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宇宙

人工衛星プランクによる宇宙全天画像 14

ストーリー by hylom
これが宇宙の光だ 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

欧州宇宙機関(ESA)の人工衛星プランクが撮影した宇宙背景放射データを元にした、宇宙全天画像が公開された(ESAのプランクページ)。

プランクがどのように撮影を行ったかは、同ページの動画で分かりやすく解説されている。宇宙背景放射についてはWikipediaを参照していただきたいが、これにより宇宙内での物質分布などが測定できるとのこと。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2010年07月08日 11時48分 (#1792039)

    宇宙背景放射って、恒星からのマイクロ波が星間物質で散乱、反射、屈折、回折した結果のような気もするんだけどなあ。

    • by TarZ (28055) on 2010年07月08日 12時28分 (#1792068) 日記

      別に言っても構わないと思いますが、その手の見解はずいぶん昔から修正定常宇宙論で言われてます。

      定常宇宙論の衰退 [wikipedia.org]

      定常宇宙論では、この背景放射は太古の昔の恒星から放出された光が銀河内の塵によって散乱されたものであるとしている。しかし ...

      親コメント
      • Re: (スコア:0, 既出)

        by Anonymous Coward

        >なぜなら、宇宙背景放射は方向による強度の揺らぎがほとんどなく非常に滑らかで、点光源からこのような分布が作られることを説明するのは難しいためである。

        マイクロ波なら、「非常に滑らか」でも不思議ではないと思うんだけどなあ。

        • by TarZ (28055) on 2010年07月08日 13時15分 (#1792121) 日記

          電子レンジの加熱ムラを身をもって経験した立場からいうと、その見解にはとても賛同できません。

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          • Re:言っちゃだめ? (スコア:2, おもしろおかしい)

            by Anonymous Coward on 2010年07月08日 13時20分 (#1792126)
            >電子レンジの加熱ムラを身をもって経験した

            ひょっとして、あの「都市伝説の猫」の中の人ですか?
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        • by Anonymous Coward

          ちょっと良くわからんかったのだが、

          >「非常に滑らか」でも不思議ではない

          ということの根拠はなに?
          マイクロ波であれなんであれ、離散的な光源から出る光が(散乱はあるにせよ)非常に高精度になめらかで等方的になるほうが不思議な気がするんだけど。

          • by Anonymous Coward

            じっさいに、アマチュア無線でマイクロ波をあつかうとわかるけど、回折、散乱が非常に顕著にあるわけで、電界強度はなめらかに変化することが多い。よくわかるのは、CSなどの衛星放送では、アンテナの形状で日本列島に沿った放射パターンを作っているけど、電界強度を滑らかにしか減衰させることができないので、大陸での視聴も可能になっている。

            宇宙空間でも電離状態、あるいはプラズマ状態の物質による同様の回折、散乱があるんじゃないかな? 太陽系内にも宇宙電離層があるそうだから。ま、予想だけどね。

            • by Anonymous Coward on 2010年07月08日 18時23分 (#1792311)

              それは障害物への回り込みであって、障害物のサイズと波長との関係。
              今問題にしているのはもっと大きなサイズでの均質性で、波長による回折の違いは問題にならないケース。恒星間空間での散乱、減衰は星間ガスなどによるものだけれども、これらは非常に低密度かつ全体のサイズが大きい(それこそ数十光年だの数百光年だのそれ以上だのといったレベル)。
              このため、可視光だろうがマイクロ波だろうが、我々が通常観測できるレベルの電磁波に関しては回り込みはほぼ同じになる。(無論、小天体などでの散乱では大きく変わるが、そういう天体自体非常に小さく遭遇確率も非常に低いため、全体的には無視できる)

              また、観測されている揺らぎの大きさが非常に小さいことから、多少の回折で説明するのは無理です。どの程度均質化というと、おおよそどの方向から飛んでくる背景放射を観測しても4-5桁の精度で一致して、5桁目あたりが見る方向によってちょっとずれてるかな、というほどの均質さです。

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            • by Anonymous Coward

              実際にマイクロ波を扱うと分かりますが、宇宙背景放射はそういうレベルじゃなく極めて均質なんですよ。

    • by Anonymous Coward on 2010年07月08日 12時23分 (#1792066)
      そういうのの類にしては均質すぎる(多少の揺らぎはあるけど)、しかも反対方向でも同じなので、ある時点できわめて近傍の位置から放射されたとしか考えられない・・・・ということでビッグバンおよびインフレーションモデルの証拠とされているわけで。
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  • おもわず「解像度すげえ!」って声に出ちゃいました。

    小学校のころに読んだ図鑑に載っていたCMBの写真はCOBEの成果による
    ぼやっとした画像でしたが、それでも宇宙論研究に大きな影響を与えたと聞きます。
    現在の技術で達成できる解像度がCOBEのころとは比べものにならないほど向上しているということ
    (あたりまえですが)、それだけからでも言い知れない感動を味わえました。

    #良い時代に生まれた

  • by Anonymous Coward on 2010年07月07日 21時39分 (#1791818)

    宇宙が晴れ渡ったときのなごりが宇宙背景放射らしいんだけど、あと何年続くのかな?
    それとも未来永劫、宇宙背景放射は観測できる? 赤方偏移で波長が次第に長くなりながらも。

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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人

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