同種の植物が一種の「緊張状態」になり、予めダメージに備えるそうです。今回のものも、心理的な、いわゆる「高次の」反応というよりは、むしろこうした、半ば自動的で「植物的な」反応なのかもしれません。
      --
      Medu Lah! en' gula vrechen d' MOL! ~箇更なる高みで廼の困惑を姜す
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2010年04月08日 19時50分 (#1745780)
    10分も他人の肌を見つめることは不自然です。
    視界に入る肌の大半は自分の肌なので、自分の肌に異常が発生したと誤認しての免疫の活性化なのではないでしょうか。
    • >10分も他人の肌を見つめることは不自然です。

      そうなの?

      うちで子供や家族の肌とか見てたりとかしないかな。
      職種によっては、ずーっと人の肌を見てる場合もあるだろうし。
      趣味でというのもあるだろうし。

      犬や猫の肌(毛か鼻?)をじっと見てるってのもありそうだ。

      親コメント
      • 現代人としては演劇や映画などで一人の状態をずっと注視しつづけるというのはありますよね。
        子の見守り患者を診る医者でもありえるんでしょう(10分も一人を凝視するというよりは複数人を代わるがわる見るといった感じで)。

        一方元コメントの人としては「生物の反応としては」みたいな形なので、社会行動はとりあえず棚に上げた話なのでは。

        個人的には、(自分と他人が区別できないのではなく)
        群れで生活する生物が仲間の悪化を見て免疫向上させる仕組みが備わっていてもおかしくないと思いますけどね。

        親コメント
    • by Anonymous Coward

      視界に入る肌の大半は自分の肌なので

      青木さやか「どこ見てんの・・・よ?!」

  • by Anonymous Coward on 2010年04月08日 21時28分 (#1745824)
    できるのでしょうか?
  • by Anonymous Coward on 2010年04月09日 10時39分 (#1746023)
    健康に良い環境ビデオとして、最初から最後まで病人の映像てんこ盛りのビデオを売り出します。
  • by Anonymous Coward on 2010年04月13日 21時37分 (#1748359)

    頭の悪い人を見ても知力は大して向上しない、ふしぎ!

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